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Photo bykuu_illustration

ともに暮らせば

    配偶者の朝は早い。午前4時半に静かに起き出し、軽いストレッチを済ませると、近所の24時間営業のジムへ向かう。そこで1時間以上のトレーニングを終え、私がまだベッドの上で眠気と格闘している頃、額に前髪を張り付かせて帰宅する。

    シャワーで汗を流した後、手早く2人分の朝ご飯を作り(その間、頭にバスタオルを巻いているので、毎回「湘南乃風の人ですか?」「はい」「ファンです」という会話が交わされる)それを食べ終えると、あらかじめ洗濯機で回していた洗濯物を干し、スーツに着替えて風のように家を出ていく。

    暮らし始めてまだ日が浅いため、帰宅後のルーティンは完全に固定されているわけではないが、夕飯を済ませ、お風呂に入り、遅くとも22時には床につく。毎日深夜2時までダラダラ過ごしていた私の生活とは、まるで別世界だ。

    こうして朝から晩まで規則正しく健康的な配偶者の姿を間近で見ていると、寝食を共にするということは、ただ同じ空間にいるだけではないのだと実感する。しっかりした人だなあという尊敬の念を抱きながら、自分の怠惰さが浮き彫りになってトホホ〜となる面もあるけれど、それ以上に、相手の良い習慣が自然と自分の身にも染み込んでくるのを感じる。

    予定のない週末の、少し気の抜けた姿も良い。開け放した窓から入る風に、パヤパヤとそよぐアホ毛がたまらなく愛おしい。まだ始まったばかりの共同生活だけど、この変化をふたりにとって心地よいものに育てていきたいと思う。

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