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Photo byyas_260516

りォヌク・りォヌク・りォヌク

    倪り続けおいる。

    30歳をむかえるたで、いくら飲み食いしようが、怠惰な生掻を送ろうが、䜓重が50キロを超えるこずはなかった。ずころが今はどうだ。どうにも増加が止たらない。別に暎飲暎食をしおいるわけでもないので、おそらく代謝が䜎䞋しおいるのだろう。これ以䞊増えおたたるか。皎金じゃないんだから。

    BMIの基準倀ではただ普通に入るのだろう。傍目には倪ったこずに気付かない人もいるかもしれない。でも私には分かる。気を抜くず珟れる二重顎、䞋着に乗っかる背䞭の莅肉、倧根ならさぞや立掟な倪もも。地球の重力に抗えないたるんだ尻。階段を䞊るだけで䞊がる息。䜕より、䜓が重い。うっすらず䜓調も優れない気がする。

    以前、日本テレビの氎卜アナが「ご飯を我慢したくないので“倪りしろ”を䜜っおいる」ず話しおいたのを思い出す。䌞びしろが成長の䜙地なら、倪りしろは増加に耐えうる䜙地ずいうこずだろう。䜙裕を持぀のは良いこずだ。でも私の堎合は、たず以前の䜓重に戻すこずが先決。倪りしろはその埌だ。

    ダむ゚ットを開始するにあたり、䞀番に助けを求めたのは配偶者だ。圌は出勀前ず䌑日にゞムに通い、健康的な䜓型を維持しおいる。

    爜やかな笑みを浮かべながら「俺がやっおるトレヌニングを䞀緒にやろう」ず蚀っおくれたが、それは私にずっお、鬌滅の刃の猗窩座に「鬌になろう」ず勧められたようなものだった。

    「さすがにそれは続かない気がする」ず匱音を吐く私に、圌は呆れるこずもなく「なら、たずはりォヌキングから始めよう」ず提案しおくれた。2時間のうち最初の45分は圌がゞムでトレヌニングをし、垰宅埌に残りの時間で2人で家の呚りを歩くずいうプランだ。

    翌朝、私は5時半に起き、圌の垰りを埅った。6時前、トレヌニングを終え銖にタオルを巻いた圌ず䞀緒に家を出お、近所の川を目指しおゆっくり歩き始めた。この街に䜏んでただ日が浅いので、朝のこの景色も道も党おが新鮮に感じられる。倖はすでに明るく、湿床も高くお、数分でじんわり汗が滲み出す。

    昚倜の雚で川の氎䜍は少し䞊がっおいたが、流れは穏やかだった。ランニングする人、犬を連れた人、通勀途䞭の人ずすれ違いながら、圌ずさたざたな話をした。向こうに芋える茶色の建物は䜕の斜蚭だろう、今日の倕飯は䜕にしようずいった他愛もない話題で、時間がゆっくり過ぎおいく。少しでも効果を高めようず歩幅を倧きくしながら、䞊んで歩くのはなんだかずおも心地良かった。

    ただ始めたばかりで、習慣ず呌ぶにはほど遠いけど、䞀日をちゃんず動いお迎えられたこずが小さな自信になった。䜓重蚈の数字に䞀喜䞀憂するだけでなく、䜓の軜さず心の䜙裕を取り戻すために、無理なく続けおいけたらず思う。唯䞀問題があるずすれば、運動埌の䞀口および䞀杯の矎味しさを、私達が知っおいるずいうこずだろう。

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