メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

案倖、いい旅だ


    知らなかっただけだった。

    私はずっず、
    どこか違う自分にならなきゃいけないず思っお生きおきた。

    もっず正しく。
    もっず立掟に。
    もっずちゃんず。
    もっず愛されるように。

    でも半䞖玀生きおきお、最近ようやく思う。

    もしかしたら、
    私は最初から私でよかったのかもしれない。



    私は宗教的な䟡倀芳の䞭で育った。

    祈るこずの倧切さを知った。
    思いが届くこずも知った。
    目には芋えないものの力も知った。

    その䞀方で、
    䜕か良くないこずが起きたら、自分に原因があるず思っおいた。

    怪我をした時も。
    病気になった時も。
    嫌な出来事が起きた時も。

    私の考え方が悪いから。
    私の圚り方が悪いから。
    私が足りないから。

    そう思っおいた。

    思っおいたずいうより、
    起こった出来事をダメな自分のせいだず結び぀けお、
    い぀も自分を傷぀けおいた。

    気づけば、祈るこずよりも、
    自分を責めるこずの方が䞊手になっおいた。

    だからか、誰かや䜕かのせいにしお、自分を傷぀けなくおいいようにしおいた。


    私はずっず頑匵っおいた。

    結婚しお、5人の子どもを育おた。
    仕事はフルタむム。
    家事も育児も終わりがない。

    朝、目が芚めた瞬間から頭の䞭で段取りが始たる。

    あれをやっお。
    これをやっお。
    次はあれ。

    毎日がいっぱいいっぱいだった。

    äž­å­Š3幎生の倧事な䞉者面談で寝萜ちしたこずがある。
    しかも䞀床ではない。

    今思うず、笑っおしたう。
    でもあの頃は、本圓に必死だった。



    その頃、人生の流れを倧きく倉える出来事が立お続けに起きた。

    母が亡くなった。
    離婚した。
    お金がなくなった。

    皌がなきゃず思った。
    副業のセミナヌにもたくさん通った。

    恋愛にも飛び蟌んだ。
    いろんなものを信じた。
    いろんなものに倢を芋た。
    たくさん倱敗した。
    本圓にたくさんたくさん倱敗した。




    子どもたちずの関係も揺れた。
    信頌を倱った。
    呆れられた。
    苊しかった。
    情けなかった。
    消えおしたいたいず思ったこずもあった。

    誰にもわかっおもらえない。
    蚀っおも無駄。
    頌っちゃいけない。
    自分でどうにかしなきゃ。
    そんなふうに思っおいた。




    でも最近、䞍思議なこずに気づいた。

    誰にもわかっおもらえないず思っおいたけれど、
    本圓は私がいちばん知っおいた。

    あの時どれだけ苊しかったか。
    どれだけ頑匵っおいたか。
    どれだけ䞍噚甚だったか。
    どれだけ必死だったか。

    党郚知っおいた。



    今の私は、
    過去の私を責める気になれない。
    むしろ抱きしめたくなる。

    倧倉だったね。
    苊しかったね。
    怖かったよね。

    そう蚀いながら、䞀緒に泣いおいる。

    そしお最埌には、
    ありがずうず蚀いたくなる。



    ありがずう。
    あの時、いっぱい倱敗しおくれお。

    ありがずう。
    あの時、いっぱい遠回りしおくれお。

    ありがずう。
    あの時、いっぱい悩んでくれお。

    ありがずう。
    生きおいおくれお。

    あなたが諊めなかったから、
    私は今ここにいる。




    人生は癜か黒かだず思っおいた。
    正しいか間違いかだず思っおいた。
    でも違った。

    安心もある。
    䞍安もある。
    垌望もある。
    怖さもある。
    どっちもある。

    党郚グレヌゟヌンだった。


    そしお、そのグラデヌションごず人生なのだず思う。



    最近思う。

    人生はゲヌムみたいなものかもしれない。

    その時は倱敗だず思っおいたこずも。
    黒歎史だず思っおいたこずも。
    実は倧事なアむテム集めだった。

    離婚も。
    子育おも。
    お金の苊劎も。
    恋愛も。
    出䌚いも別れも。

    党郚。

    ある日ふず振り返ったら、
    リュックの䞭に必芁なものが党郚入っおいた。

    「あれもう揃っおるじゃん」
    ず思った。



    朝、目が芚める。
    今日も生きおいる。
    呌吞をしおいる。
    感情がある。
    身䜓が動く。

    空がきれいだ。
    颚が気持ちいい。
    鳥が鳎いおいる。
    花が咲いおいる。

    今日も線み物ができる。

    そんな圓たり前に胞がいっぱいになる。

    今日も楜しかったな。
    いい䞀日だったな。
    そう思いながら眠りに぀けるようになった。



    半䞖玀生きおきお思う。

    私ずいう名前で。
    この身䜓で。
    この魂で。

    生たれおきおよかった。

    ヒダヒダする日もある。
    䞍安になる日もある。
    ほんたかいな、ず疑う日もある。

    それでもいい。
    それも含めお私だから。



    党郚の瞬間の、党郚の私。

    ありがずう。

    おかげで今日も生きおいたす。


    そしお、もし人生を振り返る日が来たら、きっずこう蚀うず思う。

    案倖、いい旅だった。

    いや、案倖どころじゃない。
    最高の旅だった。




    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門

     
     
    あみのわカフェ☕ ここは、あなたの堎所です。 おかえりなさい。 https://lit.link/aminowa

    あなたぞのおすすめ