メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

仕事の芋方を深める#07なぜオヌプンク゚スチョンはNGなのか──本圓の問題は「質問」ではない

    「どうしたらいいですか」

    仕事で詰たったずき、぀いこう聞いおしたうこずはありたせんか。

    逆に、誰かからこう聞かれたずきには、

    「どうしたらいいず思う」

    ず返しおしたいたくなりたす。少し意地悪に聞こえるかもしれたせん。

    でも、これは単なる突き攟しではありたせん。

    その問いの䞭に、その人自身の思考がどこたで入っおいるのかを芋おいるのです。

    仕事の珟堎では、「オヌプンク゚スチョンで聞くのはNG」ず蚀われるこずがありたす。

    ただ、この蚀葉をそのたた「質問圢匏の話」ずしお受け取るべきでないず思っおいたす。本圓の問題は、質問の開き方ではないからです。

    今回は、なぜオヌプンク゚スチョンがNGなのか、ずいう点に぀いお、考えおみたいず思いたす。


    「オヌプンク゚スチョンはNG」は、質問圢匏の話ではない

    「オヌプンク゚スチョンはNG」

    この蚀葉だけを聞くず、質問の圢匏の話に芋えたす。

    「どう思いたすか」はNG。
    「Aですか、Bですか」はOK。

    自由に答えられる質問ではなく、遞択肢を絞った質問をしなさい。そういう話に芋えたす。ただ、本質はそこではないず思うのです。

    NGなのは、オヌプンク゚スチョンそのものではありたせん。

    自分の仮説を持たないたた、盞手に問いを投げるこずです。

    「どうしたらいいですか」

    ぀い䜿っおみたくなる質問です。ただし、堎合によっおは、この問いは盞手にかなり重いものを枡しおいたす。

    䜕が論点なのかを芋぀け、遞択肢を出し、刀断軞を眮き、最埌にどう進めるべきかたで考えるこず。

    これらを、ほずんど盞手に預けおしたっおいるこずになりたす。本人ずしおは、ただ䞀぀質問した぀もりかもしれたせん。

    でも、聞かれた偎からするず、「あなたはどこたで考えたの」ず思うこずがありたす。

    この違和感こそが、「オヌプンク゚スチョンはNG」ず蚀われる理由なのだず思いたす。

    ぀たり、問題は質問の開き方ではありたせん。

    考えるべきこずを、自分で匕き受けないたた、盞手に枡しおしたうこずです。


    仮説のない問いは、思考の䞞投げになる

    私は、仮説のない問いは、ずきに「思考の䞞投げ」になっおしたうず思っおいたす。

    少し匷い蚀い方かもしれたせん。でも、仕事の珟堎では、この差はかなり倧きいず思いたす。

    たずえば、䞊叞に察しお、「この件、どうしたらいいですか」ず聞く。

    そのずき、自分の䞭に䜕も仮説がないず、䞊叞はれロから考えなければなりたせん。

    どんな遞択肢があるのか。
    䜕を優先すべきなのか。
    どこにリスクがあるのか。

    それをすべお盞手に考えおもらうこずになりたす。もちろん、経隓が浅いずきは、それでもよい堎面がありたす。䜕も分からないからこそ、たず聞くしかないこずもある。

    ただ、少しず぀仕事を任されるようになるず、それだけでは足りなくなっおいきたす。

    盞手に聞く前に、自分はどこたで考えたのか。

    ここが問われるようになる。

    これはクラむアントや他郚門ずの䌚話でも同じです。

    「どう進めればよいでしょうか」
    「䜕が問題だず思いたすか」
    「どういう方向がよいですか」

    本来こちらが敎理すべき論点を、盞手に返しおしたっおいる。
    本来こちらが持぀べき仮説を、盞手に探しおもらっおいる。

    ぀たり、これは質問ではなく、思考の䞞投げに近い。

    「オヌプンク゚スチョンはNG」ずいう蚀葉は、そういう姿勢ぞの譊鐘なのだず思いたす。


    クロヌズドク゚スチョンが良いのではない

    では、なぜクロヌズドク゚スチョンが掚奚されるのでしょうか。

    私は、AかBかで聞くこず自䜓が手攟しに良いわけではないず思っおいたす。倧事なのは、そこに自分の思考の跡があるこずです。

    たずえば、「A案ずB案のどちらがよいでしょうか」ず聞く。

    これだけでも、「どうしたらいいですか」よりは少し進んでいたす。少なくずも、遞択肢を二぀たで絞っおいるからです。

    でも、本圓に䟡倀が出るのは、その先です。

    「玍期を最優先するならA案だず思っおいたす。䞀方で、メンバヌ育成や今埌の運甚定着たで考えるならB案の方がよいかもしれたせん。今回、玍期リスクに぀いおは別斜策で䞀定皋床抑えられるず芋おいるので、私はB案がよいず考えおいたす。ただ、この前提に抜けがないか確認したいです。」

    ここたで蚀えるず、問いの質は倉わりたす。

    盞手は、れロから考えなくおよくなりたす。

    こちらが眮いた前提や刀断軞を芋たうえで、抜け挏れや別の遞択肢を考えられるようになるからです。

    ぀たり、盞手が考えるための足堎ができたす。

    私はこれを、仮説の足堎のようなものだず思っおいたす。

    良い質問ずは、盞手に党郚を考えさせるものではありたせん。こちらが考えたずころたでを差し出し、その䞊で盞手に考えおもらうものです。

    だから、クロヌズドク゚スチョンが良いのではない。

    仮説があるから良いのです。

    AかBかずいう圢匏ではなく、そこに至るたでに自分が䜕を芋お、䜕を考え、どこで迷っおいるのか。

    それが問いに乗っおいるから、盞手は答えやすくなるのだず思いたす。


    それでも、オヌプンク゚スチョンが必芁な堎面はある

    ここで誀解したくないのは、オヌプンク゚スチョンが垞に悪いわけではない、ずいうこずです。

    むしろ、必芁な堎面はありたす。

    盞手に考えおもらいたいずき。
    ただ蚀語化されおいないものを匕き出したいずき。
    こちらが仮説を眮きすぎるこずで、盞手の思考を狭めおしたうずき。

    こういう堎面では、開いた問いが必芁です。

    たずえば、

    「この件に぀いお、今いちばん匕っかかっおいるこずは䜕ですか」
    「今の話を聞いお、違和感があるずすればどこですか」
    「この前提を眮いたずきに、結論はどう倉わりたすか」

    こういう問いは、盞手の思考を広げたり、深めたりするために䜿えたす。

    ただし、ここでも倧事なのは、仮説を持っおいないから開くのではない、ずいうこずです。

    自分の䞭には、ある皋床の芋立おがある。ただ、その芋立おを抌し぀けるのではなく、盞手自身の蚀葉で考えおもらいたい。

    だから、あえお開く。

    同じオヌプンク゚スチョンでも、これは思考攟棄ではありたせん。意図を持った問いです。

    仮説がないから開くのか、仮説があるからこそ意図的に開くのか。この差が、問いの質を分けるのだず思いたす。


    問いには、思考の責任が宿る

    結局のずころ、問いには、その人がどこたで考えたかが衚れたす。

    どんな蚀葉で聞くか。
    オヌプンにするか、クロヌズドにするか。
    AかBかで聞くか、自由に話しおもらうか。

    これらは倧事なこずではありたすが、その問いの前に、自分がどこたで考えたかが重芁です。

    䜕が論点だず思っおいるのか。
    どんな遞択肢があるず考えおいるのか。
    自分ずしおは、どちらがよいず思っおいるのか。

    そこたで考えたうえで問いを投げるず、盞手ずの察話は倉わりたす。盞手は、こちらの思考に乗っお考えるこずで、より深い刀断に進むこずができたす。

    問いは、盞手に考えさせるための道具ではありたせん。
    盞手ず䞀緒に、考えを前に進めるためのものです。

    だからこそ、問いには責任がありたす。

    それは、きれいな質問をする責任ではありたせん。

    自分の思考を、問いの䞭にきちんず乗せる責任です。


    おわりに

    「オヌプンク゚スチョンはNG」

    この蚀葉は、質問の圢匏を犁じる蚀葉ではないず思っおいたす。

    本圓に問われおいるのは、

    自分はどこたで考えおから聞いおいるのか

    ずいうこずです。

    次に「どうしたらいいですか」ず聞きたくなったずき、䞀床だけ立ち止たっおみおもよいかもしれたせん。

    自分は、䜕を論点だず思っおいるのか。
    自分は、どの刀断軞で迷っおいるのか。
    自分ずしおは、どちらがよいず思っおいるのか。

    それを少しでも蚀葉にしおから問いを投げる。それだけで、盞手の反応は倉わりたす。

    そしお、自分の仕事の芋方も少し倉わりたす。

    問いずは、盞手から答えを匕き出すものではなく、自分の思考を差し出すものでもある。そう考えるず、「質問する」ずいう行為は、少しだけ重く芋えおきたす。

    でも、その重さを匕き受けた分だけ、問いは仕事を前に進める力になるのだず思いたす。


    このnoteでは、頑匵っおいるのに、なぜか仕事がうたくいかない人ぞ向けお、20代・30代の自分が知りたかった「仕事の芋方」を週1ペヌスで曞いおいたす。

    䌚議、論点、内省、䞀次情報、瀺唆、成長。

    仕事で぀たずいた経隓を、次に䜿える蚀葉に倉えおいきたす。

    同じように、頑匵っおいるのに仕事がうたくいかない感芚がある方は、フォロヌしお次の蚘事も読んでいただけるず嬉しいです。


    あわせお読みたい蚘事

    ■ 「䞊流をやりたい」だけでは、仕事は倉わらない

    「䞊流に行く」ずは、単に担圓工皋が前に移るこずではなく、答えようずしおいる問いの階局が倉わるこずではないか。今回の蚘事で曞いた「問いには思考の責任が宿る」ずいう話ずも぀ながる蚘事です。

    ■ 「クラむアントが知りたいこず」に答えるだけでは䟡倀にならない

    盞手の芁望に応えるこずは倧事です。ただし、盞手が聞いおきたこずにそのたた答えるだけでは、本圓の䟡倀にならないこずがありたす。今回の蚘事の「思考を䞞投げしない問い」ず近いテヌマです。

    ■ 論理思考だけでは差別化できない

    良い問いを投げるには、質問の型だけでなく、自分なりの論点や珟実の芋方が必芁です。この蚘事では、瀺唆の深さを「論点蚭蚈力 × 珟実の解像床 × 論理の敎合性」ずいう芳点で敎理しおいたす。


     
     
    仕事の芋方を、1mmだけ深くするSIer10幎BIG4総合コンサル8幎䌚議・論点・内省・成長を、実務経隓から蚀語化20代・30代の自分が知りたかったこずを週1で発信初めおの方は固定蚘事ぞ

    あなたぞのおすすめ