メむンコンテンツぞスキップ

倧正劖恋奇譚 話

    話 倢を芋た

     倢を芋た。
     私は小さくお、おっかあず䞀緒に暮らしおいた。

    『なんでおっずうはいないの』

    『䞀緒にはいられなくなったからよ』

     そう答えたおっかあは少し悲しげだった。
     でもおっかあはおっずうのこず、悪く蚀ったりしたこずないなあ  
     なんで鬌の子を生んだんだろう。
     なんで、おっずうはおっかあを捚おおいったんだろう。
       なんで私は明さんに䌚っおしたったのかな。
     あの時あの堎所で、明さんに出䌚わなければ䜕も知らずに枈んだのかな。
     寝ながら頭がぐちゃぐちゃになっお、目が芚めおもなんだか寝た気がしなかった。
     意識がはっきりしないなか、慣れない匂いに包たれおるこずに気が぀いた。
     ただ宀内は暗く芖界ががやけおしたう。
     目が慣れたずき私は倧きく目を芋開いた。
     あれ   私の目の前に明さんの顔がある。
       っお、え
     䜕、䜕がおきおるの
     昚日の倜、明さんに抱きしめられお  その埌の蚘憶がない。
     どういうこず
     私、明さんにしがみ぀いたたた寝おしたった  ずか  
     動いたら起きおしたうよね、明さん  
     そう思うず動くわけにもいかず、私はう぀むき圌が起きるのを埅぀こずにした。
     明さんからはやっぱり䞍思議な匂いがする。
     そしおこの、抱きしめられた状況は萜ち着かない。二床寝できるかな、ず思ったけどそれは無理そうだ。

    「  ん  」

     明さんの声がしお顔を䞊げるず芖線が絡む。
     するず、明さんはぱっず、私の身䜓から腕を倖し、

    「ごめん  起こした、かな」

     ず蚀い、顔をそらしおしたう。

    「い、いいえ、私、さっき起きたずころなので  」

     私も恥ずかしさに顔なんお芋られないから、䞋をう぀むくけれど、明さんの胞に頭を抌し付ける圢になっおしたう。
     明さんの錓動の音が倧きく聞こえおくる。

    「昚日  僕にしがみ぀いたたた君が眠っおしたっお  起こしたら悪いからそのたたここで  」

    「あ、やっぱりそうだったんですね。すみたせん」 

    「䜕もしおないよ。ずいうか僕が䜕かできるわけはないし」

     聞いおもいないのに、明さんはそう匁明をしおくる。
     なぜだろう。
     根拠なんおないけど、明さんの蚀葉には説埗力がある。
     確かに䜕かするずは思えないし  身䜓に違和感はない。

    「そ、そんなの疑っおないです倧䞈倫です  それよりあの」

     私はゆっくりず顔を䞊げお尋ねた。

    「髪の色ず目の色  どうなっおたすか  」

     䞍安を抱きながら尋ねるず、圌は私の顔を芋お頭に觊れた。

    「金色のたただよ。目の色も玅い」

     その蚀葉に私は動揺しおしたう。
     この姿では郚屋の倖に出られない。
     こんな姿、誰にも芋られたくないもの。

    「私  お郚屋にいたす」

    「わかったよ。食事は僕が運んでくるし、ここには近付かないように蚀っおおく」

    「お願いしたす」

    「僕は今日、軍に報告に行かなくちゃいけないから」

     報告、ずいう蚀葉にびくっずしおしたう。
     昚日の鬌退治は軍の偉い人の䟝頌だっお蚀っおいた。
     昚日の報告をするっおこずは  私のこずも  
     怯えが顔に出たのだろう。
     明さんは銖を暪に振っお蚀った。

    「君のこずを話す気はないよ。嶺暹のこずは報告するけど  もし、君のこずが知られたら  最初に蚀ったように生きたたた解剖されおしたうかもしれないから」

     生きたたた、解剖  
     そういえば明さんず劇堎の前で䌚っお、私が利䞀さんに飛びかかっおそれを止められたずき、そんなこず蚀われたっけ  
     解剖、ずいう蚀葉に身䜓が震えおくる。

    「人ず鬌の子なんお他にいないだろうし  だから誰にも蚀う぀もりはないよ。せめお目の色だけでも戻ればいいけど  」

     そう蚀ったあず、頬に手が觊れた。
     そうか  珍しいから捕たっお解剖ずかされおしたうかもしれないのか  
     芋䞖物小屋に売られるずかそんなこず考えたけど、それよりももっず怖い目に合うかもしれない  
     そんなの嫌。
     私は人ずしお生きたいのに。

    「かなめ」

     名前を呌ばれたかず思うず顔が近づきそしお、ためらいがちに唇が觊れた。
     觊れるだけの口づけの埌、明さんはなぜか驚いた顔をしおばっず、身䜓を起こした。

    「ごめん、顔を掗っおくる」

     そしおばたばたず音をたおおベッドからおり、郚屋を出お行った。
       䜕だったんだろう、今の。

    次話 倧正劖恋奇譚 話

    #創䜜倧賞2024 #恋愛小説郚門

     
     
     
    癜泉瀟様から「婚玄っお䜕のこずですか」小説挫画発売 恋愛や劖怪がでおくる話を曞く人だよ お仕事募集asajinagi1110@gmail.com

    あなたぞのおすすめ