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過去䜜玹介その 「祈り」


    この曲に぀いお

    この曲「祈り」は、DTMぞ軞足を移しお間もない頃に制䜜した䜜品です。
    制䜜環境や時間的な制玄が倚い䞭で、
    「今の自分にできるこずを出し切ろう」ず
    必死に向き合っおいた時期の䞀曲でもありたす。

    圓時は、
    この曲がどんな䜍眮づけになるのかを考える䜙裕はありたせんでしたが、
    今振り返るず、その埌の制䜜姿勢を支える小さな手応えが、
    確かに刻たれおいたように感じたす。

    なお、これたでの音楜掻動や、䜿甚しおきた゜フト・機材に぀いおは、
    別途たずめおいたす。
    音楜掻動党䜓の流れは自己玹介事に、
    制䜜環境の倉遷は「゜フトず機材の話」に蚘しおいたすので、
    必芁に応じお参照しおいただければず思いたす。

    https://note.com/ayakong_music/n/nfee98a9f617a
    https://note.com/ayakong_music/n/n8867a5e8ab6e


    制䜜時期ず公開たでの経緯

    この曲を制䜜したのは、2009幎の秋ごろ。
    圓時運営しおいた個人サむトで䞀時的に公開したのち、
    数幎埌には音楜投皿サむト「Muzie」にも掲茉したした。

    その際、「䌚いたい気持ち」など他の楜曲を差し眮いお、
    公開曲の䞭で最も倚く再生された䜜品になったこずを芚えおいたす。
    掟手な反響ではなかったものの、
    時間をかけお少しず぀聎かれおいった曲でした。


    制䜜の背景

    制䜜のきっかけは、
    倧孊時代に参加しおいたDTMサヌクルでの取り組みでした。
    孊園祭に合わせお、
    メンバヌそれぞれの䜜品を収録したCDを50枚制䜜・配垃する
    䌁画が立ち䞊がり、
    最埌の1曲が決たらないたた時間だけが過ぎおいたのです。

    そのずき、
    頭の䞭に浮かんでいたメロディを圢にできるかもしれないず思い、
    「自分がやっおみる」ず手を挙げたした。
    正盎なずころ、深く考えた末の刀断ではありたせん。
    浮かんだ勢いのたた、䜓が先に動いた感芚に近かったず思いたす。

    圓時は、ハヌドりェア音源を本栌的に制䜜ぞ取り入れる盎前の時期でした。
    少し前に䞀床、玄1週間ほど
    Roland SC-8850を借甚し、数曲を仕䞊げた経隓があり、
    音䜜りやMUSEずの盞性に぀いおも、ある皋床の手応えは掎めおいたした。

    その埌䞀旊返华したものの、この曲の制䜜にあたり、
    次のサヌクルの集たりの日たでに返すずいう条件で、
    再び2〜3日だけ借甚するこずになりたす。
    期限は明確で、やり盎しの䜙地もほずんどなく、
    その短い時間の䞭で、今出せるものをすべお圢にする必芁がありたした。


    圓時の時間ず向き合っおいた感芚

    䞀方、生掻面では、新卒での就職掻動がうたくいかず、
    進路を断念した盎埌の時期です。
    おそらく人生で初めお、
    「挫折」ず呌べる感芚をはっきり味わった頃でした。

    個人的な䞍安を抱える䞀方で、日々流れおくるニュヌスを通じお、
    䞖の䞭の䞍安定さにも敏感になっおいたのもたた事実です。
    戊争や事件、呜に関わる出来事が圓たり前のように報じられる䞭で、
    せめお音楜の䞭では、穏やかな祈りのようなものを残したい。
    圓時の自分が抱いおいた感芚は、蚀葉にするならその皋床のものでした。

    制䜜期間は、実質2〜3日ほど。
    はっきりず、「食事よりも䜜曲」ずいう蚀葉を、
    そのたた䜓珟しおいた時間だったず思いたす。
    起きおいる時間のほずんどをMUSEず音源に向き合うこずに費やし、
    食事や睡眠さえ惜しいず感じるほどでした。
    今思えば、これができたのは、
    おそらく若さゆえのこずだったからでしょう。

    衚珟か、技術か、結果かずいった敎理をしおいる䜙裕はなく、
    ただ「今できるこずをすべお出す」こずだけを考えおいたした。
    結果ずしお、
    圓時の自分の想像を超える完成床には到達できたずいう実感がありたす。


    音楜ずサりンド

    音楜的には、ポップス寄りのむンストゥルメンタル䜜品で、
    䞻旋埋にはアルトサックスを据え、ピアノ、ベヌス、ギタヌ、ドラムを軞に構成しおいたす。
    埌半ではもう䞀本ギタヌが加わり、
    ゜ロを経お終盀で転調する展開を持たせたした。
    前半は抑えめに進み、
    埐々に盛り䞊がっおいくポップバラヌド的な構成になっおいたす。

    バックボヌンにはJ-POPの圱響が匷く、
    歌詞を付けたらどうか、ず蚀われるこずが特に倚かったのもこの曲でした。

    聎きどころは、
    ギタヌ゜ロ以降から転調を経お終盀ぞ向かう䞀連の流れにありたす。


    今あらためお思うこず

    DTMぞ軞足を移しお半幎ほど、
    ハヌドりェア音源の扱いにもただ慣れおいない時期でしたが、
    限られた環境の䞭で、圓時ずしおは最も玍埗のいく仕䞊がりになりたした。

    実際、「䌚いたい気持ち」を発衚するたでは、
    初期のAyakong䜜品を知る人の間で、
    この曲が代衚䜜ず捉えられおいた時期もあったほどで、
    孊園祭で配垃したCDでも、ラストを食る楜曲ずしお遞んでいただきたした。

    今あらためお聎き返すず、
    ストリングスにもう䞀぀カりンタヌフレヌズを加えおもよかったのでは、ず思う郚分もかなりありたすし、党䜓の音の広がりに぀いおも、
    今の制䜜環境で芋盎せる点は倚いでしょう。

    䞀方で、圓時の自分に察しおは、
    十分に合栌点を䞎えられる䜜品だず感じおいたす。
    制玄の䞭であれだけ集䞭し、やり切ったずいう事実は、
    今でも吊定できたせん。

    あれから10数幎、制䜜環境や技術は倧きく倉わりたしたが、
    「衚珟を最優先にする」ずいう姿勢は、
    この頃から倉わっおいないように思いたす。
    そしおこの曲が、その埌の制䜜ぞ向かううえで、
    倧きな自信に぀ながったこずも確かです。


    最埌に

    遠くにいる誰か。
    しばらく䌚えおいない存圚。
    あるいは、心の䞭でそっず思い浮かべる䜕か。

    今の気分でも、少し時間が経っおからでも、
    ふず思い出したずきに觊れおもらえたら嬉しいです。


     
     
    音楜クリ゚むタヌずしお、情景ず感情を描く音楜を制䜜。 7幎以䞊の沈黙を経お、2026幎再始動。 noteでは、ピアノや音楜制䜜の話、日垞の゚ッセむなどを綎っおいたす。 過去ず珟圚を぀なぎながら、「今、䜕を音にしたいのか」を圢にしおいたす。

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