
【創作ファンタジー】雨の日の傘へ【拝啓文芸部】
雨の日の傘へ
拝啓
長雨の季節ですね。
魔法局の玄関であなたを渡された時、私の魔力を少しでも残しておいてくれようとするあなたの持ち主の気遣いに、心が温かくなりました。
あなたを広げた時、骨と骨の間から厚い雲が見えたのには驚きました。
雨も素通りでしたね。
結局雨よけ魔法を使うハメになりました。
あなたは何のために存在していますか?
さて、あなたを渡された時の感動を返していただきたく存じます。
よろしくお願いします。
敬具
追伸
古代の魔物といい、穴だらけのあなたといい、あなたの持ち主の常識はどうなっているのでしょうか?
古代の魔物の主より
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