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「【実録】2006年、上海の航空券ブローカーが仕事をしながら中国を放浪した話」⑧チベット高原編


    〜2006年・中国放浪の記録〜

    ⑧チベット高原爆走74時間!編

     【阿里⇒拉薩】

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    ■ラサ:2006年6月30日

    (ラサのネカフェで日記を書く便太郎)

    【💡当時の便太郎日記】
    あーどーも、どーも!
    現在、高地トレーニング中の、
    中国のドラえもんです。

    アリを出てからチベット高原爆走74時間!

    途中、バスが故障しまくりで、何度止まったことか…
    途中、乗客同士が喧嘩はじめるし…
    途中、小規模ですが崖崩れで、何箇所も道が寸断…
    途中、真冬の寒さに俺一人、真夏の格好…
    途中、画鋲を踏んで、白酒で消毒(大丈夫かなぁ…)
    途中、検問で、身分証を持っていない中国人が3名しょっ引かれました…

    そんなこんなでようやくラサに到達!
    着いて、自分のボストンバッグを探しても無い!!!
    ええええええええ!!!
    っと思いきや、青いバッグが砂で真茶色に…
    なんとも無残な姿に変わり果てておりました。

    ホテルにチェックインして即効、
    バスタブにお湯を張って入浴!!!

    お湯を抜くと、砂だらけ!!!

    砂だらけなのは、
    ボストンバッグだけではありませんでした。

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    爆走チベット高原!

    【💬 当時のマイミクさんのコメント】
    ・どう?聖都は。

    ・お疲れ様です。せっかくチベット来たんだから
     バター茶くらいは飲んできて下さい。

     スノーランドの向かいあたりの
     光明商店だか光明食堂は、近くて手ごろでかつ、
     雰囲気もいいのでお勧めです。
     漢民族もあんまりいないし。
     あとネタとしてヤクバーガー食べるのもいいかも。

     ラサからゴルムドは、
     今はもう全部舗装されているし、
     ひたすら下り坂なので楽ですよ。
     バスでも1日かからないし、
     乗り合いタクシーなら半日ちょっとです。
     随分楽になったもんだ。

    ・拉薩。。今地図で調べました。 
     おお こんなとこにいたか。 
     若干姿が見えます。

    ・出来たばかりの列車に
     乗ってみるのもいいのでは?
     それから成都から上海飛ぶとか。

     それにしてもこの旅で
     何時間移動に費やしたんですかね・・・
     いつ連絡しても、
     バス乗ってたから相当ですよね。
     とにかくお疲れ様です。

    ・サラ!?
     聞いたことも無いので調べてみました。
     何だか大変な所まで旅していますね。 
     ちょっと尊敬です。
     そこまで行くともしかして、
     人々の顔も上海あたりのアジア人とは違うんですか? 
     治安はどうですか?
     くれぐれも体には気をつけて。

    ・さすがえんどうさん。 
     コメントも旅のプロっぽくてまたまた尊敬です。

    ・一番いいールートを教えます。
     ラサ
     ↓ランクル
     シャングリラ ここもチベット自治区、雲南省
     ↓バス  
     大理 「感謝に濁点」補給!!
     ↓バスか火車
     昆明  特に何もない  
     ↓火車2泊か飛行機2時間か
     上海  

    ・すごい。あたしもラサって
     どこかわからんから地図広げてみた。
     ほんまに中国一周ですねえ。

    ・さっすが。これからも、
     がはは精神で爆走してください♪

    【💬 当時の便太郎の回答】
    ・えんどうじゅん さん
     いやーほんと、いろいろ情報助かりました。
     おかげで無事ラサまでたどり着けました。
     ありがとうございます。

    ・そうなんです。こんなところに居たんです!

    ・治安は悪くないと思います。
     やはり漢族とは、じゃっかん顔が違いますね。
     みんな真っ黒に日焼けしてます。
    (日焼けなのか地黒なのか微妙ですが…)

    ・実はそのルートが一番良いんですけどね…
     いろいろありまして、汽車で西安へ行くことに…
     でも、いつか雲南行きます!

    ・今日ついて、まだラサがどんなところかわかりませんが、あとで報告しますよ!

    ・高山病は、かなり慣れました、
     イエチェンからアリのバスほど苦しみませんでした。
     今はまったく問題ありません!
     がはは。

    ・えんどーさん!
    スノーランドの向かいの店は、
    今取り壊し中ですよ・・・
    ラサにも確実に再開発の波が押し寄せてます。

    ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

    【💬当時のえんどうさんの回答】
    ガーン!結構ショック!
    ん~、あとチベタン食堂と言えば、
    ヤクホテルの裏側あたりのチベタン住居エリアに
    ポツポツとあるのですが、
    あんまり看板とかなくてわかりにくいのです。
    (覗けばわかる)
    まぁ最悪でもタシ1とかタシ2などの
    西洋人パッカー向けのカフェでチベタンものが食べれます。
    ちょっと何か違う感じですので
    チベット通の人からは認められないかもしれませんが、
    一応チベタンが作っていることには変りがないです。
    まぁ正直言って中華の方がうまいけど。

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    AIイメージですが
    こんな感じでした。

    【現在の便太郎より一言】

    いや~今思い出しても、
    このバス移動は過酷だったな…。

    とにかくバスが止まってばかりで
    いつラサに着くのか、
    まったく読めない。

    とにかく故障故障。
    故障の連続なんです。

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    足臭寝台バスとトイレ休憩

    雪解け水でぬかるんだ悪路も多く。
    乗客みんなで「エイヤー」って何度も押した。

    トイレは「ニーハオトイレ」では無く…
    「360度開放式トイレ」に変わる。

    いわゆる「野◯ョン野◯ソ」というやつです。

    女性の乗客はトイレの時、
    女同士で背を向けて壁を作り、
    周囲に覗かれないように見張りを立てるのだが…
    果たしてこんなところに
    覗きとかいるのか疑問だった…。

    今回の旅行で、
    「ニーハオトイレ」をクリア!

    見渡す限りのチベット高原での、
    「360度開放式トイレ」をクリア!

    更に大人の階段を上った便太郎!

    でも、本当はあんまりトイレに
    行かなくても良いように食事は最小限しか
    口にしてなかったんですけどね(笑)

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    どこに人がいるんだよ…
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    トイレがあるのは少しだけ…。

    下界は夏だが、
    チベット高原の夜は結構寒い…
    そんな中、短パンサンダルのあほがひとり…

    冬でも元気な小学生かよ?
    体育だけ「5」ですみたいな?

    やっぱどう考えてもカイラスは無理でしたね…
    しかも、お客さんから電話が
    じゃんじゃん掛かって来てさ。
    とにかく早く戻らねばって感じでした。

    携帯の電波は、叶城から阿里までの一部と、
    阿里からラサまでの間で
    繋がらない区間が少しあったけど、
    あとは、どこにいても繋がった。
    (これ結構凄い!)

    昼のチベット高原。
    見上げる空は、吸い込まれそうなほど深い。

    藍色の濃い青。
    その圧倒的な青さは、かつて写真で見た
    フォークランドの海の色を思い出させる。
    (行ったことないんですけど〜
    写真で見ただけなんですけど〜)

    そして夜のチベット高原。
    これが本当に、言葉を失うほど奇麗!

    重く垂れ込める漆黒の天空に、
    たなびく灰色の雲。

    思いのほか雲が多く、
    満天の星々が顔を出す時間は限られていた。

    でも、その瞬間は確実に、
    何度か訪れる。

    雲が切れた瞬間、
    視界に飛び込んでくるのは、
    こぼれ落ちそうな星の群れ。

    「本物の満天の星とはこういう事なんだ!」


    宇宙の深淵を覗き込んでいるような、
    震えるほどの輝き。

    ずっとUFOが見れるのではないか?
    と思って目を凝らしていましたが、
    残念ながらそちらは見れませんでした…

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    これが画びょうを踏んだ店

    ラサに到着した時、
    なんとなく体がだるかった。

    体中、埃だらけのせいもあったので、
    バスタブのある結構、いいホテルに泊まった。

    その翌日、発熱し寝込んだのだが…。

    ※『途中、画鋲を踏んで、白酒で消毒(大丈夫かなぁ…)』
    (当時の便太郎日記から参照)

    この時、あの時の

    「チクッ」っていう痛みが蘇った!!!


    恐らく、このせいではないかと思っている。
    なんせ思いっきり錆てたからね…。

    トイレ休憩でバスを降りた後、
    愛用のバンコクのBIG‐Cで買った、
    ペタペタサンダルの底を突き抜けて、
    かかとに刺さったんですよ!

    うわ!やべッ!
    どうしよう?

    バスの運転手にダメもとで、
    「消毒ある?」って聞いたら、
    「売店で白酒買って消毒しろ!」
    なるほど!早速52°の白酒買って消毒!

    破傷風になったらどうしようって、
    マジで心配だったんだけど、
    ホテルでバスタブにお湯をためて、
    半身浴で強制的に大量に汗を掻いて
    なんとか解熱に成功!気合で治した!

    熱だけで済んで良かった良かった。

    あと、高山病対策で効果あった、
    便太郎のワンポイントアドバイス!

    「ズバリ!酒!」


    ほろ酔いくらいで頭痛が完全消滅!!!
    ただし、泥酔いで痛みが3倍増になるのでご注意を…。
    (※医学的根拠の全くない便太郎の知恵袋です。)

    それと、下界で買った100円(1元)ライターは、
    チベットでは使えません!なぜなら酸素が薄いから!
    チベットで購入するようにね。
    (※これはただの便太郎の知ったかぶりです。)

    あとさ~
    この店で、休憩中だった、
    オランダ人カップルと出会ったんだけどさ。
    自転車でカイラスに向かうのだと言う!

    もの凄い装備をチャリに、
    いや自転車に積んでいた。

    私は、
    「この足臭号で、アリからラサへ行く途中だ!」
    と言うと、
    「おおカイラスはどうだった?」
    と当たり前のように聞いてきた。

    お前らカイラスカイラスうっせんだよ!


    アリに行ったからと言って、
    全員が必ずカイラスへ行くわけではない!

    ここテストでま~す!

    覚えておくように!

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    カイラスってこんな感じ?

    てか、実はこの時、
    カイラスに行かなかった事を
    少し後悔していたのだ。

    元々、カイラスが何なのかすら、
    あんまり良く分かってなかったんだけど…

    みんなが、カイラスカイラスって言うので、
    だんだん気になり始めていた。

    「また来るからいいや。」とか…
    「冬服持ってないから無理!」とか…
    「仕事が忙しくなってきたから仕方がない。」とか…

    自分に自分で言い聞かせていたのだが…

    果してこんなところへまた来れるのか?
    冬服なんか人民解放軍払い下げの店で安く買えたし。
    仕事だって、ちょっとくらい音信不通になっても、
    大した影響は無かったはず。

    もし、行ってたら、当時のカイラスで
    航空券の予約や発券の指示とかしてる、
    初めての日本人として有名になってたかも?

    などと妄想が止まらない便太郎なのでした…


    〜2006年・中国放浪の記録〜

    ⑨青蔵鉄道開業の拉薩編へ

    つづく、、、



    #創作大賞2026
    #オールカテゴリ部門


     
     
    2003年日本を脱出。2004年にBKKから、かる~いノリで上海へノービザで上陸。言葉の壁と金欠を運だけでかる~く乗り切りはや20年。現在は天津で嫁さまとお子さま猫2匹兎1匹グッピー1匹と、かる~いノリで暮らす中年中小企業戦士。自称俳句風中文の創始者でもある。つっちゃって~😎

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