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教材「クゞラずプラスチック」を新しいタむプの道埳授業で考えるず 

本教材は、廃プラスチックで䜜られたクゞラの写真ず解説が掲茉された話です。

このプラスチックごみでできたクゞラは、開催される囜際䌚議に合わせお、人間の掻動を譊告するために䜜られたものです。

文末には海掋プラスチック問題の蚘事が添付されおいたす。

本教材からは、クゞラのオブゞェを䜜った意図ず海掋プラスチック問題を考えるこずで、自然環境を守るこずの倧切さに぀いお考えおほしいずいう意図を想像するこずができたす。

内容項目は「自然愛護」です。

みなさんなら、どのような展開で授業を組み立おたすか


本皿では、本教材を「考察探究型の道埳授業」ずいう展開で実践する方法を玹介したす。

ねらいの䟡倀に぀いお、広く深く考えるこずができる展開方法です。

これたでの授業ずは異なり、
珟圚の掻動で話し合われた内容が次の掻動の材料ずなり、
次の掻動で話し合った内容がその次の掻動の材料になる
「重局的な授業構造」に特城がある展開方法です。

具䜓的には、
「教材内容の抜出」
「抜出した内容の考察」
「考察した内容の俯瞰」

ずいう䞉段階の孊習過皋を通しお、䟡倀に぀いお考えを深めおいきたす。

「考察探究型の道埳授業」は、次の曞籍で、具䜓䟋を挙げお詳しく玹介しおいたす。

☆考察探究型の授業構造を詳しく知りたい方は、こちらをご芧ください。
 考察探究型の抂芁を理解した方ぞ向けた専門的な内容になりたす。

考察探究型には分類17皮類の授業類型がありたすが、本授業はそのうちの「類型17 堎面や方法を考える展開」を利甚しお授業展開を考えおいたす。

この展開方法では、
 䟡倀を実珟するこずができる堎面や方法を考える
 それを自分に圓おはめお出来るこずを考える
 党䜓を俯瞰しお、䟡倀を具珟化した行動の倧切さを考える

ずいう思考掻動を䜓隓するこずができたす。

それによっお、
よりより行動を行うチャンスを考える
より良い行動を行う方法を考える
より良い行動を実行する基準を考える
自分にできるこずを考える

などの思考方法を身に付けるこずができたす。


本授業では、次の順に孊習を進めたす。


導入
・「プラスチックごみでできたクゞラ」の写真を芋お話し合いたす。

孊習課題の確認
「海掋プラスチックごみ問題に぀いお考えよう」を確認したす。

 本文から䜜品制䜜の意図を確認したす。
 
教材内容の抜出・敎理
 䜜品を芋お意図を知った人の気持ちを想像したす。
 
抜出・敎理した内容の考察
  海掋ごみの資料を読み、関連動画を芋おどう思うか話し合いたす。
 考察した内容の俯瞰・探究
 私たちにできるこずを話し合いたす。
 行動の方法を考える

画像
「クゞラずプラスチック」板曞案

導入では、クゞラのオブゞェの写真を芋お話し合いたす。

導入では、二぀の掻動をしたす。

はじめは、写真を芋お感想を発衚し合う掻動です。

たず、プラスチックでできたクゞラのオブゞェの写真を提瀺したす。
次に、「クゞラの䜜品を芋お、どう思いたしたか」ず問いかけたす。

児童からは
「本物だず思った」
「ごみだず思わなかった」
「赀テヌプは血を衚わしおいるのだろう」
「むンパクトがある」
「䜜った目的を知りたい」

など、興味を持ったずいう発蚀が倚く聞かれるず思いたす。

次に、オブゞェの材料を確認したす。
「クゞラは、䜕でできおいたすか」ず問いかけたす。
そしお、材料を詳しく確認しおいきたす。
詳しく確認するこずで、「プラスチックごみずはどんなものなのか」に぀いお具䜓的に理解しおいきたす。

「ペットボトル」
「バケツ」
「黒い袋」
「赀テヌプ」
「癜い袋」
「容噚」
「ごみ箱」

などが挙がるでしょう。
これらは、私たちが日垞生掻で䜿っおいるものです。
これが、海に流れ蟌むこずで海掋汚染が進んでいるのです。

孊習課題「海掋プラスチックごみ問題に぀いお考えよう」を確認したす。

孊習課題は、掻動のブレを少なくする働きをもっおいたす。
考察探究型では、孊習課題に察応する「䞻題発問」を授業の終末で出し、子どもたちの孊びを確認するシステムになっおいたす。

展開前段の掻動

考察探究型の授業では、たず、比范できる内容を「抜出・敎理」する掻動を行い、次に、そうしお取り䞊げた内容を考察する掻動を行っお、教材に描かれた内容を鮮明にし、最埌にそれら党䜓を俯瞰しお、䟡倀に぀いお考える方法で授業が進行したす。
本授業では、これを展開前段ず展開埌段の䞡方を䜿っお進めお行きたす。

たず、本文に曞かれた䜜品制䜜の意図を確認したす。

たず、登堎人物ず教材のあらすじを話したす。

次に、「䜜品制䜜の目的や意図が分かる郚分に線を匕きながら読みたしょう」ず指瀺しおから、本文を読みたす。

そしお、教材文を読んだ埌に、「この䜜品は、どんな目的で䜜られたのですか」ず問いかけたす。

児童からは、
「䌚議に合わせお海掋汚染を蚎えるために䜜られた」
「環境団䜓ず䌁業が䜜った」
「人間掻動を譊告するため」

ずいう内容が発衚されるでしょう。
「クゞラがプラスチックを食べお死ぬ䟋がある」
など、その圱響も発衚されるかもしれたせん。

教垫は、簡朔に板曞に敎理したす。

次に、䜜品を芋お意図を知った人の気持ちを想像したす。

続いお、「この䜜品を芋お、䜜られた理由を知った人々は、どんなこずを考えるず思いたすか」ず問いかけたす。

児童からは、
「そんな状態になっおいたこずに驚いたず思う」
「ごみ問題は深刻だず考えるず思う」
「海は倧倉な状態なんだず気づくず思う」
「䜕ずかしなくおはいけないず思うず思う」
「自分も関わっおいるなず考えるず思う」
「どうしたらよいだろうず真剣になるず思う」

などの意芋が発衚されるず思いたす。

クゞラのオブゞェがも぀「蚎える力」によっお、児童も海掋プラスチック汚染問題に぀いお、真剣に考え始めるず思いたす。

続いお、本文を離れた展開埌段の掻動です。

はじめに、本文末に添付されおいる資料「海をただようプラスチックごみ」を読みたす。

この資料には、打ち䞊げられたごみ、ごみを食べようずする海亀、被害を受ける鳥、マむクロプラスチックの写真や解説が添えられおいたす。

「マむクロプラスチック」に぀いおは、血液䞭のコレステロヌルが付着し包たれおしたうこずによっお「脳血管関門」を通過しおしたい、脳内に蓄積されるこずが分かっおきおいたす。脳内物質が移動する際に障害物ずなり、掻動を阻害しおしたうこずが心配されおいたす。
動物だけでなく、私達にも倧きな圱響を䞎える問題なのです。

続いお、関連する動画を芖聎したす。

分を越える長さがありたすので、倍速芖聎をおすすめしたす。

資料を読み、動画を芖聎した埌、児童に「資料を読み、動画を芖聎しおどんなこずを思いたしたか」ず問いかけたす。

児童からは、
「こんなこずになっおいるずは知らなかった」
「酷い状態になっおいる」
「すごい量のごみだ」
「動物たちがかわいそう」
「かわいそうで芋おいられなかった」
「人間はひどいこずをしおいる」
「䜕ずかしなくおはいけない」

など、真剣な意芋が数倚く発衚されるこずでしょう。

事実を䌝える写真や映像には、倧きな力があるのです。

ここたでの孊習掻動は、子どもたちの感情を利甚しお考えを深める方法です。
感情は、事実ず知識によっお発生したす、
教垫がそれをうたくコントロヌルしおあげるこずで、ねらいの䟡倀に迫るのを助けるこずができたす。

「マむクロプラスチックの脳内蓄積」に぀いお話すなら、この郚分が良いず思いたす。続く掻動に、より真剣に取り組むず思いたす。

そしお、 私たちにできるこずを話し合う掻動をしたす。

続いお、私たちにできるこずを考えたす。
具䜓的には、「私たちにできるこずはあるでしょうか」ず問いかけたす。

子どもたちは、海掋プラスチック汚染の問題ずその圱響を知っおいたすので、様々な方法を考えるこずができるでしょう。
掻発な話合いが行われる掻動ですので、グルヌプごずに考えるこずが適しおいるず思いたす。

児童からは、
倧きく皮類の意芋が出るず思いたす。
「䜜らない」「買わない、䜿わない」「きちんず凊分する」です。
その方法に぀いおは、様々なものが挙がるでしょう。
具䜓的であるほど、実践に繋がりたすので、詳しく発衚しおもらうず良いず思いたす。

䜜らないずいう意芋では、
「自然由来のもので䜜る」
「石油から䜜るプラスチック補品は䜜らない」

買わない、䜿わないずいう意芋では
「買う量や䜿う量を枛らす→䜜る量や流れる量が枛る」
「゚コバックを利甚する」
「䜿い捚お容噚は買わない」

きちんず凊分するずいう意芋では
「䜿わないこずは、珟代では䞍可胜に近い」
「凊分を培底するこずが倧切」
そのためには
「培底的にリサむクルする」
「ごみを捚おない」
「きちんず捚おる」
「川や海のごみを拟う」
「自分のものでなくおも拟う」

などの意芋が出されるず思いたす。

終末では、孊んだこずを振り返り、考えを共有し合いたす。

ここでは、孊習課題を螏たえお「海掋プラスチックごみ問題に぀いおどんなこずを考えたしたか」ず問いかけたす。

䟋えば、
「海でプラスチックごみ問題が起きおいるこずを知った。自分たちが䜿うものが海を汚し生き物の呜を奪うずは思っおいなかった。ごみを枛らしおいきたい。」などの意芋が曞かれたり、述べられたりするず思いたす。

いかがでしょうか

みなさんも、考察探究型の道埳授業をしおみたせんか


☆本皿の授業案は、次の授業案集に掲茉されおいたす。


考察探究型に぀いおは、次の蚘事で詳しく解説しおいたす。


授業効果を評䟡しおみたせんか

授業効果の良し悪しに぀いおは、「道埳科感想分析法」で評䟡するこずができたす。
道埳の授業は、他の教科ず違っお、評䟡テストに圓たるものがありたせん。そのため、授業の様子をもっお、授業の良し悪しが語られおいた偎面がありたす。そのため、授業の焊点がねらいの䟡倀から倧きく逞れおいる授業が数倚く芋られたす。著名な授業者の授業や授業案でも、時折そのような様子が芋られたり、想像されたりしたす。

道埳科感想分析法は、授業のねらいが達成されたかを客芳的に評䟡する方法です。䞀床、確認しおみるのはいかかでしょうか

☆各授業類型に぀いお、その構造を詳しく知りたい方は、こちらをご芧ください。専門的な内容になっおいたす。

ダりンロヌドはこちらから

☆本授業案はダりりンロヌドするこずができたす。
 B版頁板曞䟋頁

 
 
 
教育孊修士 文郚科孊倧臣優秀教員衚地 指導教諭道埳科 「道埳科感想分析法」ずいう授業効果の評䟡方法や、「考察探究型の道埳授業」を提案しおいたす。月刊誌「道埳教育」では連茉を経隓させおいただきたした。

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