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母子手帳を受け取った日に、心拍が確認できませんでした

    前回の記事では、不妊治療クリニックの卒業について書きました。  
    今回は、母子手帳を手にしたその日に、胎児の心拍が確認できなくなったことを書きます。

    この1週間は、大きな変化を体験した週になりました。

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    【9週4日目】
    有給を使い、午前に母子手帳の交付、午後に妊婦健診を予約していました。

    初めての母子手帳を手にし、  
    名前や予定日を書き込みながら、  
    「これから予定日まで、これを使っていくんだな」と、少し妊婦としての実感が湧いていました。

    そして午後の健診で、
    初めて会う先生に言われました。
    「心拍が確認できなくなりました。出血はありませんか?3日後にもう一度来てください。」

    状況を把握するのに数秒かかり…
    出血はないこと、つわりがあることを言葉にできました。

    旦那と、身内で唯一知っている母にLINEで連絡。同じく有給をとっていた旦那が向かえに来てくれ、私は「ごめんね、またダメだった。」と伝えました。
    12月にも流産を経験し2回目ということもあり、私は驚きもありましたがどこか冷静でした。
    以前、旦那のほうが先に親らしく感じられるにも書いたのですが、こうした状況も想定して心が備えていたのかもしれません。
    診察の2日後もつわりで戻してしまい、心拍は停止してもつわりは続くことも経験しました。
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    【10週1日目】
    2回目の確認でも、心拍は確認できませんでした。  流産手術を行うことが決まりました。

    自然流産を待つより、手術をお勧めされたのですが、産婦人科は混み合っていて10日後にならないと手術が受けられないとのことでした。

    (それって、自然流産を待つことと変わらないのではないのだろうか…この状態であと10日、私は耐えられるだろうか…)と、感じました。
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    【10週2日目】
    翌日不安だった私は、通っていた不妊治療クリニックでもう少し早く手術ができないか電話で確認をしました。
    「今日来られれば、明日手術できます」

    その言葉と、聞き慣れた看護師さんの声に、  
    とても安心しました。
    クリニックに訪問し、いつも診てくださっていた先生の表情は、心配が滲んでいて救われました。
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    【10週3日目】
    2回目の流産手術。
    行きは旦那が、帰りは母が付き添いをしてくれることになりました。
    状況は理解できていて、  前回よりも冷静でいられました。
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    【10週4日目】
    手術の翌日は、仕事へ出かけました。
    抗生物質と痛み止めの薬は処方されていますが、身体は軽くなった気がしました。
    仕事に向き合えたことも気分転換にもなりました。
    これから2周期は治療はおやすみなので、つわりが落ち着いたら、食べたいものを食べ、運動も再開できるので、心は前向きでした。
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    この1週間の中で、  
    落ち込むこともできそうなのですが…
    心拍停止の診断後、
    ただ呆然とソファから動けず過ごした2日後に、
    ふと浮かんだ考えがあります。

    「私がいるから、妊活ができるし、子どもができる。  
    子どもができないから、私ができないわけではない。

    私は、私の身体や心を大切にして生活したい。  
    そこに、妊活があるんだ。」

    自分がこうして考えることに少し驚きましたが、  
    とても私らしいとも思いました。
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    私はこれまで、責任感と使命感で、  
    人生の多くを仕事に費やしてきました。

    目標を立てて、計画し、実行する。  
    それは得意でしたが、  
    どこか「頭だけで生きている」感覚がありました。
    スタンドを立てたままの自転車を空こぎしているような感覚で、常に恐怖と不安が常にありました。

    健康に恵まれて生きてきた私は、妊活を通して、
    「その日の心身に合わせて生きること」
    を初めて経験しています。

    得意ではないことに不安もありますが、  
    地に足をつけて自分の足で歩いて生きている感覚があります。

    妊活の結果はまだ思うようにはいっていませんが、
    それでも今、自分の生活に初めて安心できている気がします。

    この経験を通じて、  
    家族や周りの人のあたたかさにも、
    改めて気づくことができました。

    この経験は、  
    私にとって大切なものになっています。


     
     
    being notes 40歳。働きながら妊活を続ける日々に、 感じたことを記録しています。 仕事に全力を傾けてきた私が、 妊活を経験し変化していること。 ただ自分でいる時間を、 愛おしく思うようになったこと。 妊活、仕事、人生のことを、 言葉にしていきたいと思います。

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