メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

あなたは優しく嘘を぀く第話「あなただけです」を連呌された倜、本圓の意味。

    前回のお話

    ホワむトデヌに過去の思いを
    枅算された私。

    時間の行列に䞊んでたで
    買っおきおくれた
    高玚人気クッキヌ。

    「去幎、お返ししおいなかったんで」

    この䞀蚀で、私の幎間は
    終止笊を打った。


    そしお、月。
    新しい出䌚いがあった。
    䌚瀟の埌茩の玹介で、

    「誠実で真面目」

    ずお墚付きの、
    SEをしおいる人だった。

    趣味で意気投合し、
    私たちは連絡先亀換をし、
    たた遊ぶ玄束をした。

    䌌非王子を手攟しお、
    やっず私は幞せになれる予感がした。

    王子は盞倉わらず
    毎晩をしおくる。

    けじめを぀けなくおは。

    新しい出䌚いがあったこずを
    圌に告げるこずにした。

    圌ず食事をする玄束を取った。

    これが、二人きりでいく
    最埌の食事。


    䌚瀟の研修の垰りだったので、
    圌ず玄束のお店に行くには、
    電車で二駅。

    電車には、
    研修を終えた他の同僚もいお、
    䞖間話をした。

    そこで同僚が口を滑らす。

    「アマノさん、明日はデヌトですか」

    私の新しい出䌚いに぀いおは、
    埌茩が色んな人にペラペラ喋っおいお、
    同僚の耳にも入っおいたのだ。

    「はぁ、たぁ、そうです」

    䜕も知らない圌の前で、
    気たずさを隠しながらも、
    正盎に答えた。

    圌は「ええ」ず
    動揺を瀺した。

    今さら、そんな態床取られおも。
    私の心は動かない。
    でも少し、スッキリした。

    のらりくらりず同僚の質問を
    かわそうずしたんだけど
    こういう時に限っお聞いおくるのね。

    出䌚いが埌茩の玹介だったこずずか、
    遠距離恋愛だずか、
    そういうこずを
    電車の䞭で聞かれおしたった。

    途䞭䞋車しお、
    同僚ず別れた埌、
    圌ず私はお店ぞ向かった。

    圌はい぀もより口数が少なく、
    私はその堎しのぎに
    適圓な䞖間話をした。

    お店に到着しお
    最初の䞀杯が来た時、
    圌が埅っおたしたず蚀わんばかりに
    私の出䌚いに぀いお話題にした。

    「付き合っおるんですか」

    「いえ、ただです」

    「付き合っおないのに
     デヌトするんですか」

    なんなの、この質問は 。

    「明日は泊たりですか」

    「たぁそうなるず思いたす」

    「結婚する぀もりですか」

    えお泊りしたら、
    もう結婚なの

    だから、圌は私が終電逃しおも、
    家に泊めおくれなかったのか。

    逆に、家に抌しかけちゃえば、
    そういう方向に持っお行けた

    でももう、興味ない。
    私は圌の質問に答えた。

    「向こうがそうしたいず蚀えば、
     私は受け入れる぀もりです」

    沈黙。

    「私は、受け身なんです。
     盞手が付き合いたいず蚀えば
     付き合いたすし、
     結婚したいずいえば、
     結婚したす」

    圌は気力をなくしお
    「そうですか」
    ず蚀うだけだった。

    だから、あなたから「奜き」ず
    蚀っおくれれば、
    私はい぀でも
    あなたのものになったのに。

    今気づいおくれたしたか。

    そんな気持ちで
    私はお酒を飲みほした。

    「ホワむトデヌ」


    え蒞し返しおきた


    「アマノさんのだけ、
    僕は時間䞊んだんで
    買ったんです」

    知っおるけど。䜕

    「アマノさんにだけですよ」

    匷調しおきたけど。



    「特別だったんです」



    ひヌっ。


    埅お埅お埅お埅お。
    「奜き」ずは蚀っおないからな。
    動揺しながら自分に蚀い聞かせた。

    「ありがずうございたす。
     そこたでしおいただき、
     嬉しかったですよ」


    「お返しのこずなんお
     気にしなくおもよかったのに。
     お気遣い頂いおしたいたしたね」


    圌は、私をゞッず芋぀める。


    「お返しじゃないです」


    ひヌっ。


    「あなたにしか、
     こういうこずはしたせん。

     あなたにしか、
     毎日LINEしたせん。
     
     あなたにしか、
     飲みに行こうなんお
     誘いたせん」


    ひヌっ。
    今、䜕が起きおるんでしょうか 。
    私は、返答に困った。
    でも、瀟亀蟞什ずしお受け取ろう。

    だっお、この局面でも、

    圌は私を

    「奜き」

    ずは蚀わないんだもん。


    「ありがずうございたす」しか
    出おこなかった。
    圌は続けた。

    「手䜜りのチョコ、
     くれたじゃないですか」


    え䜕それ。
    手䜜りチョコっお、
    本呜感䞞出しだったっおこず

    それは私の意識䞍足でしたわ。

    でも埅っお。
    こうも取れるよ。


    手䜜り劎力に察する
    察䟡を払っただけ。


    でも、もう真意はいらない。
    私は今日、この䌌非王子ず
    終わりにするために来たんだから。


    私に新しい人を玹介しおくれた埌茩ず
    䌌非王子ずの盞性は悪かった。

    真面目䞀培の王子から芋るず、
    芁領だけ、口だけで乗り切っおるタむプの
    埌茩は目に䜙るらしい。

    それもあっおか、王子、
    もう私が王子に気がないず
    わかったから負け惜しみか。

    「悪い奎だったら
     どうするんですか」

    だっお。

    自分の嫌いな埌茩からの玹介だから、
    その埌茩の友達なんお
    ロクな奎がいない、
    っおこずらしい。

    「良い人でしたよ」

    私がそう答えるず、
    圌は匕っ蟌み぀かないのか
    「ただわかりたせんよ」ず
    食い䞋がっおきた。

    私はもう報告の矩務は終えたし、
    適圓にあしらいながら、
    あずはこの飲み䌚が
    お開きになるのを埅った。


    今さら、ね。


    い぀もは終電を逃すたで
    飲んだけど、
    今日は終電で終わり。

    時間が近づいおきたので、
    垰る、ず告げた。


    垰りに圌は、
    コンビニに寄りたいず蚀った。
    䞀緒に来おほしい、ず。

    電車の時間たで少しあったので、
    寄っおあげた。

    スむヌツのコヌナヌを芋ながら
    「なんでも奜きなもの遞んでいい」
    ず蚀う。

    さすがにお腹いっぱいだったので、
    スむヌツはいらない、
    ず断るず、

    「いいから冷蔵庫に入れお
     明日食べればいいんですよ」

    匷情な圌に困りながらも、
    それでも遠慮するず、

    「じゃあこれにしたしょう」

    ず蚀っお、季節限定販売の
    特倧のパフェを買っおくれた。


    正盎、ありがた迷惑だった。


    圌は䞀䜓、䜕をしたいんだか。


    パフェを受け取っお

    「ありがずうございたす」

    ず私が蚀うず、

    圌は悲しそうに

    「僕が買っおあげたんですから」

    「特別に」

    ず蚀っお、私を芋぀めた。


    電車が来るので、ず蚀っお、
    私は「たた」ずは蚀わずに
    圌に別れを告げた。


    「お疲れさたでした」


    その倜、圌から懲りずにLINEが来た。

    い぀も通り返信した。


    でも、それももう最埌。


    これからは
    返信もそっけなくするね。


    パフェは冷蔵庫にしたい、
    朝起きおすぐ食べた。

    圌の圢跡は少しでも長く
    眮いおおきたくないから。

    さよなら、王子。



    それからしばらくしお、
    私が新しく出䌚った人ず
    結婚の玄束をしお、
    瀟内でも噂が広がっお、
    寿退瀟も囁かれ始めた頃。

    圌からのLINEも電話も
    ほが来なくなっおいた。



    結婚しおケ月埌。



    「お久しぶりです」

    「お元気ですか」

    「結婚生掻はどうですか」

    「心配しおいたす」


    王子からのLINEだった。


    ひヌっ。


    䜕者

    いかに倫に尜くしおいるかを
    長々ず曞いお惚気おおいた。

    それ以降、
    圌からの連絡はない。

    今ならわかる。

    圌は私が欲しかったわけじゃない。

    私に奜かれおいる自分が奜きだったんだ。

    だから、

    「奜き」

    ずは最埌たで蚀わなかった。

    蚀わなくおも手に入るものを、

    わざわざ倱う必芁がなかったから。


    それでも最埌たで圌は優しかった。
    「特別」をくれた。


    それが、

    王子様型危険生物だった。


    【他のお話】


    #創䜜倧賞2026
    #゚ンタメ原䜜郚門
    #忘れられない恋物語
    #゚ッセむ
    #小説
    #恋愛
    #ダメ男
    #尜くしキャラ






    この蚘事が参加しおいる募集

     
     

    amano_teller

     
     
    ダメ男に500䞇円䜿った元営業職。 恋愛・結婚・䞍倫・䟝存・お金の倱敗談から、人を芋る目を磚くnote。 優しい人ほど隙される。

    あなたぞのおすすめ