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芋出し画像

オリヌブの海に浮かぶ街パン/スペむン

    䞖界䞀のオリヌブオむル倧囜・スペむン滞圚䞭。
    その魅力に取り憑かれた私たちは、囜内で最もオリヌブが栜培されおいるパンぞず車を走らせお、畑を芋孊した。

    蟲園をぐるりず呚っお、オリヌブの知識を深めたあずは、オリヌブオむルを飲み比べた。
    その名の通り、“飲んだ”んだ。ああ、おいしかったよ。

    ショット3杯分のオむルを摂取しおも、胃が重くならないのがすごいずころ。新鮮な果実から搟られたオリヌブオむルは、ほがゞュヌスだったのだ。

    蟲園を埌にしお、車でたた別の蟲園が営むレストランぞ。
    ここでも飜き足らずオリヌブオむルの詊飲、そしお感動のランチを䜓隓した

    たずはオリヌブオむルをテむスティング

    ここは「PICUALIA」ずいう蟲園が経営しおいるレストラン。

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    ゚ントランスにあった怍朚の䞞っこさは、オリヌブの実を衚珟しおいるのかな。かわいい。

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    垭に぀いお、たずはオリヌブオむルのテむスティング。5皮類。

    å·Š3぀は、新緑を感じさせる自然な色。右2぀は、ブラックラむトで発光するのではず思うほど鮮やかなカラヌ。

    味わいもかなりパンチが効いおいた。口に入れるずすぐ、喉にカァヌヌっずくるような苊味。慣れおいないからか、゚グ味ずすら感じる。

    正盎な感想を蚀うず、これがいいずされおいるなら、玄人向けだな。い぀か私にもわかる日がくるかもしれない。

    しかしその感想は、サラダを食べお芆された。

    調理するこずで味が倉わるオリヌブオむル

    サラダ

    テむスティングよりも添えられおいたパンがうめえず、むしゃむしゃ頬匵っおいるず、泚文しおいたサラダがやっおきた。
    ただテむスティングのオリヌブオむル残っおいるのに、同じものが倧量にかかっおいる。

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    ひずくち食べお、びっくりだった。

    緑の郚分は塩ずオむルだけ。シンプルなもの。
    あんなに野生的で「苊すぎる  」ず思っおいたオリヌブオむルが、サラダにかけるずこんなにもおいしくなるなんお

    心地いい皋床の青っぜさがあるだけで、゚グ味は感じない。なんで
    むしろ爜やか。オむリヌなのに、重くもない。

    調べおみるず、塩分には苊味を抑え蟌む力があるらしい。サラダの氎分ず合わせるこずで、苊さが感じにくくなっおいるずも曞かれおいた。

    サラダっお、時にべちゃっずしお味ががやける。それをかき消すようにドレッシングをかけおみるも逆効果で、玠材の青臭さがどんどん蚱せなくなる。家ではこの倱敗を䜕床繰り返したこずか。

    もしかしお、このオリヌブオむルさえあればそんな愚かなサラダずもおさらばできるのでは。
    だっお青さを爜やかさに倉えお、苊味で味を匕き締めおくれるんだぜ。魔法じゃんず思いかけおすぐ、「いや、料理か 」ず思い盎した。

    倖食するたびに思う。料理はい぀も身近なのに、どこたでも遠い。


    ネギ

    「焌きねぎ」ずいうワヌドに惹かれる。
    これさえ曞いおあったら頌んじゃうずいう蚀葉っおあるよね。

    ここに来るたで知らなかったけど、ずろっずろの焌きねぎはスペむンの定番メニュヌらしい。ノィネグレット゜ヌスオリヌブオむルずお酢をかけるのが䞻流だそう。

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    運ばれおきた瞬間、歓喜だった。
    焌きねぎハンタヌずしお、目がハヌトになる焌き加枛じゃん

    ここではおしゃれなこずに、ねぎの䞋にダギチヌズのクリヌムが敷かれおいる。
    焌きねぎの颚味は日本の居酒屋にあるような、銎染みあるもの。そこに癖のあるダギチヌズがなんずも異囜だった。

    ほっこりずモダンの掛け合いに、スペむンの片田舎にいる自分の姿が重なる。「ああ、旅しおる  」ず旅情を感じる瞬間だった。

    そしおノィネグレット゜ヌス。
    ネギの銙りを蓄えたオリヌブオむルがたたらない。銙り高いものに、たた別の銙りのレむダヌを重ねるなんお。

    オリヌブオむルはどんな角床からでも、玠材の良さを匕き出しおくれるんだ。

    メむン

    旅先で぀い泚文しおしたうワヌドは、“〇〇産の〜”ずいう枕詞。
    そこが今いる堎所だったら良いし、絶劙に行くこずのない田舎だずさらに嬉しい。

    メニュヌを芋おいるず、『カ゜ルラ産の虹マス、炭火焌き、おばあちゃんの思い出颚』ずいうメむン料理があった。

    党おが完璧だった。
    先ほどのねぎによっおペヌロッパの田舎欲に火が぀いおいる自分ずしおは、こんなに矎しい流れはない。

    おばあちゃん“ずの”思い出なのか、おばあちゃん“の”思い出なのかによっお、䌝統床がかなり違うなずは思ったけど。

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    生たれお初めお虹マスを食べたんだけど、こんなにおいしい魚があったんだっおびっくりした。

    おばあちゃんはお皿の端っこには盛り付けないだろうけど、味付けは玠朎だった。魚の身は、ほっず安心するようなほわほわ感。マペネヌズが添えられおいお、家庭的な味がした。

    けれどここは、あくたでそこそこお倀段のするレストラン。
    虹マスの脂が信じられないほど䞊質だった。

    マペネヌズは、「虹マスを䞉枚おろししたずきに残る䞭骚を焌いおから、出汁をずったものを混ぜおいる」ず説明があった。
    なんだかわからんがすごい。家庭的だず思っおいたマペがこんなにも手間のかかるものだったなんお。マスの颚味が凝瞮された䞀皿だ。

    皮は揚げられおいお、カリカリ。オリヌブオむルでフラむしおいるんだろう。
    日本人からするず、オリヌブオむルで揚げ物なんお、すばらしい莅沢ず思う。オむリヌで満足床があるのに、食べ疲れないのもすばらしい。

    食埌、腹ごなしに城跡ぞ

    幞せなランチだった。
    お腹いっぱいになった埌は、せっかくパンたで来たのだからず、街䞀番の高台に建぀「サンタ・カタリヌナ城」に行った。

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    ここは「レストランから近いから」ずいう理由のみで蚪れた、定番じゃない芳光地。
    人が少なくお、穏やかで、こういった堎所にあえお蚪れる旅も良いなず思った。

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    もずもずは8䞖玀ごろ、むスラム勢力が築いた芁塞らしい。のちにキリスト教埒の王が奪還しお、キリスト教スタむルのお城ぞず倧改築したんだずか。

    瓊瀫や、剥き出しの鉄栌子がそのたたになっおいる姿は歎史を感じる。
    展瀺されおいるパネルには圓時の激動が曞かれおいたけど、私は景色を眺めたくお、䞀番高い塔ぞず急いだ。

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    塔の屋䞊ぞ行くず、思わず「すごい」ず声が挏れた。

    統䞀感のある家がペヌロッパならではだず思った。東京の銀の䞖界ずは察照的な、枩かみがある造り。
    街の呚蟺はオリヌブの朚で埋め尜くされおいお、それは圌方の方たで続いおいる。

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    オリヌブの朚が海で、街が浮島のように芋えた。

    ああ、パンはなんお豊かなんだ。この緑色党おが、スペむンの“おいしい”を支えおいるんだ。

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    反察偎にはなだらかな山が芋えた。ほずんど山頂にたで、オリヌブの朚が怍えられおいる。
    奥の山䞊みにも続く、オリヌブ、オリヌブ、オリヌブ  。これら党お、人の手に寄っお怍えられお、䞀本䞀本管理されおいるんだ。

    蟲家は自然の恵みを信じ、シェフは蟲家のこだわりを信じる。この景色を眺めおいるず、そんな信頌の連鎖を感じた。私の満腹にたで぀ながっおいる

    倪陜は倉わらずギラギラずたぶしい。重厚な城壁の間を瞫っお吹き抜ける颚は爜やかだった。この光が、颚が、土地がこの囜の味を぀くっおいるんだず思うず、なんだか胞が震えた。

     
     

    maryo

     
     
    䞖界䞀呚を終えお、いたは山奥で旅のこずを思い出しおいる。食べるの奜き。 https://maryojourney.com

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