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Photo bymu25

青の本棚で見た水色の本は、心を穏やかにする海のようだった。



    いつも可愛いイラストや詩的な文章を綴られるmuさん。

    3週間前になるが、
    この記事の中にある青をテーマにした絵本や本達の写真に目を奪われ、その中で読んでみたいと思った本があった。

    それは、
    工藤直子さんの作品に、
    長新太さんの絵が添えられた、
    いるかとくじらの友情のおはなし。

    工藤直子さんの絵本は何冊か読んでいたが、おうみのひとさんの読書記録を読んで借りてきた『ねこはしる』でその詩というか文章にじーんときて好きな作家さんになった。この本はmuさんの青い本棚にもあった^^

    長新太さんも絵本や挿絵を色んなところで描かれている。先日読んだ『さかさまライオン』もそうだ。
    本書にたくさん入っている挿絵も、絵が文章を補うという表現は勿体無い程、なくてはならない要素になっていた。



    私が図書館で借りて読んだのは上の表紙の本。
    挿絵は違うのかなぁ。
    どちらの表紙も可愛い♪



    いるかもくじらも、孤独がすき。
    眠れなくて寂しい静かな夜に2人は出会った。

    孤独がすきだけど、
    2人でいるのも悪くないなとお互いに思った。

    「みんなは、すごいともだちだね、いつかあわせてって。…ぼく、いいともだちがいて、ほこらしかったなぁ」

    くじらはだまって下をむき、
    《いいともたちがいて、いるかほこらし》と書いた。

    <中略>

    くじらはメモをよみかえしていたが、いちばんさいごに、一行つけくわえた。
    《いいともたちがいて、くじらもほこらし》

    『ともたちは海のにおい』
    マリンランドへ行く いるか より


    体操好きないるかと、
    本好きで哲学的なくじら。

    何かあると真っ先に言いたくなったり、
    聞いてもらいたくなったりする相手。

    2人は正反対だが、
    お互いがお互いの違いを認め、尊重する。

    あぁ、ともだちってこういうものだよね^^
    と、しみじみと思う。


    いるかは、くじらのお腹のそばで、しばらくめをつむった。くじらも、波にゆられて、じっとしていた。

    「ああ、くじら。
    とても気分がよくなった。ありがとう。
    また泳いでくる。さよなら」
    「それは、よかった。さよなら、いるか」

    いるかは、うちへ帰りながら、ぼくは、くじらのことすきだ、と思った。

    『ともたちは海のにおい』
    こわがりのときの いるか より


    他にもたくさんある2人のエピソードが
    微笑ましくて優しくて^^

    間に挟んだ海目線の詩や、
    くじらのメモ書、
    いるかの手紙も良かった。


    お天気の良い日に、
    波に揺られて海の上にプカプカ浮いているような、
    静かで深い夜に、
    なんて話をするでもなく一緒にいる暖かさのような、

    心地良くて穏やかな気持ちになる時間を過ごした。

    これからも”本という海”に
    たくさんのともだちが来てくれるのを、
    いるかもくじらも楽しみに待っているそうだ。


    ともだちを意識する多感な子どもたちが
    1人でこっそり読むのにいい。
    何度となく読みたくなるバイブルになると思う。
    海の話だし、夏休みに読むのにもピッタリだ^^

    大人の私でも手元に置いておきたくなった。
    (muさん、やっぱりスキわだぁこの本。
    教えて頂きありがとうございます^^)

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    絵本スキな事務系50代会社員。絵本の魅力を再発見してから図書館で借りてきては自分のために読んでいます。スキな絵本やたまに読む気になる本の感想を綴る、絵本中心の読書記録note。

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