メインコンテンツへスキップ
見出し画像

月見コロッケそば【我が干しそば道 精進の124杯目】

    【我が干しそば道 精進の124杯目】

    ●メニュー名:
    月見コロッケそば

    画像

    ●ご挨拶:

    やぁ諸君、ご機嫌いかがかな?
    全日本干しそば党 党首の佐奈田堂さなだどうだ。
    一束の干しそばから始まる偉大なるマンネリズム劇場、
    我らが全日本干しそば党の党本部 公式noteへようこそ。
    本日も、諸君たちの潜在意識に熱く、そして諄くどく語りかけるマンネリズムでサブリミナルな一杯をお届けしよう。ご覧になったあと、きっと君はどんな麺類より干しそばを欲する筈だ。
    今日は月見コロッケそばがほしくなるんじゃないかな?
    ・・引き返すのなら今のうちだぞフフフフフ。

    画像

    ●解説:

     本日の一杯は、唐揚げそば、メンチカツそば、そしてハンバーグそばと共に「駄蕎麦四天王」と語られ、その駄そばの頂点に君臨する駄蕎麦の覇王「コロッケそば」を、先の121杯目でご披露した天玉そばに対抗して月見仕様に昇華させた小粋な一杯

    「月見コロッケそば」なのだ。


    つまりこの一杯でコロッケそばと月見そばが味わえる!
    我ながらなんて贅沢なんだろう、
    贅沢過ぎて、さっきから
    手の震えが止まらない(;゚д゚)ゴクリ…<わりと嘘

    画像

    まぁまずは、そんなコロッケそばについて説明をさせていただこうか。
    コロッケそばの発祥は、小田急沿線で展開する箱根そばが、確か昭和40年代にカレーコロッケにて最初にメニュー化したと伝えられるもので、東京を中心に関東圏に広く、そして深く定着する駄蕎麦ヒエラルキーの頂点に君臨するメニューのひとつである。
    こういう話をすると決まって「いやいやコロッケそばのルーツは銀座の「そば所 銀座よし田」でしょ!」という自称「蕎麦通」の声が必ず上がるが、この際だからはっきり言おう、あれはコロッケじゃない。明治時代にコロッケをイメージして「鶏しんじょ」を突っ込んだ蕎麦だ。そもそも私の愛してやまない駄そば大衆そばではなく高級な老舗の蕎麦である全く恐れ多い!
    第一「そば所 銀座よし田」に失礼じゃないか!
    その他コロッケそばの発祥が大阪だという話も稀に聞くが定かではなく、その大阪圏では今もコロッケそば自体がマイナーだ。

     更にせっかくだ、今回はコロッケそばに続き、「月見そば」についてもご説明しようじゃないか。
    月見そばとは、平たくいうと、温そば(かけそば)に生たまごを入れていただくものだ。その黄身は満月に、そして汁の湯温により徐々に白くなる白身を雲に見立てた一杯、この朧月のような面持ちがまことに風情ある一杯なのである。
    この他にも月見そばのバリエーションとして「おぼろ月」があるが、あれは月に雲がかかるというよりは霞がかった薄曇りの月のようで、見た目だけでいえば一般的な月見そばや、黄身だけを載せたものが最も美しいのではないかと私は思う。
    ちなみにこの月見で白身を白い雲のようにするために、汁を別鍋にてアツアツにしてから、蕎麦の上に載せた卵にかけている。
    汁の温度は、私がいつも干しそばの一杯で点てている一般的な立ち食いそばと同様の汁温(凡そ75~85℃)では中々白身が白くならないので、このように汁の温度を沸騰直前まで上げて生卵と蕎麦にかけている。

    画像
    (汁を沸騰ギリギリまで過熱します)
    画像
    (茹で上がった干しそばの頂上を軽く窪ませて卵を鎮座させます)
    画像
    (先ほどのアツアツ汁を、卵の周りに回すようにかけ入れると、白身が良い感じになります)

    さて、続いては今回使用の干しそばについても説明をさせていただきたい。今回は、私の愛する駄蕎麦感に満ち溢れ、且つ田舎の蕎麦屋の趣が高い茂野製麺製「そば」を使用だ。
    この干しそばは、駄そば大衆そば味の干しそばとしては、信州ほしの製ローソンspec、日本伝承蕎麦と同様に私が好みのものだ。この蕎麦の大きな特徴「懐かしい味」は、寛容性のない今の時代の中で疲れた人々をホッとさせるリラクゼーション効果の高いものだ、独特の柔らか食感がそう感じさせるのだろうか。
    そのせいか、実は冷しよりも今回のような温そばのほうが、よりおいしく感じられる干しそばなのである。
    この蕎麦は、Big-Aなどイオン系列のお店で度々見られる量販店向けの干しそばで、3人前で98円(税別)と爆安価格なところも素晴らしい、まさに茂野製麺は我ら庶民の救世軍、正義の味方No.1企業なのである!

    画像

    ●干しそば:

    茂野製麺 そば(一袋98円/3人前)
    ※一人前使用

    画像

    ●つゆ:
    キッコーマン濃いだし本つゆ
    ヤマサ醤油
    (つゆ50cc醤油10cc 湯300cc)

    画像

    ●コロッケ:
    CO・OP冷凍食品(電子レンジ対応品) 
    サンマルコ製造

    画像
    画像

    ●生たまご:
    菜の花エッグ 産直たまご
    梅原正一さんの顔写真があるもの
    販売はコープデリ生活協同組合

    画像

    長ネギ:
    千葉県産

    画像

    ●七味唐辛子:
    エスビー食品 (5振り)

    画像

    ●コメント:
    実は我々全日本干しそば党 党員たちにとってコロッケそばとは、その秘儀の一つを行う際に点てる特別な祈祷のための「神饌しんせん」でもある。
    それは「台風コロッケそばの加持祈祷」。台風の大難を小難に、小難が無難になるようにと、台風の接近時に我らが祝詞をあげつつ、コロッケそばを手繰るのだ。今までこの秘儀により台風の進路が大きく逸れたり、日本本土上陸前に温帯低気圧になった台風は数知れない。
    しかし我らが実は裏でそんな大業を行い日本を護っていることは、今まで世間には秘密にしていたのだ。
    このように我々は、ただ干しそば好きが集まっただけの集団ではない。こうして蕎麦神様のお導きの元、常に気を抜かず盤石の加持祈祷を行い、日本の安泰をも日夜祈っているのである。
    ここが一般的な結社とは大きく異なる部分なのだ。この辺りは追々、折を見て詳しくお話したい。

    ・・と、ここまでの話で、この我らの活動をはじめて知り、きっと疑問に思った御仁もいることだろう。目先の利潤ばかりを追い求める資本主義経済の中で、なぜ我々がそこまでするのか?
    それ以前に
    全日本干しそば党の党員は、少々まともではないのではないか?
    ・・とな。
    だがいいか諸君、よく聞いてほしい。
    世の中にまともでないやつには2種類しかいないのだ。

    正義の味方か悪党だ。


    我々全日本干しそば党は、人類の飢餓根絶と戦争のない友愛の世界、さらに健康長寿不老不死を日本の宝「干しそば」で目指すべく奮闘する正義の秘密結社なのだよ!
    参考までにお伝えするが、20世紀末に日本のインターネットを賑わせた2ちゃんねる上で、台風が接近する際にコロッケを買い込んで食す「台風コロッケ」という風習があったことを覚えているだろうか。あれから四半世紀ほどが経った今だからお話しするが、あの奇妙な風習は、実は我らが全日本干しそば党の、この「台風封じの加持祈祷」が世に流出したものなのだ。
    どうだ驚いただろう、ここだけの秘密だぞフフフフフ。

    ●諸注意:
    特になし

    ●全日本干しそば党 党首より:
    干しそばの神様そば神様 天干細蕎麦命(アメノホシホソギョウバクノミコト)様、お陰で本日も世の立食いそば屋が恐れおののくような一杯を点てられました、ありがとうございます。
    蕎麦神様は偉大なり!
    蕎麦神様は偉大なり!
    蕎麦神様は偉大なり!

    諸君、干しそばの光に( ゚д゚ )クワッ!!

    -------------------------
    ●追伸:
    全日本干しそば党の歴史は、Instagramから始まった。
    https://www.instagram.com/sanada_do/

    ※本稿は、Instagram 2024年12月22日のPOSTより引用・加筆

     
     
     
    ここは私が干しそばで点てた家そばの備忘録。決して町の立喰いそば屋の食レポではない。私は干しそばで点てる駄蕎麦・大衆蕎麦を日々世界に発信する秘密結社「全日本干しそば党」党首である。党は現在、北は北海道から、南は遠く海を越え香港に支部を置く。 諸君、干しそばの光に( ゚д゚ )クワッ!!

    あなたへのおすすめ