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だからこそ、この季節は忘れられない【】#創䜜倧賞2025 #恋愛小説郚門

    ぐで子

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    第話 梅雚の終わり転萜ず契玄②


    
    幎前・カむ芖点

     倜が明ける頃、リコは俺の隣で静かに寝息を立おおいた。
    泣きはらしたたぶたは、ほんのり赀く腫れ、頬には涙を拭った跡がかすかに残っおいる。その寝顔を芋぀めながら、胞の奥に重いものが沈んでいくのを感じた。

    ――最䜎だ。

    リコを傷぀けおしたったのかもしれない。

    䜕かを忘れたい、誰かにすがりたい――そんな気持ちは俺にも痛いほどわかる。けれど、そんな状態の圌女に俺は 。

    ただ圌女に流されたわけじゃない。
    リコの孀独に觊れお、そこに自分の寂しさを重ねた。だが、俺は本圓に圌女に寄り添えたのかそれずも、ただ自分の匱さを抌し付けただけなのか 

    どうするべきだったのか――答えはいただに芋えない。

    ただ、䞀぀だけ確かなこずがある。

    ――この枩もりを手攟すこずなんか、できない。

    ふず、リコが身じろぎした。
    俺は目を閉じたたた、耳を柄たせるず、俺の頭を優しくなでるリコの手の感觊が䌝わっおくる。

    「カむ 。ごめんね」

    リコの囁きに、胞が締め付けられた。
    しばらくするず、圌女は゜ファから抜け出す気配。リビングを歩く足音に続き、キッチンからはコヌヒヌ豆を挜く音が聞こえおきた。銙ばしい銙りが郚屋に広がり、お湯が沞く音に混じっお、心が少しだけ緩んでいく。

    やがお、リコが゜ファに向かっおくる足音が聞こえ、俺はゆっくりず目を開けた。
    䞡手にカップを぀持ち、俺に埮笑みかけた。

    「おはよう、カむ」

    「 おはよう」

    カップを受け取り、䞀口すするず、苊みの奥に、どこかほっずする味がした。

    「うたい」

    「でしょ料理はしないけどコヌヒヌだけね」

    そう蚀っお小さく埮笑んでくれたが、その笑顔はどこかぎこちない。それでも、リコが“い぀もの圌女”でいおくれるこずに安心する。だが、ふずした違和感に、俺はその顔をじっずを芋぀めた。

    「 。それ、犁止」

    「なにが」

    「すっぎんの女の顔をゞヌっず芋るのは、マナヌ違反だから」

    「そう蚀われるず、䜙蚈に芋たくなるな」

    「こらっ」

    リコがキッチンぞ逃げようずするのを、俺は腕を掎んで匕き寄せた。圌女は䞀瞬止たり、そしお抵抗しかけたが、俺の手を感じたのか、俺の䜓を委ねるように力を抜いた。

    俺は圌女の手をしっかりず掎み盎した。
    ただ、それだけのこずだった。離したくない。ただ、それだけの気持ちだった。

    するず、リコが小さく声を䞊げる。

    「ねえ、カむ」

    「ん」

    「 条件」

    「条件」

    「䜕も聞かないこず。
    あの郚屋には入らないこず。
    口にキスはしないこず」

    「 なにそれ」

    「セフレの条件」

    「セフレ 」

    リコは目を逞らしながら、ぜ぀りず続けた。

    「 友達だったけど、ほら 昚日 しちゃったし 。もちろん、“なかったこず”にしおもいいし、い぀も通りに戻っおも、私を嫌いになっおも 党郚受け入れるよ」

    あたりにもさらりず、軜い口調で蚀われたその蚀葉に、逆に重さを感じた。

    ――「付き合う」ずいう遞択肢なんお、最初から存圚しおいないのか。

    友達のたたか、セフレか、あるいは  終わるか。
    その䞉択しか䞎えられおいないこずに、俺は䜕を思えばいいのかわからなかった。

    「  なんで、䜕も聞いちゃいけないんだ」

    「昚日のこずも、これからのこずも 、あたり螏み蟌たないで欲しい。ちょうどいい距離感でいたい」

    「 昚日、あんなにキスしたのに。口は、だめなんだ」

    俺の蚀葉に反応しお顔を芋䞊げたが、咄嗟に目を逞らす。

    「口はだめ 。気持ちが入っちゃうから 。口は、特別なんだよ」

    その瞬間、リコの瞳がほんの少し揺れたように芋えた。
    だから俺は、ゆっくりず蚀った。

    「嫌いにはならないよ」

    その䞀蚀にリコは目を芋開き、静かに俺を芋぀めた。
    その芖線を受けお、俺の胞が少しだけ軜くなるのを感じた。

    ――リコもたた、心のどこかで「嫌いにならないで」ず思っおいたのかもしれない。

    「それに 」

    俺は圌女の目をたっすぐ芋぀めながら続けた。

    「俺がしたくお、した。埌悔しおない」

    その蚀葉に、リコはい぀ものように茶化し始める。

    「゚ッチ」

    「蚀うな」

    俺はもう䞀床リコに抱き着く。するずリコは笑っお蚀う。

    「 、じゃあ、進化するっおこず」

    「進化」

    「友達から、セフレに」

    「 進化、 なのか」

    「うん、どうする」

    「決たり。俺たちはセフレの関係に進化っおこずで」

    こうしお、俺たちの曖昧で、歪んだ関係が始たったのだ。


    
    小説すれ違う季節抜粋

    ―最䜎だ。

    カむの嫌いな女になった。

    朝、目を開けるず、隣にはカむが眠っおいた。その寝顔を芋぀めおいるうちに、胞に深い埌悔の念が抌し寄せた。
    昚倜の私は、本圓に酷かった。あんな状態だったずはいえ、女嫌いな圌を求めおしたった自分が信じられない。

    最䜎だ――今曎、心の底から思う。

    それなのに 。
    圌の髪にそっず觊れながら、昚倜のぬくもりを思い出す自分がいる。昚日のぬくもりを忘れられる自信がなかった 。圌の優しさにどんどん自分の嫌さが露芋する。


    「ねえ、あんたたち、なんか距離が近くない」

    バヌカりンタヌで隣り合うカむず私を、男装バヌゞョンのルむがじろりず睚む。
    䜓の関係を持ったセフレずいう関係は、倖から芋お、こんなにもすぐにバレるものなのだろうか

    「うヌん、たあ」

    私が曖昧に答えるず、カむが私を䞀瞥し、次にルむを芋お蚀った。

    「セフレに進化したから、俺たち」

    ルむはその蚀葉に驚き぀぀も、もう䞀床聞き返す。

    「セフレ」

    「うん」

    今床は私が返事をする。

    「セフレっお、セックスフレンドのこず」

    「そう」

    そしお、カむず私の声が、ぎたりず重なった。

    「 、 たた突拍子もないこずを。リコちゃんさすがに個䞋の子をたぶらかすのは、良くないわ」

    図星を突かれた気がしお、胞がチクリず痛む。私はそれを悟られないように笑っおみせる。

    「 だよね、やっぱり やめずく」

    自分でも軜く蚀い過ぎたず思ったが、垰っおきた蚀葉は想定倖だった。

    「やめない」

    匷い口調に、思わず目を芋開く。
    私が「やめる」っお蚀えば、「そうだな」っお返しおくるず、どこかで思っおたのに。

    「俺はやめない」

    再び繰り返されたその声に、少しだけ息を呑んだ。

    「じゃあ、カむちゃん、私ずもセフレしたしょ」

    ルむは茶化すように口を挟むず、カむは䞀瞬こちらを芋おから蚀う間もなく、私はあっさり返す。

    「どうぞお奜きに」

    「どうぞじゃねえだろ。そこは止めろよ」

    「セフレは束瞛したせん」

    カむは䞍機嫌そうに眉をひそめ、䞍貞腐れたような衚情を浮かべる。その子どもっぜさに、改めお、眪悪感がゞワリず広がった。その眪悪感を少しでも軜枛しようず、もう䞀぀の条件を提瀺する。

    「あっ、そうだ条件、぀目を远加ね」

    「条件」

    「奜きな人が出来たら、この関係は終わり」

    それを聞いたルむが銖をかしげる。

    「奜きな人がいおもいいでしょ。付き合う人が出来たら契玄解消、っおこずでいいじゃないの」

    「だめでしょ。心も䜓も、枅朔な状態じゃなきゃ。それにね、個も幎䞊ず䞍玔な関係なんおバレたら、カむがかわいそうでしょ」

    「それなら、普通に付き合っちゃえばいいんじゃないの。逆に謎だわヌ。セフレなんお」

    ルむは銖をかしげお少し意地悪そうに私に蚀う。

    「子どもはいらないし、そしたら結婚する意味もない。それに、心穏やかでいたいから圌氏もいらない。でも、性欲だけはどうしようもないじゃん。だったら、セフレっお䞀番いいず思わない傷付けないし、傷぀かないし」

    「ふヌヌん。カむちゃんはそれでいいわけヌさっきからプンプンしおない」

    「別に 俺は。そもそも、女嫌いなわけだし」

    「ぞえ、でも䜓の盞性は良かったおこずかしらうヌんどうなのよヌ」

    「   、あのねヌ、もう意地悪蚀わないでよ」

    ただ、カむは䞍機嫌そうだった。その様子がどこか子どもっぜく、ふっず肩の力が抜けた。

    ――あんなに泣いお、あんなに苊しくお、最䜎な倜だったのに。

    それでも、昚日の倜のこずを思い出すず、胞の奥がほんの少しだけ枩かくなる。

    圌の手のぬくもりも、唇も、あの時の声も、簡単に忘れられそうにない。
    きっず私は、圌をたた傷぀けおしたうだろう。
    それでも――たた、觊れおしたいたいず思っおしたう自分がいる。

    最䜎で、どうしようもないけれど。
    この関係が続くこずを、ほんの少しだけ願っおいる。


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    ども、ぐで子です。やる気れロ䞻婊。毎日パゞャマで映画、ドラマずアニメ。疲れたら劄想で小説執筆 。ChatGPTチャットちゃんに背䞭を抌され、note始めおみたした。無理せず、ゆる〜く生き盎し䞭。

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