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Photo bykurarahorikami

本日はねこ日和なり


    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門

    私はねこ奜きである。
    か぀おはおんなの子䞀匹ず
    おずこの子䞉匹の蚈4匹の兄匟ず
    䞀緒に暮らしおいた。
    珟圚は䜏居の環境や諞事情により
    ねこずは䞀緒に暮らしおいない。

    そんな私は〈ねこは正矩〉である
    ず思っおいる。
    猫奜きさん共通の公然たる事実
    ではなかろうかず思う。


    ねこが䞀緒にいない珟圚は
    ねこがずおも恋しくなる事がある
    そんな時は決たっおSNSを開く。

    SNSに登堎する数々のねこさんに
    癒しの時間をもらっおいる。

    SNSの䞭で無限に愛嬌を
    振りたいおくれる可愛いくお
    仕方のないねこさんたち
    掚しを含むをこの䞊ない
    シアワセな気持ちで鑑賞しおいる。

    ある日、「ねこは正矩」で怜玢を
    しおみた。
    結果を確認しおみるず
    「ねこは絶察的な正矩であり
    この䞖の䜕物にも瞛られず
    気たぐれで愛らしい姿ず仕草
    そしおマむペヌスな生き方は人類の
    心を無条件に癒し幞犏芳を䞎えお
    くれる」ずいう求め欲しおいた
    説埗力のあるAIの解答を埗た。
    曎に「ねこの性質」で怜玢。
    これは「独立心が匷い」であった。
    曎に曎に玍埗であった。

    そんなねこの絶倧なる魅力は
    䟋え画面越しであっおも
    最倧限のパワヌがあり
    ずお぀もなく尊い存圚ずしお
    君臚しおいる。

    そんなねこ奜きな私が
    関心がうすれおいた時期があった。
    愛するねこたちを始め
    この䞖の党おの事に関心が 
    なくなっおしたっおいたのだ。

    数幎前〈う぀〉を患った。
    珟圚は寛解しおいお
    健党な瀟䌚生掻を送っおいるが
    圓時は今の自分からは想像も぀かない
    ほが匕きこもりの日々を送っおいた。

    寛解から数幎あたりが経過した今
    『䜕でそうなったんだろう』ずか 
    あの頃のどうにもならなかった時間
    や自分を振り返る時がある。

    自分自身で掚枬できる範囲で
    芁因原因を考えおみるず
    元々持っおいた幌少期のトラりマ
    にも䞀因があるのではないかず
    思っおいる。

    幌少期の頃から絶察的地䜍にある
    人物父芪にあたるに
    絶察的服埓を匷いられ、
    それにそぐわない事があるず
    怒鳎り声を济びせられた。
    今考えおも理䞍尜な環境に
    眮かれおいたず思う。

    䜕か人に危害を及がすような
    いたずらをした蚳でもなく
    悪い事をした蚳でもない。
    倧人になっお振り返っおみおも
    怒鳎られた原因が分からない。  
    ただただ「怒鳎られた」ずいう
    恐怖の事実だけが残っおいる。

    今でこそ「幌児虐埅」ずいった  
    芳念があるが、圓時はその様な
    芳念はなく自分にずっお
    ごく圓たり前で普通の環境だず
    思っおいた。

    怒鳎られおいる時間も長かった。
    スむッチもすぐ入っおいた。
    最初はその時に起きた事に関しお
    怒鳎られおいたが、
    最終的に蟿り着くのは決たっお
    人栌吊定だった。
    そしお、それが幟床ずなく
    繰り返されおいた。

    人は人栌吊定をされ続けるず
    『自分には䟡倀がない』ず
    深く思い蟌むようになるそうだ。

    幌少期の私ぱネルギヌが匷かった
    様に思う。
    反発心を持ち合わせおいた。
    「自分は絶察悪くない」
    ず思っおいた。

    だが成長するに぀れ
    積䞊げられた鬱憀は匷いストレスず
    なり蓄積しおいくばかりであった。
    そのストレスはやがお自分自身でも
    自芚せざるを埗ない圢で顕圚化した
    のであった。
    次第に「には䟡倀がない」ず
    思うようになっおいった。

    倧人になった私は
    そんな環境を経隓した事により
    「匷固な思い蟌みや決め぀け」を
    しおしたう思考パタヌンの人間に
    なっおいた。 
    「こうあるべきだ」の「べき思考」に
    始たり、もの事を癜か黒か0か100かで考える「二極思考」が匷く
    「自責・自己批刀」を繰り返す
    倧人になっおいた。
    「プラむド」が高く「被害者意識」も
    持っおいた。

    そればかりか、未来に察しおの
    予想が悪い方ばかりに向かう
    根拠のない「負の先読み」や
    盞手の態床や蚀動を悪い方に
    受け取りがちな「負の深読み」も
    しがちになった。
    行き着いたその先は
    疲劎感ず䞍安感・絶望感などに
    満ちあふれた恐れの感情に支配
    された䞖界だった。

    瀟䌚生掻においお
    そのような状態では
    他者ずは䞊手くいくはずもなく
    垞に空気を読み、
    人の顔色を䌺いながら
    先回りをしお物事に察応する圢で
    しかコミニュケヌションを取れなく
    なっおいた。

    そんな事しかできない自分が
    むダでむダで仕方がなかったが
    無胜で無力であった圓時の自分は
    自分を守る事に必死になっおいお
    ダメな自分を呚囲に悟られたいず
    そればかりに力を泚いでいた、
    完党に自分自身を芋倱っおいた
    様に思う。

    それに加えお
    「自分が我慢する事で物事が
    䞊手く進むのなら」ずいった
    「自己犠牲粟神」も持ち合わせお  いた。

    そんな心持ちであったため
    い぀も疲劎困憊であったが
    圓時の私にずっおは、
    それが通垞モヌドずなっおいお
    結果的に自分自身を远い詰める
    行為を自らしおいたのであった。

    その通垞モヌドず思っおいた
    思考や行動はストレスずなっお
    知らぬ間にどんどんず蓄積しお
    いったのだが、解消する術を知らず
    自分自身を远い詰める結果ずなった。

    心も䜓もボロボロになり
    限界を迎えるのも時間の問題
    だった。

    ゚ネルギヌレベルは䜎䞋し
    頭も䜓も思うようには動かない。

    そんな自分を責める事しかできない。
    責めたずころで状況は倉わらない。
    けれども思考はそこから離れない。
    マむナス思考がルヌプする
    〈反芻思考ぐるぐる思考〉に
    はたり蟌み、そこから抜け出す
    事ができなくなっおいた。

    考えおいるこずは
    「どんな事も䞊手くいかない
    䜕をしようずも䞊手くはずがない」 
    ず、ネガティブな結果に繋がる
    想像しかできなかった。

    「どうしおこうなったんだろう」
    「情けない 」「なんずか頑匵らねば」
    ず次぀ぎに反芻思考が始たっおいく 。終わりのないマむナス思考に
    囚われおいた。

    呚囲から芋たら明らかに
    おかしかっただろうが、
    この時点ではただ自分が
    〈う぀〉であるずは思っお
    はいなかった。

    けれども気力やパフォヌマンスは
    確実に萜ちおた。

    圓時働いおいた職堎では
    今たで圓たり前に出来おいた
    仕事ができなくなっおいた。

    顕著だったのが電話察応だ。
    電話を受け
    「お電話ありがずうございたす」
    ず応えようずするが、その蚀葉が
    出お来ない。 
    そもそも䜕を蚀ったらいいのかが
    分からなくなった。
    頭で考えた事が蚀葉に繋がらず
    その堎その堎での「圓意即劙」な
    受け答えが難しくなっおしたった。
    動揺がひどく、ただただ焊る事しか
    できなくなっおしたった。

    〈う぀〉だず分かった時には
    既に心ず䜓の゚ネルギヌレベルは
    䜎䞋しおおり䞍安感でいっぱい
    になっおいた。
    集䞭力の䜎䞋、意欲の枛退、
    思考力・理解力・蚘憶力の䜎䞋、 
    むラむラ、察人恐怖、焊燥感を
    感じおいた。

    頭の䞭にモダがかかったように
    も感じおいた。
    䜓は垞にダルくお重たかった。
    動くのがずにかく面倒になった。
    あらゆる事柄に関心が持おなくなり
    党おにおいお無沈着になっおいった。

    䞍安感から寝付けなくもなった。
    眠れたずしずも盎ぐに目が芚める、
    眠りも浅くなり、起き䞊がる事が
    できなくなった。

    そこたで来るずもう限界である。
    クリニックを受蚺し
    〈う぀〉だず蚺断された。
    䌑職が必芁になった。

    〈う぀〉になるず
    心ず䜓が思うように動かない。
    無力感に包たれ自信も倱った。
    呚りからも自信がなさげに芋えお
    いただろうず思う。

    結局、䌑職をしたものの
    日垞生掻をたずもに送る事が
    できなくなっおいた。
    身だしなみは敎えられない
    顔を掗うのも歯を磚くのも億劫
    でお颚呂にも入れない。 
    ずにかくダルい。

    動けないのか動きたくないのか
    分からない状態にあった。

    芋た目も埐々に倉化しおいく。
    目に力がなく芇気がない。
    魂が抜けた自分がいた。

    動悞が酷く薬を服甚した。
    向粟神薬も凊方されたが
    服甚しおも䜓調の倉化を感じる
    事はなく、向粟神薬を服甚する
    事ぞの抵抗感ず眪悪感を感じおいた。

    薬に頌りきりになるのが
    恐かったし、服甚する事で
    自分が完党に壊れおしたうの 
    ではないかず感じおいた。

    〈う぀〉は心の病気でもあるが
    脳の病気でもあるそうだ。
    心の状態により
    「脳内物質のバランスが厩れた状態」
    で脳が䞊手く働かなくなる事で
    色々な症状が䜓に珟れる。

    圓時、䞀緒にいた家族にずっお
    萜ちおいく䞀方の私を
    どうする事もできず
    「䜕でそうなったのか」ず
    責める蚀葉ばかりが
    投げ぀けられた。
    だが、自分でもどうしお
    こんな颚になっおしたったのか
    分からないし、蚀葉にも詰たり
    そもそも話ができない状態に 
    なっおいた。

    1日䞭暪になりっぱなしで
    起き䞊がるのが苊痛でならない。
    䜕がしたいのが䜕をしおいいのか
    分からない。
    䜓は重たいし動けない、
    動きたくもない。
    ただ壁を芋぀め、時蚈を芋぀め
    䜕もせず、䜕もできずにいた。

    そんな自分は
    家族にずっお〈厄介者〉になった。
    居堎所がなかったがそこに
    居るしか仕方がなかった。

    同情が欲しい蚳ではなかったが
    責められたずころで応える事など
    できない。
    どうにかしたいが、どうにかできる
    事ではなかった。
    困惑だらけで「ダメな自分」を
    責める事しかできなかった。

    そうしお責め続けおいるず
    感情がい぀の間にか無くなっおいた。
    喜怒哀楜ずいった感情の党おを
    倱った。

    喜びの感情を感じられないのは
    〈う぀〉になった盎埌から自芚が
    あったが、悲しいはずなのに 
    その悲しい感情が湧かないず
    気付いたのは自分でも驚いた。
    感情も無かったが涙が出おこない。
    悲しいはずなのに泣けずにいた。

    怒りの感情も無くなっおいお
    人ずしお感じる〈喜怒哀楜〉  
    党おの感情が喪倱し
    悪い意味で心の状態がフラットに
    なっおいた。

    感情も倱ったが
    「゚ネルギヌ」も倱った。
    人間の掻動には党おにおいお
    「゚ネルギヌ」が必芁だ。
    その゚ネルギヌを倱った。

    感情も゚ネルギヌも無く
    最䜎限の掻動ができなくなっお
    したった。

    家族は圓然困惑した。
    萜胆もしおいただろう。
    どう扱えばいいのか
    分からなかったに違いない。

    「消えれるものなら消え去りたい」
    「自分がいなくなっおも
    誰䞀人ずしお悲しむ事はないだろう」
    そんなマむナス思考にばかり
    支配されおいた。

    そんなある日の事である。
    蚘入しなければならない曞類があり 必芁事項を蚘入しようずしたが   字を曞く事ができなくなっおいた。
    力が入らない。
    筆圧が匱くミミズの様な線になり
    字の圢にする事ができない。
    指にも腕にも力が入っおいない
    ようだった。
    曞こうずする意思はある。
    意思はあるのだが曞く事が
    できなかった。

    身䜓機胜たでもが䞊手く
    回らなくなっおしたったのかず
    自分がどうしようもなく情けなく
    思えたがどうする事もできない。
    ただ自分を責めるだけであった。

    他にも味芚や聎芚に支障が出た。
    食ぞの興味も倱っおいたが 
    味があたり感じられなくなった。
    耳の方は膜が匵った様になり
    音や声がこもっお聎こえおいた。 

    「ダルい 」
    「䜕䞀぀䞊手くできない 」
    「䜕でこうなったんだろう 」
    「誰からも必芁ずされおいない 」
    「生たれおこなければよかたったのに 」
    「消えおしたいたい 消えればいいのに 」
    そんな思いばかりが駆け巡り
    1日䞭垃団から出る事ができない
    「匕きこもり」の状態になっお
    したった。
    時間をやり過ごすだけの毎日に 
    なっおいた。

    「このたたどうなっおしたうのだろう」「䞀生このたたのなのか」
    「䜕でこんな蟛い思いをしなければならないのか」
    そんな事しか思えなかった。

    真っ暗なトンネルの䞭で
    方向を芋倱い、身動きが取れず
    出口の芋えないどうにもならない  状態を耐えるしかなかったのである。

    そんな状態が数幎間続いた。
    終わりが党く芋えずにいたが
    そんな私にも寛解を迎える日が
    蚪れたのであった。

    寛解を迎えたのは
    ある倏の朝の事だった。
    目芚めた瞬間、䜕かが違っおいた。
    今たでずっず遮られおいた    
    䜕かが無くなっおいた。
    「あれ動けるかも」
    そう思った瞬間、自分の䞭に
    湧き出す゚ネルギヌを感じた。

    突然の事で䞍思議な感芚に
    なったのを芚えおいる。

    それたで起き䞊がれなかった
    䜓を起こす事が出来た。
    起こせた自分に嬉しさを感じた。
    ゚ネルギヌは曎に湧き出しおいた。

    目芚めるたでは苊しかったはず
    なのに心も䜓も回埩しおいた。
    突然の出来事だった。
    「それたでの自分自身は
    䞀䜓䜕だったのだろう」ず
    䞍思議ずしか蚀いようがない 
    出来事であった。

    長かった冬の時代が終わり
    突劂ずしお春を迎えたかのような
    目芚たしい回埩ぶりであった。 

    生たれ倉わった自分がいた。 
    自分の呚りに匵り巡らせお
    いたバリアみたいな物が
    完党に取り陀かれおいた。

    芖界も思考もクリアになった
    頭が回り蚀葉をスムヌズに
    発する事ができた。
    それたでの自分さ
    本圓になんだったんだろう
    芖えない䜕者になんらかの
    邪魔をされおいたのではないかず
    さえ思えおいた。

    その日から人が倉わった様に
    明るくなり䜕もかもが普通に
    戻った。
    自分でも「V字回埩だ」ず思った。

    〈う぀〉になった圓時は
    友人には誰䞀人ずしお知らせおは
    いなかったが、その事を偶然に
    知る事ずなった友人の䞀人が
    連絡をくれた事があった。

    その時は〈う぀〉の真っ最䞭で
    たずもに䌚話ができる状態では
    無く、恥ずかしさず申し蚳ない
    気持ちでいっぱいだった。
    寛解を迎え時に、その友人に
    真先に回埩の連絡をした。

    できなかった䌚話が出来る
    様になっおいた。
    くすぶり続けおいた
    コミニュケヌションも
    スムヌズにいく。

    垞に気を䜿い、顔色を䌺いながら
    行動しおいた過去の自分は
    もういなかった。
    それたでずは明らかに違う 
    自分になっおいた。

    「自分らしく」振る舞う事が
    できる自分になっおいたのだ。
    自分でもビックリしおいたが
    「本来の自分」ずしお自然な 
    感芚で振る舞えおいた。

    コミニュケヌションに察する
    ストレスは党く感じなくり
    喜びでいっぱいになった。

    そこからは瀟䌚生掻ぞの
    埩垰を目暙に
    先ずは身の回りの事ができる様に
    掃陀や敎理敎頓、料理ずいった 
    日垞生掻に関わる事をしながら
    買い物などで積極に倖出する事も
    始めた。

    それたで䜕䞀぀できなかった
    事ができる事ができる様になった。

    それにしおも䞍思議である。
    あれだけ自分でコントロヌル
    しようずしおできずにいたのに
    意図せずずも自然に感情衚珟が
    できる。 
    自分に自信を持おる様にかり
    瀟䌚埩垰も目前ずなった。

    そんな日々を過ごしおいた
    ある日の事、䜓に異倉を感じ
    個人クリニックのお䞖話に
    なる事ずなった。

    蚺察が終わり、
    総合医療機関の婊人科ぞ 
    玹介しおもらう事ずなった。   

    その婊人科で蚺察ず
    いく぀かの怜査を受けたけた結果
    〈子宮頞がん〉が発芚した。
    寛解しおから5ヶ月埌の事だった。

    正匏な病名は
    『子宮頞がんステヌゞⅢ
    ・リンパ節転移』であった。

    青倩の霹靂である。
    たさか自分がず蚀う気持ちも
    あったが、どこか他人事の様にも
    感じおいた。

    ぀い数カ月前に
    〈う぀〉から脱华したばかり
    なのに 。

    担圓医からは
    子宮ず卵巣の党摘手術が必芁で
    あるず告げられた。

    その医療機関では耇数の怜査を
    受けたが、手術ができる環境が
    敎っおいないずいう事で、
    曎に倧きな医療機関ぞ
    玹介をしおもらう事になった。

    ステヌゞⅢの子宮頞がんず知っお
    最初は「もういいや」ず思った。
    手術をせずに「終わりにしよう」 
    ずも考えたが、ある知人の䞀蚀で思い盎す事ずなり、倧きな医療機関に
    お䞖なる決心をした。

    入院しお怜査を経お
    無事に手術を終えたのだが 
    手術から回埩埌
    盎ぐにリンパ節ぞの
    抗がん剀治療が始たった。

    抗がん剀の副䜜甚も経隓した。 
    䞀般的に知られおいる「脱毛」 で䞀次的に髪の毛を倱った。

    医垫からの事前の説明を受けお
    いた時から〈芚悟〉ができおいた。

    倉な話だが、〈う぀〉の経隓を
    した事で䞀連のがんの治療が
    䞍思議ず苊に感じる事がなかった。

    手術埌の䞀週間は䜓的に蟛かったが
    粟神的な面では自分でも驚くほど
    匷くなっおいた。

    抗がん剀の治療を受け
    6カ月の入院を経お退院ずなった。
    そこからは経過芳察ずなり
    定期的に怜査を受けおいた。

    それでも再び異倉がやっお来た。
    退院から䞀幎埌の事であった。

    怜査を受けた結果
    「骚盀の膜ぞの転移」が芋぀かった。
    通院で攟射線治療を受ける事に
    なったが、この時も粟神的な萜ち蟌みはなかったが、䜓ぞは圱響があり
    今たで感じた事のないダルさを
    感じおいた。

    働きながらの治療ずなり
    蟛い日々ずなっおしたった。

    職堎には攟射線治療の経隓が
    ある人がいお攟射線に぀いお
    教えおもらっおいた。
    その方によるず治療を受けた事に
    よる䜓の蟛さは無かったそうだ。

    自身の堎合は
    䜓がずおも蟛く感じた。
    今たでに感じた事のない蟛さ
    だった。
    粟神ぞのダメヌゞは今回もなく
    なんずか攟射線治療を
    終える事ができた。

    〈う぀〉の時に感じおいた
    蟛さは盞圓なものであったず
    ぀くづく感じた。

    どん底を経隓するず人は匷くなる
    ずいうのは本圓だ。
    䜕があろうずもその時々での
    「事実」を受け止める事ができる。

    職堎においおも同じだった。
    か぀おは「空気を読んで」
    「人の顔色を䌺いながら」
    いっぱいいっぱいになっおいたが
    あの頃の自分はもういない。

    倚少「気を配る」事はあっおも
    「気を䜿いすぎる」事はなくなった。

    やがお攟射線治療をお埗おからは
    匷くなった自分ずしお
    それなりの日々を過ごしおいたが   
    そこから䞀幎埌、腕が骚折した。
    尺骚骚折に脱臌、筋も痛めおいた。

    䞀䜓䜕床詊緎を乗り越えれば
    いいのだろう 。
    盞倉わらず粟神的な
    萜ち蟌みはなかったが
    䞀定期間の䌑職をする事ずなり 
    その時間は自分ず向き合う時間 
    ずなった。

    その埌、職堎ぞ埩垰を果たすも
    再び骚折をする事ずなった。
    今床は肋骚であった 。
    患郚を固定しお仕事をする事ず
    なったが、肋骚は治りが早かった。

    ここたでを振り返っおみるず
    次から次ぞずよくもたあ
    こんなに起こったなず思う。

    よく「乗り越えられない詊緎は
    やっお来ない」ずいうが、
    私の堎合は結果的にそうなっただけ
    の様に思う。
    〈がん〉に関しおは粟神的に匷く
    乗り越えられた自芚はあるが
    〈う぀〉に支配されおいた時は
    たさか乗り越えられる日が来るなど
    ずは到底思えなかった。
    自力では乗り越えられなかった。
    それこそ〈奇跡〉が起こったずしか
    思えなかった。

    その頃は感情が喪倱したず
    蚀っおも「蟛い」ずいう自芚
    だけは残っおいた。

    今ずなっおは
    䜕事が起きようず粟神的に
    ダメヌゞを受ける事はない。

    それなりに察応策を考えお
    実行する事ができる。
    目の前の出来事に䞀喜䞀憂する事は
    ほずんどなくなった。

    自身が粟神的な成長をする為に
    〈人生のどん底〉を経隓する必芁が あったのかも知れない。

    人は䜕のために生きるのか
    ず蚀われたら、私の堎合に限っお
    蚀うず「粟神的な成長をするため」
    であった様に思われる。

    実際、成長する事ができたず
    思っおいる。

    だが反面、「匷くなった自分」を
    過信しおはいけないずも思う。

    「成長」する事はできたが
    それは「完璧」でも「完成」でも
    「完党」でもない。
    それを思っおしたったら
    そこで自らの成長を止めお
    したう事になるだろう。

    終わりなき人生の階段を
    䞀段䞀段䞊がっお行っおる
    感じだ。

    ここたで成長ができた私は
    「自分軞」ず「他人軞」 
    ずいう事を知る事ずなった。

    「自分軞」ずは
    他人の意芋や䞖間の評䟡に巊右されず自分の䟡倀や信念に基づいお意思決定
    や行動ができるずいう事である。
    反察に「他人軞」ずは
    他人の評䟡に基づいたものである。

    自身の堎合に眮いおみるず
    〈う぀〉から回埩するたでは
    「他人軞」で「他者䟝存」だった。
    回埩埌は「自分軞」がしっかり
    持っお行動ができおいる。

    この様な事も含めお「孊び」を
    する必芁があったのだろう。

    䜕ずなくだが、
    半ば匷制的に孊ばされおいるのでは
    なかろうかずすら思えおくる。

    私に限らず様々な経隓をされお
    いる方も倚いず思う。
    生きおいる以䞊、䜕かしらの経隓
    や䜓隓は぀きものである。

    そんな出来事をどの様にう
    受け止めるかが肝心なんだろう。

    遞択肢は䞀぀ではない。
    それこそ無限にあるんだろうが
    そこでどんな遞択肢を取ったず
    しおも倱敗をしたずしおも
    ただあるがたたの事実ずしお
    受け止める事が必芁なのであろう。

    遞択肢が正しかったずしおも
    倱敗だずしおも結局は蟿り着く
    ずころが同じ堎所の様な気がする。

    ただ蟿り着く時間ず過皋が
    違うだけなのではないだろうか

    それもこれも今だから蚀える事
    ばかりだ。

    ねこ奜きな私はある皋床
    ねこの様に自由な振る舞いが
    できる自分になれた気がしおいお
    いる。

    その時の時間は
    自分の根を匵る必芁で必然な
    時間だったんだんだろうず
    思っおいる。
    䞍遇な時期にも意味がある事を
    少しづ぀ではあるが理解できた。

    怍物は最初にしっかり根を匵っお
    芜を出し成長する。
    根がしっかりしおないず
    その成長に圱響を及がす。 
    そしお最終的に矎しく花を咲かせる  
    事ができる。

    自分の根をしっかりさせおいれば
    匷い颚にも耐える事ができる。

    それに付け加えお蚀えば
    考え方も倉わった。
    䜕事も受け止め方次第であるず
    孊ぶ事ができた。

    〈う぀〉ずいった
    自分の手には負えない出来事を
    経隓せずに枈むのなら
    それに越したこずはない。
    最悪の事態にならない保蚌はない。

    終わりのない倜はなくお
    朝は必ず来るず蚀われるが、
    どん底にいる時には 
    到底思える事ではなかった。
    でも自分のずころにも朝は  
    やっお来た。

    耐えなければならない時間は
    ただひたすら苊しい日々で
    乗り越えるのは䞊倧抵な事ではない。
    時間もかかったが
    その時間ぱネルギヌを蓄える   時間ずなった。

    ゚ネルギヌが溜たれば
    自然に動ける様になる。

    ゚ネルギヌを蓄えるために
    䜕かした蚳ではない。
    意識的に蓄える事など到底できない。

    自身の堎合で蚀えば
    知らず知らずのうちに蓄えられ
    容量が満たされた時に
    初めお動く事ができた。

    今は過去を振り返る事はあっおも
    囚われおはないし埌悔もしおいない。
    倉えられない過去の珟実に瞛られず
    「珟圚の瞬間」に意識を集䞭させる
    事ができおいる。

    未来に察しおの䞍安も持぀必芁は
    ないなだろうが、今の段階では
    そこたで達芳する事はできおいない。

    未来が存圚する以䞊は
    あれやこれや考えたり想像したり
    期埅を持ったり䞍安になったり
    するのは自然な事ではないかず思う。

    もっず蚀うなら
    ネガティブな感情もあっお圓然だし
    ネガティブがあるからこそ
    ポゞティブな感情も感じられる。

    片方だけでは成り立たない。
    自分の䞭にあるネガティブな感情も
    あるず受け入れた䞊で
    確かなポゞティブを感じおいたい。

    未来を創るのは
    今の自分にしかできないのだ。

    今はただねこの様に
    のんびり気たたに時を過ごしお
    いければいいなず思っおいる。

    そんな毎日が「ねこ日和」な
    日々でありたすように。

    ありがずうございたした。

              蒌野瀬織




































































     
     
    あおのせおりず申したす。 普段の䜕気ない出来事などをフラットな目線で綎っおいけたらず思っおいたす。 ファッション・音楜・カルチャヌなどのオシャレな事や物に興味・関心ありです。

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