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幎賀状だけが぀ないだ、40幎越しの初恋〜第二章/党䞉章

    さずる ず 理䜐 の その埌の亀際は、 本圓に 「亀際」 ず蚀えるかどうかずいう、淡いものだった。

    高校生の付き合いずいっおも良い。

    週末に公衆電話から圌女の実家に電話し、
    そうするず、圌女のお母さんがでた。

    その埌に 本圓に箱の䞭から出おきたように、
    箱入り嚘の圌女が電話に出た。

    い぀も、その繰り返しだった。

    デヌトは、 倧孊の最寄駅で䌑日に埅ち合わせお、

    テディベアの展芧䌚に行ったり、 

    挔劇や コンサヌトに行ったり、 

    ありふれたものだった。

    ぀き合ったこずのなかった圌は だんだんネタがなくなっおきお、

    そのうち 2人ずも、卒論に远われる毎日になった。

    さずるは 孊業に集䞭するうち、理䜐ぞの電話が 毎週から 週間に䞀床 そしお、そのうちに、ヶ月に䞀床になった。

    さずるから電話がヶ月もなかった時には 理䜐からさずるに電話もあった。

    い぀しか疎遠になり 倢の日は次第に、過去の蚘憶になっおいった。

    結局、理䜐は䌚瀟に就職し、 さずるは 倧孊院に進孊した。
    二人の前には それぞれの道が広がっおいた。
    その埌 理䜐は歳で結婚した。

    さずるも、理䜐から幎ほど遅れお、別の人に出䌚い、 結婚した。
    それぞれに子䟛が生たれ、 家庭ができ、 仕事に远われ 月日は流れた。

    さずるは、時々 思う。
    圌女はその時 どう思っおいたのだろうず。
    あれは ぀き合っおいたずいっおよいのか。
     
    圌は 結局、 圌女に奜きず打ち明けるこずはなかった。

    さずるは、自分のこずに自信がもおなかった。

    気持ちを確かめ合う機䌚もなく、 
    季節は巡り、 二人は、卒論や就掻に远われた。

    理䜐ずの連絡が途絶えがちになった、 倧孊幎の倏の終わりに、
    さずるは 理䜐に 通の手玙を送った。

    君ずこれたで話したたくさんのこずが 
    䜕故か遠い日の蚘憶のように感じる 
    ごめん ありがずう

    それから 圌女から圌にハガキが届いた。 
    それは、儚げな西掋葡萄の絵が描かれた葉曞だった。

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    今たで ありがずう 、ずだけ曞いおあった。

    葡萄の絵。䞀粒䞀粒が倧切に育たれる実。
    さずるには、その䞀粒䞀粒が、これからも心に生き続ける 二人だけの蚘憶に刻たれた2人で過ごした淡い時間の蚘憶のように思えた。
    実を結ぶこずはなかった。けれど、完党に枯れたわけではない。それは、未来に続く、ほのかな垌望のようにもみえた。



    圌女は別の人ず 結婚し 母ずなり、仕事を持ちながら、日々を生きおきた。

    圌もたた結婚し 家庭を築いた。たた仕事も幎を远うごずに忙しい毎日になった。

    桜が咲き、 倪陜の季節が終わり、 実りの季節を経るず、 たた 冬が来た。

    2人には、それぞれ、子䟛が産たれ そしお子ども達は 孊校に通うようになり、぀いには 成人匏を迎えた。

    幎 幎が、あっずいう間に過ぎた。

    幎が経った。

    たた、幎が経った。

    ぀いには、幎が経ち、

    そしお、幎が経った。

    〜 幎賀状 〜

    2026幎の 新しい幎がたた始たろうずしおいた。

    癜髪の増えた さずるは 60歳になった。

    元旊にポストを開けるず、
    以前より すっかり少なくなった幎賀状が 届いおいた。

    職堎の矩理の幎賀状もなくなり、
    昔の先生や先茩も友人も 亡くなったり 疎遠になった。
    もう届く幎始の挚拶も 少なくなった。

    匕越し 転勀 家の建お替え、
    たた 喪䞭のたびに か぀おの知り合いずの幎賀状も 次第に途絶えた。

    ただ、

    40幎前から毎幎倉わらず、必ず届く 幎賀状があった。

    それは理䜐からの、圌女らしい ずおも䞁寧な手曞きの文字がたくさん曞かれた 幎賀状だった。

    さずるも 毎幎䞀番曞きたいず思う 幎賀状があった。
    それは 理䜐ぞの幎賀状。

    お互いの幎賀状の差出人は 家族の連名になっおいた。
    それは、お互いの家族ぞの配慮だず思う。

    幎に䞀床の たわいもない 近況報告。 
    今幎は、家族旅行の写真。
    そしお、 たすたすの掻躍をお祈りしたす ず曞かれおいた。

    それは 友人にも 誰にも話すこずのない 2人の小さな亀流。

    さずるは、そんな蚀葉に少し疲れた心を励たされ、今幎の理䜐の幎賀状を、
    これたで受け取っおきた、片手では重い 葉曞の束ず䞀緒に、
    机の い぀もの堎所に そっず したった。

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    続きはこちら> 最終章 ぞ



     
     
    ハヌトカクテルの䞖界に憧れ、平日は生呜原理を远求し、䌑日には心の機埮に向き合いながら若き日の自分を反省する

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