
小2、小4の兄弟が贈る、第35話「ポケポケサウルス~七色のグミ~」
⭐前回までのあらすじ⭐
勇敢なヒトトン、物知りなゼッゼ、そして食いしん坊なだねちゃんの3人は、世界を救う「七つの古代ポケポケサウルス」を探して大冒険の真っ最中!
雲の上の「黄金の城」に辿り着いた彼らは、門番に導かれ羽をもつ赤ちゃんと対面します。
しかし、羽をもつ赤ちゃんと出会った瞬間、三人は不思議な夢の世界へ吸い込まれてしまい――。
前回のお話
空にうかぶ大きな赤ちゃんが、満足そうに「キャッキャッ!」と笑いました。
すると、お菓子のジャングルがソーダのあわみたいに消えていき、だねちゃんの体はふわふわと宙にうき上がり…。
だねちゃん:「わあ、飛んでるぅ!とんでるぅ…、お菓子の国、さようなら!」
赤ちゃんが指を
パチン
とならした瞬間、だねちゃんの目の前はキラキラの光でいっぱいになり…。
「……はっ!」
目をさますと、そこは黄金の城のふかふかなじゅうたんの上でした。
ヒトトン:「だねちゃん、目が覚めた?」
ゼッゼ:「ぼくたち、うとうと眠っちゃったようだね。」
ヒトトン:「 ぼく、夢の中で大むかしのポケポケ戦の時代にいたんだ! 大きな恐竜がいっぱいいて、すごかったんだぞ!」
ゼッゼ:「えっ、ぼくはきれいな青い海の中にいたよ。お魚と一緒にスイスイ泳いでたの。」
だねちゃん:「いいなぁ…。ぼくはお菓子のジャングルだよ! ドーナツのすべり台をすべって、ソフトクリームの池で泳いだんだ。もうおなかいっぱい!」


お互いに顔を見合わせて、
三人:「なんだ、みんな夢を見てたんだね」
と笑い合いました。
ところが、だねちゃんが立ち上がろうとした、その時です。

ポロッ。
だねちゃんが立ち上がろうとした瞬間、ポケットから何か転がり落ちました。
それは、黄金のじゅうたんの上で七色に光りかがやく、夢の中でひろったはずの「キラキラグミ」でした。
だねちゃんが自分のほっぺにそっとふれると、指先には真っ白な生クリームがべっとりとついています。
鼻をくすぐるのは、夢でかいだはずの甘いバニラの香り。

三人がおどろいて見つめる先には、柔らかな小さなベッドがあり、そこで赤ちゃんが気持ちよさそうに眠っていました。
空にうかんでいた大きな赤ちゃんはどこにもいません。
小さな胸がゆっくりと上下して、おだやかな寝息が聞こえてきます。
ベッドで眠る小さな赤ちゃんの口もとは、まるで楽しい夢の続きを見ているように、少しだけニコッとほほえんでいるように見えました。
次回へ続く…。

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