
人生初小説で知る産みの苦しみ…それでも書き続ける根っこにはハリポタオタクの12歳の私がいた
こんにちは、3歳息子育児中+第2子妊娠中の37歳ワーママあすみです。
産前休暇を活用して、人生初の小説「限界ワーママが転生?したら育児スキルで無双しちゃったけどお迎えまでには帰ります!」を連載しています。※追記:6/15完結しました!(全11話)
現在6話まで公開しており、約15,000文字を超えたところです。…が!!想像以上に小説執筆に苦戦する毎日。でもね、どうしても書き上げたいのです。
せっかく時間がある産前休暇。のんびり過ごすことだってできるのに、何故か辞めることができない。なんでかなぁと思ったら、心の奥底にいる12歳の自分に気づきました。
エッセイと小説は全然違った。自分に厳しい自分が邪魔をする
8年ほど編集職を生業としていた関係で、文章を書くこと自体にストレスはありません。むしろ快感というかストレス発散。自身の思考や経験を、エッセイ風もしくはノウハウ記事風に表現するのであれば、すらすらと書き上げてしまいます。だから小説も頑張れば書けると思っていました。
でもこの考えは甘かった。小説執筆は全く勝手が違い、予定していたスケジュールから何週も遅れて書き進めています。エッセイの3〜5倍くらいは時間がかかる。
何がそんなに私の手を止めるのか?あらすじまではスムーズに進むのですが、いざ本文を書こうとすると壁にぶつかります。
まず、脳内で物語を描く必要がある。あらすじは断片的に描ければOKですが、本文はさらに詳細まで見えないと書けません。誰がどんなセリフを言うのか?それはどんな場で、どんな表情・身振りか?意外とあらすじではしっくり来ていた流れが詳細化するとうまく繋がらなかったりします。
さらに、その映像を読者に伝わるように言語化する必要がある。しかもただ事実を羅列するだけでは読むに耐えないので、必要な情報を厳選してテンポよく文章化する表現するスキルが必要です。エッセイなどで思考・事実を文章にするより、必要な思考が数ステップ多いと感じます。
でも、小説執筆における一番手強い強敵は、執筆スキルとは別にいるのです。それは、自分に厳しい自分。
「うわっ……私の小説、つまらなすぎ……?」
自分の書いた文章を振り返った時、必ず某広告のような感想を抱いてしまう。エッセイ・ノウハウ記事だって、他人からしたらつまらないかもしれない。でもなぜか小説に限って、この感想が飛び出してくるのです。
そしてこの「自分に厳しい自分」には身に覚えがあります。
小中学生の頃、イラストを最後まで完成させることができなかった自分。お絵描きBBSの投稿ボタンを押せなかった自分。
「下手だから」と創作をやりきれなかったあの頃の自分が、今もなお私に厳しい感想を投げかけてくるのです。
周囲の目を気にして「創作」をやめたあの頃の私
小説執筆は初めてですが、実は「創作」をするのは初めてではありません。私の創作の原点は、小学生の頃出会ったハリーポッターシリーズ。
ハリーポッターの1巻発売時、私は12歳で本に登場するハリーとほぼ同い年。入学証は届きませんでしたが「日本とイギリスでは入学月が違うから時間差で届くかも」と本気でホグワーツへの入学を夢見る小学生でした。笑
当時の私は成績が学年1位だったので、きっとホグワーツに入ればハーマイオニーのようにマグルの首席になれると思い、こっそり呪文の練習もしていました。(映画を見て”ヴィンガーディアムレヴィオーサ”の発音練習をしたのは私だけではないと信じたい)
ただハリポタにハマっただけでは「創作」まで至らず一読者として終わったはずですが、同時期にもう一つ大きな出来事が起きます。
1989年のWindows98発売です。ハリポタブームと時期を同じくして、我が家のリビングにも、段ボール箱のように大きいパソコンがででんと設置されたのです。
最初はパソコン標準装備のエアホッケーゲーム(動物と対戦するやつ。なつい)ばかりやっていたのですが、ある日「インターネットで検索する」という行為を知りました。
早速「ハリーポッター」と検索すると、本を読むだけでは得られない情報の海に圧倒。呪文の語源をまとめたサイトや考察サイトなど……。おそらく年上の方々があらゆる知識を総動員してまとめた情報に触れ、ますますハリポタ沼に落ちていく私。
検索を続けるうちに、自然と二次創作に出逢います。当時の私は自由帳に絵や漫画を描くのが大好きだったので、刺激を受けてハリポタの絵を描いていました。
手元で書くだけでは飽き足らず、自分もインターネットに公開したいと考えるようになります。その一環で、素材サイトを巡りながら見よう見まねでHTMLサイトも作りました。
でも親に隠れてこっそり活動していたので、家にはペンタブもスキャナもありません。お絵描きBBSならスキャナなしでも投稿できると考え、マウスで絵を描いたことは数知れず。でもガタガタの線に幻滅して、結局一度も投稿することはありませんでした。HTMLサイトもサーバー費用がかかることを恐れて、結局公開はせず作っては消しの繰り返し。
唯一、同じ吹奏楽部にハリポタ二次創作にハマっている子がいたため、そのグループで書いたイラストを見せ合うなどでかろうじて満たされていました。
令和とは異なり当時オタクの市民権はなく、イメージは「電車男」。検索すると二次創作の中にBLも紛れこんできてしまうこともあり、私にとっては親にも友達にも後ろめたい趣味でした。楽しいけど手放したいもの。
そして高校進学時、オタク仲間と進路が別々になったことを機にオタク趣味は一切捨て去ったのでした。
大人になって気づいた「好きなことをやり切るかっこよさ」
一度手放した創作活動。私の中では誰にも言えない黒歴史でしたが、20歳を超えた頃から世の中の風向きが変わってきます。二次創作などの趣味が徐々にオープンなものになっていくのです。
大学で出会った読者モデルをやるような可愛い同級生から「小学生の頃はずっとパソコンに向かって、素材サイトを運営していた」と聞いた時は衝撃でした。「そんなオタクっぽい趣味、公で言っていいんだ!当時人目を気にして辞めなかったなんてめっちゃかっこいい!」って。
また、大人になってから一度、中学のオタク仲間と再会したことがあります。一人はイラスト好きが高じてデザイナーになり、個人の趣味としてイラストを描き続けていました。もう一人は本業は創作と関係ないものの、趣味で演劇脚本を書いていました。
二人とも、中学時代から好きだった創作活動を形を変えながら続けている。人目を気にして全て手放してしまった自分との違いを感じました。
彼女らを見て共通して湧き上がってくるのは「かっこいいな。私も好きなことをやりきればよかった。人目を気にせず続けていれば、何か人生が変わったかもしれない」と言う後悔の念です。
約10ヶ月前、妊婦健診中に小説のアイデアが降ってきたとき「今こそ創作をやり切るチャンスかもしれない」と感じました。創作をやりきれなかった自分へのリベンジであり、あの頃の自分を成仏させることができるかもしれない。
小説を書き進める度に、あの頃の私が「そんな素人が書いた小説、つまらないよ」とひょっこり顔を出します。でも大人になった今の私は、やり切ることのかっこよさ・大切さを知っている。
どんなにどんなに恥ずかしくてもまるでダメでも、最後まで書き切りたいと思っています。見ていてね、あの頃の私。
絶対書き切るマインドで小説執筆中!
と言うことで、絶賛小説を執筆しています!!

一気にイメージが湧き「書きたい!」気持ちを加速してくれた
出産前に書き切るぞと心に決めていたのですが、色々あってまさかの出産予定日が2週間以上前倒しになり、慌ててハイペースで書き進めています。妊娠出産は最後まで何が起きるかわからない!
つまりここから高頻度で更新される予定(できるのか!?)なので、ぜひ応援の気持ちでフォローしてお待ちいただけると嬉しいです。
2026.6.16追記
無事完結させました!出産までに間に合った!
産後落ち着いていたらより満足できる形にするため、リライトする予定です。まずは目の前の出産に集中!