
【創作ファンタジー】気まぐれな猫へ【拝啓文芸部】
気まぐれな猫 様
あなたの主の部下
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
先日は私の魔物の本体がお世話になりました。
あなたが言うことを聞かない使い魔なんて、とんだ嘘っぱちでしたね。
あなたが返り討ちしたおかげで私の魔力は底をついています。
セントリューのドラゴンの魔源石のおかげで生きながらえている状態です。
本体が魔物を経由して私の魔力で己を治癒していること、彼が死ぬより先に私が死ぬこと、実感できました。
さて、あなたの主に伝えてください。
先日の私がかけた呪いの件ですが、解呪はやはり、私の魔力の解放が条件です。
また、直系殺しは大罪であることも伝えてください。
魔物の秘密は父に進言してあります。
何卒、ご検討よろしくお願いします。
敬具
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