
「見守る」は、何もしないことじゃない‼
🌱私は、とことん待ちます。たぶん(笑)
私は子どもを、けっこう待ちます。
いや……
とことん待つ方かもしれません🤣
子どもが何かできなくて困っている。
何かを伝えようとしている。
泣いている。
そんな姿を見ると、大人はつい、
「手伝ってあげよう」
「こうすればいいよ」
と、すぐに動きたくなります。
その気持ちは、よく分かります。
でも私は、すぐには手を出さないことが多いです。
だからといって、
何もしていないわけではありません。
むしろ、見守っている間の私の頭の中は――
けっこう忙しい🤣
今、この子は何をしようとしている?
何に困っている?
まだ自分で考えている?
別の方法を試そうとしている?
何を伝えたい?
大人を見た?
助けてほしい?
それとも、もう少し待ったら自分から何か出てくる?
ずっと見ています。
私にとって**「見守る」**とは、
ただ手を出さずに待つことではありません。
その子にとって、大人が入るベストタイミングを見定めること。
そんな時間です。
👀 大人には、分かっている。でも、すぐには動かない
以前、こんな場面がありました。
ある子が、
「先生~!」と職員を呼びました。
職員はみんな気づいています。
何をしてほしいのかも、だいたい分かっています。
でも――
誰もすぐには動きません🤣
知らんぷりしているわけではありません。
ちゃんと見ています。
その子が、次にどうするのか。
もう一度呼ぶ?
誰かを見る?
自分から近づく?
別のことばを使う?
少し待ちました。
すると、別の職員が必要なタイミングで入り、
「誰を呼びたいの?」
と、やり取りをつないでいきました。
その子が呼びたかった先生には、ちゃんと名前があります。
そこで必要なことばを少しだけ渡す。
そして最後には、その子自身が、
「○○先生~!」
と名前を呼びました。
そこから、相手とのコミュニケーションが始まります。
🌱 分かっているからこそ、先回りしない
大人には、子どもの言いたいことが分かることがあります。
毎日一緒にいる職員なら、なおさらです。
「あれがほしいんだな」
「これを手伝ってほしいんだな」
「この先生を呼んでるんだな」
分かる。
だから、すぐにやってあげることもできます。
その方が早いです🤣
でも、
大人が分かっていることと、子どもが相手に伝えられることは別です。
大人が毎回、
「これでしょ?」
「はい、どうぞ」
と先回りしてしまったら、
子どもは自分で、
「どうしたら伝わる?」
を考える必要がなくなります。
もちろん、その子の発達やそのときの状態によっては、大人が先に手を出すこともあります。
だから、
「絶対に助けない」ではありません。
ここが大事です。
🤔「待つ」が正解でもありません
私はとことん待つ方ですが、
長く待てば待つほど良い
と思っているわけではありません。
その子によって違います。
その日によっても違います。
同じ子でも、場面によって違います。
だから見ます。
今?
まだ?
もう少し?
そして、
声をかけるのか。
ことばを少し添えるのか。
ヒントだけ出すのか。
一緒にやるのか。
手伝うのか。
何もしないで、もう少し待つのか。
その都度、考えます。
見守るとは、
「手を出さない技術」ではなく、
「いつ手を出すかを判断し続ける技術」
なんだと思います。
そして私が基準にしているのは、
大人にとってのタイミングではなく、その子にとってのタイミング。
です。
💬「手伝って」が出るまでの時間も大切
子どもが困っているとき、
私はすぐに答えを渡すのではなく、
「どうしてほしい?」
と聞くことがあります。
でも、その子がまだ自分でことばにすることが難しければ、
「手伝ってほしい?」
「教えて、かな?」
と、必要なことばを添えることもあります。
大切なのは、
大人が全部代わりに伝えることではなく、子ども自身の気持ちとことばをつなぐこと。
そして、
「伝えたら、伝わった」
という経験を積むことです。
最初は大人のことばを真似しただけでもいい。
少しずつ、
「困ったときは、こう言えばいいんだ」が分かってくる。
いつか自分から、
「手伝って」が出るようになるかもしれません。
その一言が出るまでには、
大人が先回りせずに待った時間も、ちゃんとつながっています。
🌱 見守る時間に、子どもはたくさんのことをしている
大人が手を出さずにいると、
一見、何も起きていないように見えることがあります。
でも、その間に子どもは、
考える。
試す。
失敗する。
もう一度やる。
違う方法を探す。
人を見る。
伝えようとする。
助けを求める。
いろいろなことをしています。
大人が先に答えを出してしまえば、その時間は一瞬で終わります。
もちろん、全部を子ども一人でやらせればいいわけでもありません。
だから私は、
見ます。
そして、
待ちます。
必要になったら、入ります。
でも、できるだけ、
その子自身が出そうとしている次の一歩を、大人が先に奪わない。
そこは大切にしています。
😊「何もしない」と「見守る」は、全然違う
子どもが困っているのに手を出さない。
その一場面だけを見れば、
「何もしないの?」
と思われることもあるかもしれません。
でも、
何もしないことと、見守ることは違います。
見守っている大人は、
子どもを見ています。
考えています。
待っています。
そして、
「今」
というタイミングを探しています。
早すぎれば、子どもが自分でやろうとしていたことを奪ってしまうかもしれない。
遅すぎれば、その子にとって苦しい時間になってしまうかもしれない。
だから簡単ではありません。
マニュアルに、
「○秒待ったら声をかける」
なんて書けるものでもない🤣
目の前の子どもを見ながら、
「この子の場合は?」と考える。
結局ここでも、私はそれをやっています。
🌸「見守る」は、一緒に待つこと
見守るとは、
ただ待つことではなく、
その子が自分で次の一歩を出せる瞬間を、
一緒に待つこと。
そして必要なときには、
ちゃんと手を差し出せるところにいること。
私は、そんなふうに子どもたちを見守っています😊🌱
🔗 この話につながる記事
見守って、
待って、
必要な時には手を差し出す。
でも、そのタイミングを考えるためには、
まず、
「この子は今、どこにいる?」を知ることが大切です。
何でも一人でできることだけが、
成長ではありません。
「わからない」
「手伝って」
「困っている」
と、誰かに伝えられることも、
私はとても大切な力だと思っています🌱
▶ 子どもの発達は、飛び級しません‼
そして、
大人が先に答えを渡さない。
先回りして全部やってしまわない。
それは、
子ども自身の中にある
「自分で気づく」
「自分で考える」
「自分から動く」
を大切にしたいからです。
以前の私は、
「片付けなさい」
「シャツ入れなさい」
「ちゃんとしなさい」
……結構言っていました🤣
そこから、
どうしたら、大人に言われなくても子どもの気持ちが動くんだろう?
と考えるようになった話です。
▶ 「やりなさい」と言わなくても、子どもは動く。“やらなきゃ〜!”になる関わり方
👀「この子の場合は?」から、もっと読む
手を出す?
待つ?
声をかける?
少しだけヒントを出す?
同じ子でも、
その日、その場面、その時の状態によって違います。
だから、
「見守るなら、こうする」
という答えを先に決めるのではなく、
目の前の子どもを見ながら、
「この子の場合は?」を考える。
そんな子どもの見方について書いた記事をまとめています😊
▶ 👀「この子の場合は?」|子どもの見方・発達・行動
🌻《児童デイサービスあっぷっぷ》について
この記事で書いたような、
すぐに手を出すのでも、ただ放っておくのでもなく、
その子が自分で出そうとしている次の一歩を見ること。
北海道・小樽の《児童デイサービスあっぷっぷ》で、
子ども一人ひとりの姿を見ながら、日々実践しています🌱
利用や見学について詳しく知りたい方はこちらへ。
📍児童デイサービス あっぷっぷ 📍見学・相談 随時受付中