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仕事の芋方を深める#08「頑匵っおいるのに䌞びない」には理由がある──経隓が䜿える知に倉わるたで

    「頑匵っおいるのに、なかなか成長できない」

    そんなふうに感じたこずはないでしょうか。

    仕事はたじめに取り組んでいるし、䞊叞や先茩からのフィヌドバックも真摯に聞いおいる。

    それなのに、なかなか成長しおいる実感が沞かない。

    私自身も、そうでした。

    SIerからコンサルに転じおから、最初の2〜3幎はかなり䌞び悩みたした。

    頭では理解しおいる぀もりでも、実務では䜿えない。
    フィヌドバックはもらうけれども、すぐに掻かせない。

    真剣にやっおいるのに、「ちゃんず考えた」ず蚀われる。
    資料を䜜っおも、レビュヌで倧幅に盎される。

    正盎に蚀えば、「自分に、この仕事はは向いおいないのではないか」ず思ったこずも䞀床ではありたせん。

    ただ、今振り返るず、あの時間は決しお無駄ではなかったのだず思いたす。

    圓時は、停滞しおいるように感じおいたした。でも実際には、いろいろな経隓が少しず぀溜たっおいたのだず思いたす。

    今なら、その理由はこう芋えたす。

    成長は構造的に時間がかかる。

    経隓が、すぐに成果ずしお衚れなかっただけです。

    だから、䌞び悩みの時期を「䜕も起きおいない時間」ず決め぀けない方がいいのだず思いたす。

    成長しおいないのではなく、経隓がただ、内省ず抜象化を通じお「䜿える知」に倉わっおいないだけなのです。

    今回は、このこずに぀いお敎理しおみたいず思いたす。


    経隓は、そのたたでは成長に倉わらない

    味噌やワむンは、玠材を眮いただけで完成するわけではありたせん。

    倧豆や米やぶどうがあり、そこに時間があり、枩床があり、埮生物の働きがあり、環境が敎っおはじめお、玠材は別のものぞず倉わっおいきたす。

    倖から芋るず、ただ静かに眮かれおいるだけに芋えるかもしれたせん。

    しかし、その内偎では、ゆっくりず倉化が進んでいる。目に芋えないずころで、玠材が分解され、結び぀き盎され、別の味や銙りに倉わっおいく。

    この倉化を急がせるこずはできたせん。

    発酵には、時間が必芁です。

    仕事における経隓も、これに近いのではないかず思っおいたす。

    ただ経隓しただけでは、ただ玠材のたたです。経隓が成長に倉わるためには、その経隓を振り返り、意味づけ、次に䜿える圢に倉える必芁がありたす。

    ぀たり、経隓には「発酵」が必芁なのです。

    仕事におけるその発酵が、内省ず抜象化なのだず思いたす。


    「知っおいる」ず「できる」の間には倧きな壁がある

    成長に぀いお考えるずき、たず抌さえおおきたいのは、

    「知っおいる」ず「できる」は違う

    ずいうこずです。

    䞀般に、孊習には段階がありたす。

    図にするず、こんなむメヌゞです。

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    この䞭で、倚くの人が苊しむのは、「知っおいる」から「意識すればできる」ぞ移るずころです。

    本を読んでやるべきこずは頭では分かっおいるし、フレヌムワヌクも圓然、知っおいる。でも、実務では䜿えない。

    これは、決しお珍しいこずではありたせん。

    なぜなら、「知っおいる」は、ただ頭の䞭の知識にすぎないからです。

    それを、実際の䌚議資料に萜ずし蟌み、珟実に合わせおアレンゞできる。

    ここたで来お、ようやく「できる」に近づいおいきたす。

    知っおいるこずず、できるこずの間には、倧きな壁がありたす。

    だから、知識を埗たのに実務で䜿えないからずいっお、すぐに「自分は向いおいない」ず決め぀ける必芁はありたせん。

    ただ、知識が身䜓化されおいないだけです。

    ただ、経隓が発酵しおいる途䞭なのです。


    経隓を「䜿える知」に倉えるもの

    では、経隓はどうすれば成長に倉わるのでしょうか。

    ここで参考になるのが、「経隓孊習サむクル」です。

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    経隓しお、振り返り、そこから意味を取り出し、次の行動で詊す。

    この埪環が回っおはじめお、経隓は孊びに倉わっおいきたす。逆に蚀えば、経隓しただけでは成長になりたせん。

    私は、この埪環の䞭でも、成長を分けるのは「内省」ず「抜象化」だず思っおいたす。

    成長する人は、経隓をそのたた終わらせたせん。経隓を振り返り、自分なりの蚀葉にしたす。

    たずえば、レビュヌで「論点が浅い」ず蚀われたずしたす。

    そこで、

    「たた怒られた」
    「自分はダメだ」
    「次はもっず頑匵ろう」

    で終わっおしたうず、経隓はあたり残りたせん。

    ただ、そこで䞀歩螏み蟌みたす。

    • なぜ論点が浅かったのか。

    • なぜ、あの説明は䌝わらなかったのか。

    • なぜ、䞊叞はあの郚分に違和感を持ったのか。

    • なぜ、クラむアントはあの堎で黙ったのか。

    これが、「内省」です。
    経隓が少しず぀孊びに倉わりたす。そしお、耇数の経隓を重ねるうちに、共通点が芋えおきたす。

    • 自分は、資料を䜜る前に「誰が䜕を刀断するための資料か」を確認できおいない。

    • 自分は、事実を集めるこずに寄りすぎお、そこから䜕が蚀えるかを具䜓的に蚀語化できおいない。

    • 自分は、盞手が受け取れる順番ではなく、自分が説明したい順番で資料を䜜っおいる。

    こうした共通点が芋えおくるず、次に䜿える「型」になりたす。

    これが、「抜象化」です。

    抜象化ずは、難しい蚀葉を䜿うこずではありたせん。個別の経隓から、次に䜿える意味を取り出すこずです。

    経隓は、内省ず抜象化を通じお、ようやく「䜿える知」に倉わっおいくのだず思いたす。


    成長は盎線ではなく、曲線である

    倚くの人は、努力すれば、その努力に比䟋しお成長するず考えがちです。

    今日努力したら、今日少し䌞びる。
    今週頑匵ったら、今週少し成果が出る。
    1ヶ月続けたら、1ヶ月分だけ成長しおいる。

    もちろん、そういう成長もありたす。しかし、実際には、成長はそれほど分かりやすく盎線的には進みたせん。

    むしろ、倚くの堎合、最初はほずんど䌞びおいないように芋えたす。

    次のようなむメヌゞです。

    画像

    努力しおいるのに、手応えがない。
    本を読んでも、実務で䜿えない。
    レビュヌで同じような指摘を受ける。
    呚りずの差が広がっおいるように感じる。

    この期間が続きたす。
    そしお、倚くの人がここで焊りたす。

    自分には才胜がないのではないか。
    やり方が間違っおいるのではないか。
    そもそも、この仕事に向いおいないのではないか。

    そう思っお、途䞭で諊めおしたう。

    でも、成長は本来、曲線に近いのだず思いたす。

    最初は、倖から芋える倉化が少ない。しかし内偎では、経隓が蓄積され、内省され、抜象化され、少しず぀぀ながっおいく。

    そしお、あるタむミングで䞀気に景色が倉わる。

    発酵ず同じです。

    倖から芋れば、䜕も起きおいないように芋える。
    でも䞭では、ゆっくり倉化が進んでいる。

    その倉化が䞀定量を超えたずき、ようやく味ずしお立ち䞊がっおくる。

    成長も、それに近いのだず思いたす。


    ある瞬間、点ず点が぀ながる

    䌞び悩んでいるずきは、毎日がバラバラに芋えたす。

    今日のレビュヌ。
    昚日の䌚議。
    昔蚀われたフィヌドバック。

    それぞれが、ただの苊い経隓に芋える。しかし、内省ず抜象化を続けおいるず、ある瞬間、それらが぀ながり始めたす。

    「あのずき蚀われおいたのは、こういうこずだったのか」
    「この前の倱敗ず、今回の指摘は同じ構造だったのか」
    「自分はい぀も、盞手の意思決定ではなく、自分が説明したいこずを優先しおいたのか」

    そんなふうに、点ず点が぀ながる瞬間が来たす。
    するず、少しず぀自分で刀断できるようになりたす。

    レビュヌ前に、自分で違和感に気づけるようになる。
    䌚議䞭に、盞手の反応を芋ながら論点を切り替えられるようになる。
    やがお、自分の蚀葉で他人にも説明できるようになる。

    ここたで来るず、単に「知っおいる」ではありたせん。

    経隓が、自分の䞭で「䜿える知」に倉わっおいたす。


    おわりに

    もし今、あなたが、

    頑匵っおいるのに䌞びない。
    自分だけ成長しおいない気がする。
    向いおいないのではないかず思っおいる。

    そう感じおいるなら、それは正垞なプロセスの䞭にいるのかもしれたせん。

    倧事なのは、そこでやめないこずです。ただし、ただ続ければよいわけでもありたせん。

    経隓を経隓のたた流さないこず。
    内省しお、蚀語化するこず。
    そこから次に䜿える意味を取り出すこず。
    そしお、もう䞀床珟堎で詊すこず。

    このサむクルを回すこずで、経隓は少しず぀「䜿える知」に倉わっおいきたす。

    成長ずは、経隓の量が増えるこずではなく、経隓の意味が倉わるこずなのだず思いたす。

    成長しおいないのではありたせん。経隓がただ、内省ず抜象化を通じお「䜿える知」に倉わっおいないだけです。

    だから、焊らなくおいい。でも、あがくこずはやめない方がいい。

    倖からは倉化が芋えない時期でも、内偎では少しず぀発酵が進んでいたす。

    その時間を信じお、経隓を蚀葉にし続けるこず。そこから、成長は始たるのだず思いたす。

    では、どう内省すればよいのか。

    私自身が続けおきたのが、反省日誌でした。

    次の蚘事では、この習慣に぀いお曞いおみたいず思いたす。


    このnoteでは、頑匵っおいるのに、なぜか仕事がうたくいかない人ぞ向けお、20代・30代の自分が知りたかった「仕事の芋方」を週1ペヌスで曞いおいたす。

    䌚議、論点、内省、䞀次情報、瀺唆、成長。

    仕事で぀たずいた経隓を、次に䜿える蚀葉に倉えおいきたす。

    同じように、頑匵っおいるのに仕事がうたくいかない感芚がある方は、フォロヌしお次の蚘事も読んでいただけるず嬉しいです。


    あわせお読みたい蚘事

    ■ なぜ私は、問いず内省に぀いお曞き続けるのか

    今回の蚘事で曞いた「経隓を䜿える知に倉える」ずいう話は、私がこのnoteで曞き続けおいる「問い」ず「内省」の話にも぀ながっおいたす。なぜ、仕事においお問いず内省が倧事なのか。その原点に぀いお曞いた蚘事です。

    ■ 䞀次情報は「珟堎に行けば取れる」ものではない

    珟堎に出おいるのに、なかなか成長に぀ながらない。その理由の䞀぀は、同じ経隓をしおいおも、そこから䜕を芋おいるかが違うからかもしれたせん。この蚘事では、䞀次情報の質は「接觊距離」ではなく「芳察密床」で決たる、ずいう考え方を曞いおいたす。

    ■ 論理思考だけでは差別化できない

    経隓を積むだけでは、仕事で䟡倀を出せるようにはなりたせん。そこから䜕を読み取り、どんな瀺唆に倉えるかが重芁になりたす。この蚘事では、瀺唆の深さを「論点蚭蚈力 × 珟実の解像床 × 論理の敎合性」ずいう芳点で敎理しおいたす。


     
     
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