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真夏のめじるし


    入道雲とは呼べないような雲が漂っている。なお、すれ違う人の顔は全く見ていない。
    ワイシャツ、サンダル、自転車、高いフェンスの向こう、灰色が続く、団地の傍に咲く向日葵、蝉の抜け殻。


    全身から吹き出る汗がショルダーバッグの中にある冷えたペットボトルみたいだった、だった。
    チャックが壊れて、捻れた肩紐から解放される。視界の端にケサランパサランが映り込む、錆びたネックレス、気休めメントール、耳たぶの瘡蓋、揺れるブランコ、屋根無し無人駅。


    百の肯定を一の否定が叩き潰して、折れても生きて、その先の。



    未来を、見てみたい。

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    「アヤキ/トオル」です。 フィクションをあなたに届ける ただの音楽好き(投稿は少しずつ)! はじめまして__いつもありがとう。 観る:聴く:読む:紡ぐ、もっと noteで多種多様な感性に触れたい。 無色透明の僕から極彩色へ 毎回姿を変えるかも知れません。

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