
【回復の記録⑱】 爆発のあとがき |“普通”を見ると、今でも世界が揺れる
今回は具体的な過去の話というよりも、
今でも遭遇するフラッシュバックのような話をしたいと思う。
回復の記録|鎧を脱ぎ、愛へ還るまで 18話目。
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回復の記録⑰ 境界線の再定義|一線を越えたあとで、私が選び直したこと
BGMを流しながらどうぞ。
仲の良い家族を見たり、
話を聞いたりしただけで、
まるで目の前が爆発したかのような感覚に苛まれる。

自分という存在が
あたかも木っ端微塵に吹き飛ぶ─
そんな感覚に陥るのだ。
「リア充爆発しろ」とはいうけれど
本当に爆発しているのかもしれない、と思うほどに。
「それぞれみんな、家庭に問題がある」
「大変なのはあなただけじゃない」
「もっと大変な人もいるよ」
投げかけられる言葉の数々。
そんなことは百も承知だ。
でも、彼らには「家庭」という土台がある。
基礎の上に立って、その上で悩んでいる。
私は、更地ですらない「爆心地」に立っていた。
荒れ果てた場所からその人たちを見ると
別世界に住んでいるのだな、と痛感させられる。
「普通」とされる関係性を知るたびに、 めまいがする。
親は、子供をそう思うものなのか。
子供は、親にそんな反応をするものなのか。
そういうふうに、人って感じるものなのか。
そういうふうに、人って反応するものなのか。
知らない。 本当に、何も、知らなかった。
一番苦しかったのは、
「理解されないこと」ではなかった。
“何もない場所”から生きてきた感覚を、
言葉にできないことだった。
以前、言葉にできないものを歌にしていた。
なぜ、自分の過去を話しただけで
説教をされるのだろう?
なぜ、大変だった事実を告げただけで
マウントを取られるのだろう?