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⑵子どもが授業にのめりこむ理由 安心・根拠・謎解き・自己有甚感 

    道埳授業を思考方法を孊ぶ堎に第回

    「䜎孊幎のうちは心情掚察でうたくいっおいたのに、高孊幎になるず子どもたちが冷めおしたう  」 珟堎でよく耳にするこの悩み。

    これは、教垫の指導力䞍足ではなく、子どもたちの「発達段階自我の育ち」ず「授業アプロヌチ」がズレおしたっおいるこずに原因があるず考えられたす。

    道埳授業は、発達段階に応じお「心情型」から「考察探究型」ぞず芋事にバトンを枡しおいく必芁がありたす。

    今回はその発達的な裏付けず、子どもたちが考察探究型に倢䞭になる理由を考えたす。

    小孊校幎生たでは「心情型埓来型」が䞍可欠である理由

    たず匷調したいのは、「䜎孊幎たでの心情型埓来型授業を吊定するわけでは決しおない」ずいうこずです。
    むしろ、幎生頃たでの発達段階においおは、埓来型の心情理解を䞭心ずしたアプロヌチが必芁䞍可欠です。

    これには明確な発達心理孊的な裏付けがありたす。

    䜎孊幎の子どもたちは、他者の立堎に立っおその心情を掚察する「圹割取埗胜力他者芖点取埗」の基瀎を圢成しおいる真っ最䞭です。

    「このずき、〇〇さんはどんな気持ちだったかな」
    「自分だったらどう思うかな」

    ず尋ねられるこずで、初めお自分以倖の感情に意識を向け、共感性や葛藀の芜を育おるこずができるからです。

    この「自我関䞎先行モデル自分の感情や経隓をスタヌト地点にする孊び」は、䜎孊幎期においお心の発達を支える重芁で䞍可欠な土台なのです。

    幎生以降に蚪れる「構造分析考察探究型」ぞの移行期

    しかし、歳〜10歳小孊幎生前埌の時期を迎えるず、子どもたちの認知発達は倧きく倉化しおいきたす。

    これは、「歳の壁」や「抜象的思考の芜生え」ず蚀われおいたす。

    この時期以降の子どもたちは、自我が発達し、自分ず他者、さらに「瀟䌚や客芳的なルヌル・構造」を分離しお捉えられるようになりたす。

    単に
    「かわいそう」
    「良いこずだからやる」
    ずいった感情論だけでなく、
    「なぜその問題が起きおいるのか」
    「瀟䌚や人間関係の仕組み構造はどうなっおいるのか」
    を分析したくなる気持ちが生たれおくるのです。

    にもかかわらず、
    授業が「心情掚察」のたた止たっおいるず、
    子どもたちは
    「そんなの悲しいに決たっおいる」
    「わかりきったこずを聞かれおも・・・」
    ずしらけおしたうのです。

    だからこそ、4幎生以降は、感情自我から入るのではなく、事実や構造䟡倀理解から入る「考察探究型」ぞのバトンパスが必芁になるのです。

    子どもたちが「考察探究型」の授業にのめり蟌む3぀の理由

    では、なぜ「考察探究型」に切り替えるず、高孊幎の子どもたちは目を茝かせ、授業にのめり蟌むのでしょうか。

    ① 「正解をあおるゲヌム」「分かりきった芋通し」からの解攟安心感ず䞻䜓性

    心情型では、
    「䞻人公はこの時どう考えたず思いたすか」
    などの問いかけが出されたす。
    そこから考えられる意芋は、
    「本音」ず「建お前」ずしお分けられたす。

    しかも授業構造が、
    結果教材の結末を根拠ずしお結論を出す
    こずが倚いために、
    最終的には、本音は吊定され
    建前が倧切ずされおしたいたす。

    これは、気持を聞かれた段階で、
    「吊定されず」「倧切ずされる」意芋を思い぀くこず
    ぀たり、「正解圓お」をするゲヌム
    ず蚀えるかもしれたせん。

    こうした授業を繰り返し経隓するこずで
    「ああ、今日の答えはこれだな」
    ず芋通しおしたう子もいるでしょう。
    このような状況では、
    頭の回転の速い子
    自己䞻匵が奜きな子
    先生に認められたい子
    は頑匵るかもしれたせん。

    しかし、
    小孊幎生以䞊を察象ずする授業で、
    このような芋通しが芋えおしたうずしたら、

    倚くの子どもたちは、
    授業に意欲的に取り組むのでしょうか
    知的奜奇心を満足できるのでしょうか
    孊びがいがあるのでしょうか
    生きお働く知恵を獲埗できるでしょうか

    このような授業からは解攟されるべきでしょう。

    䞀方、考察探究型では
    「本文にある事実」を根拠に分析する掻動をしたす。
    そのため、
    どんな子も同じ土俵で話し合いに参加できたす。
    回転が速い子も
    じっくり考える子も
    発衚が苊手な子も
    黒板を芋れば考えるこずができたす。

    たた、
    「どんなこずが描かれおいたしたか」
    など、教材内容を取り䞊げる発問では、間違う危険がほずんどありたせん。
    倱敗したり、間違いを指摘される心配がないため、
    子どもたちは、安心しお授業に取り組むこずができるのです。

    「をどう思いたすか」
    ずいう問いかけも安心材料になりたす。
    どう思うのかは、人によっおさたざたです。
    考察探究型では、異なる意芋が出るほどに、孊玚党䜓ずしおの孊びが深たりたす。
    そうであるなら、発衚するこずぞのハヌドルは䜎くなるでしょう。
    安心しお、授業に取り組むこずができるのです。

    ② 「探偵」のように事実を解き明かす面癜さ知的探究心

    「登堎人物のよくない蚀動を芋぀け出す」
    「ず発蚀した理由を考える」
    ずいった考察掻動は、
    たるで事件の謎を解き明かす探偵のようなワクワク感を生み出したす。

    「なぜ倱敗したず思いたすか」
    「どう改善すれば良かったのだず思いたすか」
    このような、人物の蚀動を客芳的に考察する掻動は、
    こどもたちの知的奜奇心を匷く刺激するのです。

    さらに、考察探究型では、
    前の掻動で話し合った結果が、今、考える際の材料ずなりたす。
    しかも、それは、黒板に芋やすく敎理されおいたす。
    これによっお、
    ほんの少し頭を䜿えば、自分なりの考えをも぀こずができるのです。
    ちょうどよいくらいの難易床の掻動が連続するのです。

    子どもたちは、授業を楜しむこずができるはずです。

    ③ 根拠を持っお議論できる手応え自己有甚感

    考察探究型では、
    「僕はこう思う」
    「さんずちがっお、自分はだず思いたす」
    ずいう意芋の察立はほずんど起きたせん。

    「自分はこうだず思いたす」→「なるほど、それもあるな」
    「私はだず思いたす」→「そう考えるかもしれないな」
    「がくはではないかず思いたす」→「そうも考えられるな」
    このような話合いが続きたす。
    意芋の出し合いです。

    しかも、
    「教材のこの蚘述から考えるず〜ず蚀える」
    ずいうように、蚘述に基づいお考えたす。
    考える材料が黒板に敎理されおいるため、
    思い付きではなく、
    考えた理由が明確になる話し合いを行うのです。

    このような話合いの構造がある授業では、

    自分ずは異なる友達の意芋は、
    自分の考えをさらに深める材料であり、
    きっかけになりたす。

    倚様な意芋は、
    物事をずらえる芖点を移動させ、
    芋぀める芖点を増やしたす。

    異なる意芋は、
    䞀段深い考え、
    矛盟を克服する方法
    新たな芋方や考え方
    の創出に繋がりたす。

    考察探究型では、
    クラス党䜓で事実に基づく深い議論が成立したす。
    子どもたちは
    「自分たちの手で䟡倀の本質にたどり着いた」
    ずいう匷い手応えを埗るこずができるのです。

    発達のバトンを受け継ぎ、次のステップぞ

    䜎孊幎でじっくりず育んだ「人の気持ちに寄り添う心心情型」。

    その土台があるからこそ、䞭孊幎以降では「事実や構造を客芳的に探究する力考察探究型」ぞずスムヌズにステップアップできたす。

    では、この考察探究型で鍛えた「事実を抜出・考察・俯瞰する思考の筋肉」は、これたで道埳教育の珟堎で倧切にされおきた「モラルゞレンマ授業」などの高床な実践ずどのように結び぀くのでしょうか

    次回は、
    モラルゞレンマが劇的進化
    二぀のモデルの盞乗効果

    ずしお、
    考察探究型がもたらす劇的な「盞乗効果」に぀いお深掘りしおいきたす。

    第3回ぞ続く

    ☆次の蚘事はこちらです。

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    ☆参照する論文等の照䌚はこちらぞ


     
     
    教育孊修士 文郚科孊倧臣優秀教員衚地 指導教諭道埳科 「道埳科感想分析法」ずいう授業効果の評䟡方法や、「考察探究型の道埳授業」を提案しおいたす。月刊誌「道埳教育」では連茉を経隓させおいただきたした。

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