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悪役令嬢、生成AI時代にあえてSEOを学ぶ 第1回:お嬢様、SEOの洗礼を受ける~「見つけられる」ことの重要性~

    ティーカップの中の困惑~ロゼッタ、サイトの現実を突きつけられる~

    E国公爵令嬢ロゼッタの自室には、焦げ付くような苛立ちが充満していた。 彼女の目の前には、ECサイト「ベリーズ・オンライン」の無情な数字が並んだタブレットが置かれている。アクセス数は期待に遥かに及ばず、売り上げはティールームの足元にも及ばない。

    「一体どういうことかしら!この私、ロゼッタが手がけたサイトが、こんなにも見向きもされないなんて……!バカな、ありえないことですわ!」

    ロゼッタはティーカップを握りしめ、憤りを露わにした。
    そこへ、ノックの音もなくスティーブンスが入室し、背後に控えていた小柄なアジア人女性に軽く手で促した。

    「お嬢様、お待たせいたしました。ご紹介いたします。本日よりWeb戦略のご指南を賜ります、リセット様でございます」

    ロゼッタは振り返り、その女性を値踏みするように見つめた。黒髪で、小柄。東洋の神秘を感じさせる顔立ちだが、眼鏡の奥にあるその瞳には、どこか鋭い光が宿っている。

    「指南役ですって……?大貴族で優秀で、しかも美人の私とは大違いの、何のとりえもない、あんたが……?(*1)」

    一瞬、ぽかんとしたような、呆れたような顔を浮かべたロゼッタであったが、すぐに公爵令嬢の顔に戻り、初対面の人間にはいつもそうするように、洗練された優雅な笑みを浮かべた。

    「…失礼、私としたことが。ごきげんよう、私はロゼッタ・グレイスですわ。スティーブンスが言うには、私にSEOの真髄を指導していただける、と?」

    ロゼッタの挑戦的な視線にも、眼鏡の女性は臆することなく、静かに、しかし毅然とした態度で会釈を返した。

    「はい、リセットと申します。ロゼッタお嬢様のECサイトが、より多くのお客様に『見つけられる』よう、お手伝いさせていただきます」

    「見つけられる、ですって? ふん、私ほどの人物のサイトですもの、放っておいても勝手に見つかるに決まってますわ」

    ロゼッタは鼻で笑った。


    リセットの問いかけ~「お嬢様のサイト、誰が見つけているのですか?」~

    リセットは、ロゼッタの言葉を軽く受け流すと、タブレットの画面を指差した。

    「ロゼッタお嬢様。『ベリーズ・オンライン』を、今現在、誰がどのように見つけているか、お嬢様はご存じでしょうか?」

    ロゼッタは言葉に詰まった。インスタグラムでバズらせることに夢中で、誰が、どうやってサイトにたどり着いているかなど、深く考えたこともなかった。

    「……それは」

    「お客様がベリーズのお菓子や紅茶を求めていても、お嬢様のサイトの存在に気づかなければ、そこへたどり着くことはできません。どれほど素晴らしい商品も、知られなければ無いに等しいのです」

    リセットの言葉は、ロゼッタの胸に鋭く突き刺さった。ティールームでは、領地の名士や貴族たちが自然と「ベリーズ」の噂を聞きつけ、足を運んでいた。しかし、Webという広大な世界では、それは通用しないのだと。

    検索エンジンの役割~情報という巨大な図書館の司書~

    「Webの世界は、まるで世界中の本が収蔵されている巨大な図書館です。毎日、数えきれないほどの新しい本(Webサイト)が納入され、無数の知識(情報)がそこに並べられています。その中から、人々が求める特定の情報を見つけ出すのは至難の業でしょう」

    リセットは、まるで物語を語るかのように続けた。

    「お嬢様は、世界中にWebサイトがいくつあるかご存じですか?」
    ロゼッタは怪訝な顔で首を横に振った。

    「…いえ、寡聞にして存じませんわ」

    「ある調査によりますと、2025年5月時点で、およそ12億2000万サイト。そのうちアクティブなサイトに限っても1億9000万サイト(*2)と言われております」

    「……!そんなに……」

    ロゼッタは思わず息を呑んだ。1億9000万。それは想像を絶する数だった。

    「世界最大級のコレクションを抱える大英図書館が所蔵する資料が、およそ1億7000万点(*3)といえば、Web上の”巨大な図書館”がいかに巨大か、がイメージしていただけましたでしょうか」

    リセットの言葉に、ロゼッタは改めてWebの世界の規模を実感した。具体的な数値や、自身も足を運んだことのある、かの大英図書館を思い出しているのであろうか、彼女が二の句をつけずにいると、あまり表情を変えずに話すリセットがやや首を傾げて訊いた。

    「臆しましたか、お嬢様」

    その問いに、ロゼッタは一瞬、はっとした表情を見せた。だが、すぐに口元に不敵な笑みを浮かべ、挑戦的な視線をリセットへと向けた。

    「ふんっ。臆するですって? まさか! むしろ、これほど広大なフロンティアが残されていることに、私の征服欲が燃え上がってきましたわ! 」

    公爵令嬢の目に闘志の炎が宿ったのを見て、リセットはわずかに微笑んだようだった。

    「けれど、こんな途方もない数の情報の中から、どうやって目的のものを見つけ出すというの?私が調べ物をするときは、いつも司書の方に…」

    そこまで言いかけてハッとすると、リセットは静かに頷いて答えた。

    「まさにその通りでございます、お嬢様。そこで活躍するのが、検索エンジン(*4)と呼ばれる司書です。彼らは、図書館に収蔵された本全てを探索し、その内容や場所を詳細に記した膨大な蔵書目録を作成しています」

    ロゼッタは首を傾げた。「蔵書目録?」

    「はい。その目録は、本のタイトル、著者、出版年、内容の概要といった書誌情報と、図書館内のどこに本が置かれているか、どの棚の何番目にあるかといった所蔵情報の組み合わせから構成されます。

    司書は、お客様が『美味しい紅茶のレシピを探している』『〇〇の焼き菓子について知りたい』と願った時、この蔵書目録を頼りに、その願いに最も適した本へと案内してくれるのです」

    ロゼッタは黙ってリセットの言葉に耳を傾けていた。彼女の脳裏には、広大な図書館の書棚の間を、蔵書目録を持つ検索エンジンという名の司書が、迷いなく目的の本へと導く姿が思い描かれた。

    「つまり、その司書が、私の本を『適切な情報源、最適な一冊』だと認識してくれなければ、誰も見つけてくれない、と?」

    ロゼッタの問いに、リセットは頷いた。

    SEOとは~「見つけてもらう」ための目録の最適化~

    「その通りです、お嬢様。そして、その司書、つまり検索エンジンに『この本は素晴らしい、この情報こそが最適だ』と認識させるための工夫こそが、SEO(検索エンジン最適化)と呼ばれるものです」

    リセットは「SEO」という言葉をゆっくりと発した。

    「SEOとは、お嬢様のECサイトがより適切に見つけられるように最適化する一連の取り組み(*5)を指します。たとえ話をするなら、読者が求める情報へと迷わずたどり着けるよう、司書が蔵書目録を適切に作成し、的確な棚へと案内できるようにすること、それがSEOです」

    「蔵書目録を適切に作成する、とは? 具体的にどういうことかしら?」

    ロゼッタが前のめりになって尋ねると、リセットは続けた。

    「はい。司書は、本そのものがきちんと整理され、内容が明確で、どこに何が書かれているか分かりやすいほど、その本を正確に理解し、良質な蔵書目録を作成しやすくなります。

    つまり、お嬢様のECサイト(本)を、検索エンジン(司書)が内容を正確に読み取り、価値を正しく評価できるように、サイトの構造やコンテンツの記述を整えること。そして、その結果として、タイトルや概要といった書誌情報、さらにはサイト内のどこにあるかという所蔵情報が、蔵書目録上で最も適切な形で表現されるように働きかけることです。これらを通じて、お嬢様のサイトはWeb上でより効果的に『見出される』ようになるのです」

    「ユーザーファースト」という名の真理~ベリーズの顧客への想いとSEO~

    「しかし、ただ見つけてもらえば良い、というものでもございません」

    リセットは表情を引き締めた。

    「SEOの根幹には、常に『ユーザーファースト』という考え方があります。ロゼッタお嬢様が『ベリーズ』のティールームでお客様をもてなす時、お客様が何を求め、どうすれば最も喜んでいただけるかを深く考えるはずです。最高のお菓子、最高の紅茶、最高の空間、最高のサービス……。それら全てが、お客様を第一に考えた結果でしょう」

    「当たり前ですわ。私の『ベリーズ』は、お客様の笑顔のためにあるのですから」

    ロゼッタは胸を張った。

    「Webの世界も全く同じです。検索エンジンには、まさにその『ユーザーファースト』の理念がございます。お客様が検索する言葉の裏にある『知りたい』『解決したい』『手に入れたい』といった真のニーズ(*6)を理解し、そのニーズに最も応えられるサイトこそを上位に表示させようとするのです」

    リセットは、タブレットの画面を優しく撫でた。

    「つまり、SEOとは単なる技術的な小手先の技ではなく、お客様(ユーザー)への深い配慮、お嬢様がティールームで大切にされている『おもてなしの心』を、Web上で表現することに他なりません。

    どれほど素晴らしいお菓子も紅茶も、お客様が『求めているもの』と、お嬢様の『届けたいもの』が一致しなければ、出会うことは叶いません。その橋渡しをするのがSEOの、最も基本的な目的でございます」


    ロゼッタの理解、そして新たな決意~「まずは見つけてもらいなさい」~

    リセットの言葉に、ロゼッタは深く頷いた。驕り高ぶっていた彼女の頭の中に、SEOの本質が少しずつ染み込んでいく。

    「なるほど……。結局のところ、どんなに素晴らしい私の『ベリーズ・オンライン』がそこに存在しても、お客様に見つけてもらえなければ、それは誰にも届かない、無に等しいということ……」

    ロゼッタは、悔しさと共に、新しい知見を得た喜びを感じていた。

    「ええ。まずは、お客様に『見つけてもらうこと』。それが、ECサイト成功への最初の、そして最も重要な一歩でございます」

    リセットの静かな声が、ロゼッタの心に強く響いた。この傲慢な公爵令嬢は今、Webの世界で「見つけられる」ことの真の重みを知ったのだ。


    📗次回予告:Google帝国の台頭と、SEOの夜明け

    ロゼッタの瞳には、Webという広大な図書館で、自らが記した本(サイト)が、司書(検索エンジン)によって正しく理解され、蔵書目録に適切に記載されるようにする決意の光が宿っていた。そのためには、Webの情報を統括する、巨大な検索エンジンの「思考」を深く理解する必要があるのだと。

    次回、リセットはロゼッタを、検索エンジンの歴史の深淵へと誘う。それは、GoogleがいかにしてWebの覇者となったのか、その知られざる秘密を探る旅の始まりであった。

    ➡️ 第2回:Google帝国の台頭と、SEOの夜明け~「賢い検索」の始まり~へ続く


    注釈・解説・小ネタ)

    ※「悪役令嬢」についてのご質問を複数いただいたため、メインテーマではありませんが、やや厚めに解説しております🙏。

    *1:「大貴族で優秀で、しかも美人の私とは大違いの、何のとりえもない、あんたが……?」

    この台詞は、「悪役令嬢」の始祖にして真祖、「ロザリア・デ・カタルヘナ」というキャラクターの台詞から拝借いたしました(古くは、『ガラスの仮面』(美内すずえ、白泉社)の姫川亜弓、『エースをねらえ!』(山本鈴美香、集英社)のお蝶夫人など少女漫画の名だたるライバルお嬢様の流れを汲むものではないかと推測しています)。

    ロザリアは、1994年9月に光栄(現・コーエーテクモゲームス)から発売された、元祖乙女ゲーム『アンジェリーク』に登場する、主人公のライバル的なキャラクターです。容姿端麗で優秀な大貴族の娘で、もう一人の女王候補である主人公アンジェリークとともに新たな女王を決める女王試験に挑みます。

    『アンジェリーク』は、ゲーム業界が”女性”というマーケットを開拓し、乙女ゲームというジャンルを築いた礎としてゲーム史に残るだけでなく、普段『信長の野望』や『三国志』を制作しているお堅いメーカーが制作したという意味でも大変衝撃を持って迎えられたゲームになります。しかも当時としては珍しく、開発者チームが女性中心で構成されていました。

    さて、以下はこの「悪役令嬢」について、ロザリアを軸とした考察になります。

    Wikipediaには「悪役令嬢」の項があり、この作品ジャンルが成立したのは2010年前半頃、小説投稿サイト『小説家になろう』においてとされています。以降、2025年の現在に至るまで、なぜ「悪役令嬢モノ」が流行しているのか。

    それは、「寿退社がハッピーエンドではなくなった時代の、価値観が反転したヒロイン」だからではないでしょうか?

    『アンジェリーク』が発売された1994年がどのような時代だったかというと、ちょうど共働き世帯数と専業主婦世帯数の割合が半々になり、やがて共働き世帯の数が右肩上がりに上がっていく、その分岐点のあたりなのです。

    『アンジェリーク』は、タイトルにもなっている主人公アンジェリークとロザリアが女王の座を競い合うゲームですが、エリート家庭出身で「バリキャリ志向」のロザリア🧑‍🏫🔹に対し、アンジェリークは「将来の夢はお嫁さん」と言いだしそうな、天真爛漫でやや能天気な一般家庭の女の子👰‍♀️🩷なのです。

    1994年は、女王の座を捨てて途中で協力者の男性キャラと恋に落ちて迎える「恋愛ハッピーエンド」がOKであり、「女王の座か、愛か」という二者択一を、女性たちがゲームの中で楽しめた時代といえます。

    この令和の世の中では、もはや寿退社はハッピーエンドでもなんでもなく、誰もが女王の座を目指して突っ走らなければいけず、なんならそこに「家事育児のワンオペ」や「介護とのダブルケア」がついてくる、みたいな状況になってしまっています。

    ならば、実家が裕福で、自身も幼い頃から充実したエリート教育を受け、それに値するだけの努力と根性、才能と自信と揺るぎない野心を持って、二兎も三兎も果敢に追っていく「悪役令嬢」の方が、よほど女性の夢とロマンを託すに値する主人公になってしまったーーー。

    それが、現代の「悪役令嬢」の立ち位置なのではないでしょうか。

    さて、「悪役令嬢🌹」については、note内に他にも素敵な考察記事を見つけましたので、ご紹介いたします。


    *2:2025年5月時点で(中略)アクティブなサイトに限っても1億9000万サイト

    この統計情報自体はNetcraftの2025年5月の統計データをもとに記載していますが、Web上のサイト数の推移を見るには、こちらの「How Many Websites Are On The Internet? (2025)」と言う記事で、大変分かりやすくまとめてくれています。

    Webの歴史を振り返ると、1991年、ティム・バーナーズ=リーによって世界で最初のWebサイトが誕生。このサイトは、CERN(欧州原子核研究機構)のプロジェクトとして作られ、「World Wide Webに関する情報」を中心に構成されていました。

    学者や研究者たちのネットワークとして始まったWebの世界は、1994年に一般公開され、以降は爆発的にサイト数が増加しています。

    ちなみにその「最初のWebサイト」は復興プロジェクトにより、今でもCERNの記念サイトで閲覧できます。興味があったらぜひ訪問してみてください。

    世界初のWebサイトはこちら⬇️


    *3:大英図書館が所蔵する資料が、およそ1億7000万点

    ちなみに、国立国会図書館の所蔵点数は、2023年の時点で約4,753万点だそうです。

    今回調査して笑いましたが、さすが、収集癖のある国は違いますね🇬🇧、億越えとは桁が違いすぎる…!

    しかし、そんな大英図書館は2023年10月に深刻なサイバー攻撃を受けて、その機能はまだ十分に復帰できていないそうです。

    この機会にオンラインで貴重な資料を閲覧できる取り組みを支援したい方は、寄付などの手段でサポートできます💷!『マグナ・カルタ』の写本や『不思議の国のアリス』の初版本、シェイクスピアの直筆原稿などを、再びあるいは新規にオンラインで閲覧できるよう、ぜひ、大英図書館公式「Support the British Library」サイトをご覧ください。

    大英図書館公式サイトはこちら⬇️


    *4:検索エンジン

    検索エンジンはGoogle以外にもありますが、日本でのシェアを見てみると、82%と圧倒的です。

    1990年代後半から2000年代初頭にかけて、ポータルサイトとしての『Yahoo! JAPAN』で使用されていた「Yahoo!検索」は日本国内で圧倒的なシェアを獲得していました。

    しかし、2010年には勢いを増してきたGoogleの波に乗る形で、Yahoo JAPANの検索エンジンにGoogleを採用。Yahoo!検索では、自身が提供する独自のサービス(ヤフオク!やYahoo!ニュースなど)が優先され検索結果の間などに表示されるものの、実質的に中身はGoogleとなりました。

    Yahoo!JAPANとGoogleとの契約が2025年3月末までであったため、検索サービスを他社のものと切り替えることも検討されていたようですが、技術供与契約は2年延長されたとのこと。

    このため、SEO対策の対象となる検索エンジンも、「ひとまずGoogle」であり、「SEO対策=Google対策」である場合がほとんどになっています。

    なお、2025年5月の日本での検索エンジンのシェアは、以下のとおりです。

    Search Engine Market Share in Japan - May 2025
        Google:82.17%
         Yahoo!: 8.94%
        bing: 6.95%
      YANDEX: 0.59%
    DuckDuckGo: 0.53%
       CocCoc: 0.41%

    Search Engine Market Share Japan | Statcounter Global Stats


    *5:SEOとは、お嬢様のECサイトがより適切に見つけられるように最適化する一連の取り組み

    誤解されている方が多いのですが、SEOとは「特定のキーワードで検索されたときに、自社サイト(やサイト内のページ)がGoogleの検索結果で上位表示されるようなコンテンツを制作すること」ではありません。それはSEOの一部です。

    SEOの真の目的は、潜在顧客が抱える課題を解決するような有益なコンテンツを提供し、検索エンジンを通じてそのコンテンツを見つけてもらい、最終的にビジネスの目標達成に繋げることにあります。そのためには、コンテンツの質だけでなく、サイト全体の技術的な側面も非常に重要になります。

    おそらく、大抵の方がイメージするSEOは、「コンテンツSEO」と呼ばれる分野です。SEOには、他にも多岐にわたる側面があり、大きく分けて以下の要素が絡み合って成り立っています。

    • コンテンツSEO: ユーザーの検索意図を理解し、価値のある情報を提供する質の高いコンテンツを作成すること。キーワード選定、コンテンツの構成、文章の質などが含まれます。

    • テクニカルSEO: Googleのクローラーがサイトを適切に認識し、インデックスできるようにサイトの技術的な側面を最適化することです。これには以下のような要素が含まれます。

      • ページスピードの改善: ページの読み込み速度を向上させることは、ユーザーエクスペリエンスだけでなく、検索順位にも影響します。

      • クローラビリティの確保: Googlebotがサイト内のすべての重要なページを効率的にクロールできるような構造にすること。

      • レンダリングの確認: GoogleがJavaScriptなどで動的に生成されるコンテンツを正しくレンダリング(表示)できているかを確認すること。

      • モバイルフレンドリー: スマートフォンなどのモバイルデバイスでサイトが快適に閲覧できるデザインになっているか。

      • HTTPS化: サイトがSSL/TLSによって保護されているか。

    • オフページSEO: サイト外からの評価を高める施策です。他の信頼できるサイトからのリンク(被リンク)を獲得することなどがこれにあたります。外部施策とも呼ばれます。

    他にも、いくつかの分類パターンがあります。

    • コンテンツSEOとテクニカルSEOを合わせて「内部施策」、オフページSEOを「外部施策」という2種類に分けて説明するパターン

    • 「コンテンツSEO」「内部施策」「外部施策」の3種類に分けて説明するパターン

    つまり、SEOは単に「良いコンテンツを作れば終わり」というものではありません。コンテンツの質はもちろん重要ですが、それに加えて技術的な側面からの最適化や、サイト外からの評価も考慮に入れることで、初めて検索エンジンでの上位表示、ひいてはビジネス目標の達成に繋がるのです。

    参考)
    テクニカルSEO初心者ガイド:必須施策を徹底解説 | SEO分析ツールAhrefs JPパートナーブログ
    【2025年最新版】正しいSEOとは?5つのSEO対策とチェックリスト、最新事例も|ミエルカマーケティングジャーナル
    SEOの外部施策は何すればいい?【SEO歴20年】の会社が施策内容を徹底解説!


    *6:お客様が検索する言葉の裏にある『知りたい』『解決したい』『手に入れたい』といった真のニーズ(*6)

    検索する言葉の裏にある真のニーズとは、検索意図のことです。

    検索意図の分類として基本的な概念は、Googleの著名な科学者 Andrei Broderによる論文「A taxonomy of web search(2002)」で、次の3つに分けたものが有名です。

    1. Navigational(ナビゲーション型): 特定のウェブサイトに到達することが目的の検索。(例: 「Amazon」)

    2. Informational(情報型): 何らかの情報を得ることを目的とした検索。(例: 「東京 天気」)

    3. Transactional(トランザクション型): ウェブを介した活動(購入、ダウンロードなど)を行うことを目的とした検索。(例: 「渋谷 映画 チケット」)

    一方、Googleが2015年に提唱した「4つのマイクロモーメント」は、スマートフォンの普及によってユーザーの行動が細分化され、それぞれの瞬間で特定のニーズが生まれることを強調しており、マーケティングの視点から再構築したものです。

    1. Know(知りたい): 情報を求めているとき。これはBroderの分類2「Informational」に近いと言えます。

    2. Do(やりたい): 何かをしたい、特定のタスクを実行したい時。(例: 「DIY 方法」)これは「Informational」と「Transactional」の要素を組み合わせたものです。

    3. Go(行きたい): 特定の場所に行きたい時、または店舗を探している時。これはBroderの「Navigational」と「Transactional」の一部、特にローカル検索の要素を含んでいます。

    4. Buy(買いたい): 商品やサービスを購入したい時。これはBroderの「Transactional」と直接的に関連します。

    Broderの論文が検索意図の学術的な基礎を築いたのに対し、Googleのマイクロモーメントはそれをマーケティング戦略に応用するためのフレームワークとして提示されました。

    いずれにしても、検索キーワード、あるいは検索クエリの裏にある「ユーザーは何をしたいのか」という意図を探ることは、SEO対策の最大の鍵と言えます。

    参考)
    Broder, A. (2002). "A taxonomy of web search". ACM SIGIR Forum, 36(2), 3-10. https://dl.acm.org/doi/10.1145/792550.792552


    本作の制作に利用されている生成AIについて

    本作では複数の生成AIを利用して制作にあたっています。
    主な用途と生成AIの種類は、以下のとおりです。生成AI活用のご参考まで。

    • Googleの「Gemini」
      Googleのマルチモーダル生成AIです。
      プロットと文章の推敲・執筆補助🖋️、主にインターネットやGoogleの歴史についての調査に使用🔍。
      流石に検索エンジンの歴史については詳しいですが、Googleのことをやや美化した描写になっている気がします。

    • Microsoftの「Microsoft Designer」
      Microsoftが提供するAI搭載のグラフィックデザインツールです。プロンプトから画像生成ができます。
      ロゼッタ、スティーブンスなどキャラクターイラストの生成に使用しました🎨。

    • OpenAIの「Chat-GPT」
      インターネットやGoogleの歴史、その他、さまざまな物事についての調査。
      Designerで生成したイラストの表情パターンの作成(例えば、ロゼッタのイラストを悪役令嬢風に不敵な笑みを浮かべて☺️→😏、のような)をしました。

    • Microsoftの「Copilot」
      インターネットやGoogleの歴史、その他、さまざまな物事についての調査。補助的に使用していますが、キャラクターの「キノコのエリン🍄‍🟫」が可愛いので、癒しツールとしても使っています。


    <つづきはこちら>


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