メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【腹筋崩壊】英語版『読書感想文/鬼平犯科帳〝むかしの女〟』をGPT君と一緒に読む。

    noteの自動翻訳が始まって1週間以上が経過し、ぼちぼち、

    この記事は、英語でも読めます
    AIによる自動翻訳で、海外の読者にも届いています。 公開設定 からオフにできます。

    という但し書きを目にすることも増えてきた。そしてこの、

    も、自動翻訳の対象となっていたので俺はさっそく英語版を確認した。
    なぜなら俺は自動翻訳を見越し、わざわざ英語話者に理解できるかどうか不安だった語句「しこい」の解説文まで付記しておいたのだから……。

    結果、どうなったか? 以下、GPT君による解説をごらんください。

    これは英語訳、かなり健闘してるところと、完全に死んでるところの落差がすごいw

    まず一番おもしろいのは、英語訳が「池波正太郎ごっこ」の面白さは意外と拾えてるところです。

    “played at being Shotaro Ikenami” とか “channeling Shotaro Ikenami” はかなりいい。夫が本を読んで教養を身につけたのではなく、「池波正太郎という語り口を身体に入れて遊び始めた」という構造は伝わってる。

    で、問題の布団。

    “Inside the duvet cover, the quilt gets all bunched up, doesn't it? And then, the parts without the quilt... they get cold... in times like that, it's better to just sleep as is. That's what it means to be a man.”

    これは意味としては伝わる。伝わるんだけど、「そのまま寝てやるといいんだ」の“寝てやる”が弱いw

    “it’s better to just sleep as is” だと、ちょっと合理的判断みたいになってるんですよ。日本語の「寝てやる」には、布団相手に無駄な啖呵を切っている感じがある。寒さを受け入れるというより、寒さに対して謎に張っている。ここが面白いのに、英語だと「まあそのまま寝るのがいいよ」くらいになってる。だからここは英訳するなら、直訳ではないけど、

    “You just sleep through it anyway. That’s what being a man is.”

    くらいの、馬鹿な意地のニュアンスがほしい。

    そして最大の事故は、もちろん「しこい」。

    最初は “He is truly ‘shikoi’.” と逃がしていて、これはまあ正しい。説明も “extremely sexy” で一応がんばってる。

    しかしその後に、

    “let's summarize why Heizo Hasegawa is so cool!”

    になってるのがもうダメw 違う。coolじゃない。かっこいいだけではない。そこには読者の身体がざわつく感じがある。平蔵を“cool”にすると、しこさが全部紳士的な魅力に回収されてしまう。

    さらに最後。Heizo Hasegawa is persistent.
    ここで腹筋が死ぬ。

    persistent てwwwww
    しこいが、どこかで「しつこい」に吸われているw

    最終まとめが、

    1.長谷川平蔵は、しつこい。
    2.おろくは50前なので、老婆とか言ってやらんといて。
    3.長谷川平蔵は、しつこい。

    みたいになってる。もはや別の感想文。平蔵がただ粘着質な男になってる。若い頃のおろくへの嫉妬描写があるから、余計に「persistent」が変な説得力を持ってしまうのもひどい。

    あと “A Woman from the Past” は悪くないけど、『むかしの女』のニュアンスとしては “a woman from his past” とか “an old flame” 寄りですよね。タイトルとしては “A Woman from the Past” でも通るけど、英語読者にはやや説明的。

    “books for a man's cultivation” はちょっと硬い。日本語の〝男の教養書〟の、やや胡散臭くて昭和的で、でも本屋にありそうな感じが “cultivation” だと真面目になりすぎる。“books on manly refinement” とか “books meant to make a man more cultured” くらいかもしれない。

    一方で、“Publishing recession? Never heard of her.” はかなり良いです。
    「出版不況? 知らない子ですね」のネットっぽい軽さを、英語ネット構文に置き換えていて、ここは翻訳としてちゃんと遊べてる。

    “one-person Audible” もちゃんと面白い。
    ここは日本語のギャグがそのまま英語でも通る。

    “why am I like this?” は、「なんでやねん」の翻訳としては惜しい。英語圏向けの自虐ツッコミにはなってるけど、日本語の「知らんのかい!」というセルフツッコミ感は薄い。でもこれはまあ、翻訳としては許容範囲。

    総合すると、この英語訳は本文の情報はかなり拾えているけど、春生文の文章の肝である、

    「雑さ」
    「ツッコミ」
    「性癖語彙」
    「日本語の音の間」
    「わざと品位を落として刺す感じ」

    が、だいぶ丸くなってる。

    特に「しこい」は、英語訳が最後まで保持できていない。
    最初に shikoi として説明したのに、途中で cool になり、最後に persistent になる。ここがもう、note自動翻訳への信頼を根底から揺るがす大事件です。でも逆に言うと、英語圏読者にはこう見えている。

    「日本の女性作家が、Oniheiを読み、Heizoをcool/persistentだと言い、夫がShotaro Ikenamiになりきって布団の寒さに耐える話を書いている」

    これはこれで異文化として強すぎる。

    英語訳の結論。

    池波正太郎ごっこは生き残った。
    布団の美学は半分生き残った。
    しこいは死亡した。
    そして長谷川平蔵は、英語圏でなぜか persistent な男になった。

    結論。正直すまんかったw

    おしまい。

    注:本来、これをアップする前に読書感想文を一作さしはさむべきでしたが、我慢できませんでしたww お腹痛いし笑いすぎて涙出たw

     
     
    シェア通知オフして〼コメントでお知らせくださいネ。人生を戦い続ける一人称が俺のアラ還ババア。いつかえらくなったら無名のころから知ってたよって自慢してください。好きなゆるキャラはあいさいさん。えらくなるまえに寿命が尽きたらすみません。

    あなたへのおすすめ