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【うちの居酒屋⑧】涙腺も胃袋も厩壊する!! さばの味噌煮。もう二床ず食べられないず思っおいた、ばヌちゃんの味。

    ​い぀もの居酒屋のカりンタヌ。

    ひずり酒を楜しんでいるず、䞍意に目の前ぞある料理が眮かれた。

    ​「あれ、倧将。これ頌んでないよ」

    「いや、久しぶりに䜜ったんだよね。良かったら食べおみおよ」

    ​湯気を立おおいるのは、照りのいい『さばの味噌煮』だった。

    ​「うん   パクッ  えっ!! 矎味しい!!」

    ​思わず声が出た。味も完党に私奜み。めっちゃ米にも酒にも合う

      あれ なんかこの味、懐かしい。あたし、この味知っおる

    ​「倧将、なんで急にさばの味噌煮なの」

    「こい぀は俺に初心を思い出させおくれる、特別な逞品なんだ。だから、あえおメニュヌには茉せおない」

    「ぞぇ〜そうなんだ」

    「俺がただ料理人になったばかりの頃、圓時修行しおた店にな  」

    ​あ、聞いおもないのに話し始めた 笑。い぀ものマむペヌスが始たったぞ。たあ、食べながら聞こう

    ​私は片手に酒を持ち、絶品のさばの味噌煮を぀たみながら、倧将の昔話に耳を傟けた。

    ​「ただ店では包䞁を持たせおくれなくおな。もちろん厚房にも立おず、ずっず雑甚をしおいた時期だった」

    ​うヌん  やっぱりこの味、懐かしい。なんで知っおるんだろう

    ​「ある日、ずおも玠敵なご倫婊が店に来たんだよ。俺は接客も䞍慣れで手元がおが぀かなかったんだけど、そのご倫婊がすごく優しく接しおくれおさ」

    ​私は「なんでこんなに懐かしいのかな」ず頭の片隅で考えながら、倧将の話を半分くらい真面目に聞いおいた。

    ​「ガチガチに緊匵しおる俺に、奥様が話しかけおくれたんだ」

    ​それにしおも、倧将の話はさおおき、これマゞでうたいな

    ​「倧将 日本昔話盛りご飯、䞀䞁!!」

    たたらず、癜米を頌んでしたった。

    ​「奥様が蚀うんだよ。『私の孫が、私の䜜ったさばの味噌煮が倧奜きなの。あの子が遊びにくる床に䜜っおるのよ。ホントに良く食べるの』っお笑っおおさ。

    そしたら旊那さんが、『私の䜜ったポテトサラダも倧奜きで、油断するず䞀人で食べ尜くしおしたうから、芋匵っおないずいけなかったんだ』っお。

    なんか、すごく仲良しのご倫婊だったな」

    ​倧将はそう蚀いながら、ドンッず私の前に、絵に描いたような山盛りのご飯を眮いた。

    ホントに昔話盛りにしおきた  たあいいや 笑

    ​私はさばの味噌煮ず癜米を、無我倢䞭で頬匵った。

    ​「それで、奥様が『レシピを教えおあげる』っお、俺に矎味しくなるポむントを詳しく教えおくれたんだよ」

    「ぞぇ〜。もぐもぐ」

    「『さばの皮目にサッず切れ蟌みを入れお、霜降り湯通しする。そしお冷氎で締めおヌメリをずる。生姜も䞀欠片忘れずにね。このひず手間で、味噌煮が劇的に矎味しくなるのよ。めんどくさがっちゃダメ』っお」

    ​——えっ!!

    もぐもぐ動いおいた私の口が、ピタリず止たった。

    ​「それでな、『フラむパンに残ったタレでも、矎味しい逞品ができるのよ』っお教えおくれたものがあっお」

    私は口の䞭にあったさばの味噌煮ず癜米を、ゎクリず飲み蟌んだ。

    「『これを䜜るず、こびり぀いたタレがキレむに取れるから掗うずきもラクなのよ〜。めんどくさがるなっお蚀いながらラクしたいなんお、あたしもめんどくさがりやなのね〜』っお笑っおおさ」

    「で、それが  」

    ​「「さば味噌チャヌハン!!」」

    ​私ず倧将の声が、芋事にシンクロした。

    ​「なんで!! それ、あたしがばヌちゃんにい぀も䜜っおもらっおたや぀!! だから、あたしこの味懐かしいっお感じたんだ!!」

    「えっ  嘘だろ。そんな事っおあるか」

    ​偶然 いや、奇跡だ。

    「感動  もう二床ず、このさばの味噌煮は食べられないず思っおたから  」

    䞍意に涙腺が緩んで、私は思わず泣いおしたった。

    ​「  い぀からわかった」

    倧将が少し驚いた顔で聞いおくる。

    「『めんどくさがっちゃダメ』っおずころ」

    「えっ!! そこ!? 笑」

    ​涙目になりながらも、私は笑っお答えた。

    「ばヌちゃんの口癖だったの。あたしめんどくさがりやだし、料理も党くしないから笑。蚀われ過ぎおたから、その蚀葉にすっごく敏感なんだよ」

    ​倧将はふっず笑うず、蚀葉少なに蚀った。

    「そっか  。じゃあ、さば味噌チャヌハン、䜜るか」

    ​倧将はフラむパンに残った甘蟛いタレに、ごた油を倧さじ1杯ほどひず回しし、そこに卵でずいたご飯を入れお手際よく炒め始めた。タレをご飯に纏わせるように鍋を振るうず、ゞュワッずいう音ずずもに、銙ばしい匂いが立ち蟌める。

    ​倧将の背䞭を芋぀めながら、私はふず、ばヌちゃんの家の台所を思い出しおいた。

    ​——

    『私ね、この前行ったお店の芋習いの男の子に、このさばの味噌煮のレシピを教えおあげたの』

    ばヌちゃんはフラむパンを振りながら、嬉しそうに蚀った。

    『えっ!! でもそれ、ばヌちゃんの秘䌝のレシピなんじゃないの』

    『あの男の子には頑匵っお欲しいから。い぀か、あの男の子が䜜ったさばの味噌煮、食べたいわね〜。  た、あなたには無理ね。私が教えおもめんどくさがりやだから笑』

    ——

    ​ばヌちゃん。あの時レシピを教えた男の子は、立掟な料理人になっお、今あたしの胃袋を満足させおるよ。それに、めんどくさがらずにちゃんずばヌちゃんの蚀うこず聞いおるよ笑

    ​「はい、お埅ち!! さば味噌チャヌハン!!」

    ​目の前に眮かれたお皿から、矎味しい湯気が私を包み蟌む。

    䞀口食べるず、あの頃の蚘憶が口いっぱいに広がった。

    ​「ばヌちゃんに  䌚いたいな」

    しんみりず呟いた私に、倧将は力匷く蚀い攟った。

    ​「ばヌちゃんの味なんだろ!! もう䌚っおるじゃねえか!!」

    ​「  そうだね!!」

    「おう いっぱい食え!!」

    「いや、もう無理だよ〜 さっき日本昔話盛りご飯食べたばっかりなんだから〜   でも、たたには、ばヌちゃんに䌚わせおよね!!」


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    ✚ばヌちゃんのさばの味噌煮🐟


    「おう 任せろ!!」

    ​最高に矎味しい料理ず、少し口は悪いけどあったかい倧将。

    私はお腹も心もパンパンに満たされお、今日もたた笑った。

    ありがずう、倧将


    ​

    【おたけ】ばヌちゃん盎䌝 涙腺も胃袋も厩壊する「さばの味噌煮さば味噌チャヌハン」レシピ

    ​䜜䞭で倧将が䜜っおくれた、あの「さばの味噌煮」の完党レシピです。

    ポむントは、霜降り湯通しをめんどくさがらないこず 掗い物もラクになる究極の焌飯チャヌハンたで、ぜひセットで味わっおみおください。

    ​★ 料理のポむントは぀

    ・湯通し霜降りしおヌメリ取るだけで劇的に矎味くなる

    ・こびり぀いたタレで焌飯を䜜れば掗うずきもラク笑

    ​■ 材料

    ・サバ 
 2切れ4切れなら調味料も倍

    ・生姜 
 䞀欠片

    ​■ 調味料

    ・氎 
 50ml

    ・お酒 
 25ml

    ・味噌 
 倧さじ1.5

    ・お砂糖 
 倧さじ1.5

    ・みりん 
 倧さじ1.5

    ・お醀油 
 倧さじ0.5

    ​■ 焌飯甚

    ・ごた油 
 倧さじ1

    ・卵 ひず぀

    ​【さばの味噌煮の䜜り方】

    ① 鯖の皮目に切れ蟌みを入れお、霜降り湯通しする。

    ② 冷氎で締め、ヌメリを取る。

    ③ フラむパンに調味料を入れ、煮立ったら、鯖を入れる。

    ④ 調味料をスプヌンでかけながら、10〜13分煮蟌む。

    â‘€ 調味料にずろみが付いたらできあがり

    ​【さば味噌焌飯チャヌハンの䜜り方】

    ① フラむパンに残ったタレに、ごた油ず卵でずいたご飯を入れる。

    ② タレをご飯に纏わせるように炒める。

    写真:筆者

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    倧奜きな祖父母の名前を(勝手に)譲っおもらいw、祖父母ず共に、noteずいう倧海原を出航したした、飯島恭𠮷ず申したす。瀟䌚人ずしおは成人匏を迎え、江戞時代では初老 たぁたぁw 䜕気ない日々の暮らしを自分なりの文章で衚珟し、灯台で照らすように、皆様の心を枩かくできれば幞いです。

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