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【政策×経枈孊】なぜ買い物カゎの合蚈額は䞋がらないのかヌヌむンフレの政治経枈孊③

    前回、政府の物䟡察策補助金や枛皎が、実は景気のアクセルを螏む「景気刺激策」ずしおの性質を持っおいるこずをお話ししたした。

    今回は、そのアクセルがどのようにしお「物䟡指数の䜎䞋」を打ち消しおしたうのか、そのメカニズムを解き明かしたす。

    1. 固定されたバスケット物䟡を枬る「土俵」

    私たちがニュヌスで耳にする「物䟡」ずは、正匏には「消費者物䟡指数」ずいう統蚈を指したす。これは、私たちが生掻の䞭で賌入する代衚的な品目を詰め合わせた「固定された買い物カゎバスケット」の合蚈代金を元にしお算出したす。

    正確な比范をするために、蚈算のルヌル䞊、カゎの䞭身品目の皮類や数量はあらかじめ決められおおり、勝手に入れ替えるこずはできたせん。この「同じ䞭身を買うのに、いくらかかるか」を比べるのが物䟡指数の圹割です。

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    2. ガ゜リン代を䞋げるず䜕が起きるか

    政府が巚額の補助金を投入しお、ガ゜リン䟡栌を無理やり䞋げたずしたす。
    確かにその瞬間、バスケットの䞭の「ガ゜リン」ずいうパヌツの䟡栌が䞋がるため、その時にはバスケット党䜓の合蚈代金は安くなりたす。これこそが、政府が狙う「物䟡察策の成果」です。

    しかし、ここからが「マクロ経枈孊」の芖点の出番です。家蚈にずっおガ゜リン代が浮いたずいうこずは、その分、財垃の䞭に「他の商品に回せるお金」が増えたこずを意味したす。

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    3. 需芁の「玉突き」珟象

    もし家蚈が、その浮いたお金を䞀切䜿わずに貯金するならば、確かにバスケットの賌入代金䞀般物䟡は䜎䞋したたたです。しかし、家蚈は浮いたお金を䜿っお、他の商品やサヌビスをより倚く、あるいはより高い頻床で賌入しようずするず事情は倉わっおきたす。

    • 「ガ゜リン代が浮いたから、その分、食料品を少し莅沢にしよう」

    • 「電気代が助かった分、倖食の回数を1回増やそう」

    瀟䌚党䜓でこれが行われるず、今床はガ゜リン以倖の商品の需芁が匷たり、それらの䟡栌を抌し䞊げる圧力になりたす。これは、可凊分所埗の増加によっお総需芁が拡倧する珟象で、いわば需芁の「玉突き珟象」です。

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    4. 結論䞀点を抑えおも、党䜓は膚らむ

    結局、政府の政策は「ガ゜リン」ずいうパヌツを力ずくで安くした代わりに、「他のパヌツ」の䟡栌䞊昇を招いおしたう可胜性を秘めおいたす。
    ぀たり、ある商品の䟡栌が䞋がっおも、別の商品の䟡栌が䞊がっおしたいたす。その結果、以前ず同じバスケットを買おうずするず、これたで以䞊の金額を支払わなければならなくなるこずを芚悟しなければなりたせん。

    この時、ガ゜リンぞの補助金が物䟡指数を抌し䞋げる効果は、他の品目の倀䞊がりによっお「盞殺」されおしたいたす。補助金で特定の品目だけを「点」で抑えおも、経枈党䜓の「面」ずしおのむンフレ圧力を止めるこずは難しいのです。

    次回予告䟛絊の限界ずいう「壁」

    「お金が䜙れば他を買う」。この単玔な行動が、なぜ恐ろしいむンフレの長期化を招くのか。それは、私たちの瀟䌚が䜜れるモノの量には「限界」があるからです。次回は、この「䟛絊の壁朜圚GDP」の正䜓に迫りたす。

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    経枈孊の研究者・教員です。孊生に経枈孊を身近に感じおもらうためにnoteをはじめたした。専門は経枈政策論、公共遞択論。暪浜商科倧孊商孊郚教授、孊校法人玔真孊園理事、日本経枈政策孊䌚理事

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