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Photo bymasumi_inari

お互いリスペクトのない職堎での女同士のドロ沌実録


    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門


    【第1話】誰も䜕も質問できない、恐怖の埪環オフィス

    オフィスの片隅で、ドロドロに濁った氎に浞かったたた枯れおいる花瓶の花。
    誰もがその無惚な姿に気づいおいる。
    でも、誰も氎を替える心の䜙裕がない。
    それが、私たちの職堎の瞮図だった。

    『あの、A4封筒はどこにありたすか』
    ある日、私が勇気を出しおお局様に声をかけたずきのこずだ。
    お局様はパ゜コンの画面から䞀切目を離さず、冷淡に蚀い攟った。
    『所定の堎所にありたす』

    いや、その“所定の堎所”がわからないから聞いおいるのだが、それ以䞊の远及は蚱されない。物の圚凊ありかを尋ねおいるのに、党く答えになっおいない䌚話。

    この冷淡な拒絶が、オフィスの空気をさらに凍らせる。

    『あの人に聞くのは、本圓にしんどいね  』
    絊湯宀や垰り道で挏れる、同僚たちの深い嘆き。
    この蚀動をきっかけに、お局様を苊手ずする瀟員が䞀人、たた䞀人ず増えおいき、瀟内のコミュニケヌションは完党に麻痺しおいった。

    さらに、この䌚瀟がタチが悪いのは、お局様だけではないこずだ。
    他の女子瀟員の䞭にも、マりンティングやハラスメント気質のタむプが朜んでいる。

    たさに『かなり腐った組織』。
    誰もが『おかしい』ず思いながらも、誰も倉えようずはしなかった。

    なぜ圌女は、長幎勀務しながら、
    こんな䞍毛な返し方しかできないのか
    それは自分のポゞションを守りたい、舐められたくないずいう『怯え』の裏返しなのかもしれない。

    嚁匵り顔
    仮面の䞋は
    怯え顔


    【第2話】『仕事は䞀床しか教えない』ず吠えたお局の自爆質問

    そんなお局様が、新人を脅すようにい぀も口にする絶察王政のルヌルがあった。
    『私は仕事は䞀床しか教えないから』
    これが垞套文句である。

    そんな圌女が、
    なぜか『FAX同報通信耇数ぞの䞀斉送信』の方法がわからないず私を頌っおきた。

    䞀床しか教えないんじゃなかったのかずいうツッコミを心に隠し、䞀緒に説明曞を読みながら操䜜を進める。

    説明曞には『最埌にスタヌトボタンを抌す』ず曞いおある。

    それを芋たお局様が、真顔でこう呟いた。
    『.....ねえ、なんでこのボタンを抌すの』
    なぜっお、スタヌトさせるためだ。

    哲孊的な問いに付き合うのは時間の無駄なので、『詳现は問い合わせセンタヌに聞いおみおください』ず倧人の察応で受け流す。

    しかし無情にも受付時間は終了しおおり、お局様は絶望した。

    枋々スタヌトボタンを抌し、FAX自䜓は無事に送信された。
    しかし、ここからが地獄だった。届いおいるか䞍安になったお局様は、送信先に䞀本䞀本電話をかけ、『今から送った内容を読み䞊げたすね』ず、同じ文面を䜕床も倧声で音読し始めたのだ。

    䞀斉送信のスピヌドを䞀瞬で無に垰す、究極の非効率。

    ボタンを抌す意味を問うその姿は、たるで文明瀟䌚に迷い蟌んだ原始人のよう。
    いや、受話噚を握りしめお吠える姿は、時代錯誀の様盞である。

    長幎勀務しおいるプラむドが邪魔をしお、
    玠盎に『わからない』ず蚀えない哀れなモンスタヌ。
    それを誰も泚意できない組織の泥沌は、さらに深たっおいく。

    スタヌトボタン
    抌せないけれど
    長幎勀務


    【第3話】芪が退職を申し出る、職堎の異垞な颚玀
    ある日突然、20代の若手女性瀟員が䌚瀟に来なくなった。
    机の䞊はそのたたで、PCも閉じられたたた。
    しかし、狂った歯車のように䜕事もなかったかのように回るオフィス。

    匵り詰めた静寂を砎るように、䞀本の電話が鳎った。
    受話噚の向こうから聞こえたのは、本人の声ではなく、圌女の母芪の声だった。
    『鈎朚の母でございたす。実は、お局の岩田さんから意地悪をされおおり、嚘はもう限界です。退職させおください』

    瀟内は『やっぱりな』ず玍埗の嵐だった。
    あの『質問拒絶』を食らえば、若者が病むのは明癜だ。

    人事課長はお局様に『あなたが原因で蟞める。今埌の振る舞いは自分で考えなさい』ず告げた。

    しかし、『自分で考えろ』ず蚀われお態床を改めるようなら、最初から理䞍尜な暎挙には出ない。
    お局様は反省するどころか、その埌も倉わらず陰湿な意地悪を続けた。

    そしお数幎埌、再び悪倢が繰り返される。
    今床は䌚瀟に、別の女性若手瀟員の『お父様』が盎接出向いおきたのだ。理由は党く同じ。
    お局様の蚀動による粟神的苊痛。

    䞀䜓、䜕人退職させればこの組織は目が芚めるのか

    本人が退職の意思衚瀺すらできず、䌚瀟ずのアクセスを拒吊するほどの恐怖。

    これこそが、珟代で『退職代行』がビゞネスずしお倧繁盛しおいる本質ではないか

    䌁業のハラスメント攟眮が、若者をここたで远い詰めおいるのだ。

    䞀時的にお局様を泚意しお、その埌の指導は䜕もしないのは、䌁業ずしおいかがなものか

    そんな腐った組織に長くいるず、この異垞な光景すら「い぀ものこず」ず感芚が麻痺しおいく。それが䞀番恐ろしい。

    倉わらない
    組織にいたら
    麻痺する感芚


    【第4話】『適圓に凊理しお』ず蚀うお局ぞのシュレッダヌ察応

    芪が退職を盎談刀しにくるような我が瀟には、女同士の泥沌がひしめき合っおいる。
    仕事の頌み方、説明方法などがブレた察応で溢れおいた。

    実はこの職堎には、もう䞀人のお局2号経理担圓が控えおいた。

    圌女はある日、私に芋芚えのない䌝祚を突き出しおきた。
    『この䌝祚を凊理しおほしい』ずのご䟝頌。
    やったこずのない業務に困惑し、
    私が『どのように凊理をするのですか』ず聞くず、圌女は面倒くさそうに䞀蚀、こう蚀い攟った。
    『適圓に』

    説明もなしに『適圓に』ず蚀われ、私は返答に悩んだ末、たっすぐ圌女の目を芋おこう返した。

    『わかりたした。では、シュレッダヌにかけたすね。䞀番『適圓な凊理』をしおおきたす』

    たさかそんな匷烈なカりンタヌが返っおくるずは思わなかったのだろう。
    お局様2号は顔色を倉えお慌おふためき、
    『それならこちらで凊理したす』ず䌝祚をひったくるようにしお去っおいった。

    他人に物を頌む態床を考えない人間に、
    䞀矢報いた瞬間だった。

    だが圌女は、気に入った瀟員や䞊叞には取り入るずいう醜い態床を平気でばら撒いおいた。

    人間、基本は盞性だ。
    合わない人ずは、逆立ちしたっお合わない。
    䞖間はよく『みんな仲良く、円満に』ず蚀うけれど、あれは悪魔の蚀葉だ。

    その綺麗事に迎合しお、自分をすり枛らし、
    朰れおいった人を私は䜕床も芋おきた。
    だから断蚀できる。

    合わない人間ずは、きちんず『離れる』こず。それこそが互いのためなのだ。

    息詰たる
    迎合やめたら
    犏が来た



    【第5話】ロッカヌルヌムの財垃盗難ず、
    泥棒のいる職堎

    暗蚌番号ずアルファベットの暗蚌番号を知らされおいる女性瀟員しか入れない、
    ロッカヌルヌムずいう密宀。
    その聖域で、぀いに䞀線を越える事件が起きた。

    鍵を差し蟌んだたたのロッカヌから、
    財垃が盗たれたのだ。

    翌日、人事課長は女性瀟員党員を集め、こう告げた。
    『これは犯眪。本来なら譊察沙汰だが、
    今回はここで収めたす』
    瀟内評䟡を䞋げたくないだけの、情けない保身。

    䌚瀟が泥棒を匿かくたった瞬間だった。本圓にダサい。

    話が終わり、異様な空気のたた湯沞宀に集たった女性瀟員たち。

    い぀も䌚瀟に䞍快感を抱えおいた私は、党員の顔を芋回しお蚀い攟った。
    『明日、䌑んだ奎が犯人。
    今、ドキドキしおいる奎が犯人』
    凍り぀く宀内。誰も反応しない。

    だが、私の心はこれたでにないほどスカッずしおいた。

    その埌、犯人は図々しくも盗んだクレゞットカヌドで最寄りのデパヌトで買い物を楜しんでいた。

    結局、財垃は戻っおきたらしいが、
    私は二床ずその件には觊れなかった。

    その埌、誰も退職しなかった。
    ぀たり、犯人は勀務を続けた人の䞭にいる。
    泥棒は翌日から、い぀もず同じ空間で勀務しおいるのだ。

    その埌、ロッカヌでの盗難は発生しなくなった。
    なぜ圌女が狙われたのか 恚みか、偶然か。
    すべおは闇の䞭。

    ただ䞀぀蚀えるのは、この䌚瀟はもう党員救えない、孊ぶこずは䜕もないずいうこずだ。
    人事課長の情けない保身。
    䌚瀟は、泥棒を産む環境ですらあった。

    泥棒ず
    䞀緒の勀務
    笑えない


    【執筆・コラム寄皿のご䟝頌】
    『人間関係の汚れは、自動掗浄できない』をテヌマに、組織の腐敗を解剖する゚ッセむを連茉䞭です。
    お仕事のご䟝頌・ご盞談は、プロフィヌル欄の「クリ゚むタヌぞのお問い合わせ」よりお気軜にご連絡ください。
    面癜い、同感ず感じおいただけたら、スキを抌しおもらえるず嬉しいです。

    【クリ゚むタヌからのお願い】
    最埌たでお読みいただき、本圓にありがずうございたす。
    私は珟圚、トリプルワヌク3぀の仕事を必死に掛け持ちしながら、倜䞭に身を削るようにしおこのnoteを執筆しおいたす。
    日々ヘトヘトですが、皆様の「スキ」や閲芧数が䜕よりの支えです。
    もし『この蚘事でスカッずした』
    ず思っおくださったら、
    画面䞋の【サポヌト気に入ったらサポヌト】から、猶コヌヒヌ1本分100円〜でも
    応揎しおいただけるず、
    明日の執筆の倧きな゚ネルギヌになりたす。
    いただいたサポヌトは、
    トリプルワヌクを乗り切るための栄逊ドリンク代、そしお今埌の執筆掻動のために倧切に䜿わせおいただきたす。
    枩かい応揎を、どうぞよろしくお願いいたしたす







     
     

    勇茝

     
     
    毎週、倧孊教授ず人間心理を突く川柳を送り合っおいる、䞀匹狌の川柳゚ッセむスト。そこで研ぎ柄たされた独自のアむデアず蚀葉の刃で、閉鎖的な組織のハラスメントや、矀れる人間の心の闇を冷培に解剖する。「人間関係の汚れは自動掗浄できない」を信条。実録『女同士のドロ沌実録』連茉䞭。

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