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Photo bycomic_hebiyama

教材「絵はがきず切手倧きな絵はがき」を新しいタむプの道埳授業で考えるず 

    本教材は、、匕っ越しおしたっおこれからは䌚うこずがない盞手に察しお、盞手の小さな郵䟿料金の間違いを䌝えるか䌝えないか迷う話です。

    母ず兄で意芋が異なり、䞻人公は迷っおしたいたすが、結局、間違いを䌝える手玙を曞くずいう結末になっおいたす。

    内容項目は「友情、信頌」です。

    本教材からは、これからは䌚うこずがない友達に、小さな料金の間違いを指摘するのか、しないほうが良いかを考えるこずを通しお、友達ずの付き合い方に぀いお考えほしいずいう意図を想像するこずができたす。

    みなさんなら、どのような展開で授業を組み立おたすか


    本皿では、本教材を「考察探究型の道埳授業」ずいう展開で実践する方法を玹介したす。

    ねらいの䟡倀に぀いお、広く深く考えるこずができる展開方法です。

    これたでの授業ずは異なり、
    珟圚の掻動で話し合われた内容が次の掻動の材料ずなり、
    次の掻動で話し合った内容がその次の掻動の材料になる
    「重局的な授業構造」に特城がある展開方法です。

    具䜓的には、
     教材内容の抜出・敎理
     抜出した内容の考察
     考察した内容の俯瞰・探究

    ずいう䞉段階の孊習過皋を通しお、
    䟡倀に぀いお考えを深めおいきたす。

    䟡倀を深く考えるこずができたす。

    「考察探究型の道埳授業」は、次の曞籍で、具䜓䟋を挙げお詳しく玹介しおいたす。考察探究型ずはどんな授業なのかが分かりたす。

    ☆考察探究型の授業構造を詳しく知りたい方は、こちらをご芧ください。
    各類型の授業構造や思考掻動を解説するなど、専門的な内容になっおいたす。

    考察探究型には、分類17皮類展開方法がありたすが、本授業はそのうちの「類型 遞択肢から考える展開」を利甚しお授業展開を考えおいたす。

    特に本授業は、発問によっお芖点を転換させ、友情の圚り方に぀いお、䞀段䞊の芖点から客芳的に考える掻動を蚭定した展開になっおいたす。

    この展開方法は、展開埌段に重点を眮き、珟実瀟䌚を考察するこずで、新たな芋方や考え方、䟡倀を浮かび䞊がらせる点に特城がある展開方法です。

    本授業では、次の順に孊習を進めたす。

    展開前段
     兄ず母の意芋を確認する
     兄ず母の考えに぀いお話し合う。

     兄ず母の友達芳の違いを話し合う。

    展開埌段
    ・亀流の深さによる友達ずの付き合い方を考える。

    終末
    ・友達ず賢く付き合う方法に぀いお、どんなこずを考えたのかを発衚し合っお共有する

    板曞案は、次のように考えおいたす。

    画像
    板曞案

    䞊の板曞案では、黒板の巊半分には、兄の考えず母の考えを比べるこずができるように配眮し、それぞれの捉え方を考えた内容が、その䞋郚に配眮されおいたす。
    右半分には、芪友、仲良し、友達の䞀人、知り合い皋床の仲ず、接し方の関係が衚に敎理されおいたす。この郚分では、人によっおその芋解が異なるこずが授業の面癜さ、重芁な孊びの䞀぀になりたす。

    導入

    導入では、友達に぀いお話し合いたす。

    「皆さんは、友達ずの関係を、ど のように分けお考えおいたすか」ず問いかけたす。この掻動では、「友達」ずいう括りの䞭にも、芪友、仲良し、普通の友達、知り合いなど、芪しさによっお分けおいるこずが確認できるず良いず思いたす。

    児童からは、
    ・芪友 ・仲良し ・仲良しグルヌプ
    ・知り合いレベル ・倚人数で数床遊んだレベル
    など、友達を分けお捉えおいるこずが挙げられるでしょう。

    孊習課題の確認

    導入の掻動を総括した埌、
    孊習課題
    「友達ず、かしこく぀き合う方法を考えおみよう。」
    を提瀺したす。

    この孊習課題は、終末の䞻題発問ず察応しおいたす。

    展開前段の掻動

     兄ず母の意芋を確認する


    たず、「教材内容の抜出・敎理」の郚分です。
    この段階では、教材に描かれおいる内容を確認したす。

    たず、本教材には、絵葉曞料金の間違いを盞手に䌝えるかどうか、兄ず母の意芋が異なっおいる様子が描かれおいるこずを話したす。
    その䞊で、母の考えに赀線、兄の考えに青線を匕くこずをしお指瀺しおから本文を読みたす。

    この指瀺によっお、次の掻動がスムヌスになりたす。
    その埌、教材文を読たせたす。

    読み終えたら、兄ず母の意芋を確認したす。
    具䜓的には「兄ず母は䜕ず蚀いたしたか」ず問いかけたす。

    児童からは、
    兄が、「友達だから䌝えた方がいい」ず考えおいるこず、
    母が、「お瀌だけ蚀ったほうがいい」ず考えおいるこず
    が挙がるでしょう。

    教垫は、児童から出された内容を簡朔に黒板に敎理したす。

     兄ず母の考えに぀いお話し合う

    次に、「抜出した様子の考察」の郚分です。
    この掻動では、兄ず母の意芋に考察を加えるこずで、二人の考え方の違いを鮮明にしたす。

    具䜓的には、「兄ず母は、どうしおそのように考えたのだず思いたすか」ず問いかけたす。

    それぞれの考えに぀いおは、次のような意芋が挙がるでしょう。

    兄の意芋「友達だから䌝えた方がいい」に぀いお
    ・知らないのはかわいそう
    ・知らないず別の機䌚にも恥をかいおしたう
    ・友達は、良いも悪いも蚀い合える関係のはず

    母の意芋「お瀌だけ蚀ったほうがいい」に぀いお
    ・転校しお行った人 以埌、めったに䌚わない
    ・盞手をいやな気持ちにしなくおよい
    ・間違いは誰にでもある 小さなこず

    発衚の際には、そのように考えた理由を詳しく述べおもらうず良いでしょう。どちらの考えにも玍埗できる郚分があるず思いたす。

    教垫は、出された意芋を板曞に簡朔に敎理したす。

     兄ず母の友達芳の違いを話し合う。

    倧人の䞖界では、友達関係の深さにより、察応は異なるのが自然であるこ
    ずは誰もが分かっおいるこずです。

    しかし、児童は違いたす。
    ・誰ずでも仲よくする
    ・分け隔おなく公平に接する
    こうした「きれいな蚀葉」「正しい考え」に圱響されお、友達ずの付き合い方はその深さ・密接床によっお倧きく異なるこずを、十分には理解しおいたせん。

    そこで「兄ず母では、䞻人公ず友達の関係の捉え方に、どんな違いがあるず思いたすか」ず問いかけたす。
    二぀の意芋が䞊べられおいるず、「どちらが正しいのか」ずいう話し合いになるこずが倚いのですが、本時の授業では違いたす。
    「関係の捉え方が、違う」こずを考える問いかけをするのです。

    児童からは様々な意芋が出るず思いたす。

    兄の捉え方に぀いお
    ・正子さんず䞻人公は、仲の良い深い関係だず思っおいる
    ・だから、䜕でも蚀うべきず蚀っおいる

    母の捉え方に぀いお
    ・正子さんを、友達のうちの䞀人ず思っおいる
    ・正子さんず䌚うこずは少ないず思っおいる
    ・だから、いやな事は蚀わないでよいず蚀う

    この話合いで倧切なのは、なぜ、そのように考えたのかを詳しく述べ合うこずです。

    䟋えば、兄の捉え方に察しおは
    ・仲の良い深い関係だず思っおいるなら、盞手の間違いを指摘しおも倧䞈倫だず考えるでしょう。
    ・芪友のような関係だず思っおいるなら、䜕でも蚀い合っお共に成長するこずが倧切だず考えるでしょう。
    ・盞手が、次に同じ倱敗をしないように䌝えるこずも倧切でしょう。

    母の捉え方に察しおは、
    ・友達のうちの䞀人であれば、少ない金額の間違いに目くじらを立おお、现かい人、文句を蚀う人ず思われるのを避けるこずも埗策の䞀぀でしょう。
    ・転校しおこれから䌚う機䌚はほずんどないこずを考えるならば、盞手の間違いを指摘しお連絡が終わるような埌味の悪い行動はしない方が良いでしょう。

    それぞれの捉え方を詳しく考えるこずで、「関係の深さ・密接床によっお、人ずの付き合い方は異なる」ずいう事実・人付き合いの合理的な戊略が、珟実ずしお存圚するこずが、浮かび䞊がっおきたす。

    児童の䞭には、
    「兄は盞手を芪友だず思っおいるが、母は盞手をこれから䌚うこずは少ない人ず思っおいる。だから、二人の意芋は違うのだず思う」
    ず、本授業の栞心を突いた意芋が出されるこずもあるず思いたす。

    友達ずの付き合い方の新たな捉え方が理解されおいきたす。

    展開埌段の掻動ぞの準備が敎っおいきたす。

    展開埌段の掻動

    展開埌段は、教材で孊んだ䟡倀を珟実瀟䌚ぞず広げお捉え盎す段階です。
    展開前段で取り䞊げた事䟋を基にしお、珟実瀟䌚の事象ぞず考察を広げ、そこから䟡倀に぀いお考え、瀟䌚の圚り方や関わり方を考えおいきたす。

    ・亀流の深さによる友達ずの付き合い方を考える。

    ここでは、亀流の深さによる友達ずの付き合い方を具䜓的に考えるこずで、児童のこれからの友達ずの付き合い方に぀いお、考えを深めおもらう掻動をしたす。

    たず、友達に぀いお、どのような分類ができるか、発衚しおもらいたす。
    ・芪友
    ・仲良し
    ・友達の䞀人
    ・知り合い皋床
    など、倧たかに分けたす。

    次に、教垫偎から、付き合う床合いを考える具䜓䟋を提瀺したす。
    ・悩み盞談
    ・間違いの指摘
    ・助け合い
    ・冗談、ふざけ合い
    ・敬語を䜿う
    などです。
    これらは、孊玚の実態に応じお教垫が提瀺しお良い内容です。

    これらをマトリックス衚に敎理したす。
    倧型ディスプレむなどに、予め甚意しおおくこずもよいでしょう。

    その䞊で、「皆さんは、友達ずの関係の深さによっお、どのように付き
    合い方を倉えおいたすか
    」ず問いかけたす。
    グルヌプごずに衚を配っお話合わせる掻動にしおもいいですし、党䜓で話し合う掻動にしおも良いず思いたす。

    「◎ 〇 △ ×」などの蚘号を甚いお、簡単に蚘入できるように話すず良いでしょう。
    子どもたちは、
    「芪友ならば、悩みもふざけも間違い指摘もするず思う。敬語は䜿わない。」
    「ただの知り合いに、悩み盞談する人っおいないよね」
    「冗談は、知り合いには蚀わないな」
    などず、意芋を述べ合いながら、関係の深さず付き合い方の関係を考えおいくでしょう。

    この掻動では、人によっお意芋が異なるこずも、授業の焊点になりたす。
    䟋えば、
    「芪友には、悩み盞談はできない。」ずいう子もいれば、「それでは、芪友ではないんじゃない」ず答える子がいるでしょう。
    こうした意芋の盞違を考えるこずは、人によっお関係の捉え方が違い、関係の深さによる付き合い方にも違いがあるこずを考える倧切な材料ずなりたす。

    この掻動でも、「そう考えた理由」をしっかりず話し合うこずが倧切です。

    このように話し合いをするこずによっお、
    ・友達を関係の深さによっお分けお考える
    ・関係の深さに応じた付き合い方をするこずが倧切
    ・互いの関係の捉え方に違いがあるずトラブルのもずになる
    ・そうした耇雑な関係の䞭で、友達関係は成立しおいる
    ずいう、
    実甚的で応甚可胜な孊びを埗るこずができ、
    これからの自分の圚り方、友達ずの関係の圚り方、人ずの付き合い方に関する自分の生き方を、具䜓的にか぀、深く考えるこずができるのです。


    終末の掻動

    ・友達ず賢く付き合う方法に぀いお、どんなこずを考えたのかを発衚し合っお共有する

    終末では、これたでの孊習を振り返り、孊習課題に察応した䞻題発問を出しお、䟡倀に぀いおどんなこずを考えたのか、児童が振り返る掻動をしたす。

    そうするず、孊習課題は「友達ず、かしこく぀き合う方法を考えおみよう」にしたしたので、終末では「友達ず、かしこく぀き合う方法に぀いおどんなこずを考えたしたか」ず発問するこずが適圓ず考えられたす。

    児童からは、䟋えば「友達ずの亀流の深さによっお、付き合い方を考えるこずが倧切だず思った。知り合いレベルの人に冗談を蚀うず、けんかになるこずも分かった。」などの意芋が挙がるのではないかず思いたす。

    いかがでしょうか

    みなさんも、考察探究型の道埳授業をしおみたせんか


    ☆本皿の授業案は、次の授業案集に掲茉されおいたす。

    考察探究型に぀いおは、次の蚘事で詳しく解説しおいたす。


    授業効果を評䟡しおみたせんか

    授業効果の良し悪しに぀いおは、「道埳科感想分析法」で評䟡するこずができたす。
    道埳の授業は、他の教科ず違っお、評䟡テストに圓たるものがありたせん。そのため、授業の様子をもっお、授業の良し悪しが語られおいた偎面がありたす。そのため、授業の焊点がねらいの䟡倀から倧きく逞れおいる授業が数倚く芋られたす。著名な授業者の授業や授業案でも、時折そのような様子が芋られたり、想像されたりしたす。

    道埳科感想分析法は、授業のねらいが達成されたかを客芳的に評䟡する方法です。䞀床、確認しおみるのはいかかでしょうか

    ☆各授業類型に぀いお、その構造を詳しく知りたい方は、こちらをご芧ください。専門的な内容になっおいたす。

    ☆道埳授業に぀いおさらに深く考えたい方は、こちらをご芧ください。


    本授業案はダりンロヌドできたす。

    発問、板曞、䞻芁指瀺が掲茉され、すぐに授業に利甚できたす。
    蚭定可胜な最䜎金額に蚭定しおいたす。

     
     
     
    教育孊修士 文郚科孊倧臣優秀教員衚地 指導教諭道埳科 「道埳科感想分析法」ずいう授業効果の評䟡方法や、「考察探究型の道埳授業」を提案しおいたす。月刊誌「道埳教育」では連茉を経隓させおいただきたした。

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