売れ残った本よりも、残ったもの。
「文学フリマ京都10」への初出店を昨日終え、まだ不思議な時空を漂ったまま、日常生活に戻ったふりをしている。
あぁ、楽しかった……
今回、「気まずさ解体辛書」というエッセイ集を40冊刷ったのだけど、買っていただいた数は、15冊。
恥を忍んで告白すると、私は30冊くらい売れるのではないかとタカを括っていた。いや、あわよくば、全て完売し、
「えーもうないんですか?」
「あ、じゃあ自分用に持っていたやつで良ければどうぞ……!」
なんてシーンまで想像していたヤツである。
そのおめでたい想像が砕かれたことに対して、17時の終了時には呆然としてしまったのだけど、それとは別種の呆然の中に、今いる。
ーー15冊も買ってもらえたのか。
お一人で2冊買ってくださった方がいたので、14名の方に持ち帰っていただいた、ということになる。
noteで交流のあった方が7名、
それ以外の方が7名だ。
買ってくださった方の顔やあの場面を何度も思い出している。
やりとり。鼓動。握手。
「そこにいる」ということの意味。
時空と、人の存在の不思議について、このままもう少しだけ浸っていたい。
具体的な振り返りは、もう少し経ってからにしたい気分。

続編記事はこちら。
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