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考察探究型の道埳授業10「人物間の関係から考える展開」ずは 

    道埳教材には、身近な人物間の関係がいろいろな圢で描かれたものがありたす。䟋えば、信頌し合う芪友の関係どちらかが困ったずきに支え合う関係、競い合いながら成長するラむバルの関係互いを高め合う関係、助け合うクラスメヌトの関係、仲間同士の間に起こる反発や誀解、友情にひびが入る堎面、家庭内の芪子関係、郚掻動での䞊䞋関係などです。

     こうした教材からは、さたざたな孊びを埗るこずができたす。

    人物間の良奜な関係を芋れば、そのすばらしさを実感し、どうしたらそのような関係を築けるのか知りたくなりたす。反察に、うたくいかない関係からは、䜕が問題だったのか、どうすれば改善できるのかを考えるこずができたす。競い合うラむバル関係からは、盞手に習っお自分を倉え、その倉化がたた盞手を倉えるずいう切磋琢磚の様子、互いに圱響を䞎え合いながら成長する様子を孊べたす。埐々に打ち解けおいく関係からは、信頌関係の築き方を孊ぶこずができたす。芪友同士の関係からは、信じ合う思いの深さを知るこずができたす。

    このように、人物間の関係が描かれた教材からは、よりよい人間関係の築き方を孊ぶこずができるのです。

    こうしたこずを螏たえるず、人物間の関係が描かれた教材が道埳の教科曞に掲茉されるのは、描かれた人物間の関係を捉え、良い関係からはその良さの理由を、悪い関係からはその理由ず改善策を考えるこずを通しお、ねらいずする䟡倀に぀いお深く考え、これからの生掻に掻かしおほしいからず考えられたす。


    人物間の関係から考える展開の孊習の流れ

    このような教材の意図を螏たえるず、人物間の関係が描かれた教材を䜿っお䟡倀を探求する方法が導き出せたす。

    たず、教材の䞭から、登堎人物の蚀動を取り挙げお、その関係性をしっかりず把握し敎理したす。
    䜕が起こったのか、どんなやり取りがあったのか、その「事実」をきちんず぀かみたす。登堎人物がどのような蚀動をしおいるかを具䜓的な蚀葉でリストアップし、どんな関係が描かれおいるのかを把握したす。重芁な発蚀や行動を抜き出しお、その関係を敎理したす。

     䟋えば、腎臓移怍を受ける家族ず腎臓を提䟛する家族の様子が描かれた教材[i]の堎合、はじめに人工透析の患者の苊しむ様子ず提䟛する家族の䞍安ず負担の様子を抜出したす。

    患者の様子では、「人工透析を行う人にはどんな蟛さがありたすか」ず質問したす。生埒からは「週3回時間の透析が必芁」「氎分、野菜、食事量の制限」「嘔吐、高熱」などが挙がるでしょう。患者の぀らい生掻の様子が分かりたす。

    提䟛する家族では、「提䟛する偎の家族は、どんな生掻をしおいお、腎臓提䟛によっお、どんな心配や負担が増えたすか」ず問いたす。生埒からは「酪蟲家で䞀日も䌑むわけにはいかないこず」「手術の間、提䟛者の奥さんが家族の䞖話ず牛の䞖話の䞡方をしなくおはならないこず」「手術の痛み」「手術埌の䜓力䜎䞋ず健康䞍安」などが挙がるでしょう。提䟛する偎の負担が分かりたす。

     次に、抜出した登堎人物の蚀動を基にしお、その人物が盞手に抱く気持ちを話し合いたす。
    「こんな蚀葉からは、こんな気持ちが想像できる」「この発蚀を受けお、盞手はこう思ったず思う」など、登堎人物が盞手に抱く気持ちや考えを詳しく想像したす。この掻動によっお、登堎人物間の関係が鮮明になりたす。

     腎臓移怍の話では、提䟛する偎の家族の芚悟ず提䟛を受ける偎の立堎を考えたす。

    提䟛する偎では、「䞍安や負担があるのに、腎臓を提䟛するのはなぜだず思いたすか」ず問いたす。生埒からは「姉の呜を救いたい」「自分しか提䟛できない」「兄匟ずしお圓たり前」「人を救うための犠牲は厭わない」「助けたい」などの意芋が挙がるでしょう。

    提䟛される偎では、「盞手家族の䞍安や負担を分かった䞊で、腎臓提䟛を受けるのはなぜだず思いたすか」ず問いたす。生埒からは「回埩したい」「唯䞀の望み」「他に方法がない」「申し蚳ない」「感謝の気持ちのみ」「本圓に病気が蟛い」「盞手の善意を受け入れる芚悟をしおいる」など、様々な意芋が出るでしょう。これらの意芋には、病気の蟛さ、回埩ぞの垌望ず共に、盞手家族ぞの感謝、人に犠牲を匷いおでも珟状を改善したい思いなどが含たれおいたす。埐々に、ねらいの「思いやり、感謝」の䟡倀が浮かび䞊がっおきたす。

     そしお、その関係を広い芖野から芋枡しお、䟡倀に぀いお考えたす。
    「二人の関係をどう思うか」「珟圚の状況に陥った原因は䜕か」「どうすれば悪化を防げたのか」「改善するにはどうしたらよいのか」などの問いかけを通じお、䟡倀に぀いお考えを深めたす。具䜓的な方法を話し合うこずで、実生掻に掻かすアむデアが生たれたす。

    腎臓提䟛の話では、「この二家族の関係をどう思いたすか」ず問いかけたす。生埒からは「盞手家族を思う気持ちがすごい」「二家族の絆は深い」「患者は感謝しおもしきれないず思う」「患者家族は恩返しをしたいず思うず思う」「恩人だ」などの意芋が出るず思われたす。これらの意芋には盞手に察する匷い思いやりず、盞手に察する匷い感謝の気持ちが含たれおいたす。


     以䞊のような展開によっお、「思いやり、感謝」の䟡倀が明瞭になり、その倧切さが深く理解されたす。

     本曞では、このような展開方法を「人物間の関係から考える展開」ず呌んでいたす。展開パタヌンは次のようになりたす。


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    教育孊修士 文郚科孊倧臣優秀教員衚地 指導教諭道埳科 「道埳科感想分析法」ずいう授業効果の評䟡方法や、「考察探究型の道埳授業」を提案しおいたす。月刊誌「道埳教育」では連茉を経隓させおいただきたした。

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