
小2、小4の兄弟が贈る、第36話「ポケポケサウルス~赤ちゃんの正体は?!~」
⭐前回までのあらすじ⭐
勇敢なヒトトン、物知りなゼッゼ、そして食いしん坊なだねちゃんの3人は、世界を救う「七つの古代ポケポケサウルス」を探して大冒険の真っ最中!
3人が黄金のお城で目をさますと、夢でひろったはずのグミがポケットに入っていたよ!
空にいた大きな赤ちゃんも、小さな姿でスヤスヤ…。
これって本当に夢だったのかな?
前回のお話
三人がおどろいてのぞきこむと、そこには温かな光に包まれた赤ちゃんが、気持ちよさそうに眠っていました。
だねちゃん:「この赤ちゃんが、あの夢を見せてくれたのかも……。」
ゼッゼ:「ぼく、ずっとイルカになって海を泳ぐのが夢だったんだ。あの水の冷たさ、本物みたいだったな…。」
ヒトトン:「ぼくはポケポケ戦時代の武将に会うのが夢だったんだ! ぼくもあんなにかっこいい武将になれたらいいなぁ。あの大きな足音や風のにおい、今でもすぐそこに感じるくらいだよ!」
だねちゃん:「ぼくもお菓子をいっぱい食べるのが夢だったんだ。あの甘い味、わすれられないよ!」
三人が顔を見合わせていると、赤ちゃんがニコッとわらって寝返りをうちました。
そのとき、
赤ちゃんの体から
虹色の光のつぶが
ふわふわと
舞い上がって、

三人の胸の奥へ
スーッと
入っていきました。
すると、耳で聞くのとはちがう、
心の中から
ポッと
わいてきたような、
やさしい声
が聞こえたのです。
『みんな、生まれたときから“夢をかなえる力”を持っているんだよ。わすれないでね』
だねちゃんはポケットのキラキラグミをそっと握りました。
そのグミは、まるで「がんばれ」と応援してくれているように光っています。
それを見たヒトトンが力強くうなずいて……
ヒトトン:「…夢は『かなう』のをずっと待ってるんだ!さあ、古代ポケポケサウルスをさがす冒険の旅で、どんどん本物に変えていこう!」
ゼッゼ:「そうだね。古代ポケポケサウルスを見つけるたびに、ぼくたちの『夢をかなえる力』はもっともっと強くなっていくはずだよ!」
だねちゃん:「へへっ、ぼくだって世界中のおいしいお菓子をぜーんぶ食べてやるんだから! 」

三人が部屋からパッと飛び出すと、門番さんが「待ってたぞ!」という顔で走ってきました。
門番さん:「すごいよ、君たち! あの『バリバリバリッ』って雷を落として暴れていた『雷の古代ポケポケサウルス』を、あんなにスヤスヤ眠らせちゃうなんて…! おかげでお城のビリビリも止まって、助かったよ!本当にありがとう!」
ゼッゼは頭をポリポリかきながら、少し照れくさそうに言いました。
ゼッゼ:「えっとー、『助けた』っていうつもりは…ないんだけどね」
門番さんは「グイグイッ」と三人の肩をゆらして、何度も大きくうなずきました。
門番さんの笑顔に見送られながら、だねちゃんがポケットのグミをさわると、まるでお日さまのようにポカポカと温かく光っていました。
赤ちゃんから「心の中の勇気の光」をもらった三人は、胸をはって、キラキラ輝く新しいぼうけんへと歩き出したのです。
次回へ続く…。

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