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【勉強の秋編(その1)】扉を開けると世界が広がる!

    trafalgar

    谷川俊太郎さんは、「「ん」まであるく」というエッセイ集の中で「いまの日本には楽しみがあふれているのに、楽しみ方が下手だ。」と言っていました。

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    たしかに、余暇というと多くの人が、行楽地やショッピングセンターへ買い物に行き、ついでにそこで食事もする、というかたちで時を過ごすことが多いと思います。

    それが悪い、と言うのではありません。

    しかし、あらかじめ用意された場所や装置がないと、時間がつぶせないというのでは、たしかに「楽しみ方が下手」だと言われても仕方がないのかもしれません。

    続けて、谷川俊太郎さんは、こんなふうにも言っています。

    「文学、芸術に関する限り、私たちは楽しさよりも先ず、何かしら<ためになること>を追うようだ。楽しむための文学を、たとえば中間小説、大衆小説などと読んで区別するところにも、自らの手で楽しむことを卑小化する傾向が見られはしまいか。感覚の楽しみが精神の豊かさにつながっていないから、楽しさを究極の評価とし得ないのだ。」

    また、「楽しむことのできぬ精神はひよわだ。楽しむことを許さない文化は未熟だ。詩や文学を楽しめぬところに、今の私たちの現実生活の楽しみかたの底の浅さも表れていると思う。」と谷川俊太郎さんは言っています。

    そして、「楽しみはもっと孤独なものであろう。」とも。

    友達や恋人、あるいは大勢の仲間といっしょに音楽を聴いたり、映画を観たりするのは、とても楽しいことですよね(^^)

    ただ、その瞬間だって、その楽しさを腹の底から感じるのは、いつだってひとりの自分なんですよね。

    いつも誰かといっしょでないと不安で仕方がない、ひとりでいるのは、みじめ。

    だから、ケータイやメールで他人とつながって生きている。

    こうして孤独、という言葉を恐れるあまり、自分ひとりで感じることのできる力をないがしろにしたらどうなってしまうのか。

    そう、ひとりじゃいられない病に罹ってしまいます^^;

    そして、いつの間にか、伸び切ったゴムのように、魂は弛緩してしまいます。

    「固いおとうふ」(双葉文庫)の中で「『教養』とはつまるところ『自分ひとりでも時間をつぶせる』ということだ。それは一朝一夕にできることではない。働き蜂たちの最後の闘いは、膨大な時間との孤独な闘いである。」と、書いたのは中島らもさんです。

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    たしかに、「自分ひとりでもうまく時間をつぶせる」人のことを、「孤独な人」とは言わないと思います。

    なぜなら、その人の時間は、きわめて充実しているからです(^^)

    つまるところ、「孤独」を克服し、たったひとりで自分の内面を深めるのためのひとつの方法として、読書が最適ではないかと思っています。

    また、前掲書で谷川俊太郎さんは、自分だけが感じる「楽しさ」をちゃんと見つめることが「成熟」だと言っています。

    基本的に読書は、ひとりでするものです。

    その意味で読書は、「自分が感じる「楽しさ」をちゃんと見つめる」ことにもっとも適した行為なのだと思います。

    そして、読書を通して、孤独のなかで楽しみを知る能力を鍛えることもできるのでしょうね。

    だからこそ、読書の習慣のある人は、他人の孤独も理解することができるではないかと思います。

    そう!

    読書の楽しみを知っている者なら、いつだって胸を張って言えるはずですよね。

    孤独なんかこわくないと(^^)

    本は、未知の宝箱なのだから、ね♪

    【扉を開けると・・・】

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    扉の向こうには新しい世界がある!
    大切なのは常に前へ進もうと思い続けるココロ☆

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    扉を開けると、世界が広がる!
    本は未知の宝箱☆

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    時空を超えて、思いを馳せる。
    本の扉は、どこでもドア。

    【参考図書】
    「読書の腕前」(光文社知恵の森文庫)岡崎武志(著)

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