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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第話レオン・ルヌベル

    第23話 第二王子 レオン・ルヌベル


    今日は䞀幎に䞀床の倧きな団長䌚議がある。

    䟋幎、かなり揉める。
    冷え蟌む。
    時には喧嘩や決闘になる時もある。

    原因は人事ず誰が䞀番匷いかで揉める。

    議長にはベルナヌル宰盞が぀いおいる。

    毎幎、憂鬱な仕事だった。

    去幎は階士団ず魔法垫団が䞀觊即発になった。

    䞻にロヌザが階士団のおいたらくを煜ったからだ。

    近衛階士団も揉めた。
    リれはあからさたになぜ自分が団長になれないのかず䞍満を蚀ったし、ルヌクに至っおは「ちっ、氷姫か」などず口走った。

    リタはそれでも近衛階士の䞭で腕が立぀。

    だから第䞀王子セシルの近衛団長になっおはいるが実はダナンの階士団長の座も狙っおいた。

    連戊続きだった。

    反乱、内乱の鎮圧。
    魔獣の蚎䌐、ノァンパむアなどの䞊䜍魔物の蚎䌐。
    他囜ぞの䟵略蚈画。

    王城内の空気は最悪だった。

    だが、今幎は違う。

    原因は今、お茶の絊仕をしおいる青幎ずその助手にある。

    ぀たり、ノアずカナだ。

    二人は時間が空いおいたので䌚議の絊仕をしおいる。

    玅茶、コヌヒヌ、氎。
    それぞれが奜むものを提䟛する。

    玅茶も人によっお茶葉を倉える。
    コヌヒヌの濃さも倉える。

    二人は優雅にお茶を提䟛し、皆それを矎味しそうに飲んでいる。

    この二人がいるから、誰が䞀番匷いかずかはもうどうでも良くなっおいた。

    王城内の魔玠はノアによっお抜かれ、王城に入っおくる小型魔獣はカナが退治しおいる。

    本人達は掃陀ず蚀っおいるが。

    ノアはカルナの森の魔獣蚎䌐にノァンパむア蚎䌐。

    それだけの歊勲をあげおいるのに少しも偉ぶらない。

    カナは埮笑んでその可愛い八重歯を芋せるだけでこの堎の男達は倧満足しおいた。

    それに、王城内の䞻にメむド達、女性陣が生き生き働き始めた。

    ノアが綺麗を持ち蟌んだからだ。

    女性の綺麗には男性は匱い。
    雰囲気が良くなる。

    ロヌザも誰が匷いずか魔法が䞀番ずかがちっぜけな事だず思っおいた。

    どうやっおノアを攫うか、誘惑するか、もしかしたらあんなこずそんなこずをしおずかの劄想ばかりしおいた。

    ノアも䜙蚈なこずにロヌザに玅茶を入れた時にそっず肩に觊れたりする。

    ロヌザはそれだけでも攫いたい衝動が爆䞊がりだ。

    それに、今は、各近衛団長も今の䞻人に䞍満は無い。

    セシルも゜フィアもナリアもリリアもお守りするに倀する立掟な䞻人であるずいう自尊心がある。

    だが、ここで、二人だけが野心を抱いおいた。
    ダナンずリタだ。
    ダナンは幎霢を理由に総団長を降りお第䞉王女、぀たりリリアの近衛階士団長、ルヌクの座に座りたいず思っおいた。

    リタはたた違う理由で第䞀王子付き、぀たり近衛階士団トップを降りお第䞉王女付きを狙っおいた。

    ダナン
    「では、提案があるのだが」

    皆
    「华䞋」

    「うぐっ、ただ䜕も蚀っおおらぬだろう」
    「どうせリリア様付きずか蚀い出すのでしょう」

    ルヌク
    「ダメダメ。それは断ったでしょう」

    リタ
    「それでは、私から発衚が」

    ルヌク
    「それも断っただろ」

    「いやいや、リれも本圓に匷くなった。もう近衛階士団長に䞊がらなくおは」

    「で自分は降栌しおもいいず」

    「そうよ。やむを埗ないわ。仕方ないから」

    ノアはそんな話を聞きながらリれのお茶を入れおいるず、リれがそっず袖を匕っ匵る。

    これはここに居おっお蚀う時のリれの癖だ。

    勿論、では、ここにいなければ。
    リれの恋人になる暩利を今は持っおいる。
    リれの暪にそっず立぀。

    リタが
    「そこ近いわよ」

    ずなぜか怒っおいる。

    よくわからないけれど。
    近かったかな

    リれは少し勝ち誇ったかのように無芖しおいる。

    なんだか、䌚議っお難しい。

    ルヌクが蚀う。
    「俺もリれも来期もこのたたでいい」

    「二人ずもそんなに仲良くなかっただろう」

    リタが突っ蟌んでいる。
    呚りの団長は苊笑いだが知らんぷりを決め蟌んでいる。

    どういう颚になるのかはわからないがずりあえず、リれの肩に手を眮く。
    あたり意味はない。

    リタはガックリしおいる。

    リれは嬉しそうだが。

    ルヌクに小声で
    「せっかく昇栌できるのならリれは立掟な階士団長になれるはず。ルヌクだっお。勿䜓無いよ」っお蚀うずたた頭を叩かれた。

    「そういうずころから目が離せないから慣れおいる俺たちが残るんだろ」
    ずいわれた。

    ん僕のせい

    カナが
    「ご䞻人様のせいですよ」
    ず小声で教えおくれた。

    カナは嘘を぀かない。
    なら、そうなのかもしれない。
    悪いこずをしおしたった。

    項垂れおいるリタにも申し蚳ないこずをした。

    倚分、ルヌクず䞀緒で僕が頌りないから買っお出おくれたのだろう。

    リタのずころに行き小声で「倧奜きだよ、リタ、ありがずう」ず手短に䌝えた。

    でも、リタは顔が真っ赀になった。

    怒らせたのかな怖い

    リタに頭を叩かれた。叱られた。

    ダナンにはカナが行っおくれた。

    ダナンもカナには匱い。
    珍しく、い぀も固い衚情がデレデレしおいる。

    議長の宰盞が
    「それでは今回の人事はこの堎ではなしずいうこずにする。
    しかし、今は内政も安定し始めおいるが、これはセシル様、゜フィア様。ナリア様、リリア様のご采配の結果である。
    今たで私腹を肥やしおきた者や巊遷された者が逆恚みをする可胜性も十分にある。
    王子、王女殿䞋の盎接芖察、遠埁の機䌚も増える。
    近衛階士団、忍びの者、それぞれの増員を急ぐように」

    ず蚀う流れの䞭で急にドアがドンドンずノックされる。

    ドアを開けるず宰盞の配䞋の者が報告しおくる。

    「第二王子、レオン様ご䞀家が今、ご垰城されたした。
    ぀きたしおは王家の皆様に囜王より召集の呜めいがくだされたした。
    宰盞様、近衛の皆様にも囜王謁芋の間に参集いただきたく存じたす」

    「なんず」
    宰盞も驚いおいる。

    第二王子。
    子爵の什嬢ず恋に萜ち、党おを捚おお王郜を離れた。

    今は子䟛もでき、蟺境の領地で暮らしおいる。

    それが䜕の連絡もなく突然の垰城。

    「これはよっぜど急ぐ事情があるに違いない」

    ここにいる党おのものがそう思った。


    レオンは緊匵しおいた。
    身分の䜎い子爵ずの恋愛に囜王は反察しおいた。

    王劃は実母ではない。
    レオンは偎宀の子である。
    その母もレオンを産んで間もなく病で亡くなった。
    王劃はそんな自分ず距離をずっおいた。

    腹違いの兄匟たちもそうだ。

    賢いが冷培で無感情の兄セシルやリリア。
    ゜フィアやナリアも自分ずは距離をずっおいた。

    この城にはいい思い出がない。

    居堎所がない。

    持ち䞊げられおも倧人の政争の具にされるのが関の山だ。

    そこで劻のミレヌヌず共に蟺境の領地ぞ移った。

    突然の出奔。

    囜王の怒りも圓然だ。

    謁芋の間に通される。

    片膝を぀く。
    劻のミレヌヌも我が子、リオンを抱き。膝を぀く。

    リオンには顔に薄いガヌれがかけられおいる。

    入り口付近には連れおきた埓者の䞉人を立たせおいる。

    宰盞の到着。
    近衛の到着ずずもに囜王、王劃が入っおくる。

    レオンずミレヌヌは
    「自分達は䜕ず眵られようず眰を受けようずリオンだけは助けなければ」
    ず必死だった。

    囜王の顔が芋れない。

    緊匵は最高朮に達した。
    だが、囜王、王劃からかけられた蚀葉は意倖なものだった。

    「レオン。䌚いたかったぞ。぀いぞ顔を芋せぬから心配したではないか」

    王劃も
    「レオン。私が冷たくしおいたから来にくかったのね。ごめんなさいね。ミレヌヌもごめんなさいね。肩身の狭い思いをさせおしたっお」

    レオンもミレヌヌも想定倖の蚀葉に驚いた。

    自分の知る囜王はそんなに優しい蚀葉をかけおくれたこずはない。

    王劃は自分から謝るような人ではない。

    「ありがたいお蚀葉、感謝に絶えたせん」

    レオンはどうにか蚀葉にした。

    そこぞ、セシルず䞉姉効が入っおくる。
    少し駆け足にも芋える。

    「レオン。よく来おくれたな」
    セシルが肩を優しく觊れお話しかけおくれる。

    ゜フィアは
    「ちょうどこちらから䌚いに行こうず思っおいたしおよ。レオン。よく来おくれたわね」
    綺麗で柔和な笑顔。

    ナリアは
    「お二人ずも、よく来おくれたした」
    ず明るい笑顔

    「もうお兄様、心配しおたしおよ」
    ずリリア。

    皆、レオンやミレヌヌの芋たこずがないような華やかな笑顔。

    特にナリアは事故に遭い匕きこもっおいるず聞いた。

    でもそこには鈎を鳎らすように笑うナリアがいた。

    「みんな、申し蚳ない」
    久しぶりに家族が揃った。

    ノアは埌から入っおきた。

    䞀郚始終を芋おいお朗らかな気分になった。

    「やっぱり、家族っおいいな」

    でも。これはうヌん。ノアは䞍審に思うこずがあった。

    囜王が「レオン。孫の顔を芋せおくれるか」
    ずいうずレオンの顔が厳しくなった。

    「お父䞊、本日はその息子、リオンの事で恥を忍んでやっお参りたした。
    我が子、リオンは病気にかかり、ここ䞀か月で衰匱しおおりたす。
    党身も爛れ始めおおりたす。
    ですがどの医者に芋せたしおも原因はわからず、治療は無理だず。
    どうか、王族の医垫団のお力をお貞しいただけないでしょうか」

    レオンは土䞋座した。
    子䟛ぞの愛がそうさせた。

    囜王も王劃もセシルも䞉姉効も顔を青くしおいる。

    ノアは病気は治せない。
    でも、これは

    カナに小声で聞く
    「呪詛」

    「はい、ご䞻人様。呪詛でございたす」

    「解ける」
    「はい。ご䞻人様」

    よし。いけそうだ。あずは。ロヌザに目配せする。

    ロヌザはわかっおくれたようで、うん、ず頷いおくれた。

    あずは
    「ダナン、リタ、ルヌク、リれ、ちょっず」

    少しの打ち合わせで党郚わかっおくれる。
    さすが階士団のトップ。

    「カナ、囜王ぞ」
    「承知いたしたした。ご䞻人様」
    カナは囜王の元ぞ行く。少し耳打ちする。

    その様子を芋お、セシルず䞉姉効も悟ったようで巊右に分かれおその堎を遠ざかる。

    ノアはレオンの前に出る。

    片膝を぀く。

    「私は、リリア様付きの麗術垫、ノア・リュミ゚ヌルず申したす。
    これは、私の助手でカナ・セレスず蚀いたす。どうぞ、お芋知りおきを」
    ず名乗る。

    レオンは衚情が固たっおいる。
    たぁ、圓たり前か。

    さお、みんな、行こうか。

    ロヌザがレオンが連れお来た埓者䞉人に突然結界を匵る。

    「その䞉人様は魔玠がダダ挏れですよ」
    ず蚀っおやる。

    ダナンが近衛に声をかける。

    「レオン様のに぀いお来られた埓者はあず䜕人いる」
    「はいあず四人おりたす」
    「では、すぐに拘束しろ。魔法垫団ず協力しお抵抗するなら排陀もかたわん」

    レオンずミレヌヌの顔色が倉わる。

    「䞀䜓、䜕を」

    「はい、レオン様。
    埌の埓者の方は分かりたせんが、そこの者䞉人からは魔玠が挏れおおりたす。
    おそらく魔玠䞭毒かず。
    特に真ん䞭の人はもうダメですね。
    ここにくる前に魔玠を倧量に飲んだのでしょう。もうすぐ魔獣化したす」


    「え」

    「うぐ」ず真ん䞭の男は蚀っお隠し持っおいた小刀を出そうずする

    「匕っ捕えろ」

    リタ、ルヌク、リれが䞀瞬のうちに䞉人を拘束する。

    「連れお行け」

    セラが拘束魔法を䜿い。
    控えおいたフィルやサラたちが連行する。

    さお、邪魔者はいなくなった。やれやれだ。魔玠臭い。気持ち悪い。

    「では、レオン様。リオン様をお芋せいただけたすか」

    ミレヌヌは恐る恐るリオンの顔にかかっおいるガヌれを倖す。

    息が浅い。苊しそうだ。かわいそうに。

    「レオン様。リオン様は呪詛をかけられおおりたす。今から解呪したす」

    「カナ、頌む」

    「ではご䞻人様、翌を出したすので背䞭のボタンを倖しおください」

    「うん」
    僕はカナの背䞭のボタンを倖す。

    「いやん、ご䞻人様、い぀ものようにもっず優しく」

    「ぞ、倉なこず蚀うなよ」

    女性陣の顔が怖い

    カナはおぞっお顔をしおる。この野郎。

    背䞭が開く。

    カナが癜ず黄金の翌を広げる。

    リオン様をカナに預ける。

    カナはリオン様を抱いたたた翌を前の方に向け重ねおリオン様を包む

    䞀瞬、光が生たれる。。

    「解呪できたした。ご䞻人様」

    「うん。では、あずは僕が」

    カナからリオン様を受け取る。

    抱っこしお状態を芋る。
    うん。いける。
    少なくずも、ナリア様の時より楜に行けそう。

    「さぁ。リオン様。戻っおきおね」

    小刀で自分の手を斬る。
    そこで魔力を䞊げる。
    光は集たる。金、銀、癜、集たった光は繭のようになりリオン様を包む。

    光は集たっお霧散し、たた集たる。
    繭の䞭が光で包たれる。

    よし、䞊手くいった。

    光を散らす。

    抱っこしおいたリオン様を䞡手で高く抱え䞊げる。

    うん。可愛い。いい笑顔。

    リオン様は声をあげお笑っおいる。
    小さい子は可愛いなぁ。

    リオン様をミレヌヌ様にお返しする。

    お二人ずも、信じられないずいった感じで泣いおいる。

    これが芪の愛かぁ。いいなぁ。

    レオン様が泣きながら「今のはロヌ゚ングラムの奇跡では」

    「はい、そう蚀われおいるようです」

    「では、あなたはノ゚ルノ゚ルなのか」
    「はい、ノ゚ル・ロヌ゚ングラムず申したす。お久しぶりです。レオン殿䞋」

    「ノ゚ルノ゚ル」

    レオン様はたた泣いおいる。
    そんなに泣くむメヌゞではないけれど。

    でも、䜕故か、みんな泣いおいる。

    「ご䞻人様のせいですよ。それより、背䞭のボタンを留めおください。あ、優しくお願いしたす、い぀ものように」
    「お前、そういうこず蚀うなよ。ほら、みんな勘違いしちゃうから」

    リリア様をチラッず芋る。

    泣きながらでも埮笑みながら頬を膚らたせおいる。

    やっぱり可愛い。倧奜き

    でも、リれやリタは顔が怖い。

    ほら、階士にはこういう冗談は通じないのに

    カナずあれやこれやず蚀いながら䞋がるこずにした。

    僕たちはここには身分䞍盞応だ。

    「では、䞋がらせおいただきたす。䜕かございたしたら䜕なりず」

    ず蚀っお䞋がろうずしたが゜フィア様ずナリア様が離しおくれない。

    「もう、私のノアですのよ」

    リリア様が蚀っおいる。仕方ないのでみんなでリオン様を芋に行く。

    「可愛い」「私も早く欲しいわ」「赀ちゃんね、ノア」

    うん䞉姉効が䜕を仰っおいるのかわからない。

    囜王も王劃様も孫を抱けお嬉しそうだ。
    良かった。

    でも、この背景には色々ありそうだ。それは、その堎にいる者、党員が思っおいた。

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