メインコンテンツへスキップ
見出し画像

35歳、自分では普通だと思っている人生をAIに聞いてもらったらそれ普通じゃないよって言われた話。【後半編】

    前編では、2.5次元ミュージカルに救われた中学時代から、横領店長の代わりに22歳で店長になるまでを書いた。

    今回はその続き。ニューヨーク、不倫店長、そして今に至るまで。


    次のアパレルと、一円玉の嘘

    次のアパレルは、接客をしないお店だった。

    いらっしゃいませを言っていたかどうかも正直覚えていない。お客さんに話しかけられたら答えるけど、それ以外は無言で淡々と服を畳む。そういうスタイルのお店で、お客さんもそれを面白がっていた。私には合っていた。

    店長はそりゃもう美人で可愛い人だった。色々教えてもらって、仕事もだいぶ覚えてきた頃、その店長が遅刻をするようになった。

    最初は「ごめーん」という感じだった。でもある日の遅刻理由が「電車を降りる時に一円玉しかなくて、窓口じゃないと出られなかった」だった。

    嘘やん。

    しかも私のシフトの時だけ多い気がした。舐められてんじゃん、と思った。

    その後、店長が社内の人と不倫しているという話を聞いた。

    がっかりした。ちょうど自分の環境も変わるタイミングだったし、「もういっか」となった。

    2年半で、退職した。


    ニューヨーク、3週間、また一人で

    退職して、ニューヨークに飛んだ。3週間、一人で。

    実は入籍前の彼を日本に置いてきていた。よく待っててくれたと思う。それはまあ、帰ってから結婚するとして。

    ウィキッドは2回観た。

    2回目は毎公演ある抽選で、当選すれば割安・いい席・缶バッジつきというやつ。3回挑戦した。1回目、外れ。2回目、外れ。3回目は帰国前日の、泣きの1回。
    どうしても当たりたくて、現地で仲良くなった同い年の男の子を巻き込んだ。最後の最後で番号が呼ばれた。男の子は外れた。置いてった。ごめん。

    ホテルの日程を1日間違えていたことに気づいたのは現地2日目だった。
    1日、宿がない。
    渡航前に掲示板で「現地で会いませんか」と声をかけていたのを思い出した。そこに宿泊の募集も出ていた。急いで連絡したら、なんとかなった。ニューヨークの神様、ありがとう。

    生牡蠣は3日連続でハッピーアワーを狙って通った。見知らぬ土地で当たったらやばいとわかっていた。でも誘惑に勝てなかった。お腹は大丈夫だった。

    毎朝セントラルパークをジョギングして、ホットドッグを食べた。
    日本のみんなが働いている時間に、私は世界一贅沢な朝を過ごしていた。

    ある日躓いて、膝から血が出た。困っていたら観光バスで来た中国人が絆創膏と消毒をくれた。言葉も通じない、名前も知らない。それだけのことが、なんかすごく嬉しかった。

    3週間で何かが変わったわけじゃない。でも最高だった。


    帰国、そして今

    帰国してから結婚した。
    婚姻届を出す直前に彼がパスポートの書類か何かの提出をするのを忘れていて、役所の窓口の直前で引き返したりした。
    直前で一旦での待ったは困惑と、は?とでバーガーキングで大泣きした。
    (そのあと無事婚姻届提出しました。)
    来世ではよろしく頼みたい。

    派遣で事務を始めた。淡々と働いた。
    満期を迎える年に妊娠がわかった。新居に引っ越した、その次の日のことだった。

    産休を取るには、1ヶ月足りなかった。

    ビミョーな間の悪さは人生でずっとあったが、まさかこんなタイミングでか・・・と思った。
    派遣の営業さんの提案で無期雇用に移行して、1ヶ月出勤した。
    話し聞いた時にはまぁ行けるでしょーと思ったけど、その1ヶ月がほんとキツかった。
    1時間の電車出勤では5分で電車酔い、坐骨神経痛で腰を銃で打たれている感覚もホンッットキツかったな。
    産休と育休を半年とって、また別の派遣先へ。
    今は徒歩3分のところで働いている。
    気づいたら、そういう人生になっていた。

    子供が生まれた時、主人に一つだけ言った。

    「小1になったら、仕事をやめる」

    その言葉を、ずっと守るつもりでいた。
    来年4月、子供が小学1年生になる。

    先日、会社に伝えた。来年3月で退職します、と。退路を断った。誰にも相談しなかった。

    残り9ヶ月。

    自分の力で、収入を作る。それだけが今の目標だ。

    波乱万丈だったのかどうか、今でもよくわからない。でも書いてみたら、たしかにいろいろあった。普通だと思っていたけど、AIには「普通じゃない」と言われた。

    そんな私が副業を始めた話を、これからここに書いていく。

    前編今だけ無料で読めます。
    合わせて読んでいただければ私の人生が少しわかるかなって思います。

    この記事が参加している募集

    あなたへのおすすめ