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悪役令嬢、生成AI時代にあえてSEOを学ぶ 最終回:生成AI時代のSEOと未来~知識と心の共鳴~

    ⬇️ プロローグから読みたい方は、シリーズ一覧からどうぞ

    <これまでのあらすじ>

    ECサイトの売上低迷に悩む公爵令嬢ロゼッタは、執事スティーブンスの進言でSEOを学ぶことを決意。指南役リセットから、Webの世界が「巨大な図書館」であり、検索エンジンが「賢い司書」であると教わる。
    Googleの誕生と「PageRank」の革命、そして「悪しきSEO」との攻防、さらには社会情勢やユーザー行動の変化に対応して進化するアルゴリズムの歴史を学び、ユーザーの「検索意図」を深く理解することの重要性を知った。
    夢の中でWeb世界の知識の番人「ググリ・アルカイブス」と出会い、情報の「善き秩序」と「ユーザーへの貢献」という高次の目的を持つことを理解したロゼッタは、自身のECサイトのメタ要素やコンテンツの最適化、テクニカルSEOの基礎に取り組んでいた。さらに、Webサイトの信頼性を高める「リンク」の重要性を学び、Webコミュニティとの共生を通じてブランドの信頼性を高める方法を理解した。
    そして、再び夢の中でググリ・アルカイブスと再会し、祖母に関する「最後の鍵」のヒントを得たのだった。

    AIと検索エンジンの進化~賢き司書が手に入れた「創造の力」~

    ロゼッタがWeb上の「信頼の網」を理解し、自身の「おもてなしの心」をWebでも表現する決意を固めたその夜、彼女は奇妙な夢を見た。夢の中でググリ・アルカイブスが「末っ子の双子が最後の鍵」と告げた言葉が、目覚めてもなお、ロゼッタの心に強く残っていた。

    「お嬢様、いよいよWebの世界は新たな時代を迎えています。生成AIの登場です」

    リセットは、タブレットに表示された最新のニュース記事をロゼッタに見せた。そこには、生成AIがテキストや画像を瞬時に生成する様子が映し出されている。

    「生成AIは、検索エンジンのあり方にも大きな変化をもたらし始めています。これまでの検索は、ユーザーがキーワードを入力し、司書がそのキーワードに合致する『本』(Webページ)を探し出して提示する、というものでした。しかし、生成AIは、ユーザーの質問に対し、複数の『本』から情報を抽出し、まるで司書自身がその場で新しい『要約された本』を書き上げるかのように、直接答えを生成して提示することができるのです」

    ロゼッタは驚きを隠せない。

    「それは……まるで、司書がユーザーの質問に、その場で最適な答えを編み出して差し出すようなものですわね。つまり、ユーザーはもう、自分で何冊もの本を読む必要がない、と?」

    「はい。Googleも、SGE(Search Generative Experience)(*1)と呼ばれる、生成AIによる検索体験の導入を進めています。2024年5月には米国で「AIによる概要」(現在のAI Overview)が正式にリリースされ、その後、日本を含む各国にも展開されました。AI Overviewは、検索結果の最上部にAIが生成した要約を表示することで、ユーザーがより効率的に情報を得られるよう進化を続けています」

    ふむふむと頷きながら、AI Overview関連のニュースに目を通していたロゼッタが口を開いた。

    「でも、導入当初はこんなおかしなAIによる回答もあったのねーー。ピザからチーズを滑り落ちないようにするのに、”体には無害な接着剤を混ぜてはどうか”、ですって。ねえ、これって、2016年頃に不正確な情報を含むSEOに最適化された記事を掲載した日本のキュレーションサイトが上位表示されてしまった問題(*2)の焼き直しのような事象ね」

    「そうですね。今回は、Google自身がそれを起こしてしまうとは、またなんとも皮肉な話ですが」

    指南役は少し首を傾げながら、ふふッと苦笑した。

    「Googleはこの問題に対処するため、迅速に問題の把握と改善に向けた対策を撮りました。こうした問題は、技術の進歩に伴い常に起こりうることでもあります。表示内容の正確さや信頼性を改善する対策は今なお継続して行われていますが、直近ではAI Overview によってサイトへの検索流入が減少し、コンテンツの提供者の利益とのバランスが崩れていることが指摘されています」

    「Googleで検索して、そのまま満足して終わってしまうのね。それではサイト運営者はコンテンツの”作り損”だわ。ねえ、リセットもそう思う?」

    考え込むそうなそぶりをしつつ、しばしの間をおいて、リセットが答える。

    「そうですね。Googleのことですから、何らかの対策を取ると思いますよ。検索ユーザーにも、サイト運営者にも双方に利があることが理想です」

    「今は過渡期だと思う?」

    続きざまのロゼッタの問いに頷きながら、リセットは続けた。

    「この変化は、私たちWebサイト運営者にとって、新たな課題であると同時に、大きな機会でもあります。生成AIが情報を要約する際に、お嬢様のサイトがその情報源として選ばれるためには、これまで以上に『質の高い、信頼できる情報』を提供し続けることが重要になります。そして、AIが生成する答えでは満たされない、より深い『経験』や『感情』に訴えかけるコンテンツの価値が、より一層高まるでしょう」

    「でも一方で、私はここ数日で学んできたことを忘れてはいけないわね。どんなに生成AIが高度になっても、Webサイトを形作っているのはHTMLというマークアップ言語。情報の構造化やメタ要素の整備などは、結局はアルゴリズムやプログラムのような「機械の目」を通して見たWebサイトの内容を、正確に伝えることに貢献するものですもの」

    しっかりとした口調のロゼッタに、彼女の成長を感じた指南役は、やや目を細めながら頷いた。

    「その通りです、お嬢様。生成AIが検索のあり方を変えても、Web上の情報の大部分はHTMLで構成されます。例えば、画像にalt属性をつける(*3)ように、言葉で内容を明確にするSEOの基本は変わりません。生成AIが動画などの多岐にわたる形式に対応しても、タイトルや説明欄など、言葉で情報を明示し、マークアップする作業は引き続き重要になるでしょう」

    ロゼッタは深く頷いた。生成AIは、情報の「見つけ方」を変えるかもしれないが、「真に価値ある情報」の重要性は変わらない、そしてそれを検索エンジンや生成AIに把握してもらうための、目録の作成の重要性も。むしろより明確になるのだ。

    「……お嬢様は、賢いお方ですね。もう私がお伝えするべき重要な考え方を、身に付けてしまいました」

    呟くような言葉を拾ったスティーブンスが、深い同意の意を示しながらリセットに語りかけた。

    「私もいささか、驚いております。この数日で、何といいますか、逞しくなられました」

    「ちょっと。聞こえていましてよ、スティーブンス!私の図々しさに輪がかかったとでも言いたいのかしら?」

    「いえ、いえ、決してそのようなことは」

    首を振る執事の様子を見たロゼッタは、しかしそれ以上の追求をせずに微笑んだ。

    「でも、確かに私は何だか力を得たような気がしますわ。Webの世界の技術革新はとても早いけれど、インターネットの歴史から学んだことで、この先の見えない未来を無闇に怖がらずにすみそうですもの」

    秘められた記憶と「ベリーズ」の原点~Geminiが導く真実~

    その日の午後、ロゼッタは彼女の執事と指南役とを伴って、屋敷の図書室へ向かった。二人には、「探し物が見つかるかもしれない」とだけ伝えたが、否やを言う者はいなかった。

    そういえば、ここ数日のSEOの講義も、巨大な図書館の話から始まったわね……。

    (日々のニュースはインターネットで読み、紙の本から足が遠ざかっていたというのに、まるで再び本の中へ舞い戻ってきたようだわ)

    スティーブンスの言葉が再び蘇る。「賢者は歴史に学ぶ」とは、こういうことに違いない。古いものがなければ、新しいものも真に生み出すことはできない……

    夢の中でググリ・アルカイブスが立ち止まった、ダマスク柄の壁。果たしてそこには、夢の中と同じ、祖母の写真がひっそりと飾られていた。

    ロゼッタは震える手で写真の入った額縁を外し、その裏を調べた。すると、写真と底板の間のわずかな隙間に、きっちりと折り畳まれた数枚の紙が見つかった。

    それは、祖母が大切に隠していたと思われる、手書きのレシピだった。広げてみると、確かに幼い頃に嗅いだ、あの甘く香ばしい焼きたてのパンのような匂いが、微かに香る気がした。材料、作り方の手順、細かな注意書きなど。しかし、肝心のお菓子の名前は、どこにも書かれていなかった。

    「これは何なのかしら……?このレシピに書かれたお菓子は、一体……」

    ロゼッタは途方に暮れた。その時、彼女の脳裏に、夢の中のググリ・アルカイブスの言葉が蘇った。

    「『最後は、我が家の”末っ子の双子”が、最後の鍵を見つけてくれるでしょう』……双子、ですって?」

    ロゼッタは思わずつぶやいた。そばで控えていたリセットが、その言葉を聞き逃さなかった。

    「双子……お嬢様、もしや、Googleの生成AI『Gemini(ジェミニ/双子座)』のことではございませんか?」

    リセットの言葉に、ロゼッタはハッとした。そうか、ググリ・アルカイブスは、未来の技術、Gemini(*4)の存在を示唆していたのだ!
    ロゼッタは、迷わずタブレットを手に取り、Geminiに問いかけることを決意した。

    「Gemini、聞いてちょうだい!昔、私の祖母が作ってくれたお菓子が何か知りたいの。一年の特別な日に作るもので、レシピによれば、紅茶につけたドライフルーツを入れ、シナモンとナツメグのようなスパイスが入ったパウンドケーキのようなものよ」

    不意に、スティーブンスがロゼッタの肩越しに囁くように告げた。

    「大奥様は、アイルランド系移民の家系のご出身でございました。おそらく、お役に立つかと」

    ロゼッタは頷くと、Geminiにその情報を伝えた。

    「お祖母様のルーツはアイルランド。どう?このお菓子を特定できるかしら?」

    Geminiは瞬時に、そして淀みなく答えた。

    Gemini:
    「それは、アイルランドでハロウィンに伝統的に食べられる「バームブラック」(*5)ではないでしょうか?」

    Geminiは続けて、バームブラックについての詳細な情報を提示した。

    Gemini:
    「バームブラックは、アイルランドのハロウィンに欠かせない伝統的なフルーツブレッドです。古代ケルトの新年である11月1日の「サウィン祭(Samhain)」の前夜、つまりハロウィン(10月31日)は、この世とあの世の境界が曖昧になり、死者の魂が戻ってくると信じられていました。この特別な日に、バームブラックを食べることで、未来を占うという風習が生まれたと考えられます。中に指輪や硬貨、布切れなどを仕込み、何が出てくるかで運勢を占う遊びも行われます。」

    それは、生成AIの力によって、心の奥底に眠っていた謎が解き明かされた瞬間だった。

    ロゼッタの脳裏には、幼い頃、祖母がこのバームブラックを焼いてくれたときの温かい記憶と、苦難に陥ったときに彼女が支えとなってくれていた光景が鮮明によみがえった。

    悲しいことや悔しいこと、怒りにかられた時など、ロゼッタがいつもの自分を見失っているような時、祖母は二人だけのお茶会を開いて、このお菓子を振る舞ってくれたのだ。

    (これはね、本当は、古い暦で新年の前の日、大晦日に食べるものなの)

    今や、彼女ははっきりと思い出していた。その後に続く、祖母の言葉を。

    (……ロゼッタ。辛いときも、悲しいときもあるでしょう。でもね、ずっと泣いてばかりではいられないわ。だから、これを食べてちょうだい。
    そして、今日という一日を”リセット”して、明日を新年のような気持ちで迎えられるようにーー)

    「そうでしたわ……!私、私は……!!」

    嫌なことがあった日でも、それを”リセット”して明日からまた前へ進めるように。

    コロナ禍で看板を下ろさざるを得なくなった、街を象徴する老舗パブの名を受け継いで再出発したティールームは、アデルローザの人々にとっても再起の場所なのだ。バームブラック以上に、そんな『ベリーズ』に相応しいお菓子があるだろうか。

    ロゼッタは、ティールームを始めた本来の動機を思い出した。それは、単なるビジネスの野望ではなく、祖母から受け継いだ「誰かが困難な状況にあるとき、励まし、前を向くためのきっかけを与えられる存在になりたい」という純粋な想いだった。

    ロゼッタはゆっくりと振り返ると、指南役の手を取った。

    「リセット。……感謝していますわ。その名の通り、あなたは私を”リセット”してくれたわね。あなたのおかげで、本来の私に立ち戻れた。いいえ、それだけじゃない。前に進む力を持った新しい私に、してくれたのだわ」

    少し事情が飲み込めないでいたリセットは、しかしロゼッタの目元にじんわりと浮かんだ涙を見て、温かく寄り添うように微笑んだ。

    「全部つながって……、”リンク”しているのですわ。きっとお祖母様も、このレシピをそのお母様やお祖母様から受け継いだのでしょうから」

    溢れた涙が、ロゼッタの頬を伝う。スティーブンスがそっとハンカチを差し出すのを受け取ると、ロゼッタは幼い頃からずっと彼女の後ろに付き従い、見守ってきた存在を見上げた。

    「それから、スティーブンス。私がこのレシピに辿り着けたのは、あなたのおかげだわ。ありがとう、私のためにリセットを”見つけて”くれて。あなたはあの”巨大な図書館”から、私に最適な一冊を見つけ出して、私に差し出してくれた。きっと、探し物が得意な”Gemini”にも無理だったはずよ。だって、私のことだけでなく、真の愛情と献身をもって、長年この屋敷の歴史を陰ながら支えてくれていたあなただからこそ、見つけられたに違いないから」

    「……もったいないお言葉でございます」

    スティーブンスが深く首を垂れる。その目にも心なしか光るものが浮かんでいるようだった。

    「私は、これから、見つけられるための努力を惜しみませんわ、なぜならば、その価値を知ってしまったのですもの」

    再び顔を上げた彼女の瞳には、大いなる意志が宿っていた。

    「ベリーズ・オンライン」の成長~おもてなしの心をWebへ~

    ロゼッタは、リセットの指南と、ググリ・アルカイブス、そしてGeminiとの出会いを通じて得た知識と経験を、「ベリーズ・オンライン」の運営に惜しみなく注ぎ込んだ。

    彼女は、バームブラックのレシピを再現し、その文化的背景や祖母との思い出を綴った特別なコンテンツを制作した。アイルランドの伝統やサウィン祭の物語、そして祖母の移民としてのルーツを丁寧に紹介することで、お客様は単なるお菓子以上の「物語」と「価値」を感じるようになった。

    オリジナルの紅茶「レディ・グレイス」も、エシカルな生産背景を強調した商品ページに刷新され、共感を呼んだ。コラムでは、地域の学校の化学教師が紅茶の色の変化を解説する記事を寄稿し、理科の授業中に実験を見た学生が興味を持って足を運ぶようになった。古希を迎えながらも美貌を保つ、社交界の”永遠の百合”フォートナム男爵夫人との対談記事では、ローズティーの「美肌効果」を知った女性たちからの問い合わせが絶えない。SNSではロゼッタ自身がお客様と積極的に交流し、紅茶やお菓子への「おもてなしの心」を直接伝えた。

    その結果、「ベリーズ・オンライン」のアクセス数は飛躍的に伸び、売り上げも過去最高を記録した。お客様からの「この紅茶に込められた物語に感動しました」「バームブラックを食べて、家族との温かい時間を思い出しました」といった声が、ロゼッタの元に届くようになった。彼女は、SEOが単なる技術や数字の追求ではなく、人々の心と情報をつなぎ、幸せを分かち合うための「おもてなしの心」そのものであることを確信していた。

    ロゼッタの新たな使命~賢者の未来~

    公爵令嬢ロゼッタは、Webの世界で「見つけられる」ことの真の重みを知り、そして「伝える」ことの喜びを深く味わった。彼女は、もはや単なる「公爵令嬢」ではなかった。Webという広大な知識の図書館で、真に価値ある情報を探し出し、それを必要とする人々に届ける新たな使命を見出したロゼッタは、まさに『賢者』の道を歩み始めていた。

    「それにしても、お祖母様はどうして写真の裏なんかに、このレシピを隠していたのかしら……?」

    独り言のように呟いたロゼッタの言葉に、スティーブンスは珍しく遠慮がちな様子で答えた。

    「推測ではございますが……。ご親類の中には、移民の家系ご出身の大奥様が公爵家にお輿入れされるのを、よく思わない方がいらっしゃったと聞き及んでおります。ご自分のルーツを深く表すものでございますから、人目に触れぬようにしておきたかったのではないかと」

    それを聞いたロゼッタの顔は一瞬にして険しくなったが、やがて何か企みを思い付いたかのように、ニヤリと笑みを浮かべた。

    「だいたい想像がつきましてよ。大叔母様あたりね、スティーブンス?」

    恐縮して、老執事が黙り込む。

    「……わかりましたわ。我が公爵家に一番長く仕えているあなたが”沈黙で答える”相手なんて、他におりませんもの。そろそろ大叔母様のお耳にも入った頃合いでしょうから、私の元にも『由緒正しき公爵家のティールームに、異国のお菓子やアイスティーを並べるとは何事か』と、伝統と格式にあふれたお説教をしに来るはずだわ。……大丈夫よ、スティーブンス。今の私は、もうあの頃の私ではなくってよ!」

    不敵な笑みを浮かべると、ロゼッタは華麗な仕草で髪をかきあげながら言い放った。

    「私は公爵令嬢ロゼッタ・グレイス。私の夢は誰にも邪魔させないわ!」

    ロゼッタの野望は、これからも続いていく。しかし、その野望は、かつてのような独りよがりなものではない。Webの「善き秩序」を守り、人々の「知りたい」「解決したい」というニーズに応え、そしてティールーム・ベリーズとそのWebサイトを通じて「誰かが困難な状況にあるとき、励まし、前を向くためのきっかけを与える」場を作り上げ、新たな「ベリーズ」の歴史を紡いでいくという、より困難な、しかし崇高な目的へと昇華されていた。

    生成AIが進化し、情報が溢れる時代だからこそ、ロゼッタは確信する。 真に価値ある情報は、必ず見つけられる。そして、その情報を届ける「おもてなしの心と不断の努力」こそが、Webの未来を照らす光となるだろう、と。

    〜 完 〜


    悪役令嬢ロゼッタとSEOをめぐる物語に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました🙏!

    ぜひぜひ、ロゼッタやスティーブンス、ググリ宛にコメントをお寄せください✍️。

    公爵令嬢ロゼッタの新たな挑戦は、まだ始まったばかりです。またいつかどこかで彼女を見かけたら、応援してくださいね👋!

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    Thank you very much for reading until the end. May happiness be with you always!

    注釈・解説・小ネタ)

    (*1)SGE(Search Generative Experience)

    Googleが開発を進めている、生成AIを統合した新しい検索体験。ユーザーの検索クエリに対して、AIがWeb上の情報を要約・統合し、直接的な回答を生成して提示する機能です。これにより、ユーザーは複数のWebページを巡ることなく、迅速に情報を得られるようになります。

    作中の解説と重複しますが、2024年5月には米国で「AIによる概要」(現在のAI Overview)が正式にリリースされ、その後、日本を含む各国にも展開されました。公開初期に起こった、文中の ”ピザに接着剤”、の件は実在のニュースであり、日本の医療情報キュレーションサイトが”肩こりは幽霊の仕業”とした件と並び立つ「黒歴史」として、記憶していくべきでしょう。

    ユーザーが「AI Overview」だけを見てサイトには訪れないという、コンテンツ提供者には何ら利益のない状況に対しても、Googleは新たな対策を考えているようです。2025年7月24日に発表され、まだ実験段階の「Web Guide」などの新機能は、それに一役買うのではないかと期待しています。

    他方では、Chat-GPTをはじめとする生成AIでの情報検索が、Google検索のシェアを切り崩すのではないかと言われていたものの、すでに米英ではスパムが登場し、これらの検索結果も”汚染”され始めているといいます(しかも、検索結果を操る手法は、どこかで聞いたような話ですね!)。

    しばらくは混乱期が続きますが、筆者はこのような今こそ歴史に学ぶべき時だと考えて、この小説を書くことに決めたのでした。

    参考)
    生成 AI による検索体験 (SGE) のご紹介|Google Japan ブログ
    Google 検索の AI Mode : Google I/O 2025 でのアップデート|Google Japan ブログ
    AI Overviews - Wikipedia
    Google Admits Its AI Overviews Search Feature Screwed Up | WIRED
    SEOの常識が変わる? AI Overviews登場後「自然検索流入が減少」が約6割【キーワードマーケティング調べ】
    MIT Tech Review: チャットGPTに生成AI検索、グーグルの牙城崩せるか
    Web Guide: An experimental AI-organized search results page|Google The Keyword
    ChatGPTの結果がLLMスパムに汚染され始めた|海外SEO情報ブログ

    (*2)2016年頃に不正確な情報を含むSEOに最適化された記事を掲載した日本のキュレーションサイトが上位表示されてしまった問題

    2016年に、日本の医療情報キュレーションサイトが「SEO最適化に特化」し、専門家の監修もなく、信頼性は二の次で正確性を欠いたコンテンツを大量に制作・掲載し、それらを上位表示したGoogleにも多くの批判が集まりました。

    詳しくは、第2回で解説していますので、そちらをご一読いただけるとありがたいです。

    (*3)画像にalt属性をつける

    HTMLの<img>タグに設定する属性の一つです。「alt」は「alternative(代替)」の略で、画像が表示されない場合に代替として表示されるテキスト情報です。また、視覚障がい者がスクリーンリーダーを利用してWebサイトを閲覧する際にも、画像の箇所で読み上げられます。このため、「代替テキスト」と呼ばれることもあります。

    検索エンジンもこの情報を利用して画像の内容を理解するため、SEOにおいても重要な要素です。画像の内容を簡潔かつ正確に記述することで、検索エンジンが画像を適切に評価し、関連性の高い検索結果に表示されやすくなります。

    参考)
    alt属性とは?効果から適切な記述方法まで詳しく解説|デジタルマーケティングブログ

    (*4)Gemini(ジェミニ)

    Googleによって開発された、大規模なマルチモーダルAIモデルです。

    マルチモーダルAIとは、テキスト、画像、動画、音声など複数の異なる情報源(モーダル)を同時に活用して高度な判断や認識を実現する技術です。

    マルチモーダルAIとは?身近な事例で解説します! | DATA INSIGHT | NTTデータより引用

    「双子座 ♊️」を意味するその名の通り、多様な能力を併せ持つことを示唆しています。西洋占星術では、双子座はコミュニケーションの星📣と呼ばれており、フットワークが軽く情報収集に長けて人脈が広い上、高い知性にも恵まれているそうです。改めて、ぴったりのネーミングですね。

    ヘッダー画像のイメージイラストは、いろいろ試しましたが、最終的に「Chat-GPT」の画像生成機能を利用して描いてもらいました。

    Geminiは二人組、”10代前半の男女の双子”の姿をしています。多様な姿で軽やかに巨大な図書館の中を飛び回るイメージで、まだ学生だろうということから制服のような服装に。背景にはマルチモーダルを象徴して画像やアイコンなどを配置しました。

    参考)
    Google のエブリデイ AI アシスタント、Gemini のご紹介|Google公式
    What is Gemini and how it works(Google公式)
    マルチモーダルAIとは?身近な事例で解説します! | DATA INSIGHT | NTTデータ - NTT DATA
    #双子座の基本性格は?特徴や恋愛傾向・開運方法をご紹介 | 鏡リュウジ 精密ホロスコープ

    (*5)バームブラック(Barmbrack)

    アイルランドのハロウィンで、伝統的に食べられるフルーツブレッドです。紅茶に浸したドライフルーツを使うそうで、きっと紅茶にも合うでしょう。中に指輪や硬貨などの小物を仕込み、出てきたもので運勢を占う風習があります。

    古代ケルトの新年である「サウィン祭(Samhain)」の前夜、つまりハロウィン(10月31日)は、この世とあの世の境界が曖昧になり、死者の魂が戻ってくると信じられていました。ハロウィンといえば、ドラキュラや魔女、ゾンビなどの西洋古典ホラーのモンスターたちのイメージがありますが、この死者は先祖の霊も含まれ、彼らの霊を迎えて供養する意味合いもありました。日本で言えば、お盆のようなものなのです。

    この連載も、始まってから週1ペースを守ってお盆休み前のタイミングで終わることができました!これもご先祖様の加護のおかげでしょうか。
    どうぞ皆様、良い夏休みをお過ごしください🍉🌊🌻

    参考)
    Barmbrack | Ireland.ie
    ハロウィンの伝統菓子で占い!? パーティーを盛り上げてくれる、バームブラックのつくり方 | 毎日の献立レシピもノーリツ毎日グリル部


    本作の制作に利用されている生成AIについて

    本作では複数の生成AIを利用して制作にあたっています。
    主な用途と生成AIの種類は、以下のとおりです。生成AI活用のご参考まで。

    • Googleの「Gemini」
      Googleのマルチモーダル生成AIです。
      プロットと文章の推敲・執筆補助🖋️、主にインターネットやGoogleの歴史についての調査に使用🔍。
      今回、使い倒しすぎて初めて、「いきなり訳のわからない散文的な外国語を喋り出す」現象に出会いました。……多分、Aiも疲れるんだよ。そう思った💦 働かせすぎてゴメン💦

    • Microsoftの「Microsoft Designer」
      Microsoftが提供するAI搭載のグラフィックデザインツールです。プロンプトから画像生成ができます。
      ロゼッタ、スティーブンスなどキャラクターイラストの生成に使用しました🎨。

    • OpenAIの「Chat-GPT」
      インターネットやGoogleの歴史、その他、さまざまな物事についての調査。
      今回は、ヘッダーイラストのGeminiの二人を生成🎨。他のツールではイメージに合うものがなかなか作れず、苦労しました。
      まずググリの画像を参考画像として添付した上で、「この女性と兄弟の双子で〜」とプロンプトに加えたら、イメージに近いものができました。

    • Microsoftの「Copilot」
      インターネットやGoogleの歴史、その他、さまざまな物事についての調査。補助的に使用していますが、キャラクターの「キノコのエリン🍄‍🟫」が可愛いので、癒しツールとしても使っています。
      今回は、完結記念のロゼッタの画像を生成してもらいました🌹。よく見ると、下の方に椅子の肘掛けがあるんですよ(笑)。

    • Perplexity AIの「Perplexity Pro for SoftBank」
      まとまった文章を書いて「講評とアドバイスをお願いします」と頼むと、「どこがどのようにいい」あるいは「どこがどのように説明不足」と理由を添えて付け加えてくれるので、よりブラッシュアップするのに役立ちました🖋️。


    解説の最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙏!
    「スキ❤️」や「フォロー➕」で応援してくださった方、誠にありがとうございます。おかげさまで完走できました🙇‍♀️。
    今回も、リアクションをいただければ幸いです!励みになります!


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