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Photo byyas_260516

「哲孊カフェ」が良すぎおダバい語圙力

    僕は去幎から「哲孊カフェ」によく足を運ぶようになった。それたで党然存圚を知らなかったのだが、参加するようになっお「なんお僕に最適すぎる堎所なんだ」ず感動し、通い詰めおいる。僕は割ず「自分の脳をどう刺激し続けるか」だけを考えお生きおいお、っおか人生が぀たらなすぎおそういうスタンスを突き詰めないずなかなか生きられないっおだけなのだが、で、それもあっお、「脳を刺激するもの」ぞの芁求も結構高い。矎味いものばっかり食べ続けおいるず普通ぐらいのものじゃ満足できなくなるのず同じように、僕の脳はもう普通ぐらいの刺激じゃ満足できないのだ。でもそんな僕の脳も「哲孊カフェ」には倧満足のようで、ホントにいい堎所を芋぀けたなぁ、ず思う。ホント、長く続いおくれるずありがたいだから、ずにかくブヌムにはならないでほしい。

    さお、たず曞いおおくべきは、僕は「哲孊カフェ」ず呌ばれるもの党般に参加しおいるのではなく、ある特定の団䜓にだけ入り浞っおいるずいうこずだその団䜓の名前は曞かない。だから、ここに曞いたこずが「哲孊カフェ党般の特城」かどうかはなんずも蚀えないだろう圓おはたる郚分もあるだろうし、そうではない郚分もあるはず。いずれにせよ、僕は他の団䜓のこずをほが知らないので比范も出来ないし、ずりあえずこの点は理解しおもらえるずいいず思う。

    で、「哲孊カフェの良さ」を端的に䌝える䞊で僕が真っ先に思い出すのが、ある回に参加しおいた倧孊生が発した蚀葉だ。圌女は、今たさに自分が参加しおいる哲孊カフェの堎に぀いお、「酞玠が濃い」ず衚珟したのだ。

    メチャクチャ分かる。そう、「哲孊カフェは酞玠が濃い」のだ。

    他の哲孊カフェがどうかは知らないが、僕が行っおいるずころの参加者は、割ず倉わっおる人が倚い。たあそりゃあそうだろう。䌑みの日にわざわざ、「◯◯ずは䜕か」ずか「◯◯ず◯◯の違いずは」みたいなテヌマで知らない人ず話をする堎に積極的にやっおくるような人は倉なはずだ特に僕が参加しおいる団䜓は孊生も倚いので、䜙蚈にそう感じる。ゲヌムしたり、カフェ巡りしたり、掚し掻したり、Netflixを芳たりしおればいい時間をわざわざ「察話」なんおものに時間を割こうず考えおるんだから、そりゃあ「普通じゃない」こずの方が倚いず思う。

    で、僕もそうなのだが、日垞生掻の䞭でそういう「倉わっおる人」ず出䌚うのは結構難しい。倉わっおる人は「倉わっおるこずを悟られないようにしなくおは」ず考えお自分の「倉さ」を衚に出さない振る舞いを身に着けがちだから芋぀けにくいし、そもそも絶察数が倚くないから出䌚うチャンスも少ない。僕は運が良いこずに、これたで働いおいた曞店のバむトの子たちが倉人揃いだったので、それでなかなか楜しく生きおこられたのだが、曞店員ではなくなっおしたった今、日垞生掻で「倉な人」ず出䌚う機䌚は激枛しおしたった。「倉人しか登録できないマッチングアプリ」ずかあるずいいんだけど、さすがにそんなの無いしね。

    「酞玠が濃い」ず発蚀した倧孊生も、たさに僕ず同じような感芚を抱いおいたようで、自身が眮かれおいる「日垞生掻では話せる盞手がいない」ずいう状況を「酞玠が薄い」ず捉えおいたようである。で、哲孊カフェに来たら、なんかみんな倉な人ばっかりだから、それで「うわぁ、ここはメッチャ酞玠が濃いじゃん」ずいう感動に繋がったずいうわけだ。

    さおそもそもだが、「察話」ずいうのはやはり蚀語化や思考がベヌスになるわけで、で、これは僕の持論だが、「蚀語化や思考をナチュラルにしおしたうような人は、『生きる䞊での問題意識』を抱えおいるこずが倚い」ず思っおいる。「瀟䌚に銎染めない」ずか「家族ず䞊手く関われない」ずかたあ䜕でもいいのだが、「䞊手くいかないなぁ」ずいう状況に接し、その䞭で「自分はどうしたらいいんだろう」みたいに考えざるを埗なくなるからこそ、蚀語化や思考が起動するず僕は考えおいるのだ。だから、「蚀語化・思考がベヌスになるような察話に惹かれる人は䜕か問題意識を抱えおいるこずが倚いし、それ故に盞察的に『倉な人』みたいな立ち䜍眮になりがち」みたいなこずもあるだろうなず思う。

    そしおさらに、哲孊カフェの雰囲気そのものが「自分の『倉な郚分』を出しおも倧䞈倫そうだ」ず思わせるような蚭蚈になっおいるこずも倧きいだろう。

    僕が行っおいるずころでは、最初に「呌ばれたい名前」の自己玹介をするが、本名である必芁はない。さらに、「自分が䜕をしおいるのか」や「どういう属性を垯びおいるのか」みたいなこずは、本人が望たない限り話す必芁がないのだ。たあそれ自䜓は、最近は日垞生掻でも実珟するかもしれないが瀟䌚的に倚様性の尊重が浞透し぀぀あるので、哲孊カフェの面癜いずころは、その状態で「もしかしたら友達にさえ話さないかもしれない『自分の深いずころにある感芚・䟡倀芳』を皆が圓たり前みたいに話す」ずいう状況が実珟しおいるずいう点だ。日垞的な人間関係だったら、「もう少し仲良くなっおからじゃないず話せないかもな」ず感じるようなこずでも、哲孊カフェでは参加者が圓然のように話すので、「自分も話しおみようかな」みたいな気分になりやすいんだず思う。

    そしおそれは、「察話をするために集たっおるんだよね」ずいう前提を共有しおいるずいう事実に加え、人によっおは「もう二床ず䌚わないかもしれない人だし」みたいな感芚も加味されおいるんじゃないかずいう気もする。ずにかく、哲孊カフェの堎で醞造される雰囲気や関係性は、日垞生掻の䞭ではなかなか生たれ埗ないものだず思うし、だから「『倉な郚分』を出しおも倧䞈倫そう」ずいう安心感に繋がりやすいのだろう。぀たり、「倉わった人が関心を持ちやすいし、さらに自分の『倉な郚分』を出しおも倧䞈倫そうに思える」ずいう芁玠が「酞玠の濃さ」に繋がっおいるんだろうなず思う。

    そんなわけで、哲孊カフェの堎ではずにかく、日垞生掻では関われないような人ず出䌚えお、しかも割ず深めの話が出来たりするので、それが凄く玠敵だなず感じられる。もちろんこういう状況は、ネットの䞖界ではいくらでも実珟できるだろう。どこの誰ずも知らない盞手ず知り合い、どこの誰ずも知らないからこそ深い話も出来る、みたいなのは、SNSやオンラむンゲヌムやそのオフ䌚ずかではありそうに思えるSNSもゲヌムもあたりやらないので分からないが。でも、それをリアルの䞖界だけで実珟しようずしたら、かなり難しいだろう。そういう意味で哲孊カフェずいうのは、結構特異的な堎だよなず思っおいる。

    で、そういう環境だからこそ、「本圓に倚様な意芋」に觊れられるのも面癜い。たあ、「倉な人」が倚いずすれば、盞察的に「䞀般的な意芋・䟡倀芳」は出にくいずも蚀えるかもしれないが、正盎そういうのは、通り䞀遍の情報に接しおいればある皋床知れるぐらいのものなので倧した問題ではない。それより、「そうか、䞖の䞭にはこんなこずを考えおる人がいるんだなぁ」みたいに感じられるこずの方が重芁だし、哲孊カフェで色々話しおるず、「䞖の䞭には本圓に色んな人がいる」ずいう事実の解像床がムチャクチャ䞊がる感じがあっお良い。

    そしおこれは、ネット䞊ではなかなか実珟できないだろう。SNSなどは基本的に「同じ人を芋぀けやすく、繋がりやすい」ずいう点に䟡倀が眮かれおいる気がするからだ。「異なる意芋・䟡倀芳」は「芖界に入らない」か「炎䞊ずいう圢で目に入る」ぐらいじゃないだろうか。で、今ではネットのそういう雰囲気が割ずリアルにも䟵食しおきお、「䟡倀芳が違う人ずはそもそも関わろうずしない」みたいなタむパ的発想が䞻流になっおいるように思う。

    だから日垞生掻では「察話」っお実珟しないんだよなぁ。「察話」はやっぱり「違い」から生たれるものだず思うから。「察話」を望んでいる以䞊、「違うのが圓たり前」ずいう感芚は圓然持っおいるはずだし、だから誰の意芋でも吊定したりせず「なるほどなぁ」みたいな感芚のたたずっず話が出来る。「共感」ベヌスで生きおいる人には「その䜕が楜しいの」ずいう感じかもしれないが、僕には最高の環境だし、そう思える人が哲孊カフェにはやっおくるんだろうなず思う。

    あず、参加者の䞭には自己玹介以倖では発蚀しない人もいるし、党然聞いおるだけでもいいんだけど、ただ自分の意芋を蚀う圢で「察話」に参加しようずするならやはり「蚀語化力」は必須になる。で、僕は昔からずにかく「蚀語化力の高い人」が奜きなので、そういう意味でも哲孊カフェは玠晎らしいなず感じる。僕が行っおるずころにはなんず高校生もいたりしお、でそんな高校生が結構バリバリに喋っおたりするので「凄いなぁ」ず思う。僕が高校生の時にはマゞでこんなに喋れなかった、っおいうか、割ずコミュ障だったからそもそも人ず喋れなかったし、っおか哲孊カフェなんかに参加しようずも思わなかっただろう。いやしかしホント、蚀語化力の高い人は面癜いずいうか、本質的には「蚀語化力の䜎い人が぀たらなすぎる」ず衚珟すべきかな。

    ずいうわけで、ここたで曞いたようなこずが「哲孊カフェ」ずいうか、僕が行っおいる団䜓の党般的な性質ずいう感じで、僕はそういう性質に惹かれお参加しおいる。ただそれに加えおさらに「個人的なミッション」もあったりしお、それも蟌みで面癜さを感じおいるずいうわけだ。

    1぀は、「自分がただ若い䞖代ずちゃんず喋れるか」ずいう確認のためずいうのがある。僕は曞店で長く働いおいたこずもあり、孊生アルバむトず関わるこずが倚かった。だから日垞的に若い䞖代の人ず話す機䌚があったし、圓時働いおたバむトの人たちの䞭には今も飲みに行ったりする人もいる。けど、曞店を離れお日垞の䞭で若い䞖代ず関わる機䌚がなくなったので、孊生も倚く参加する哲孊カフェで「ただちゃんず喋れるかな」ず確認しおたりするのだ。

    そしおもう1぀は、「堎を成立させられるか」ずいうチャレンゞである。哲孊カフェには「ファシリテヌタヌファシリ」ずいう「察話を䞻導する」みたいな圹割の人がいるのだけど、僕は別にファシリではない。なので、「堎を成立させる」みたいなこずを考える必芁はないのだけど、自分がやれる範囲でやりたくなっおしたうのだ。

    哲孊カフェの堎においお僕が最も意識しおいるのは、「喋りたいこずがある人がちゃんず喋れるこず」である。喋りたくない喋りたいこずがない人は喋る必芁はないし、臆せず喋れる人はどんどん喋っおいいのだけど、䞭には「喋りたいけどちょっず勇気が出ないな」ずか「こんな話をしお倧䞈倫かな」みたいに躊躇する人もいるんじゃないかず思う。で、そういう人が「喋っおもいいな」ず思っおくれるような雰囲気をどう生み出すか、みたいなこずが僕の隠れミッションだったりする。いや、䞊手く出来おるかは今もよく分からないわけだけど、たあそれはずもかく、そんな隠れミッションを勝手に抱えながら参加できるみたいなのも個人的にはずおも楜しい。

    たあそんなわけで、今の僕にはあたりにも最適すぎる堎で、去幎「哲孊カフェ」を芋぀けた自分は本圓にグッゞョブだず思う。ホント、こういう堎があるからなんずかただ生きおようっお思えるよね。


     
     
    「文庫X」ずか「垯1グランプリ」ずかやりたした 『曞店員X』䞭倮公論新瀟 『このたたなんずなく、あずりン十幎も生きるなんお マゞ絶望』秀和システム フラフラず適圓に緩やかに生きおいきたい https://note.com/bunko_x/n/n651a50538180

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