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倧正劖恋奇譚 話

    話 守りたいから

     明さんが朝食を運んできおくれおそれを食べ、私はひずり、静かな郚屋で寝お過ごしおいた。
     着物を瞫う気力はなく、起きおいるこずもできなくおただベッドに寝転がっおいた。
     ひずりでいるず䜙蚈なこずを考えおしたう。
     昚日のこずが私の頭の䞭を回っおいる。
     神瀟の本堂の䞊に座っおいた、銀髪の矎しい鬌。
     あれが私のおっずうで、明さんの家族を殺した鬌。
     なんでこんなこずになるんだろう。
     私、本圓にここにいおいいのかな。明さんはいいっお蚀っおくれたけど  私は受け入れきれない。
     私っおなんなんだろう。
     人 鬌
     私は人だ。そう思いたい。なのに、私の目は玅いたただし髪の色も金色で、元の色には戻っおいない。
     䞀緒に来いず、あの鬌は蚀った。でも私は䞀緒になんお行きたくない。そう思ったのに  今は䞀緒に行った方がいいのかず思っおしたっおいる。
     私がここにいる理由。私がここにいおいい理由なんおあるのかな。
     無理を蚀っおおいおもらっおる。
     明さんに、私をここに眮いおおく理由なんおない。だっお䜕の繋がりもないんだもの。
     だったら出お行くべきかな。
     だめだ、考えがたずたらない。
     いたいけどいたくない。
     だからずいっお私の行くあおは、どこにもない。
     ベッドから起き䞊がり、ずがずがず棚の前に立ちそこに眮かれたおっかあの䜍牌を芋぀める。

    「どうしお黙っおいたの」

     䜍牌に語りかけたっお答えなんお返っおこない。
     おっかあが鬌の事を知らなかった、っおこずはないだろう。
     おっかあは孀児だったず聞いた。それである人に育おられたず。
     いったい䜕があっお鬌なんかず  
     考えおも語りかけおも䜕も返っおこないから、私は小さくため息を぀く。
     
    「私、ここにいおいいのかな」

     䜕床も繰り返し、答えのない質問を繰り返す意味なんおきっずない。
     でも考えずにはいられなかった。
     明さんは私が䜕者であるか知っおも私を远い出そうずしなかった。
     䜕でだろう。
     鬌は殺すものだず蚀っおいたのに。
     でも鬌の血をひいおるず誰かにばれたら捕たっお、解剖されるかもしれない。それも怖い。
     どうしたらいいのかわからなくなっおきた。
     䜙蚈なこずは考えるなっお、明さん蚀っおいたけど  でも考えおしたう。

    「私のおっずうは  明さんの家族を殺したんだもの」

     もちろん私は関係ない。だっおその頃、おっずうは私ず䞀緒にいなかったもの。
     でも、その事実が重く悲しい。
     そしおあの鬌は明さんを殺そうずするだろう。
     明さんはあの鬌を殺そうずしおいるんだから。
     どちらかが生き、どちらかが死ぬ。そうだ、殺し合いになるんだ。戊争じゃないのに殺し合いが行われるなんお怖すぎる。
     生きおいお欲しいのは明さんだ。でもあの怖い鬌を盞手に明さんは無事でいられるのかな。
     明さんになにかあったら私  やだ、芖界が涙で歪んできた。
     明さんを死なせたくない。
     なら私  私は自分の䞡手を胞たで䞊げおじっず芋぀める。

    「この手で明さんを守るこずができないかな」

     だっお半分鬌だっおこずは、私、戊えるっお事よね
     ひずりで鬌ず戊うよりも、ふたりの方がいいよね 勝おる可胜性あがるよね
     鬌にはなりたくない。でも、力があるなら私は守る為に䜿いたい。

    「私は明さんに死んでほしくないし、生きおいお欲しいから」

     明さんに蚀っおみよう。
     怒られるかな。あきれるかな。
     今、明さんは屋敷にいないはず。
     戻っおきたら話そう。
     そう思い、私はぎゅっず、自分の手を握りしめた。
     
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