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水って、どうためるのが正解? ―― 買う水・水道水・お風呂、"日持ち"が全部ちがうんだ

    きのう、「断水したら、家の中で"何が止まる"?」って話をしたね。

    読んでない人はこっちから 

    水は、飲むだけじゃない。トイレも、手洗いも、料理も、洗濯も、ぜんぶ水。僕らは飲む量の100倍もの水を、気づかずに使って暮らしてる ―― そんな話だった。

    で、今日はその続き。

    「じゃあ、その水、どうためればいいの?」だね。

    水の備え=ペットボトルの箱買い、だけだと思ってない?

    「水を備える」って聞くと、たぶん多くの人が思い浮かべるのは ―― ペットボトルの、箱買い。

    うん、それも大正解。まずはそれでいい。

    でもね、実は「水の備え」って、それだけじゃないんだ。しかも、お金をかけずに増やす方法もある。

    僕も最初はペットボトルだけだった。「とりあえず箱で買っときゃOKっしょ」って。

    でも、きのうの話で気づいたよね。生活で使う水って、飲む量よりずっと多い。それを全部ペットボトルでまかなおうとしたら ―― 部屋が、ペットボトルで埋まっちゃう。しかも、お金もそれなりにかかる。

    そこで大事になるのが、これ。

    水には「2つの役割」がある

    覚えておいてほしいのは、水には2つの役割があるってこと。

    • 飲む水(聖域):きれいじゃないとダメ。代わりがきかない、いちばん大事な水

    • 生活用水:トイレ・手洗い・そうじに使う水。飲めなくてもいい。でも、量がいる

    この2つを、ぜんぶ同じ"きれいなペットボトル"でそろえようとするから、もったいないし、続かないんだ。

    だからね ―― 水源を"3つ"用意して、役割分担させる。これがコツ。しかも、その3つ、それぞれ"日持ち"が違うから、そこを知っておくと、ムダなく回せるんだ。

    ひとつずつ、いこうね。

    ① 買う水(ペットボトル)―― 飲む水の、主力

    まずは、飲む水の主力。ここが土台だよ。

    目安は、1人1日3リットル(飲む+調理ぶん)。最低3日分、できれば1週間分。近ごろは支援が届くまで時間がかかる災害も増えてるから、目標は1週間分に置いておくと安心(農林水産省の目安ね)。

    で、ここで豆知識をひとつ。

    備蓄の水、期限が切れてて「あーもう捨てなきゃ」ってなったこと、ない?

    実はね ―― ペットボトルの水の賞味期限は、「腐るから」設定されてるわけじゃないんだ。

    ペットボトルの素材って、ほんの少しだけ空気を通すの。だから長い時間をかけて、中の水が少しずつ蒸発して、量が減っていく。「500ml」って書いてあるのに中身が減ると、計量法っていう法律の"表示"とズレちゃう。それを防ぐための期限、ってわけ(経済産業省の資料にもある話だよ)。

    だから、未開封で、変な場所に置いてなくて、容器も傷んでなければ、期限を少し過ぎても飲めることが多いとされてる。「期限切れ=即アウト」で慌てて捨てなくていいかも。

    このペットボトルは、"飲む水の聖域"として、大事に確保しておこう。

    ② 水道水の汲み置き ―― タダで増やせる、隠れた主力

    つづいて、いちばんお得な備え。

    これ、意外と知られてないんだけど ―― 水道水って、けっこう保存がきくんだよ。

    東京都水道局や警視庁の案内だと、こんな感じ。

    • 直射日光を避けた涼しい場所なら、常温で3日ほど

    • 冷蔵庫に入れておけば、10日ほど

    (※季節や置き場所で前後するから、目安ね。もし期限を少し過ぎても、一度沸かせば掃除などに使えるよ)

    ためるときのコツはこれ。

    • 清潔でフタのできる容器に、口元までいっぱいに入れる(空気を残さないのがポイント)

    • 蛇口から直接入れる(浄水器を通すと、保存のカギになる塩素まで抜けちゃうから)

    • 煮沸しない(沸かすと塩素が減る。水のままでね)

    • 飲むときは、直接口をつけずにコップに注ぐ

    • 容器に「ためた日」をメモしておく(入れ替えのとき迷わない)

    この汲み置きのいいところはね、役割をスライドできること。新鮮なうちは"飲む水の予備"、日が経ったら"生活用水"に回す。最後は掃除や洗濯にも使える。0円で、ぜんぶムダなく使いきれる。

    台風が近づいてるな、ってニュースを見たら ―― その日のうちに、容器に汲み置き! お風呂に水をためるのも、この日にね。それだけで、家の中の水がグッと増える。しかも0円で。

    ③ お風呂の残り湯 ―― 生活用水の、王様

    そして、生活用水の最大の味方。

    きのうの話で分かった通り、量がいるのは生活用水のほう。その王様が、お風呂の残り湯なんだ。

    断水したとき、そうじや、トイレを流す水として、これがものすごく心強い。

    コツは、たったひとつ。

    次に入るまで、抜かない。 それだけ。0円。

    ただし ―― ここは、小さいお子さんがいる家だけ、順番を逆にしてほしい。

    浅い水でも、子どもは溺れてしまうことがあるから、お風呂のドアを閉めて、子どもが一人で入れないようにしておく。これを必ずセットにして。断水対策より、こっちが先。ここだけは、絶対にね。

    (※断水したトイレの"流し方"には、実はちょっとコツと注意点があるんだ ―― 排水管が無事か確かめる、とかね。そこは衛生の回で、くわしく書くね)

    まとめると、こういう"地図"になる

    3つの水源を、役割で分けると、こんな感じ。

    • 飲む水(聖域) = 買う水 + 新鮮な汲み置き

    • 生活用水 = お風呂の残り湯 + 日が経った汲み置き

    この役割分担ができると、少ないペットボトルでも、ちゃんと回るんだ。全部を高い水でそろえなくていい。これ、けっこう気がラクになる考え方じゃない?

    ちなみに、偉そうに書いてる僕はというと

    「冷蔵庫で汲み置きすると10日もつよ」なんて偉そうに言っといて、白状するとね ―― うちの冷蔵庫、アイスでパンパンで、ボトルを入れる隙間なんて、ないんだよね。。。

    まず僕が、アイスを減らせって話。うん、わかってる。わかってるんだ。(でも、アイスも僕にとっては大事な備蓄なので。。。という言い訳)

    今日できる、0円の一歩

    今日できることは、どれかひとつでOK。両方できたら、もう最高。

    • 空のペットボトルか容器に、水道水を1本、口元まで汲んでフタして、日付をメモ

    • 今夜、お風呂のお湯を、抜かずに残しておく

    どっちも、お金はゼロ。それでもう、あなたの家の水は、今日より確実に増えてる。すごいことだよ、これ。

    次は「食べもの」の話

    水のため方が分かったら、次は、食べもの。

    実はね ―― 「非常食」って、わざわざ特別なものを買わなくてもいいんだ。いつも食べてる物で、ちゃんと備えになる。その話を、明日するね。

    そしてこの先、水も食べものもそろってきたら ―― いざ断水した3日間、それを"どう使うか"。朝・昼・晩、どの順で飲んで、食べるか。その"回し方"は、今週の終わりに、まとめてお渡しするつもり。

    でも、急がなくて大丈夫。まずは今日、1本ためるところから。順番に、ね。

    今日も、ここまで読んでくれて、ありがとう。

    水は、お金をかけなくても増やせる。それを知ってるだけで、ちょっと心強いよね。

    また明日。

    防災たろう


     
     
     
    風通しの良い髪型の防災たろうです。 日常のドタバタを【笑えて役に立つ防災】に変換して発信中! あなたの今日の不安が少しでも軽くなりますように。 公助の前に自助、自助の前にユーモア。 あなたの心に小さな安心を。

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