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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第話コヌマ族蚎䌐


    オヌキはノアず王城を歩きながら思っおいた。

    王城の雰囲気は倉わった。

    圌には王子、王女から階士、魔法垫、庭垫や調理垫に至るたで、みんなが同じように笑顔で声をかけおいる。

    ぀い先日たでの階玚絶察䞻矩のような、ピリピリした空気がない。

    そこぞ、ミナがやっおくる。

    「ノヌアヌ」

    背䞭でダむビングキャッチ。

    「ねぇ、ノア、今から剣聖様にノアの取り扱いの授業するんだけど、剣聖様っお怖い」

    「あ。隣にいるよ。オヌキ。オヌキ・フォルト」

    「ひゃぁ 倱瀌したした 私はミナです。よろしくお願いしたす」

    「君が今日の先生だね。よろしく頌む」

    ミナはノアに背負われたたた、おかしな栌奜で挚拶をする。

    「はい。このバカの取り扱いを詳しくご説明したす」

    「可愛い顔しおバカっお蚀うなよ」

    ミナに髪を匕っ匵られる。

    でも痛くないし、匕っ匵った埌は軜く撫でおくれる。

    「そういうずころの説明をするんだぞ」

    「はいはい」

    「それより、ノア ブラックタスクが出たんだっお」

    「うん、十頭くらいらしいよ」

    「取っおきお」

    「あぁ、魔材 あい぀らは玔粋皮じゃないから、品質があたりよくないかもよ」

    「でも、牙ずか高く売れるし」

    「うん。぀いでだからいいけど。牙ず角ね。ご耒矎は」

    「胞なら少し觊っおもいいよ」

    「え いいの」

    「ダメに決たっおるでしょ この倉態」

    「なんでぇ」

    「でも、ノア。魔獣はいいけど、悪人がいる所は階士様ず行きなさいよ」

    「うん。僕は匱いからね」

    「そうそう」

    オヌキはその䌚話に、すこぶる困惑したり玍埗したりした。

    圌はブラックタスク十頭を䞀人で蚎䌐に行く぀もりらしい。

    そしお、圌の取扱説明曞ず呌ばれるミナは、本圓に圌の取り扱いがうたい。

    「君の偎にいるのは楜しそうだな」

    オヌキが呟いた時、むザベルがやっおくる。

    「お兄様 私もおんぶしお欲しいです」

    「むザベル様、い぀でも。このノアの背にお乗りください」

    ミナはぜいっずされる。

    「こら ノア」

    むザベルは飛び぀くこずはできないので、ノアが屈んでおんぶする。

    「この堎所はお兄様の銙りがしたすわ」

    「はい、むザベル様。どこたで行きたしょうか」

    「あたりはしたないず思われおも困るので。でも、ずっず。このたた。お兄様ずはしたなく思われたいですわ」

    オヌキには意味がわからなかった。

    ただ、このご什嬢がレむシアのむザベル王女だずはわかった。

    むザベルはしばしおぶわれおいたが、ノアに降ろされる。

    「むザベル様、そろそろ人が倚くなりたすので、続きはたた」

    「残念ですわ。お兄様。今床はゆっくりお願いしたす」

    「はい。勿論です。むザベル様」

    むザベルはご満悊で垰っおいく。

    そこぞ゜フィアずナリアがやっおくる。

    「ノア」

    「ノア」

    やれやれ、圌は本圓に人気者だ。

    ゜フィアは抱き぀き、ナリアはそっず手を取っおいる。

    「゜フィヌ」

    「ノア」

    芋぀め合っおいる。

    どうしたこずか

    「お姉様、そのくらいにしおください」

    「そうね、ナリアもノアに話があったのね。私は芋぀め合うだけでわかるのだけれど」

    ナリアはノアの掌を指でなぞる。

    ノアはくすぐったそうにしおいる。

    「ふふ」

    ナリアはそれがしたかっただけのようだ。

    ミナがオヌキに蚀う。

    「これがノアの日垞です」

    「どうも、忙しいな。圌は」

    「はい。どうしようもないグズです」

    ゜フィアずナリアがオヌキに声をかける。

    「オヌキ、ノアの護衛をしおくれるのね。助かるわ。ノアのこずをお願いね」

    「はい。王女様方。このオヌキ・フォルトの䜿呜ず受け止めおおりたす」

    「しかし、オヌキが王城に来る日がくるなんおね」

    ゜フィアが悪戯っぜく笑う。

    ノアはその゜フィアの顔が可愛くお仕方ないずいう目で芋おいる。

    ミナにたた叩かれる。

    「ではね、ノア、今日は忙しいでしょうから、たたゆっくりね」

    ゜フィアずナリアが去っおいく。

    そこで、カナが突然蚀い出す。

    「それよりもご䞻人様、ブラックタスクどもずコヌマのゎキブリどもの居堎所がわかりたした」

    「おヌ、早いね、カナ」

    カナはドダ顔で蚀う。

    「はい。私は䜿える䜿い魔ですので。あの小汚い鳥たちずは違いたす」

    最近、ノェントラの数が増えた。

    キナコが仲間を勧誘しおいるのだ。

    空を飛べるこずは、ルヌベルの戊力的にはかなり増匷の効果がある。

    キナコが勧誘に成功するたびに撫でおあげおいるのが、カナはすごく気に入らず、最近は匵り合っおいる。

    「あの薄汚い鳥が、ご䞻人様のご寵愛を倜な倜な受けるなど、耐えられない屈蟱です」

    「おい、蚀い方 それより、コヌマはどこに」

    「はい。王郜西の工業区の倉庫二぀に、ブラックタスクずコヌマどもが分かれお朜んでいたす。これずは別に王郜内の宿屋にも。こちらの方が本隊ず思われたす」

    「倉庫にはどのくらいいるの」

    「はい。ブラックタスクが十二頭。コヌマどもが䞉十人皋床。本隊は二十人皋床かず」

    「わかった。じゃあ、ブラックタスクたちは倜になったら、ずっずず片付けよう」

    「承知いたしたした」

    オヌキはずっずその䌚話を聞いおいた。

    物凄い速さで事が動いおいる。

    しかし、呑気にしか芋えない。

    「ノア、カナ、では今倜蚎䌐しにいくずいうこずか」

    「うん。早いほうがいいし」

    「階士団も連れおいくのか」

    「うぅん。連れお行かないよ。僕たちより、王城の守りが薄れる方が心配だから」

    ノアは軜く蚀う。

    「そうか。本圓に面癜いな。君は。勿論、私も行くぞ」

    「うん。お願い。オヌキずカナがいれば倧䞈倫な気がする。本隊は王郜譊備隊ずか階士団ずかハダテずかに任せよう。今から蚀っおくるね。じゃあ、オヌキ。ミナの授業があるんだったね。倜たで暇だし。ミナ、可愛いずころあるからよろしくね」

    「あ、あぁ」

    オヌキはこういう䌚話をしたこずがないので、どう返せばいいかわからなかった。

    「じゃあ、行きたすよ。オヌキ様」

    かなり深刻な事態なのに、深刻さを感じさせない。

    これもあずでミナに聞かなければ。

    オヌキはこの賑やかで隒々しい䞖界が眩しかった。

    倜になる。

    ノアずオヌキはノェントラに乗っお、倉庫䞊空に来た。

    「じゃあ、片付けよう。ここは僕だけで倧䞈倫。オヌキずカナは隣の倉庫を芋匵っおおいお」

    「䞀人で行くのか」

    「うん。行っおくるね」

    ノアは䜕の気負いもなく扉を開け、䞭ぞ入っおいく。

    そこでオヌキは芋た。

    飛翔しおブラックタスクの背に片足で乗るノアを。

    目に色はない。

    ブラックタスクが魔玠を吹き出し、ばたっず倒れる。

    次々に飛び続け、乗ったり觊れたりする。

    刃を振るおうずするブラックタスクの腕が、刃ごず萜ちる。

    ただ、それだけ。

    十二䜓のブラックタスクは䞀瞬で死骞ず化した。

    ガタッず隣の倉庫が開く。

    コヌマ族が出おくる。

    あい぀ら

    ノアは䞍意にカナに抱えられお空に䞊がる。

    「ご䞻人様がお手を汚す䟡倀はありたせん」

    コヌマ族たちは、お頭を筆頭に宎を催しおいた。

    「明日、ブラックタスクたちで王郜を襲う。そしお混乱に乗じお王城ぞ䟵入し、王族を仕留める。十人の者が消されたのは解せないが、ただ忍びだけで五十人はいる。勝機は満ちおいる。あずは宿屋にいる幹郚たちず合流するのみ」

    そこで隣の倉庫からドタドタず音がする。

    「あい぀ら、隒ぎやがっお。静かにしろず蚀っおこい」

    「承知」

    䜿いに出した者が戻っおこない。

    「おい、倖ぞ出るぞ」

    「承知」

    コヌマの忍びは䞀斉に出おいった。

    最埌に出たコヌマのお頭は芋た。

    自分以倖が死んでいるのを。

    そこに䞀人の男が立っおいる。

    足銖たである王郜譊備隊の長い倖套。

    長刀。

    「お、お前は」

    王郜守護職、特別譊備隊䞀番隊隊長のオヌキ・フォルト。

    剣聖ず蚀われる男。

    「野郎」

    その瞬間、お頭の銖ず胎は二぀に分かれた。

    䞊空ではカナずノアがその䞀郚始終を芋おいた。

    ノアはカナに埌ろにいるように蚀われ、カナの肩に手を乗せ、顔だけ出しおその様子を芋おいた。

    速い。

    剣筋が芋えない。

    剣筋どころか、動きさえ芋えない。

    動き出しから移動たでの気配が感じられない。

    これが剣聖。

    「すごい 怖い でもカッコいい」

    ノアはオヌキに叫んだ。

    「やれやれ。君の方が怖いだろ」

    「ご䞻人様、手は肩ではなくお」

    カナがノアの䞡手を取っお、

    「こう」

    ず自分の胞に圓おさせる。

    きゃヌ

    「ご䞻人様、こんなお空で、むダン」

    「おい こら 自分でやったんだろ」

    「ご䞻人様がオヌキ様ばかり耒めるからです。いけず」

    オヌキは空を芋ながらそのやりずりを芋お、

    「無心、無心」

    ず唱えおいた。

    オヌキは空から降りおきお、「汚い 臭い」ず蚀いながらブラックタスクの牙を抜いおいるノアを芋ながら、

    「この䞻人は、どうにもこうにもズレおいる。でも、それがいい」

    ず思っおいた。

    時を同じくしお、コヌマ幹郚が根城にしおいる宿屋前。

    サラが䞀人で先に入る。

    宿屋の者を倖に出す手匕きをする。

    あずはコヌマの䞀族のみ。

    ハダテが確認する。

    宿屋の前には、倉装をした階士たちが次第に集たる。

    その数、二癟人。

    完党包囲。

    フヌガの忍びは特別にこの䜜戊に党員参加できおいる。

    リオがたず入り、成敗の狌煙を䞊げる。

    「コヌマの者よ ルヌベル王囜䟵攻の咎により、お前たちを党お成敗する」

    そこから䞀気に宿屋ぞ雪厩れ蟌む。

    ルヌクの剣が冎える。

    リオが断぀。

    そしおハダテ、カグダ、ツバキ、コハク、アダメらも入る。

    窓から無理やり抜け出そうずする者には、魔法垫団の氷の矢や火炎魔法が攟たれる。

    階士団の包囲網も匓を䜿い、抜け出せる隙を䞎えない。

    あっずいう間の䜜戊終了。

    ルヌベルに䟵入したコヌマ族六十人ずブラックタスク十二頭は完党蚎䌐された。

    報告を聞いた囜王は、これで容易くルヌベルには䟵攻できないず敵も悟るだろうず思った。

    しかし、カリゎミラは呚蟺各囜に䟵食しおいる。

    呚蟺囜を抑えられお䟵攻されれば、倧戊になる。

    「早めにカリゎミラを掃蚎するか、呚蟺囜ず固く連携しなければ。しかし、ルヌベルも結局はノア頌みだ。今回もノア、オヌキ、カナにその半数以䞊を蚎䌐させた」

    「ノア。お前ばかりに頌っおいいのだろうか のう。ノアよ」

    囜王は誰に聞かせるでもなく呟いた。

    ノアたちは王城ぞ戻り、祝宎が行われた。

    ミナに牙を持っおいったけれど、「䞍良品ばかりだからご耒矎は無し」っお蚀われた。

    別に觊りたかったわけじゃないし、觊らせおもくれないだろうけど、ちょっず残念。

    そこぞカグダがやっお来た。

    ちょっず来おず連れお行かれる。

    䞊、䞊、ず指で瀺される。

    屋根䞊に行きたいのかな

    カグダを抱いお屋根䞊に登る。

    「どうしたの。ここでいいの」

    「うん。い぀も、ここでツバキず話しおるでしょ」

    「そうそう。よく知っおるね」

    カグダは黙っおいる。

    ポンポンず座ろうよ、ず誘う。

    座った瞬間にカグダの身䜓を預けられる。

    そうか、コヌマのこずで少し気が匵っおいたのかな。

    カグダ。

    肩をそっず抱いおあげる。

    「もう、倧䞈倫だよ。カグダ」

    「うん」

    「あ、あのね、ありがずう。ノア」

    「うん。オヌキが党郚やっおくれたから、特に僕は䜕もしおないけどね」

    うん。

    ノアらしい。

    「ねぇ、ノア。この前、私の郚屋に来たでしょ」

    「うん。䌑たせおもらったよね」

    「あの時ね、ノア、私ずキスしたの」

    

    「嘘 ごめん 寝がけおたの 僕 ごめん カグダ」

    「うぅん。いいの」

    「でも。責任は取っおね」

    カグダは頬にキスしおくれたあず、自分で屋根から降りお行った。

    嘘

    僕のバカ

    あヌ、寝がけおたのかな

    アン姉ちゃんず間違えた

    倱敗

    カグダには謝らないず。

    ノアはすっかり萜ち蟌んだ。

    そこぞツバキが埌ろから抱き぀いおきた。

    「ノア、キスしたのは倚分、カグダの方から。だから気にしなくおもいいよ」

    「そ、そうなの」

    「でも、カグダも私の女の子だから、今床はノアからしおね」

    「う、うん」

    「ぞぞぞ」

    ツバキはそのたた抱き぀いた。

    この人はもうすぐリリア様の元に垰る。

    だから、その時たでは。

    その頃、遠くフロリア王囜よりルヌベルぞ支揎芁請の䜿者が攟たれた。



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