メインコンテンツへスキップ
見出し画像

視野を広げ、正しさを手放す――帰省スライダー⑫

    昨夜の続きです。

    以下は第4話、「ザリガニ12匹――帰省スライダー④」からの学び。

    29.視野を広く持つ

    息子と姪を探す。
    一人ひとりの顔を見ながら、波のプール全体を見渡す。

    木を見て森も見よう。
    迷子(?)探しに限らない。

    目の前のことに集中するのは大事だが、その周辺や、過去・未来の状況に目を向けることも大切。

    状況は常に変化している。
    周辺の時空と、有機的に影響を及ぼし合っている。

    立体的に、さらに四次元的に物事を捉えよう。

    30.あらゆる可能性を考える

    息子と姪が見つからない。
    念のため、最良の事態から最悪の事態まで、あらゆる可能性を考えよう。

    物事はたいてい、最良寄りのことが多い。
    今回も、息子と姪は無事に見つかった。
    最良の事態。

    『心配事の9割は起こらない』という本もある。
    しかし1割のことも考えておこう。

    普段から1割のことを考えておけば、心配事が起こる割合はさらに減る。
    悲観主義を活かそう。

    私たちの世界が概ね安全であるとすれば、それは悲観主義のお蔭だ。
    最悪の事態を考えるからこそ、安全策を打てる。

    安全でないとすれば、そこには悲観主義が足りない。
    より安全な世界にするために、悲観主義をつぎ込もう。
    冒険とのバランスも考えながら。

    31.必要以上に叱らない

    息子と姪を叱る必要はない。
    妻は注意が足りなかったが、叱る必要はない。
    無事だったので、次に気をつければ良いだけ。

    私たちが必要以上に叱ってしまうのはなぜだろう?

    正しい自分に酔ってるからだ。
    現代の日本社会で、人を攻撃して良い場面は限られている。

    その最たるものが勧善懲悪だ。
    自分の正義と相手の悪を疑わない。
    だからここぞとばかりに攻撃する。

    本当か?
    その善悪は本当か?

    本当は、人を攻撃して良い場面なんてない。
    善悪は多くの場合、相対的で流動的。

    たしかに絶対的な善悪も存在する。
    綺麗事でなく、人を攻撃したくなることもある。
    そんな時こそ、私たちの理性が試されている。

    32.我慢してサービスしない

    娘と息子に水をかけられる。
    かけられるだけで楽しめるのであれば、そのままで良い。

    しかし「大人だから我慢せねば」とサービスする必要はない。
    我慢せずやり返せば、大人も子どもも楽しい。
    この攻撃は許される(笑)。

    親子以外、遊び以外もそうだ。
    一方的に我慢するだけ、サービスするだけの関係を見直そう。

    ほんの少し勇気を出して、できる主張をするだけで、ものすごく楽になることがある。
    人を頼っても良い。

    不均衡な関係を抜け出そう。
    あなたはもっと楽になっていい。

    続く。
    次回はいよいよシリーズ最終回。

     
     
     
    横浜に住む臨床心理士です。 生きやすくなる考え方をしましょう! 仕事やプライベートで気づいたことをもとに、生きやすくなる考え方を見出していきます。 サポート校勤務後、公立小、中、高校で23年間スクールカウンセラー。 元大学非常勤講師。 中3時不登校、通信制高校出身。

    あなたへのおすすめ