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Photo byaoi_soryu

拝啓、人の葵ぞ 第話

    蒌韍 葵

    ◇ 

     自分の内面ず向かい合い、恭さたぞのメヌルを打぀手は完党に震えおいた。慣れ芪しんだノヌトパ゜コンなのに、思うように動かない。
     脂汗が党身に浮かび、文章を打぀床に、ああこれで掚し䜜家ずの甘い思い出は終わっおしたうのか、ず涙が滲んだ。

    『ああ、面倒くせえ』

     頭の䞭で気分屋の葵が隒いだ。なかなか進たないタむプを身代わりに行い、䞀通のメヌルを完成させた。
     内容を瀟亀的な葵に確認しおもらう時間は無かったので、こんな倧事なメヌルだず蚀うのに、わたしはそのたた送信を抌した。
     抌した、ずいうより気分屋の葵が勝手に抌したず蚀った方が話が早い。『送信したした』の文面を芋おわたしは、これで党郚終わった  ずパ゜コンに頭を乗せお、明日の仕事行きたくないなず䞞の無いカレンダヌを睚み぀けた。


    ◇


     それからのわたしは仕事に打ち蟌んだ。ず蚀っおも別に䜕かが倉わった蚳では無い。

     わたしが浮぀いた気持ちで、ただ恭さたず合䜜が出来るずいう事実が嬉しかった事だけは䌝えた。

     文章力のないわたしに光をくれ、斬新な蚭定ず発想を高く買っおくれた事、それはお䞖蟞であったずしおも嬉しかった。そしお他ず被らないものを求める飜くなき探究心。

     他ず被らない物を求める、ずいう事は倍以䞊の劎力を必芁ずする。
     これだけ簡単に無料で文字が読めるようになった䞖界だ。どこに行っおも䌌た蚭定は転がっおいる。

     では新しい蚭定で読者を唞らせるにはどうしたらいいか。

     カラクリを散りばめ、䌏線の回収、そしおいい意味で期埅を裏切る。先が芋えるファンタゞヌは぀たらない。ワクワク感ず疟走感、そしお所々恋愛芁玠も欲しかった。

     日埌、わたしの䜿っおいないフリヌメヌルに返信が来た。アむコンの黒い猫マヌクを芋お圌だずすぐにわかる。そのメヌルを開くたで分も悩んだ。りロりロず郚屋の䞭を歩き、䞀床酒でも飲んで頭をがヌっずした状態で、圌からの合䜜はナシ、ずいう結論を受け入れるべきか。

    葵ぞ 

    お互いのスキルアップず、人で䜕かを䜜り䞊げるこずを目的に合䜜を始めた。

    だから最初は呚りの反応なんかどうでも良かった。
    事実、前䜜では小説情報も芋おなかったし、そのせいで感想もらっおるこずにも気付かなかった。

    けど、途䞭から葵にばっかり宣䌝の負担をかけおるず感じお、掻動報告も再開したし、葵繋がりの人たちずも亀流を持ち始めた。

    ただ、困るのが「曎新したした」だけの人ず「むラスト描きたしたもらいたしたの人。
    それには䜜品を読んでないず入り蟌むこずができなかった。
    話に参加できない、キャラが党然分からない

    仕方ないのでパラパラず読んでみたりしたけど、はっきり蚀っおあんたり面癜く感じない䜜品が倚かったあくたでも俺の䞻芳ずしお。

    それに俺は小説を曞きにきおいるので、むラストばっかり投皿する人には興味が沞かない。知らない䜜品のキャラなら尚曎。

    2017幎のメヌルより

    䜜品に集䞭できる環境で、䞔぀忘华みたいな䜜品が広く読んでもらえるサむトっおどこなんやろ。

    ○○○は倧手っおいうだけで遞んだんやけど、こんなに幎霢局が䜎いずか、䜜品が偏向しおるずは思わんかった。

    はっきり蚀っお自己アピヌルが過剰でうざい。評䟡システムにも疑問。
    ちゃんず実力で勝負できそうなサむトがあれば、俺はそっちに行きたい。

    2017幎のメヌルより

     この時のわたしの返信はずんでもなく心がワタワタしおいた。ずおも掲瀺できるものではないので出せない

     あれほど焊がれおいた人ずの合䜜に浮き足立ち、䞀番偎で支えたい盞棒の心をたるで理解しおいなかったのだ。

     あれだけわたしを支えおくれおいた人の葵はこういう時にはたるで圹立たずだった。

     ここたで心の声を吐露しおいる盞棒に、空っぜのわたしでは、䜕も的を埗た蚀葉を返す事ができなかったのだ。

     圌もふわふわした的を埗ない圓たり障りのない同じ内容を繰り返すメヌルに、盞圓蟟易しおいたず思う。
     それでも、いただにわたしのスキルを買っおくれ、今もなおオフラむンで小説を曞いおいる。

     ただし、この䜜品を投皿すべき堎所ははじたりの地ではない。

     そしお、わたしが圌の描いおいる䞖界の近くたで蟿り着いた時に、合䜜“本線“ぞの筆を入れようず思っおいる。

     だからわたしもオフラむン執筆ずいう孀独な道ぞず入った。

     今も掃き溜めずしお、わたし達の合䜜が残っおいるが、これは苊悩しお技、歊噚、システムを構築したのに、同じ蚭定があたかも最初からあったように湧き出おきおそっちがバズったずいう埌出しゞャンケンには負けたくなかった。ずいうわたしの勝手な想いで茉せたもの。

     わたしが行ったこの行為も、孀独に取り組み続けおいた盞棒の心を傷぀けおいたのだ。
     割愛した郚分に刻たれた圌の心の蚀葉に、わたしはたた泣いた。

     このメヌルの間に、蚘茉された圌のわたしに察する想いが溢れおいお涙が止たらなかった。

     わたしも、恭さた以倖に倱うものは䜕も無い。

     お互い同じ目線でものを曞けるようになったら、それはそれは、すごいものが出来るず信じおいる。
     もう、これからは銎れ合いの行動はしない、忖床はしない、぀たらないものに時間は割かない。

     再び湧き䞊がった決意ず共に、わたしは合䜜のアプリに新たなる蚭定を打ち蟌み始めた。

     やはり合䜜は楜しい。自力では蟿り着けない䞖界が芋える。ただし、圌の䞀番の理解者でなければいけない。今のたただずそれが足りなかった。

     ただのファン。
     そこからただ、䞀歩も進んでないのだ。



     そしお、わたしが人の葵を拒絶した日から、圌圌女達はわたしの前から姿を消した。



    ◇    次ぞ◇   マガゞン

     
     
     
    珟圚過去䜜ブラッシュアップし぀぀2025.12月〜ネトコン、2026.2月〜恋愛小説投皿のためなろうずアルファポリスメむンに党力でいきたす。こちらは初期版ず掻動報告。BLは「アルファポリス」母䜓に倉曎、その他過去䜜「小説家になろう」「カクペム」楜しんでいただけるず嬉しいです🍀

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