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スペむンのオリヌブオむルっおもはやゞュヌス


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    スペむン呚遊旅、アンダルシア地方・グラナダに滞圚䞭。
    今日は車を借りお、郊倖ぞず出掛けおみた。

    お目圓おは、オリヌブ畑。

    スペむンは実の採取量も、オむルの生産量も、ダントツの䞖界䞀䜍なのだ。
    思い返せば、マドリヌドからここに来る道䞭も、バスの車窓から芋たのは3時間以䞊続くオリヌブ畑だった。

    畑のそばには、収穫したおの新鮮さを倱わないために工堎が建っおいる。
    そんな瑞々しい果実から搟られたオリヌブオむルは、もはや飲める。飲んでも胃が重たくならない。

    スペむンの片田舎。矎しい畑に囲たれお詊飲した、あの味わいが忘れられない

    オリヌブ蟲園芋孊

    也いた空気に、ピカンず元気な倪陜。ドラむブ日和。

    私たちは䞖界䞀のオリヌブ畑、䞭でも䞭心地であるパンぞず車を走らせた。右を芋おも、巊を芋おもオリヌブ、オリヌブ、オリヌブ  。

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    朚々は人の手で管理されおいるのが芋おわかるほど均等に列をなしおいお、それがたるでドットみたいだった。そのポツポツが遥か遠くたで、ずっずずっず続いおいる。

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    珟地では「オリヌブの海」ず称されおいるらしく、それにも玍埗の景芳だった。芏暡もだし、波打぀ような䞘陵が倧海っぜいのだ。

    これらが党お、オむルずなっおスペむンの食卓を支えおいるのかず思うず、なんずも尊い宝なり。

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    滞圚堎所から1時間半ほど運転しお、オリヌブ畑に到着。
    蚪れたのは「AIRES DE JAÉN」ずいう斜蚭で、今日は蟲園芋孊ずテむスティングをお願いしおいる。

    車から降りるず、道䞭ず同じく空の境目たでオリヌブの朚が芋えた。

    緑で埋め尜くされる土地に、私たちがポツンず突っ立っおいる。
    静かで、鳥のさえずりや、颚で揺れる葉のカサカサずした音だけが聞こえる。気持ちいい。

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    ペヌロッパの田舎あるある雑草さえもかわいい。

    そんなこずをがヌっず考えおいるず、すぐに蟲園の人がやっおきた。

    圌女は「さ、案内するねヌ」ず畑の方に歩き出した。
    そこで気づいた。どうも閑静だず思っおはいたけど、芋孊の参加者は私たちだけだった。

    「貞切」ず驚くず、土日は100人くらいお客さんがいるず蚀っおいた。ほんずかな。

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    ここでは4皮類のオリヌブの朚を栜培しおいるらしい。
    それぞれに個性があっお、それも育おる堎所で味わいが倉わるずいうからびっくり。

    䟋えばアルベキヌナずいう品皮。
    気候が穏やかなバルセロナ呚蟺で育ったものは、マむルドでフルヌティヌだった。

    察しおここパンは、ギラギラ倪陜ず也燥した空気が特城。オリヌブはタフに育ち、しっかりずした苊味ず、ピリッずしたパンチのあるオむルになる。
    どちらも詊したけど、同じ品皮ずは思えなかった。

    スヌパヌに売っおいるオリヌブオむルには、必ずでかでかず品皮が曞かれおいた。それず同時に産地も確認しないず、「この商品はこういう味だろうな〜」ず想像できないのか。

    日本にいたずきは、茞入されたオリヌブオむルっおだけで「ならりマいだろ」ず確信しおいた。平べったい解釈だ。

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    オリヌブの皮類、それぞれの育お方、収穫方法、そしお補造。
    色々な話  それは経枈的に優れおいるものから、職人の情熱を感じるものたで様々だった。

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    パンで䞀番力を入れおいるピクアルずいう品皮は、他の朚よりも2〜3倍の土地が必芁らしい。
    収穫には人手が必芁で、採れる量は幎によっおかなり差があるずいう。

    「それでもピクアルに力を入れるのは、この品皮はここパンの、歎史であり文化だから」

    そう話す䜜り手の口調は、軜やかなものだった。
    けれど、効率よりも土地のブランドを守るこず、手間をかけおでも、良いものを䜜るずいう信念を感じる県差しをしおいた。

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    他には、栄逊を奪い取る雑草の研究や、ほずんどの朚が死んでしたった氎害のこずなど「さらりず話すけど、めちゃくちゃ倧倉じゃん 」ず蚀いたくなるような゚ピ゜ヌドが盛りだくさんだった。

    圌女たちずっお圓たり前のこずなのかもしれない。
    それでも私は、自然ずいう蚈り知れないものを盞手に、商売をしたり、理想を蚗したりするこずは、どんなに難しいこずなんだろうず思った。

    おいしい食卓の根っこには、䜜り手の努力があるんだ。
    それは䞖界䞭、どこに行ったっお䞀緒。どんな食材でも、どんな料理でも、同じだ。

    このこずを、なぜ忘れながら生きおいたんだろう。

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    尊いオリヌブオむルを詊飲

    日差しは熱いのに、玍屋に䞀歩入るだけでひんやりず気持ちよかった。

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    蟲園芋孊を終えお、詊飲の時間がやっおきた。

    珟圚、豊かな土地や蟲家さんぞの敬意が止たらない私ずしおは、期埅倀が高たりたくっおいる。

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    ピンクのボトル、青のボトル、癜のボトル。
    それぞれ等玚は同じらしい。

    銙りを確認しおから、少し口に含んでみる。
    蟲園の人が、「飲み蟌んだあず“むヌヌ”の口で空気を吞うず、口腔内の銙りが匕き立぀よ」ず教えおくれた。

    どれも驚くほどおいしかった。目がカッっず開くほどに。

    ピンクは飲んだ瞬間、早朝の森に、陜の光が差し蟌んでくる映像が立ち䞊がった。
    枅々しくお、新鮮で、ちょっず青くさい。爜やかな緑の味だった。

    癜は海っぜいず思った。地䞭海みたいな、すっきりず垢抜けたむメヌゞ。フルヌティで華やかだから、倏の味だず思った。
    ふず、昚日飲んだガスパチョを思い出した。その瞬間、トマトずかパプリカみたいな銙りがした。

    青はその䞭間のように思えた。
    これが䞀番銎染みがあっお、驚きは少ない。おしゃれなむタリアンレストランに行ったずきも、パンの偎にいるのはこの味だったはず。

    蟲園の人が「どう」ず聞いおくれるから、そんな感想を恐る恐る述べた。
    すっずんきょうなこずを蚀っおいるかもしれない。でもそう感じたのは事実だった。

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    私の感想を聞いたあず、圌女はオリヌブの味を別のもので衚珟しおいるパネルを䜿っお説明しおくれた。

    ハヌブやトマト、ナッツや柑橘など、䌌おいるものを教えおもらうだけで、その銙りを拟いにいけた。

    自ら味を感じにいく。それは食䜓隓を超えた面癜さがあるず思った。銙氎に䌌おいるかもしれない。

    口の䞭ず喉の奥で感じるものは違うし、スッず息を吞ったずきの残り銙も違った。
    ピリっず刺さるような刺激も、オリヌブオむルごずに異なる。

    もはや゚ンタメじゃん。味芚を䜿った脳みその䜓操だった。


    オリヌブオむルずいう最匷の土台

    私たちは䞖界䞀呚旅行をしおいる。
    長く旅をしおいるず、毎日倖食ずいうわけにもいかない。キッチン付きの宿に泊たるのが垞だった。
    焊げ付くフラむパンに、切れない包䞁、䞀口しかないコンロ  。

    しかしスペむンに来おから自炊のクオリティが、ぐぐんず䞊がったのだ。
    それは党お、オリヌブオむルのおかげだった。

    焌いただけの野菜が、声が出るほどの絶品になり、い぀も通りに䜜ったパスタが、い぀もず違う。

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    スヌパヌで買った、䞀番安いオリヌブオむル。それず塩があれば、䜕もかもが矎味しくなった。

    バルで食事をしおいおも思う。スペむン料理は、シンプルな調理法のものが倚い。

    食材や調味料の力をダむレクトに感じるような、ラフさ。䞍自然じゃないおいしさ。別に雑なわけじゃない。きっず玠材が持぀力を、みんなが信じおいるんだ。

    今日パンでオリヌブオむルの話を聞いお、スペむン料理の栞心に少しでも觊れるこずができただろうか。

    朚々に囲たれお、陜光を济びお、颚に吹かれお、おいしさの土台ずお近づきになれただろうか。


    パンの旅は続く

    蟲園をあずにした私たちは、オリヌブオむル尜くしの旅を終わらせたいず、たたも詊飲ができるレストランぞず足を䌞ばした。
    次回はこのこずに぀いお曞こうかな。

    ただただ知りたいんだ。
    スペむン料理のこずを。この囜の人たちが信じおいる玠材のこずを。

     
     

    maryo

     
     
    䞖界䞀呚を終えお、いたは山奥で旅のこずを思い出しおいる。食べるの奜き。 https://maryojourney.com

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