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Photo by48mama

出発45分前に起きる「フルタイム母」の朝。効率か、余白か。


    「効率が良すぎますよ」 会社でふと朝のスケジュールを話したら、同僚に爆笑された。

    私が起きるのは、家を出る45分前。 それが我が家の、そして私のデフォルトだ。 でも、その反応を見て初めて気づいた。ああ、私の朝って人から見ると、ちょっと異常な熱量なのかもしれない。

    45分間の「超高速」実況中継

    私の朝は、分刻みのスプリントだ。一番タイトな成功パターンはこうだ。

    【0分〜20分:2階で完結させる身支度】 まずは2階。トイレを済ませ、マウスピースを洗い、洗顔。 体重計に乗り、着替え、メイクを一気に仕上げる。ここまでで20分。

    【20分〜45分:1階、主戦場のカオス】 1階へ降りると、ここからは「家事と育児の同時並行」が始まる。

    • 長女リクエストの味噌汁を作る。

    • 主食は、栄養を丸ごと放り込めるサンドイッチが定番。

    • 夕飯の米をセットし、温かい飲み物を用意。

    • 冷蔵庫からお弁当を出し、バンダナで包む。

    • 服薬、ゴミ出し、猫のトイレ掃除と給餌。

    • 子どもたちに「朝ごはん出来たよ」と声かけると、ありがたいことにすんなり降りてきてくれる。洗濯機の中身を乾燥機「かんたくん」へ。

    • 前髪だけにドライヤーをあててツヤを出し、ようやく着席。

    少しだけ冷めて食べやすくなった味噌汁と、一口のご飯、ぬか漬けを胃に流し込む。果物があれば、それも一口。 アクセサリーをつけ、歯を磨き、娘たちに「大好きだよ」「無事に帰ってきてね」と祈るような言葉をかけて、ドアを開ける。

    ここまで、トータル45分。

    完璧な計画を壊す「伏兵」たち

    ……と、スムーズにいけばいいのだが、人生はそう甘くない。 洗濯機を開けたら、夫の文庫本が一緒に回って粉々になっていたり。 子どもの顔色が悪かったり。 腹具合の悪い日の猫がトイレの場外に複数💩を残していたり。

    不測の事態が起きるたび、私は髪を逆立てながら、さらにギアを上げて爆速で動くことになる。「なぜ、あと10分早く起きなかったのか」と自分にうんざりしながら。

    「2時間前起床派」のまぶしさ

    この話を笑った同僚は、出発の2時間前には起きるという。 「最初の1時間は、自分のためだけに使うんです。着替え、髪、メイク。慌てるのが嫌だから」

    別の男性の友人も、かつて同じことを言っていた。 「新聞を読んだりして過ごすよ。ギリギリだと気持ち悪いから」

    彼らの言葉は、あまりにも「まっとう」で、眩しかった。 起きてすぐ戦場に飛び込む私とは違い、彼らは自分を丁寧に扱っている。それに比べて私はどうだろう。効率がいいのか、それともただ「余白」を失っているだけなのか。

    それでも私が「45分」を選ぶ理由

    なぜ、そこまでしてギリギリまで寝ているのか。 それは、夜の自由時間を1分でも長く死守したいからだ。 夜、子どもたちが寝静まった後の静寂。あの時間をぎりぎりまで楽しむための代償が、この「朝の45分スプリント」なのだ。

    ただ、何も考えずに突っ込んでいるわけではない。この45分を成立させるために、私は前夜の自分に、翌朝の自分を手伝わせている。

    • 味噌汁の具は切って小鍋に入れ、味噌はミニ泡立て器で計っておく。

    • キウイは剥いて容器へ。いちごは洗ってヘタを取っておく。りんごは朝、8mm幅の輪切りに。この切り方だと皮も食べやすい。

    • 茹で卵は茹でて置く。

    • ゴミは前夜のうちに、外の蓋付きバケツへ出しておくことも。

    • おむすびをつくって冷蔵庫に入れておく(季節により室温のままのことも)

    これらがあると、朝「わぁ!こびとが助けてくれてた~」と妄想で機嫌よく支度が進む。

    これは朝の私に向けた、夜の私からの「やさしさのバトン」だ。 そう思うと、このバタバタした時間も、あながち自分を粗末にしているわけではないのかもしれない。

    巷でいう「優雅な朝活」とは程遠いけれど。 ここまで活発に、戦略的に動いているなら、これもある種の「朝活」と言ってもいいだろうか。

    みなさんは、出発のどのくらい前に起きますか? その時間は、あなたにとって「義務」ですか、それとも「余白」ですか。

    ↓夜忙しいヒリヒリ記事はこちらです

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