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「カレーは、いくらならお安いの?(5月30日)」

    「ラーメン🍜1,000円に思う。(8月3日)」

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    以前、「ラーメン🍜1,000円に思う。」と題して、ラーメン屋さんの1,000円ラーメンについて、あなたと一緒に考えたのを覚えていますか。

    あのラーメンと同じように、私たち日本人の誰もが普通に食べていて、もはや『国民食』という代名詞で語られる食べ物。それこそが、カレーライスですよね。


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    思い返せば、昭和時代の学校給食。
    ソフト麺とセットでお献立に並んでいた、あの"とろみ"の薄い《カレーシチュー》というメニュー。
    なんだかカレーなのかシチューなのか、どっち付かずでイマイチ正体が分からないものでした。

    お腹がスパイスの熱い香りを想像して「カレーの準備」を調えているのに、トロトロの液体だからと同じ扱いでシチューを出されたら、思わずお腹を立てて怒ってしまいますよね。

    このよく分からないメニューは、その後、ご飯給食の普及によって『カレーライス』と名を変えて一件落着するのですけれど…。


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    (「ソフト麺」とセットのカレーシチュー。"昭和レトロの学校給食"。)


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    昭和の高度経済成長期に、大手食品メーカーから相次いで固形のカレールーが発売されたことで、お家や街のカレーは一気に進化を遂げていきました。

    お馴染みの『S&B社の赤缶』から、板チョコ状の便利なルーへ。

    楕円のカレー皿にフットボール型に整えたバターライスを置き、福神漬けやラッキョウ、チャツネを別皿に並べる。

    そんな「カレー専門店」ならではの特別感が生まれたのも、ちょうどこの頃ではないかしら、と思うのです。


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    平成、そして令和の今日では、日本にいながらにして本格的なインド・ネパールのカリーも楽しめるようになりました。

    けれど、これだけ本場の味が身近になっても、日本式のカレー店が駆逐されて消滅してしまうことはありません。
    お客さんが、その時のシーン毎にきちんと使い分けて、上手く共存しているのが面白いところです。

    そして、その日本式のカレーの勢いは国内に留まりません。それどころか、カレーの故郷といえるインドに出店して上手くやっているというのですから驚きです。

    そのお店の名は『カレーハウスCoCo壱番屋』。あなたもきっと、ご存じのことと思います。

    CoCo壱の特徴は、何と言っても、自分の好みでライスの量や辛さを調整し、好みのトッピングをして自分だけの少しリッチな体験を味わえるところにありますよね。


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    (「CoCo壱」こと、CoCo壱番屋さんは名古屋発祥のカレー専門店。)

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    昨今、すべてのものの値段が上がり、その動きは天井知らずの様相を呈しています。

    ネットの世論を覗いてみると、
    「カレーにトッピングを数種類した段階で1,500円に達するのは高すぎる」という声が聞こえてきます。

    お家で手軽に、少し贅沢なレトルトカレーで食すれば、半分以下の金額で収まるではないか、と。

    たとえば……
    ・お家で自炊(レトルト):
     ・フォン・ド・ボー ディナーカレー レトルト 中辛: 415円
     ・お家のお米+光熱費:約50円
     お家合計: 500円弱

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    (CoCo壱番屋さんには、webの"トッピングシミュレーター"で、ライスの量やトッピング、サイドメニューのサラダをオーダーした時のお値段を計算してくれる。)
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    ・CoCo壱番屋
     ・ポークカレー(ライス300g): 646円
     ・パリパリチキン: 348円
     ・エビアサリ: 283円
     ・シーザーサラダ: 275円
    店舗合計: 1,552円

    この差額を「高い」の一言だけで一蹴してしまうのは、少し勿体ないのかもしれません。

    お店で支払うお金。それは純粋な材料費だけではなく、あの大きな厨房を維持するための光熱水費や、丁寧にトッピングを揚げて綺麗に盛り付けてくれるスタッフの方々の時間と技術への対価でもあります。

    そして何より、冷房の効いた心地よい空間で、自分のわがままに合わせた「あなただけのひと皿」をすぐに届けてもらえるという、あの豊かな時間と空間を丸ごと受け取る心地よさが、そこには含まれているのですよね。

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    お家で手軽に済ませる安心感も素敵だけれど、お店に足を運んで、プロの手際と心地よい空間に身を委ねる体験。

    すべてが値上がりしていく今の時代だからこそ、ただの「食べ物の値段」ではなく、その背景にある「手間の価値」を、少しだけ丁寧に選ぶ豊かさが、今を生きる私たちには必要なのかもしれません。

    そう考えると、あの1,500円のひと皿も、決して「高すぎる」とは言えない、新しい奥深さが見えてくるはずです。

    あなたにとっての、心地よいカレーのお値段は、おいくらくらいですか?

    今日も、良い一日になりますように。
    (🎹MIYABI)

     
     
    音楽と言葉で、気付きと癒しをお届けしたい。 Pianistみやび & Violinistえみりん。 プロフィールもお読みくださいね。

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