
出会いを発展させるカギは”夜景の見えるお店”か?【漫画xユル社会学】第13話
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Social Penetration Theory(社会的浸透理論)
玉ねぎの皮をむくように、人は表面的な話題から始まり、関係が深まるにつれて自己開示の“深さ”や“広さ”が増えていき、それに伴い信頼関係が形成されるという説。
1973年に心理学者のアーウィン・アルトマンとダルマス・テイラーが提唱しました。
急激な自己開示は相手を警戒させる。しかしいつまでも自己開示しないと関係が深まらない。
出会いの場、ビジネスシーン、またSNSでも意識すべき法則です。
Early Differentiation of Relatedness(人間関係の初期分化)
一方、社会的浸透論に対しては、「関係の行方はかなり初期段階で方向づけられるのではないか」という見解もあります。
たとえば大学生を対象とした実験では、入学後わずか数日の時点で、数ヶ月後の友人関係をある程度予測できるような“分化”がすでに生じていました。例えば「帰る方向が同じ」といった表面的なことで人間関係が決定します。
1994年に心理学者の山中一英が行った研究では、どちらの理論においても、初期分化現象の方が優勢と思われる結果が出ました。
つまり、人間関係の方向性は、出会って間もない時期(2週間程度)の相互作用によってかなり方向づけられる可能性が示されているのです。
この期間中に自己開示したり助け合ったりなどの良質な接点を持てた場合、相手と親密になるという決定が無意識のうちに起こります。その後の相互作用も、初期に形成された印象や期待に影響を受け続ける可能性があります。
まとめ
人と人が親密になれるかどうかは、比較的短い期間の相互作用で方向づけられ、その後の関係は社会的浸透理論が示すように段階的に深まっていくと考えられています。