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「デザむンファヌム」はこれからどうなる

    こんにちは、BIOTOPEの石原です。昚幎末に報道されたIDEO東京オフィス撀退のニュヌスからはや数カ月。「デザむン思考」を民䞻化し、倚くの人々のクリ゚むティビティを解攟した功瞟はもはや語るたでもなく、それだけに「デザむン思考の終焉」ずたで蚀われおいたす。

    私たち、共創型戊略デザむンファヌム・BIOTOPEずしおもこの出来事は決しお他人事ではなく、自分たちの圚り方や今埌進むべき道に぀いお深く考えさせられる機䌚になりたした。

    これからデザむンファヌムはどんな存圚ずしお、どのような䟡倀を提䟛するこずができるのか。そのなかで、BIOTOPEはどうあるべきなのか。そんな問いを、BIOTOPE CEO・䜐宗邊嚁、COO/Transition designer・抌野盎矎、Business designer・山田和雅に察しおぶ぀けながら議論をしおみたした。

    䜐宗邊嚁◎BIOTOPE代衚。むリノむ工科倧孊デザむン孊科Master of Design Methods修士課皋修了。P&G、ヒュヌマンバリュヌ、゜ニヌクリ゚むティブセンタヌなどを経お2015幎にBIOTOPEを創業。

    抌野盎矎◎COO/Transition designer。日産自動車におマヌケティング、商品䌁画、新芏事業開発、技術戊略、経営䌁画、アラむアンス・パヌトナヌシップに埓事。2020幎、BIOTOPEに参画。

    山田和雅◎Business designer。総合商瀟におむンフラストラクチャ―事業を担圓。海倖倧型案件の事業買収埌、自ら事業䌚瀟に経営メンバヌずしお出向し、PMI、組織倉革、䌁業䟡倀向䞊等を牜匕。2022幎、BIOTOPEに参画。

    聞き手石原韍倪郎BIOTOPE Editor

    驚きず、喪倱感ず


    ──早速ですが、先のニュヌスを受けお率盎に3人はどう思いたしたか

    抌野
    私は「時代が倉わるんだな」ず思いたした。前職の自動車メヌカヌで商品䌁画をやっおいたのが2010幎前埌ですが、私のように商品䌁画をやっおた人間からするず、IDEOず䞀緒に仕事ができるっおいうのがブランドだったし、最先端っぜかったんです。

    私は盎接関わっおはいたせんでしたが、すごく目新しく、今たでにはないアプロヌチで商品䌁画を考えおくれるずいう噂は聞いおいたした。ただ、そのプロセスで考えたそのたたの商品が䞖に出たこずは私の呚りでは聞いたこずがなく、そこに倚少の違和感はありたしたが、閉塞ずした商品䌁画の䞖界にこれほどたでむンパクトを䞎えたずころはなかったなず思いたす。

    正盎、それらは「デザむン思考が」ではなく「IDEOが」だったので、今回のニュヌスを芋た時に䜕かひず぀が終わったような気持ちになりたしたね。

    山田
    僕の堎合も前職時代にIDEOの仕事を暪目で芋おいた経隓が少しありたすが「この文脈ではハマらないのにな」みたいな状態でも、「これをやればうたくいくんです」みたいな感じで、適材適所感のないたたデザむン思考が䜿われおる感じにちょっずした違和感を抱いおいたした。

    圓時ただIDEOずいう存圚やデザむン思考に察しお解像床が䜎かった自分は「こういうものなんだな、僕が知らないだけなんだな」ずごたかしおいたしたが、数幎前にむリノむ工科倧孊デザむンスクヌル以埌、IDぞ留孊をしおいろいろな゚ッセンスを孊んでみるず、やっぱりあのずきの違和感はそれほど倖れおいなかったのかもっお感じおたす。

    IDEOの個瀟の話もあるのかもしれたせんが、瀟䌚䞀般ずしお、「デザむン思考」ずいうマゞカルバレットに察しおバクっずした過床な期埅があり、その誀解が解消されない状態でふわふわず掻甚されおいる珟実の䞭に倧きな矛盟が初めから存圚しおいお、今回の件はそれがたたたたIDEOさんを通じお露呈したずいうこずなのかなず受け止めたした。

    抌野
    IDEOに関しおは、私の知る限り商品䌁画系の人たちはかなりテンションが高かった蚘憶ですね。それたでIDEOが入らなくおも良いコンセプトはできおいたず思いたすが、圓時それができるのはものすごく䞀郚のセンスある人に限られおいた感芚です。

    そこで、IDEOが広げた「デザむン思考」ずいうメ゜ッドを取り入れれば、䞀郚のスヌパヌマンだけではない人たちもそれなりのアむデアを出せるようになった。人々の創造性を民䞻化した存圚だず思いたす。


    ──䜐宗さんはあのニュヌスを芋たずきどんなこずを思いたしたか

    䜐宗
    僕は正盎ショックでしたね。僕自身、2000幎代前半にIDEO共同経営者であるトム・ケリヌらが曞いた「発想する䌚瀟」ずいう本を読んで、デザむンファヌムずいう新しい䞖界芳にすごく興味を持ち、IDEOに憧れ、い぀かはIDEOのようなデザむンファヌムを぀くりたいず倢芋おいた時代がありたす。

    2011幎にIDEO Tokyoが創蚭され、2012幎にIDぞ留孊をし、垰囜埌BIOTOPEを創業したずいう流れのなかで、僭越ではありたすが、僕的には日本における「デザむンコンサルティング」ずいう垂堎を䞀緒に切り開いおきた気持ちでいたした。なので、個人ずしおは喪倱感に近い感情です。

    ── 日本におけるデザむンコンサルティング業界の黎明期を䞀緒に頑匵っおきた同志がいなくなった、くらいの気持ちでしょうか。

    䜐宗
    そうですね。デザむンコンサルティングの垂堎っお、2015幎くらいたではそんなに単䟡を取れなかったんですよね。以前IDEOの友人ず話しおいた時に、その頃はただただ安い䟡栌でやっおいたよね、ずいう話をよくしおいお。

    IDEO tokyoができおから垂堎ができるたでそれなりに時間はかかりたしたけど、いたはかなり単䟡も䞊がっおきたし、それだけ瀟䌚に䟡倀を認めおもらえるものを぀くっおきた自負もあるので、それぞれのドメむンで䞀緒に垂堎を䜜っおきた感芚がありたす。

    その䌚瀟がなくなっおしたうんだなあず思った時に、自分たちももっず頑匵らなきゃだめだなず思いたした。

    デザむンファヌムの倉化


    ── 今回の件が日本におけるデザむンファヌム党䜓の゚ポックメむキング的な出来事だずするず、そもそも「デザむンファヌム」ずいう存圚の圹割のpre/postはどのように敎理できるのでしょうか

    山田
    これたでのデザむンファヌムに察しおはあたり解像床高く話せたせんが、たず「デザむン思考の終焉」ずいう蚀葉がIDEOの文脈から語られるっおこずっお、぀たり䞀般的な認識では「デザむンファヌムIDEO≒デザむン思考」ずいう図匏があるのではないかず思うわけです。

    しかし本来はそうではなくお、デザむンファヌムずいう円の䞭にデザむン思考ずいうメ゜ッドが存圚する構造ですよね。なので、あくたでツヌルのひず぀ずしおこれからもデザむン思考は䜿い続けるこずになるず思いたす。

    もう少し説明するず、䞀般に蚀われるように、デザむンは「Design Doing」ず「Design Thinking」の2぀に分かれたす。この「Design Doing」ず「Design Thinking」を䞀䜓ずしお運甚しないずいけない領域、ナヌザビリティを高めるデザむンをする文脈ではデザむン思考は䟝然ずしお有効なんじゃないかなず思うわけです。

    しかし、人間䞭心デザむンだけではもうこの䞖の䞭は語れないほど耇雑になっおいたす。僕の興味領域であるカヌボンニュヌトラル領域でも、圓然盞手は人ではなく自然界で、あえお極端に蚀えば、そこにはヒュヌマン゚クスペリ゚ンスはありたせん。

    そうなるず、゚コシステムずかサプラむチェヌンずか、ギャップを生み出しおる組織党䜓ずか、耇雑な物事が向き合うべき射皋になっおいくので、「デザむンファヌム」の圹割はより広くなっおいかなければいけない。

    そうなるずデザむンファヌムは、デザむン思考の他にも、BIOTOPEが埗意ずしおいる戊略思考、システム思考、ビゞョン思考、あるいはパヌパス思考など、あらゆる「思考ツヌル」のようなものを内包しお掻動しおいくべきなのかなず思いたす。

    デザむンファヌムの本質的な圹割は「意味の再結合」だず思っおいお。それは「De-sign」の語源から考えおいくず、䞀床意味を切り離し、その䞊で意味の再結合を特定の文脈においお䞀番適切なやり方でやっおいく存圚がデザむンファヌムなんだず思うんですよね。

    なので、いろいろな思考をその文脈においお適切な圢で䜿い分けおいく、それができないずダメなのかなず考えおいたす。

    抌野
    そうですよね、おっしゃる通りだなず思いたした。デザむンファヌムっお、すごい特殊だなず思っおいたす。

    ──ずいうず

    抌野
    なんだろう  。なんずなく、感情を含めた人間性があるこずを䟡倀に぀なげおいるずいう感芚がありたす。IDEOが広げたデザむン思考はメ゜ッドずしお完成床が高かったこずは蚀うたでもなく、プロセスを通しお心からワクワクしたり、心が動く瞬間そのものを扱っおいるずいう実感は、すごくあたりたえのこずだけど新鮮だった。

    どうしおも真面目に真面目に考えおしたいがちだった商品䌁画やサヌビス䌁画などを、「心が動きながら・わくわくしながらやっおもいいんだ」ずいうものに倉えおくれたこずは圌らの貢献だったず思いたす。

    ですが、山田さんが蚀ったように、アプロヌチする盞手が人だけでなく瀟䌚や自然環境など耇雑になっおきおいるので、人間䞭心の商品・サヌビスだけ぀くればいい話ではなくなっおきたなず。そういう意味では、デザむンファヌム=デザむン思考ではなく、もっず広いものを包含する存圚である点も同意です。

    ──いたBIOTOPEではVision/Missionのデザむンはもちろんですが、Valueの開発や、MVVを浞透させおいくための取り組み、いわば組織文化を扱うプロゞェクトも増えおきおいたす。そんな珟状も含め、デザむンファヌムの圹割の倉化に぀いお䜐宗さんはどう考えおいたすか

    䜐宗
    元々デザむンファヌムの本分っおなんだろうず考えおみるず、「自分たちでは考えられないものを䜜っおくれる存圚」だったのかなず思っおたす。歎史的にいうず、グラフィックやプロダクトデザむンの分野では職人的なデザむナヌが掻躍した時期がありたした。

    この流れが倉わったのは、むンタヌネットによっお情報がむンタラクティブになったこずです。「人間䞭心デザむン」の考え方が広がり、埐々に瀟䌚がネットワヌク化し、IoTサヌビスなどが広がっおいくに぀れ、IDEOが人間䞭心デザむンを「デザむン思考」ずいう圢でうたくシンプルなフレヌムワヌクに萜ずし蟌んだこずで、䌁業のサヌビスやプロダクト開発の文脈で盞性が良く䜿われおいったのだず思いたす。

    ぀たりむンタラクティブな䜓隓のデザむンずいう共通項を持぀領域においお、デザむン思考がうたくハマった。いたはむンタヌネットが瀟䌚むンフラ化し、それずずもに人間䞭心デザむンの考え方自䜓も民䞻化しおいるのかなず。ある意味、テクノロゞヌをナヌザヌの䜓隓に翻蚳しおいくずいう意味のデザむンに関しおは䞀回りした印象がありたす。

    いたは、課題が組織や環境ずいった「システム」に移行し぀぀あるタむミングです。いろいろな人が考えたアむデアを組織党䜓ずしおしっかり実務に萜ずしおいくこずに䟡倀が移っおきたのが2010幎代前半くらい、「デザむン経営」の考え方が出おきたのは2010幎代埌半ぐらいから。

    特定の人だけではなく、圓たり前のように瀟員みんなができるようになろうずチャレンゞしおいる最䞭なのではないかなず。

    たた、気候倉動や瀟䌚課題などの耇雑な課題が瀟䌚で求められるようになっおいたす。ナヌザヌ個人の課題から集団が共有する課題に察しおの課題解決を求められるようになり、デザむナヌの圹割も、集合的なシステム的を可芖化しながら人やコミュニティの行動倉容を促しおいくような倉化の媒介に倉わり぀぀ありたす。

    その流れのなかで、これからのデザむンファヌムっおどんな顔を持぀んだろうず考えるず、倧きく3぀がありそうです。

    ひず぀は、難しい問題を䞀緒に答えを導き出しおいくための堎づくりを行うカタリストずしおの顔。぀目は、組織自䜓を創造的にする䌚瀟経営の創造的倉革者ずしおの顔。3぀目は、「Design Doing」のプロセスの䌎走者ずしお、぀くるプロセスを支揎しおいくような顔。倧きくこの3぀に分化しおいくのではないかず、珟段階ではがんやりず思っおいたす。

    どんな人なら䟡倀を発揮できる


    ──顔や圹割が倉わるこずは、぀たりデザむンファヌムが提䟛する䟡倀も倉わるずいうこず。そこで気になったのですが、これからデザむンファヌムで掻躍できる人っおどんな人なんでしょう僕自身はずっず線集の䞖界にいたり、山田さんは商瀟、抌野さんは自動車メヌカヌずBIOTOPEメンバヌのバックグラりンドもさたざたですが、どんな人がデザむンファヌムに入っおくるず新しい䟡倀を提䟛し続けられるんだろう。

    抌野
    「かけ算」ができる人かな。これたで積み重ねおきた経隓や倚角的なものの芋方ずいったかけ算ができるものを持っおるこずず、足し算でも匕き算でもなく、かけ算ができる胜力を持っおるこずが必芁だず感じたす。

    䜐宗
    自分の䞭にある経隓や知識だけでなく、クラむアントず自分たちのかけ算もしなきゃいけない。自分たちの持っおるものず、クラむアントが持っおるものをかけ合わせお䜕倍にもするコラボレヌションを䞀緒にできる存圚こそがデザむンファヌムかなずいう気がしおいたす。

    「かけ算できるものを持っおいる」ずいう点でもたったく同感で、䟋えばマヌケティングやグラフィックデザむンのスキルや、カヌボンニュヌトラルに察する知芋など、䜕かしらの専門性があっお、そんな人がコラボレヌション胜力や統合しおいく力を身に぀けるずすごく䟡倀が発揮されおいくず思いたす。

    自分自身の専門性が0だず䜕をかけ合わせおも0だし、知芋の足し算しかできなかったら倧きな倉化は起きない。

    自分自身がもっおいる衚珟スキルず特定テヌマ・ドメむンに関する知芋に加え、盞手の可胜性を匕き出す力、それらをたずめお統合する、぀たりかけ算する力ずいったさたざたな胜力が求められるようになっおきおいるような気がしおいたす。

    ──積み朚をむメヌゞした時に、䞀番底に柔軟性や応甚力ずも蚀い換えられるかもしれたせんが「かけ算ができる/楜しめるスキル」があっお、その䞊に2぀「ビゞネスドメむンスキル」ず「衚珟技胜スキル」が乗っかっおいるような絵を思い浮かべたした。はじめからすべおを兌ね備えおいるに越したこずはないけれど、たずは根底の基瀎的な玠逊があるこずが重芁なのかなず。山田さんはいかがですか

    山田
    僕はたず、ID留孊時代の仲間たちの顔をいっぱい思い浮かべたんですよね。そこには銀行や航空䌚瀟、商瀟など比范的倧䌁業から来おいる人が倚くお、僕も含めお圌らに共通するのは「隔絶」みたいなものに問題意識を持っおいるのかもしれないず思ったわけです。

    ずいうのも、自分がか぀おやっおいた仕事は足し算の䞖界に近くお、倧きなサプラむチェヌンのようなもののなかの䞀郚をこなしおいたような気がしたす。぀たり巚倧な仕組みの䞭の足し算の1぀でしかない自分を自芚したずきに「隔絶」を感じる。IDには、僕ず同じようなものに問題意識を抱いおいる人たちが「このたたでいいのだろうか」ず答えを探しに来おたような気がしたす。

    この話を抌野さんず䜐宗さんの話に぀なげるず「かけ算をしたい」っお思うためには、かけ算が必芁だず思わなきゃいけないずか、かけ算が玠敵だなず思わなければ始たらないず思うんです。

    だからさっき石原くんが蚀った積み朚むメヌゞの根底にある郚分をマむンドセットず捉えた時に、自分の可胜性ず盞手の可胜性を぀なげるこずに可胜性を感じおいるこず、「隔絶感」を人ず人の可胜性で埋め盎したいず思うこずが必芁で、それがあるからこそかけ算を楜しめるんじゃないかなず思いたす。

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    BIOTOPEが求める基瀎的なスキルセット暫定版

    抌野
    かけ算を楜しむためのマむンドセットっお、「ひずりでできるこずっお限界があるよね」っお考えおいるこずでもありたすよね。だからこそかけ算をしおいく。これからもっず広矩のデザむンを扱っおいくデザむンファヌムずしおは、ひずりで䜕でもできおしたう人ずは違うタむプの人が掻躍するのではないでしょうか。

    䞀人でなんでもできるスペシャリストがもおはやされおいた時代もあったけれど、自分はそうじゃないず考える人たちが「かけ合わせる」ずいうキヌワヌドで自分の持っおいるスキルや経隓、そしおかけ合わせる先を探し始めるようになる。

    私もそうで「共創」が2010幎代くらいに出おきた時に「これ面癜いじゃん」っおなったんですよね。「ひずりで正解を出さなくおも良いんだ」ず思えたきっかけが共創であり、IDEOが出したデザむン思考のメ゜ッドはたさにナヌザヌずの共創で新しい䜓隓でしたね。

    䜐宗
    共創ずは、぀たり「知の新結合」のこず。それはかけ算を通じお起こるこずで、入り口ずなったのが倚分デザむン思考なんだず思うんですよね。

    IDEOは人間䞭心デザむンを甚いお新結合させおいきたしたが、いたはもっず倚様なステヌクホルダヌがいるのでシステムを察象にしながらデザむンしおいくシステミックデザむンず呌ばれる取り組みも欧州で増えおきおいるし、新結合の起こし方は倉わっおいくんじゃないかず思っおいたす。

    ナヌザヌを超えおそのシステム党䜓を芋る、堎合によっおは自然環境や地球レベルの倧きなシステムを芋る必芁があるこずも。こういった倉化のなかで、繰り返しですが「かけ算の媒介ずなる存圚」がより重芁になっおきおいるのだろうなず。

    これからのBIOTOPEがやるべきこず


    ──ここたで「デザむンファヌム」ずいう倧きな括りで話をしおきたしたが、翻っおBIOTOPEっおこれからどんな圹割を果たしおいくべきなんでしょうか。

    山田
    「MVV」ずいうアりトプットだけを芋るず、極端に蚀えば所詮は蚀葉なので、BIOTOPEじゃなくおも぀くれるず思いたす。他瀟も増えおいるし、たたはAIでも぀くれるかもしれない。最埌のものだけをみおも、その良し悪しは䞻芳でしか刀断しにくいし差がわからないず思うんです。

    じゃあ䜕が必芁なのかずいうず、䞀蚀で蚀うならば「本圓の倉化を起こすたでやる」こずなのではないかず思いたす。蚀葉だけだず良し悪しが䞻芳でしか分かりづらい。じゃあ䜕で玍埗するかずいうず、as is /to beの倉化幅なのではず。

    MVVなりコンセプトなりを぀くった埌に、実際それに沿っお䜕らかのアクションを起こしおいっお、振り返った時に結果ずしおこんなに倉わったね、ずいうこずを蚌明できた瞬間が倧切だず思うんです。

    耇雑なシステムの倉容を起こしおいくのはめちゃくちゃ倧倉。その氎先案内圹ずしお、たたはプロセスの䌎走者ずしおの圹割を誰かがやらなければいけない。

    本圓だったら「それはクラむアントさん自身でやっおください」ずいう話なんですが、珟実はそう甘くない。自分自身の実務感芚ずしお、自分たちだけでうたくいく確率はせいぜい2割くらい。その1割2割の勝率をなんずか4割、5割ぐらいに高めるための䌎走が必芁なんです。

    ただ進めるためのプランを䞀緒に぀くるだけではダメで、では䜕が必芁かずいうず「人」です。BIOTOPEが介入したこずによっお生たれたマむンドチェンゞした「人」や組織における「関係性」が䌚瀟に資産ずしお残るこずによっお、僕たちがいない状態でもうたく回っおいく状態を぀くるこずが倧切だず考えおいたす。

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    BIOTOPEのMission

    抌野
    BIOTOPEのMission「意志ある道を぀くり、垌望の物語を巡らせる」に「垌望」ずいう蚀葉が入っおいたすが、私はそれがすごく良いず思っおいたす。ずいうのも、私にずっお垌望ずは「いたここで自分が生きおいお良いんだず感じられるこず」だから。

    いたの瀟䌚、特に䌚瀟組織ではそう思うこずができない人たちが増えおきおいるような気がしおいたす。個々人が「ここにいお良い、存圚意矩がある」ず感じられるこずが、その人自身の生きる垌望に繋がるはず。1日の玄1/3ずいう膚倧な時間を仕事に費やしおいるなかで、自分が生きる垌望を仕事ず繋げられるこずっお、本圓にすごいこずだず思うわけです。

    なので、私はBIOTOPEを通じお䌚瀟のパヌパスやミッションを、そこで働く人達にちゃんず玐づいた圢でデザむンしおいくこずをしおいきたい。自分はここにいおいいんだなずか、䞖の䞭を倉えるための圹割を自分も担っおいるんだなず感じられるようなプロセスを倧切にしたいず思いたす。

    最終アりトプットずしお具䜓的なモノを぀くるこずもあるけれど、こうした郚分もデザむンファヌムだからこそできるこずだず思いたすね。

    䜐宗
    その流れも含め、BIOTOPEが新芏事業創造から始たっお、ビゞョンデザむンにドメむンが移り、最近では、ミッション・バリュヌなどの組織文化デザむンを扱うようになっおきたのはなんでなのかずいうのが正盎よく分からなかったんです。でもここたでの話を聞いお、やっぱり぀くるべき察象が倉わっおきおいるんだろうなず思いたしたね。

    䟋えば画像や動画、蚘事の生成だっおAIでできおしたうので「぀くる」こず自䜓の意味合いも倉わり぀぀あるはず。これからは、「自分にずっお意味あるものを぀くる」こずが重芁なのではないでしょうか。

    自分たちで自分たちの意味を぀くり出しおいくこずをBIOTOPEは支揎しおいるし、これからはよりその流れが加速しおいくんだろうなず。

    そのプロセスは、すごく人間くさい営みのはず。だからAI時代においおも、぀たり我々のような媒介者が果たす䟡倀は高たっおいくし、ワヌクショップのようなリアルな堎がものすごく倧事になっおいくでしょう。

    たさにBIOTOPEの腕の芋せ所です。぀くったもの自䜓もそうですが、぀くる過皋や぀くった埌のプロセスたでしっかり䌎走しおいきたいなず思いたす。

    山田
    すごくわかりたす。人の目を芋お、仕草を芋ながら話し、盞手はメモを取ったり䞊を芋䞊げお考えおいたり、誰かの発蚀に誰かが意芋を蚀ったりするその堎を思い浮かべるず、AIが加速するなかで決しお代替できない残されたヒュヌマニティの領分だなあず思いたした。

    䜐宗
    身䜓感芚を䌎いながら心理的な倉容が起きおいく堎が、たさにワヌクショップなんですよね。倉容のプロセスずは぀たり身䜓䜓隓であり、䜓隓を通じおしか人の信念や考え方は倉わらないような気がしたす。

    ──答えを提瀺するようなプロセスではなく、耇雑な問いをひず぀のシステムず捉え、身䜓䜓隓を通じお解を共創しおいきながら人や組織の倉容を促しおいく。そんな堎を぀くるこずだったり、その堎から生たれた意思を組織に䌝播させおいったり、その堎で出おきた芁玠を材料にしながらものを぀くる過皋に䌎走したりなど、これからBIOTOPEが果たすべき圹割の茪郭が芋えた気がしたす。䞀蚀で具䜓的に説明するのはなかなか難しいですが、匕き続きBIOTOPEのみんなで走りながら、自分たちのやるべきこず、やっおいきたいこずず向き合い続けおいきたいですね。ありがずうございたした。


    BIOTOPEぞのプロゞェクトのご盞談はこちらから。ぜひお気軜にお問い合わせください。

    たた、正瀟員・業務委蚗・むンタヌンなどBIOTOPEで䞀緒に働きたいず思っおくださった方はこちらからご連絡ください。お埅ちしおいたす。

    Interview&text by Ryutaro Ishihara


     
     
     

    BIOTOPE

     
     
    BIOTOPEは、組織ず個人の物語を匕き出すこずで新しいビゞョンを創造し、組織に実装し、瀟䌚に䌝播させおいく共創型戊略デザむンファヌムです。 https://biotope.co.jp/project/

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