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考え、議論する道埳授業 その準備を敎える 考察探究型の秘密③

    考察探究型では、子どもたちが、
    教材の事象に぀いお、さらに珟実の瀟䌚に぀いお、
    よく考え、議論するこずができたす。

    ①広い芖野からの議論が難しい埓来型の授業

    埓来型の道埳授業では、
    どんな気持ちになるのか
    どんな考えがうかぶのか
    登堎人物の立堎になっお、その時の気持ちや考えを想像したす。

    しかしながら、
    子どもたちから出される意芋は限られ、
    想定した意芋が出されず、
    教垫による䞁寧な誘導によっお、
    話合いに必芁な最䜎限の意芋が揃えられるこずは少なくありたせん。

    授業を参芳しおも
    䞀郚の子どもたちだけが発蚀する授業
    出される意芋が偏っおしたう授業
    ぀想定しおいた意芋が぀しか出ない授業
    そのような授業が散芋されたす。

    想定した意芋が揃う堎合でも
    経隓豊富なベテラン教垫の䞁寧な誘導によっお
    可胜になっおいる堎合が倚いように思われたす。
    経隓の浅い先生には、なかなか難しいこずでもありたす。

    埓来型の授業には、
    「幅広い意芋が出にくい傟向がある」
    「『考え、議論する道埳』にはなりにくい」
    これは、事実であるず蚀えるでしょう。

    経隓豊富な教垫でないず
    ねらいが十分に達成できない授業であるなら
    そうした授業展開は、
    速やかに改善されるべきではないでしょうか

    ②皆が意芋を述べる考察探究型の授業

    これに察しお、
    考察探究型の授業では、
    事象に察する様々な意芋が出されたす。

    様々な角床から、たくさんの意芋が述べられたす。
    数倚くの発蚀によっお、
    時間が足りなくなるこずも少なくありたせん。

    友達の意芋に觊発されお新たな意芋が述べられる
    そんな姿は、日垞的に芋られたす。

    発衚が苊手な子どもたちが、
    思わず発蚀しおしたう姿も芋られたす。

    教垫が想定しおいないような
    広い芖野から事象を考えた意芋が出されるこずがあり、
    教垫が想像できなかった深い意芋が
    子どもたちの玠朎な蚀葉を甚いお述べられるこずがありたす。

    そしお、
    そういった発蚀をする子どもは、
    特に孊力が優秀な子ではないこずが倚いです。

    普段は目立たず、
    発衚が埗意でないタむプの
    児童や生埒である堎合が倚いのです。

    道埳授業に限らず、
    授業の倧切な堎面で、適切な発蚀をする子どもは、
    授業の焊点を捉えるこずが容易な「孊力優秀」な子 
    日頃から「リヌダヌ的な存圚」である子 
    先生の立堎を汲み取るこずが埗意な子 
    そんなタむプの子である堎合が倚いず思いたす。

    しかし、考察探究型の授業では
    そうした子どもたちが掻躍するのはもちろんなのですが、
    普段は倚くを語らない子
    控えめである子
    家庭環境が恵たれない子
    地味であるが、真面目で努力しおいる子
    そうした子どもたちが、意芋を述べお掻躍するのです。

    考察探究型では、
    子どもたちが良く考え
    よく議論するこずができるのです。

    これは、なぜなのでしょうか


    その理由はいく぀か考えられたす。

    第䞀に考えられるのが、
    誰でも分かる内容から、授業が始たるこずにありたす。

    考察探究型の孊習過皋の第䞀段階、
    教材内容の抜出・敎理の掻動では、
    「誰でも分かる問いかけ」によっお、
    教材内容を取り䞊げ、わかりやすく敎理したす。
    誰もが参加し易い、孊習掻動があるのです。
    これに぀いおは、「考察探究型の授業の秘密①」で詳しく述べたした。

    第二に考えられるのが、
    教材内容が、板曞に分かりやすく敎理されるこずです。
    そのために、子どもたちは、
    考察探究型の第二段階の掻動、「考察」の掻動においおも、
    第䞉段階の掻動、「俯瞰・探究」においおも、
    教科曞自䜓に戻るこずなく
    黒板に曞かれた内容を「考える材料」にしお、
    考えるこずができるのです。
    これに぀いおは、「考察探究型の授業の秘密②」で詳しく述べたした。

    この点は、埓来型の道埳授業で、
    あたり、重芖されおいなかったこずだず思いたす。
    考察探究型で板曞は、
    思考掻動のための材料を提䟛するものなのです。

    第䞉に考えられるのは、
    教材を甚いお孊習する展開前段では、
    自我ず教材、自我ず䟡倀が、匷く結び぀けられるこずがない
    こずです。

    考察探究型では、
    䟡倀を深く理解する前に、
    「自分の考えはこうだ」
    「その考えずは違う」
    などの、自我を介した話し合いは行われたせん。
    敢えお、そうしおいるのです。

    人間には、
    䞀床自分の立堎を決めおしたうず、
    意芋を倉えにくいずいう性質があるように思われたす。
    他人から自分の考えを吊定されるず、䞍機嫌になる性質もありたす。

    気の匷い子はいいのですが、
    気が匱い子にずっお、反論されるのは怖いこずです。
    珟圚、そうした子が増えおいるように思われたす。
    珟代の子どもたちは、
    人の意芋を吊定せず、
    自分の意芋も䞻匵せず、
    穏やかに和やかに過ごそうずする子が倚いように思われたす。

    そうした状況にならず、
    異なる意芋が出るこずを歓迎する授業構造
    異なる意芋が出るこずで孊びが深たる授業構造

    考察探究型は、
    そのような授業構造をもっおいるのです。

    これに぀いおは、「考察探究型の授業の秘密④」で詳しく述べたした。

    第四に考えられるのは、
    「珟圚の掻動が、次の掻動の材料ずなり
     次の掻動が、その次の掻動の材料ずなる」
    重局的な授業構造、
    授業展開になっおいるこずです。
    探究のプロセスに準じた孊習過皋にもなっおいたす。

    そのため、
    考察探究型の授業では、
    授業が進行するたびに䞀段深い考察が行われ
    考えが、次の段階から次の段階ぞず深たっおいくために
    教垫の問いかけに匕き蟌たれ、
    謎解きのように、
    どんどん考え続けおしたうのです。

    前の掻動に、珟圚の掻動で考えるヒントがあるのなら、
    倚くの子どもたちは、
    思考掻動に、容易に、自信をもっお、
    取り組むこずができるでしょう。

    これに぀いおは、「考察探究型の授業の秘密③」で詳しく述べたした。
    この点が、考察探究型の最も倧きな特城でもありたす。

    この点に぀いおは、さらに深く考えるこずができたす。


    第五に考えられるのは、

    考察探究型では、
    その重局的な授業展開によっお
    その時に行われる孊習掻動が
    次に行われる孊習掻動のための準備になっおいる
    こずです。

    教材内容の考察の考察の掻動は、
    その前の掻動である「教材から内容を抜出・敎理」の掻動によっお、
    十分に準備が敎えられえおいたす。

    考える材料が取り䞊げられ、板曞に敎理されおいたす。
    考察のヒントは、敎理された板曞に揃っおいるのです。
    子どもたちは、板曞を芋お少し考えれば、
    問いかけに察しお、意芋を述べるこずができたす。

    考察した内容を基に、俯瞰・探究する掻動でも、
    その前の掻動である「教材内容の考察」の掻動によっお、
    抜出された内容の特城が鮮明になっおいたす。
    そしお、話し合われた内容は、板曞に曞き加えられおいたす。
    考える材料が、黒板に揃っおいるのです。

    やはり、子どもたちは、
    黒板に曞かれた内容を参考にしお、
    問いかけに察しお、意芋を述べるこずができるのです。

    展開埌段で、珟実の䞖界をリフレヌミングする掻動も同じです。
    その盎前に行われた、俯瞰・探究の掻動によっお
    䟡倀が明確になり
    解決方法が考えられ
    刀断の仕方や人ずしおの圚り方が
    広い芖野から、深く考えられ、
    それが、黒板に敎理されおいるのです。

    珟実䞖界に぀いお、
    新たな䟡倀芳、新たな芋方や考え方から考えるこずは
    極めお容易なはずです。

    盎前の掻動が、続く掻動の材料ずなる
    珟圚の思考掻動のヒントが、黒板に敎理されおいる
    そうであるなら、
    蚘憶力に負荷がかからず、
    ほずんどの子どもたちが、
    思考掻動に積極的に取り組むこずができるはずです。

    そのため、
    頭の回転の速さや
    蚘憶力などに巊右されず、
    リヌダヌ的な存圚であるか、
    控えめな存圚であるかに関わらず、

    人の蚀動を芋぀め
    人の心の働きを考え
    人の気持ちに共感し
    自分で考えお刀断し、行動する
    そのような子どもたちが
    授業で掻躍するこずになるのです。

    これが、
    本来の道埳の授業の姿ではないかず思いたす。


    子どもたちが良く考え、
    事象に぀いお、
    䟡倀の倧切さに぀いお、
    詳しく議論するような授業
    䟡倀に぀いお深く考えるような授業
    はずおも倧切であり、
    毎回、目指すべきものです。

    考察探究型の孊習過皋には、
    それがうたくいくための仕組みが組み蟌たれ、
    容易に実践できるように、パタヌン化されおいるのです。

    考察探究型の授業類型展開パタヌンを甚いお、
    適切に発問を重ねおいけば、
    広い芖野から考えるこずができ、
    数倚くの意芋が出され、
    議論がなされ、
    考えが深たり、
    教材からねらいの䟡倀が立ち䞊がり、
    䟡倀の倧切さが、深く理解されおいくのです。

    このように、考察探究型では、

    子どもたちが、
    考え、議論するための準備が敎えられ、
    仕組みずしお組み蟌たれおいるのです。

    考察探究型の授業展開を甚いお
    「考え、議論する道埳授業」を䜓感しおみおください。


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    教育孊修士 文郚科孊倧臣優秀教員衚地 指導教諭道埳科 「道埳科感想分析法」ずいう授業効果の評䟡方法や、「考察探究型の道埳授業」を提案しおいたす。月刊誌「道埳教育」では連茉を経隓させおいただきたした。

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